最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ここで終わるか、最終話。まぁ、正確な意味では最終話でも何でもないんですけどね。いくら製作体勢のためとはいえ、この状態で3ヶ月の充電期間を必要とするのは辛いところよなぁ。
普通に考えるならば、シリーズ1期目を終わらせるのにふさわしかったのは先週までの内容だろう。そうすれば2期がキャスターの暴走から始まり、見た目の区切りは圧倒的にすっきりする。今回みたいな切れ目だと、次に再開するときにどうしたって一度復習するところから始めねばならないわけで、何だか尻切れトンボになったんじゃないか、というイメージになってしまう。 しかし、実際に今回のエピソードを見せられると、ここで切った意味もよく分かる。画面を埋め尽くすような巨大な敵が現れ、それを倒すために3人のサーヴァントが集まるという盛り上がりは、まさに「最終バトル」というにふさわしいものである。これでもし本当にキャスターがラスボスであり、倒した後に3人が堅く手を取り合うなら、そこで終わらせるのもありだったレベル。ただ、この作品では3人はあくまで敵同士。キャスター打倒が終わった時点でシナリオを区切っても、決して「終わり」のイメージを与えることが出来ないのである。それならいっそ、巨悪を前にして全員が手を取り、「俺たちの戦いはこれからだ!」と言って区切ってしまった方が見栄えが良いのだ。そしてなんといっても、バトルシーンで終わるという「美味しい」終わり方の方が、この作品の良さを強く打ち出すことが出来る。先週終わってたら、ラストシーンが綺礼とアーチャーの会話という、訳の分からない展開になっていたわけだからね。ふむ、なかなか面白い構成である。 そして、そんな「繋ぎ」を任されたのが、キャスター陣営とライダー陣営である。キャスターさんと龍之介の2人コントは、何だか非常に危うい感じを出しつつも、よく分からないテンションで我々を煙に巻いてくれる。「何をそんなに盛り上がってるんだかよく分からないけど、キチガイどうしの会話なんだから分かっても困るよね」という、妙な納得感がある。ま、2人が楽しそうでなによりだ。ただ、固い絆で結ばれているように見える2人だが、価値観を語る問答の様子を見ていると、2人が通じ合えたのは割と偶然だったような気もする。結果的に目指すものが同じになったように見えるが、龍之介の思想とキャスターの思想(というか反省)は、必ずしも同じライン上に並ぶと決まったものでもなさそう。明らかに人生の先輩であるキャスターが、若いが故に夢に溢れた龍之介の寝言を聞いてたまたま気に入ってしまったという、何とも不思議なコンビなのだ。楽しそうだから別にいいんだけど、あんだけ必死にキャスターが化け物を呼び出したのに、いざとなって龍之介が「だんなー、それ俺が思ってたのと違うわー」とか言い出したら泣くに泣けなかったろうね。 そして、この世界でもう一組の仲良しコンビといえば、なんといってもライダー・ウェイバーコンビ。相変わらず拗ねて見せるウェイバーに対し、裏も表もあったもんじゃないライダーの強引な人生観と人生訓がどんどん染みいっている。ライダーの凄いところは、特にウェイバーを慰めようとして良いことを言ってるわけじゃないところ。彼がウェイバーに話しかけているのは、単に自分がやりたいこと、やりたかったことだけなのだ。それでも彼はウェイバーのことが嫌いではなくて、そんな「楽しい」という感情を素直に吐き出していたらいつの間にかウェイバーも納得してくれていただけのこと。こういう繋がりを見せてもらえると、なるほど確かにライダーが大物であることが分かる気もする。方向性こそ全然違うものの、互いに認めあえる2組の陣営の姿を見て、この聖杯戦争ってのはどうやって戦うべきなのか、というのが最後の最後に確認出来たような気もするな。 そして、ラストはキャスターの召喚した大ボスを相手にみんな仲良く、という少年漫画的なクライマックスで締め。途中から「これ、絶対時間内におわらねぇよな」と思って観ていたのだが、全員集合でグッと盛り上がった次期への引きは悪くない。バトル盛り上がりは作画による完成度で左右されるわけだが、今回はセイバーが水上を滑走するシーンで全てを持っていった。あの辺のカットだけでも、もう最終回という文句に不満は無い。流石のP.A.works、この動きが描けるなら、3月からの2期にも期待して良さそうだぞ。いやぁ、楽しかったです。 PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|