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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「幸腹グラフィティ」 5

 サトリナの手料理が食べたいです(間違った方向に直球)。このアニメ、ぶっちゃけ面白くは無いと思うんだ。funnyにしろinterestingにしろ、何か興味が引かれるようなシナリオラインがあるような話じゃないし。でも……サトリナの手料理が食べたいです(二球続けて)。

 地上波放送のシリーズアニメとしては実は半年ぶりのシャフト作品。今回は監督に龍輪さんなのでいかにもなシャフトコンテになっているが、そこまでビビッドな表れ方になっていないのは、作品の性質故だろうか。過去のシャフトでいえば一番近いのは「ひだまり」ってことになるんだろうけど、それもちょっと違う。何しろアニメで飯テロを試みるという、何とも破天荒な作品なのだから。原作がどんな話かは知らないが、掲載誌がきらら系であることを考えれば大体予想はつく。そこに「食事」というメインテーマを設けて、萌え+飯というジャンルを切りひらく。「孤独のグルメ」の謎ヒット以来、昨今こうして「ただひたすら食う漫画」というのは一気に数を増したので、そこに萌え要素を加えて売りだそうというのは、我が国においては必然的な流れ。よく「好みの女の子」のアンケートなんかで「ご飯をおいしそうに食べる子」というフレーズは出てくるもので、「ご飯を楽しげに食べる女の子」はそれだけで萌えに直接接続出来るジャンルなのだ。

 今回のシャフトの挑戦は、そうした「飯萌えジャンル」をどうやってアニメに落とし込むかという部分。そりゃいかに「萌えの一ジャンル」とはいえ、アニメーションにする上で「単に飯食ってるだけ」ってわけにもいくまい。そこをどうやって画面で見せるか、どうやって「単なる食事シーン」に終わらないようにするか。孤独のグルメのゴローちゃんのように「この人が飯食ってるだけで絵になる」お家芸になってしまえば勝ちなのだが、新規アニメでそれは難しい。となると、いかに「美味そうに」絵を作るかが勝負になる。そこに力点を置くことの重要性はスタッフが一番分かっており、何と今作、キャラクターデザインだの総作監だのとは別に、「メシデザイン」という謎の役職を設けている。そしてそこにはシャフトの作画陣のなかでも精鋭といえる伊藤良明を置き、1話目の「メシ作監」も彼だ。その結果としてとてもおいしそうに見えているかどうかは評価の分かれそうなところだが、少なくとも「このアニメは食べ物が主役なのだ」ということはよく分かる。わたしゃ録画分を翌日観るので致命傷は避けられるが、こんなもん、リアルタイム視聴で真夜中に観たら、そりゃ深刻なダメージは免れないだろう。

 今後の課題は大きく2つで、1つは当然1クールのアニメとして続けていく上で飽きられないよう、どんなストーリーが展開するかという部分。どうやら女の子キャラは無闇に登場するようなので、その辺でやや百合気味に萌えを展開する構えか。メインヒロインの性格を考えるとあまりどぎついギャグでガンガン攻めるタイプの作品にはならないだろうから、やはり過去の作品でいうなら「ひだまり」あたりをベースにして、着実にキャラを立てられる構成を考えてほしいもんである。シャフト+岡田麿里というのは実は初めての組み合わせなのだが、このコンビネーションが上手く機能することを期待したい。2つ目の課題は、シナリオ自体に加え、食い物の方も飽きられないように展開する必要があるという部分。1話目は馴染み深さで直接的に訴えかけられる鍋、うどん、いなり寿司。確かに堅実なところだが、このまま延々似たような食材ではやはりマンネリ化は避けられまい。ここでどういう食べ物を見せてくれるか、というのも気になるところである。個人的には、甘いものを本気でやられた時にどのくらいのダメージが来るかがちょっと楽しみ。

 そんなわけで、何かが炸裂するようなことは決して無い作品だとは思うのだが、堅実に積み重ねれば立派にこのジャンルの草分け的存在になれる可能性も秘めた作品である。一体どう転がっていくのか、楽しみ半分、不安半分で生ぬるく見守っていきたい。でもさ、もうキャストの力だけでもどうにでもなると思うけどね。中の人は「色気と食い気の同居を目指す」、大亀あすか。シャフト作品は「電波女」以来か。亀ちゃんが実写で飯食ってるだけでもそれなりに楽しそうである。子供を見守る大人勢には何故か野中藍、広橋涼など、あまり大人の落ち着きが感じられない面子が揃えられている。おそらくメインヒロイン・リョウちゃんの母性を引き立たせるための配役かと思われる。つまりはグッジョブである。

 というわけで佐藤利奈である。気付けば今年度はすっかりサトリナイヤーになった気がする。色々と世知辛いこのご時世、世界はサトリナ成分を、母性を、姉性を求めているのだ。最近は元気っ子系が多かったが、ここで久しぶりに「姉キャラ」を存分に発揮して我々の胃と脳を満たしてほしいところ。世界はサトリナで出来ているのです。サトリナの手料理が食べたいです(ゲームセット)。

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