最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
こっちが主人公で良くない? 第2話。なかなか珍しい立ち位置のキャラだ。 1話目で何だかクセになるテイストがあったので素直に「面白いッ」と書いたのだが、ラノベという媒体を考えるに、ここから面白さが増していくことは無いんじゃないかと、割と高をくくっていた部分はあった。しかし、2話目も実に良い内容だった。なんだろ、画の見せ方いちいち気持ちいいところに入ってくる感じがあるし、ストーリーラインも、どこかひねてるようで、それでいて真っ直ぐな青春ものをやっているようで、それでもやっぱりどこかでスカしてくる感覚が、お預け食らってるようでクセになる。こういうラノベもあるもんなんやなぁ。 今回の最大の功労者は当然、第2の主人公でいいんじゃないかと思える上原である。どうしてもラノベ界隈の世界だと「オタクはオタク」とキャラをテンプレ化して書く場合が多く、「オタクを隠しているキャラ」というのも、どうせオタクがばれたらそのままズルズルと崩れていく展開多いのだが、この上原というキャラは、確固たる信念を持ってオタクを脱したという芯のあるキャラ。彼がいかにして高校デビューを果たし、その信念の結果何を失い、何を得ることになったのか。そのあたりの話がきちんと描かれていることに加え、おそらく彼は安易にもとのガリ勉メガネに戻るようなことはしないと思われることでキャラが立っている。ちゃんと周りのチャラそうなヤツらとも絡みつつ、改めて「過去の自分にもあった良さ」を認めて、(本当の)主人公・景太とも折り合いをつけていくことになるのだろう。この上原のキャラの描き方だけでも、本作は充分オリジナルの要素が発揮出来ていると思う。 そして、そんな上原の「理解のある優しさ」に甘え、やっぱりどこかネジが外れている景太。彼が上原のことを「リア充」と呼んで差別化を図り、そのことに上原がキレるのは非常に新鮮なシーン。彼の語る「リア充とか勝手に馬鹿にしてお高くとまってるんじゃねぇ」という主張は目から鱗。オタクの僻み根性、捻れた自意識を嫌というほどに抉る名言である。そうなのだ。オタクは結局、何をするにも自己保身を優先させ、「何もしない」ことに理由をつけて逃げ回る。その弱さを自分に帰着させずに他人のせいにしようとするところが、どうにも醜いのだ。過去に自分も同じような地味キャラだったこともあり、上原は嫌というほどにその「弱さ」を知っている。 上原の恫喝で景太が膝から崩れ、多少なりとも改心する流れになればこのお話は立派な青春小説なのだが……なんと、そこで景太はピントの外れた逆ギレを披露する。そう、なんと今週も、景太はしっかりと「ピントを外して」来たのだ。前回も天道さんとの見事なすれ違いっぷりが本当にひどかったが、今回も上原の渾身の説教を、「そこじゃねぇんだよ」というポイントにこだわって完全にスルー。この図太さは本当に見事だ。本人に悪気があるわけじゃないってのがまた救いの無いところだし、ナチュラルに上原を殺しかけるという間の悪さも天性のものだろう。すげぇ主人公(?)である。そして、この辺りの景太と上原のやりとりからは映像面でも色々と見応えがあり、「オッ、シリアスや」と思った数秒後には上原が顔を赤くしたり青くしたりで全部台無しになるコミカルなシーンへと移る。他にも、「女神」天道さんの崩し方は特に力が入っているようで、ぶっ壊れ方にも一貫性があるし、ラリっちゃってる様子もまた愛らしい。 そして今回は、上原に素敵な夢を与えてくれた自称彼女・亜玖璃ちゃんにも注目したい。こういう方向性で「ギャルっぽさ」を武器にするヒロインというのもこれまた新鮮で、それこそオタクならば一発でオトされてしまうような、完璧な過去話であった。もう、こんなこと言われちゃったら流石に惚れないわけにはいかないだろう。もちろん、対応する上原の純朴そうな反応も二重丸だ。別にリア充に見えるからって恋愛慣れするわけじゃないもんねぇ。いいじゃん、相思相愛でイチャイチャすれば。 ヒロイン2人の阿漕な可愛らしさ、そして男キャラも2人がきちんと(片や素敵な方に、片やクズな方に)キャラが発揮されていて見ていて退屈しない。これ、いい映像化ですよ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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