最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「悪偶-天才人形-」 5→5 お、おわ、おわ、終わってもうたー!! え? なんだこれ? 何一つ事態は片付いていないし、むしろ最終話で設定が増えたんだが……。 新番チェックの時、私は「決して国内の発想だけでは出てこないような、頓狂なものが飛び出してくることを期待したい」というコメントを残している。「霊剣山」に続く中国資本アニメの第2弾として、大陸の風が吹き込むことを期待した。そして本作は、ある意味においてはこの期待にばっちり応えてくれたのである。多分、この作品は日本のクリエイターからは出てこない。良くも悪くも。 映像部分については今更どうこういうつもりもない。そりゃもうチープ極まりないし、最初に「デザインとして受け入れれば、まぁ」とか思ったけど、やっぱり最後まで苦笑い混じりで見守るだけだった。でもまぁ、正直本作でそんな部分は些事である。視聴している人間は割と序盤でそんなこたぁどうでもよくなっているだろう。 本作で我々視聴者の心を釘付けにするのは、そのあまりに突飛なシナリオラインだ。当初予定していた展開からは、完全に逸脱した圧倒的ビーンボールが次々に放られていく。これがあまりに突飛すぎる支離滅裂な展開というだけならさっさと見限るだけなのだが、本作の場合、「え? そっち行くの? そこにも筋があるの? 主線だと思ってたラインはなんだったの?!」という、脇道寄り道の圧倒的存在感が、マンネリズムに飼いならされたアニメ視聴者の脳を絶え間無く揺さぶるのである。 ネタバレになってしまうが、思い返せば4〜5話目くらいまでは割と普通だったと思う。主人公サイドは救済者、敵となるのは裁縫師。最初の爬虫類型裁縫師との戦いは、真っ当な(?)ヒーローアクションとしての要件を一応満たしていたし、「このまま世界を旅して次々に裁縫師を退治していく話なのだな」と思うわけだ。しかし、その後登場する裁縫師は、なんと次のヒルソンロック編でおしまいである。え? そんなもんなん? 教育ママとその子供をめぐる謎は人間関係が二転三転。最初は単純な悪偶奪還作戦なのだとおもってたら、なんか過去の恋バナを巡って2人の女がいがみ合う謎の愛憎劇に突入。さらに単なるモブだと思ってたメガネのガキが実は重要人物であり、問題の解決を提示、師匠に入門して救済者入り。さらに敵ラスボスとは足し算合戦でしのぎを削る。その間に悪さをしちゃった「真っ当な少年漫画風の少年」は師匠に破門を言い渡されて退場、「そのうち強くなって帰ってくるんやろなぁ」と思ったら、マジでその後最終回まで一度も姿を見せず、「お前、なんで最初の方でレギュラー面してたんや」という方が不思議になる始末。他にもおばはんの正体が二転三転した結果「実は裁縫師」になり、それに対抗するかのようにして師匠の方も「じゃぁ俺も裁縫師」とか言い出す。その傍らで、愛が留置所であった存在感の塊みたいなブスは本当にただのブス。一番の肝になると思われた愛とマチの友情物語は、あれだけ溜めてたのにわずか数分の語らいだけであっさり処理されてしまい、マチさんはそのままどこかへ消えてしまった。なんだこれ。 もう、どこから何が出てくるかわからないし、真っ当に考えようとすると馬鹿を見る超展開のラッシュ。起承転結とかいう因果にとらわれては、このシナリオは絶対出てこないだろう。まぁ、出てきてほしくない気もするが……。せめて1クールで何か終わった風の雰囲気だけでも見せてくれよ……。 いやぁ凄まじかった。僕はこういうキワモノも割と楽しんでしまう人間なので終始ぽかんと口を開けっぱなしで観ていたが、確実に「クソアニメ」の認定を受けてしまうタイプの作品だ。あとは各自が考えるよりも感じてもらえれば幸いである。とりあえず「フィボナッチ数列足し算対決」っていう前代未聞のバトルを真剣に描いているので(?)、今後のアニメは天才の描写の参考にすればいいと思うよ! ねぇ、天才ってなんなのかな! PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|