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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Phantom in the Twilight」 4→4

 ここ最近の女性向け作品、何故か作画リソースが維持できない。かつては「薄桜鬼」「八犬伝」とかとにかく映像はイケメンに見せ続けるよ、っていう作品が多かった気がするんだけど、今期は100人のなんちゃらもこちらも、どうにもイケメンが維持できない。業界がもたん時が来ているのだ!

 いや、どうだか知りませんけどね。でもまぁ、今作はアクション描写が多い作品なのでそれだけに負担も増したんだろうなぁ、というのはなんとなくイメージできる。加えてライデンフィルムは今期「はねバド」「カトリー」との同時展開もあり、(正確な制作時期は分からないけど)あんまり余裕もなかったんだろうなぁ、と勝手に想像もする。個人的にはこの3本ならこれにしわ寄せが来るのが一番傷が浅いのでしょうがないと諦める。いや、全部ちゃんとしてほしいけどさ。とりあえず、イケメンがイケメンでいるのにはそれなりにコストが必要なのだ。

 でもまぁ、こうして「作画が惜しいなぁ」という部分ばかり気にしているということは、それ以外の部分は案外悪くなかったということだ。典型的なナイトものではあるのだが、トンの熱情の向く先が取り巻き連中じゃなくてシンヤオに固定されてるから男性目線でも見やすいんですよね。「これは女性向けではない、百合作品なのだ」っていう見方が可能になるから。まぁ、実際にはシンヤオも色々と大変だったわけですが、「お姫様を救う騎士」みたいな展開と「従者に守られながら戦うお姫様」みたいな展開が同時に繰り広げられる構図はなかなか新鮮だったんじゃないでしょうか。

 あと、キャラ作画は難ありだったけど「イギリスっぽい世界観は維持したい」っていう意識は汲み取れる部分で、要所にブリティッシュなロマンが感じられるのも評価して良い点ではある。どこぞのスパイ百合作品の時にも書いたけど、やっぱり日本人ってイギリスに不思議な憧れみたいなものはあるよね。そこで活躍しているのが中国人の血筋の者たちで、キョンシーやら中国拳法やらが飛び交うっていう設定は新鮮。ごった煮みたいな状況なのに、意外とすんなり受け入れられたのは見るべき部分だったんじゃなかろうか。

 まぁ、そんだけ言っても「やっぱり向きじゃないから……」みたいな遠慮はあるんですけどね。ヘルシングのクッソ適当な扱いとかなぁ……あの人ってこの世界だとイケメンカテゴリに含まれるんだろうか。イケメン以外に人権がないあたりはやっぱりちょっと寂しい。ちなみに好きなキャラはバックアップです。……イケメンか?

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