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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「深夜!天才バカボン」 5→5

 ギャグって難しいよね……。(投げっぱなし) うーむ、何をどう評したらいいものか……。

 やっぱり、「面白くするぞ! 誰もやったことがないギャグをやるぞ! さぁ、笑う準備はいいか?」みたいにしてハードルを自ら爆上げしていくスタイルはあまりよろしくなかったんだろう。いや、別に作中でそういうことを言っていたわけではないのだが、なんだろう、どうしても「これが誰もやったことのない前代未聞のネタなんだぜ? すごいだろ?」みたいなニュアンスが感じられると、こちらとしても身構えてしまうもの。笑いってのはどれだけ突き詰めようと結局最終的には個々人の感性によるものであり、「さぁ、これが面白いんだよ」と取り出されると「本当にそうなの?」と疑いの目で見ることから入ってしまう。その辺の事情は、本当に時節的な運のなさというほかはない。

 「おそ松さん」の成功が今作を生み出したのは間違いのない事実であり、今作はどこまで言ってもあの六つ子と比べられてしまう。正直、明確な「笑いの基準」なんてのがあるわけはないのだからどちらが上かなんてことは判断できないが、どうしても「それはおそ松で見たわ」とか、「おそ松でやったネタを二次利用してひねったんだな?」とか、「二匹目のドジョウ」の匂いは消えない。本当なこれだけの話数をやっているのだからどこかにオリジナルで純粋に笑える要素もあったはずで、実際に笑ったところはちょいちょいあったと思うのだが、全体の雰囲気に霞んで覚えていられないのである。何か楽しかったところあったかなぁ……個人的には中盤のひたすら後輩が押し寄せてくるラッシュのあたりは嫌いじゃなかったんだが(それって原作要素では)……あ、モーションキャプチャーのためだけに遠藤憲一呼ぶくだりも好き。本当にあの人は仕事選ばずにやってくれるな。

 全体としては、最終的に全部本官さんに任せてしまう流れがちょっとクドかったんだよな。あと、キャストネタが多すぎる。これは確実にマンネリ化して飽きられたやつ。特に神谷の場合はあれだけ長い尺で引っ張られた上にネタ自体も大して面白くないという地雷みたいな現場に呼ばれてしまい、なんだか損な役回りだった。他の六つ子はそこまでひどいポジションでもなかったんだけどな。

 うーむ、いや、改めて「確かに攻めた作品ではあったんだ」ということは強調しておきたい。ただ、とにかく一周も二週も回ってしまう笑いというジャンルでは「攻め方」を更に別な攻め方に変えなければ新しい笑いには繋がらないのかもしれない。そう考えると、ピンポイントで一斉を風靡したおそ松ってやっぱりすごかったんだろうな。

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