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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2シーズン続けて女の子が魚をさばくアニメだ、第3話。こっちは放課後こくぼう日誌ですね(うまいこと言うた)。朝からお造り食べ放題とか、なんて贅沢な職場なんだ。

 冗談はさておき、しんみりと見せてくれるお話で、動きはなくてもきちんと興味は維持できるようになっている。そしてあっという間にミコちゃんの株がストップ高になってしまっており、実にヒロイン度数が高い。いや、メインヒロインはクラウのはずなのだけど、今作の場合ヒーローがクラウでその周りにヒロインをはべらせるハーレムものみたいな見方をする方が正しい気がするんだよね。今回はがっつりミコちゃんの魅力を提供してくれるお話になっており、1話目で見せた「火の玉ノータリン娘」みたいな印象は全く無くなり、女子力高めで慈愛に満ちたワルキューレの鑑にまで登り詰めている。なんとしても最終回まで生き残って欲しいと願うばかりだが、この作品の雰囲気からして、メインキャラが何人か死んでもおかしくないのがすごく怖いんだよなぁ。散華するときはワルキューレ五箇条を叫びながら散っていくとかになると涙が止まらない。

 中盤では調査任務を謳いながら女の子が単に休日デートに洒落込む様子が見られるおかげで「結局脳みそ空っぽの萌えアニメになるのでは?」みたいな不安をよぎらせていたのだが、そこからラストのエピソードに持ち込むことで高低差が激しくなり、よりずっしりとミコちゃんの覚悟が伝わるようになっている。ここで興味深いのは戦乙女たるワルキューレの威名をそれぞれのキャラがどのように捉えているかという部分で、オーディンとの繋がりが密なクラウの場合、どうしたって背負わされた運命の重みばかりを意識しがち。常に最前線に立って戦い続けているのだから「周りの味方がどんどん死んでいった」というのは半ば当然の事実のはずなのだが、それでも「死神」と言われれば、やはりダメージは受けてしまうだろう。

 しかし、そんな「死神」という呼び方も、館山基地に来れば随分印象が変わる。何しろ、ミコちゃんがやっている「看取り」の行為も、間違いなく「死神」なのだ。おそらく館山ではこれまでにも何人もの兵士が犠牲になっているはずだが、その犠牲者の死の床には、いつだってミコちゃんがいたはずなのだ。常に死者を看取り、命を吹き消していくようなその振る舞いは、まさに死神である。そしてもちろん、そんな彼女の行為を責める人間は誰一人いないだろう。一番苦しいのはミコちゃん本人だということは明らかであるし、彼女が「死を看取る」ことは、救いでこそあれ、そこに神への冒涜や憎しみは介在しないのだ。女の子に「私のいいところは」と訊かれて「自分よりも長生きしてくれるところ」と答える今回の兵士さん、枕元の写真の存在も含めて、あまりにも劇的である。単なるモブ兵士のドラマではあるが、今作の世界観を見せるのに効果的なストーリーテリングだったのではなかろうか。

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