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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 平常運転、第6話。いつも通りに「イカ娘が〜」と言えばおしまいなエピソード群ではあるのだが、今回は案外、栄子回だったような気もします。

 1本目「ヒーローショーじゃなイカ?」。能面ライダーの作り込みが容赦無い。いや、短めのオープニングとか、多作品の作中作ほどのやる気は感じられないんだけど(「バクマン。」とかね)、ナレーションがついて、馬鹿馬鹿しいにもほどがあるデザインに動きが付くと、それだけでなんだか存在感が増す。「喜怒哀楽を一つの表情で表現する女」。なんで律儀に能面の属性を活かしてしまったのか。そして、曲がりなりにも子供が集まるくらいのコンテンツとして成立してしまったのか。ちゃんと考えると案外楽しい。また、海辺のヒーローショーはスタッフがわずか3人という家族経営で行われており、規模のショボさが胡散臭さを通り越して愛嬌になっている。実際は黒タイツ軍団の人たちもいるし、その黒タイツはわざわざ砂浜に潜って待機していたりと、かなりエンターテイメントショーとしてのレベルは高い気もするのだが。

 そして、そんな幼稚かつ巧緻なヒーローショーを見るイカ娘の反応はというと、最初は「人類はこんなもので……」だったのに、何故か自分の分身となるイカ魔人の登場で気付けばのめり込み。相変わらず賢いんだか馬鹿なんだか分からない精神構造をしております。一つだけ確かなことは、海辺の子供達にとって、「イカねーちゃん」はかなりの人気を誇っているということです。情操教育には良さそうな存在だな。あ、このエピソードも当然、オチてませんね。

 2本目「勉強しなイカ?」。イカ娘が数学においては天才クラスであるという、最もそぐわないキャラ設定が明らかになるエピソード。実際、イカ娘がさらっと「X=〜〜」とか言っているのを聞くと違和感バリバリである。初めて見るテキストで瞬時に代数学の概念を理解出来る時点で、天才とかいう次元じゃない、何か妙な異能があるとしか思えないけどね。

 そして、そんなお勉強を通じて、史上初めて栄子とイカ娘の地位が逆転するのが見どころ。みっともなく暴れ回り、へつらい、キレてしまう栄子のテンパりぶりは大迫力。この作品の無駄に安定した作画が、栄子の百面相を効果的に見せてくれている。色々といい関係性を築いているように見えて、結局利害関係だけで結びついてる二人の関係性のえげつなさも笑いの種だなぁ。そして、イカ娘は調子に乗っている時が一番可愛いのである。「侵略に来たことを時々忘れてしまうでゲソが」って、さりげなくぶっちゃけてるところもポイント高い。あ、もちろんこのエピソードもオチてません。ここまでオチに頓着しないギャグ漫画って、逆に貴重じゃなイカ?

 そして3本目は登場キャラ多めの「恋じゃなイカ?」。ご近所ドタバタものなので、こうして色々なキャラクターどうしの新しい繋がりを作るだけでネタになるのはいい部分ですね。そして、「調子に乗ったイカ娘が一番可愛い」の法則があるので、渚が出てくるエピソードは安定感がある。でも、安定感しかない。だから書くことが無い。「イカ娘は押されるとよく飛ぶなー」とか、それくらいしかない。この安定感。やはり天才か。

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