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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 この作品の悪いところがきれいに出てる気がする第13話。前回曲がりなりにも前作との接点を明示してシリアス展開へのいいきっかけがつかめたというのに、何でここにきて水着回なんだ。本当に構成の意図が全く分からない。

 「女性同士のメンバーしか出撃出来ない」という制限がついたために、アスクール達にバカンス惑星への潜入ミッションが与えられる。相変わらずアスクールはお気楽だし、いざ突入すれば現場の人質たちもいい気なもの。ミッションといっても緊張感は欠片も無い。そして全ての任務はおよそマシンの性能で片が付いてしまっているし、その最中にも緊迫感のないギャグメインのやりとりが続く。あげくトラブルの原因もGソサエティの関与は感じられず、先んじて派遣されたという捜査員もなんだかお馬鹿な立ち位置。まず、コンピューターと対決するってのにハードを壊すっていう選択肢は無いわなぁ。

 そして惑星規模の迎撃システムの攻撃を喰らったというのに、母艦のディフェンスによって事なきを得るというクライマックス。レーザー浴びても平気なレベルの武装があるなら、別に他のESメンバーが特攻かけても問題無かった気がするのだが……そして最後のオチ部分では、ESメンバーであることがウェイトレスのバイト以下の副業扱いである。この世界の秩序や権威ってどこにあるんだ。とにかく、どこまで意味があるのかが非常に疑わしい、やっつけ臭溢れるエピソードであった。当然、見どころはほとんど無い。

 強いて見ておくべきポイントを上げるとするなら、10話で引き継いでおきながらなかなかお披露目の機会のなかったトリクシー組の能力をようやく発揮できたという部分。前回の話からすると時空を操る能力は物語の根幹を成す大切なものであるはずだが、いまのところはロボット1体とやり合う程度のもの。正直ショボい。あとは……そう、モビルスーツ戦闘の動画は少し良かったかな。

 でも、それくらい。フォローしてあげたいのに、フォローのしようがない作品になってしまっているのはいかんともしがたい。今期は他に書くべき作品もないから頑張って見るけどさぁ。 

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 過去の真実が語られ、随分話がすっきりした第12話。ようやくエクリュミコンビの所在が明らかになり、前作との接続は無事に行われたわけだが……なんだろう、前作の事件との関わり合いは全く無いな。

 局長の語る「時間凍結事件」の真相。25年前に当時のESメンバー全員であたったその事件こそ、此度のガクトエルの反乱の序章だった。膨大なエネルギーを持つ惑星の封印のためにエクレールとリュミエールは自らを犠牲にして時空間を封印。アームブラストとメルクルディ(ファイルスプリッツ)も深手を負い、組織の再建のために名前と姿を変えた。所長の正体は想像通りの内容であっさり判明したわけだが、まさかゾマがアームブラストのなれの果てだったとは。一応6話での情事もこのための伏線……だったのかなぁ。あの男だけどうにも緊張感がねーんだよな。あぁ、それがアームブラストっぽさか。

 エイオウに連れられて問題の空間へ向かったアスクール達は、偶然にもエクレールを見舞いに来たシュバリエに出会い、思いを引き継ぐ決意をする。エクレール達と並び立つほどの能力を持つトリクシー・トロワジェイン組の能力を受け継いだ彼女たちこそが、エクレール達の正統な後継者といえるからだ。敵対組織としてのGソサエティとガクトエル、宇宙を守る為の大義名分、そして1期キャラの現状と、一気に全ての背景が取りそろえられたことになる。

 でも、なんか安易だな。そりゃま、分かりやすい設定の方が楽なのは確かなんだけど、ガクトエルの背景として「25年前にエクレール達をやっつけた真の悪です」って言われても、前作を見てきた人間は「そいつは強敵だな」とは思いにくい。素直な気持ちを表すなら、「前作の主人公達の扱いが悪すぎるだろ」という感情が先に来る。一時は巨大戦艦相手に獅子奮迅の活躍を見せたエクリュミコンビが、ほとんど台詞も無しに封印されちゃったのはなー。いや、主人公補正が掛かるからあんまり表に出したくないのは分かるんだけどさぁ。どこぞのコーディネーターみたいに2期目の主人公喰っちゃうとまずいしね。あとはクライマックスに劇的な復活を遂げて活躍する2人でも期待するしかないか。

 およその設定に筋は通ったと思うのだが(面倒なSF設定は置いておくとして)、唯一分からないのは、トリクシー・トロワジェイン組の存在だ。確かエクリュミコンビは、当時のESメンバーの中でも破格の能力を持った一種のジョーカー的存在。もちろんエクリプスの力を借りていたという条件はあるが、そう簡単に替えの効く駒だとは思えない。それが、敵の策にはまったからといってあっさりトリクシー達のような2世代目が出てきていいもんだろうか。しかも、9話での殺害シーンを見る限りではトリクシー達が強いようには見えないし。一応「トリクシー→アスクール」「トロワジェイン→クフィーユ」という能力伝承は一応意味のある設定だったので、今後きちんと「エクレール→トリクシー」という受け渡しはきちんとやってもらいたい(リュミエールとトロワジェインの繋がりは今のところ見えてこない)。

 ま、とりあえず今回は懐かしい顔ぶれが確認出来ただけでも良しとしますけど。やっぱりここにもデクストラたちはいないんだよなぁ……あと、やっぱりこの数年で劇的に変化してしまったリュミエールの中の人、平野綾が気になってしょうがない。あの当時はほぼデビュー作みたいなもんで、隠しきれない素人臭さが逆にリュミエールの味になってたんだけど……今回のリュミエールは無駄にハキハキしゃべる。まぁ、役者としては上達してるんでしょうけど。永田亮子もそうだけど、まさか8年越しでこんな地味な作品の同じキャラクターを演じることになるとは思ってなかっただろうなぁ。 

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 腰を据えたお話になってきたのは分かるのだが、はたしてこんな悠長なことで視聴者がついてくるのかと不安になってしまう11話。8話の時と同様に、今回は基本的に敵勢力であるGソサエティについてのみが、描かれている。

 今回は本当に大した内容がなくて、せいぜい元ノーヴルズとしてのリトゥーシャ・パウークコンビの複雑なスタンスが分かったくらいだろうか。まぁ、敵勢力がどのような状態になるのか、ということはきっちり伝わってきたので、決して不必要な回ではないのだが……序盤の「ギャグとパロディで客を捕まえればいいんじゃね?」みたいな無責任なノリと、こうして地道に脇から固めていく描写は完全に乖離してしまっているのであんまりしっくり来ない。もちろん、個人的には今回のようなスタンダードな仕上がりの回の方が、追うべきメッセージ性が分かりやすいので好みのタイプではあるんですけどね。

 で、今回リトゥーシャの手による内部調査の情報が視聴者に開示されるわけだが、その中で明らかになったのは、シャドウワーカーというのがずぼらの集まりである、ということ。アニマリアンのリュビスは元々がさつなイメージだったのでなんの意外性もない(彼女の場合はそれなりに有名な暗殺者だ、という事実の方が驚きだ。だって強そうに見えないんだもん)。意外なのは、その相方であるサフィルが非常にだらけた生活をしているということ。ひょっとしたらあの汚い部屋は彼女なりの合理性の現れなのかもしれないが……相方とのキャラのかき分けがしにくいステータスだけに、あんまり意味があるとは思えない。

 また、そんなずぼらな性格が、もう1組の方のトーチにも言えるというキャラかぶりもどうかと思う。幸いシェイドについてはずぼら属性は与えられていないようだが、代わりに与えられたのは腐女子に投げかける怪しげなやおい臭。うーん、こんな話題になってないアニメで腐向けのサービスがあっても食いつかれない気がするけど……一応寡黙な受け属性と、軽くて手の早い攻め属性っていう組み合わせはスタンダードなものだね。多分、どことなく影のある雰囲気も含めて、トーチの方が人気が出そうではある。

 そして、これらの部下を従えるガクトエルに対しては、シェイドが語っていたように「何者も信頼していない」というボスキャラにありがちな属性も、3本の身辺調査によって示される。普通に考えると、どこかの身辺調査には「身辺調査をしていました」っていう調査報告も入ってきそうなので3つ同時並行で行わせるのは問題がある気がするのだが、報告に来た3人の様子を見ると、どうやらそんなこともなさそう。3組が3組とも、「自分たちだけはガクトエルに信頼されている」と思い込んでいる模様。まぁ、うまいこといってるならいいけどさ。

 ただし、それぞれの信頼のスタンスも、リトゥーシャたちは子供ながらに純粋な憧れ(+祖母の面倒を見てもらっている恩義)、サフィルとシェイドは純粋な忠誠心に支えられているが、トーチの場合は以前リトゥーシャにも傅いていたので、ノーヴルズ全体への畏敬があるみたいだし、リュビスに至ってはそういうことには興味もなさそう。それぞれのキャラクターが一枚岩になっていないあたりがGTOの面々と対比されており、今後のバトルでは大きく影響してきそうだ。

 1クールを終えるところでこのくらいの進度なら、まずまずといったところ。当初心配したようなどうしようもない作品にはならずにすみそうであるが、今回のエピソードを見る限り、どうも敵勢力はこの3組で全員であるようだ。なんか、ちょっとショボい……あと、サフィルの京都弁がホントに聞きづらい。何とかして欲しい。 

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 タマはせっかくハイパー化しても全然声のトーンが変わらないのが釈然としない第10話。せっかくのキャストなんだからシリアス声にきちんと変身させて少しは有効利用しようよ。「夏目友人帳」のニャンコ先生みたいにさ。

 Gソサエティの強襲の爪痕が甚大で消沈ムードのGTO。ESメンバーは満身創痍、主人公コンビも大切な先輩を失ったことで自暴自棄に。そんな絶望的な状況を打破したのは、ディアの二人を思う真っ直ぐな心だった。……とだけ書くと非常に素直で分かりやすいストーリー展開になるのだが、今回もなんだか釈然としない部分が多い。

 ストーリー上の最大の不満は、なんと言ってもディアの無責任な幼さが、本来ならば全くフォロー出来ない態度であるということ。あの幼さだから人の死を理解出来ないのは仕方ないとしても、消沈するアスクールを見ても何も感じなかったり、突如「わるものをたおしてESメンバーになる」と言い出して外出したり、ジェネティックビーストを見ても策もなく突っ込んでいったり。本能的な恐怖も何もなく、勇気と無謀をはき違えたディアの振る舞いは、幼さを通り越して理不尽である。もちろんわずかな光源から索敵して乗り込んだりするのはディアの真の能力の表れなのだろうが、上記のようなアスクールの復帰を描くならば、ディアはあくまで「守らなければならない存在、トリクシーの遺志を継ぐべききっかけ」として描写されるべきだから、この要素は今のところ不必要であろう。

 そしてもう1つ大切な問題は、トリクシー組の能力が何故アスクール達に引き継がれたのか、という部分。「私たちの中に生きていた」なんて言葉で説明したらイイハナシになるのだが、普通に考えて、アスクールの師匠はトゥイードゥルディたち、クフィーユはアンオウ・エイオウ組なのだから、以前1度だけ出張につきあった程度のトリクシー達から能力を引き継ぐ意味が分からない。まぁ、ESメンバーの能力が「断末魔に接触していた人間に引き継がれる」とかいう性質を持つなら別にいいんだけどさ。少なくとも発動するタイミングでは使った2人もぽかーんとしてたし、周知された事実ではないようだ。

 そして、演出上一番まずいのは、やっぱり視聴している間中「生きていた2人」というサブタイトルがずっと頭に残り続けること。「どうせ生きてたんだろ、さっさと出てこいよ!」という勘違い(だよね?)を前提として見ていると、今回前半の落ち込むアスクールのくだりは全部茶番に見える。中の人がまだ未熟でいまいち感情が出ないこともこの問題に拍車をかけており、死別という大きなイベントがあまり効果を発揮できていないのだ。シナリオの組み方は2人の成長物語としていい方向に持っていこうとしているのだろうが、心理面で突っ込んで理解出来ないせいであんまりしっくりこなかった。勿体ないことこの上ない。

 ま、一番の疑問は「Gソサエティは何をどうしたいんだよ」ってとこなんですけどね。割と元気そうだぞ、GTO。 

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 とんでもねぇちゃぶ台返しを見せられた気がする第9話。「生きていた、」じゃねぇよ。そこは死んどけ。いや、来週になるまで誰が生きてたのかは分からないけどさ。これでドウェルクとアールヴとかだったらすげぇ。

 前回たちあがった悪の組織、Gソサエティ。いや、主義主張の面から考えれば一概に悪とは言えないかもしれないんだけど、やってることは確実に悪者のそれ。出生に複雑な事情があって考えさせられた前作の「悪」とは随分違う。で、そんな悪のデビュー戦はというと、記念式典を利用して一気にGTO統治に待ったをかけ、あわよくば政治的な実権まで握っちゃおうという、ものすごくおおざっぱで勢い任せな作戦に打って出た。記念式典の警備の杜撰さも凄いが、あの程度の作戦がうまくいっちゃう国民感情もまた凄い。そして、ESメンバーのショボさが凄い。確かに相手は念入りにメンバーの能力を研究して勝負を挑んできたのだから不利なのは間違いなかろうが、ESメンバーたちだって自分が有名人で情報が割れてることくらいは知っているだろうに。これまで何の警戒もせずにのうのうと暮らしてきたのだとしたら……自業自得だよなぁ。

 なんでこんなにストーリーにしっくり来ないかというと、やはりバトルが絡むとこの作品は根本的な部分がショボいからだ。敵味方全ての能力者をまとめても、そこまで独創的な能力者がいるわけじゃなし、一応区別が出来ていても、戦闘シーンでそれを使い分けるわけでなし。アンオウエイオウコンビの退場とか本当に情けない負けっぷりだったし、トリクシートロワジェイン組も能力は面白いのに使い方が単調。全く同じ「時間を止める」能力者が出てきた「戦う司書」の方が(あちらも画の状態が決していいとは言えないのに)まだ見応えがあった。トゥイードゥルディを庇ったドゥルダムのポーズとか、あまりの緊迫感の無さにギャグかと思ってしまったくらいで、細かい部分の作画演出がいちいち目に障る。せっかくシリーズ中で一番シリアスなシーンを描こうというのに、この肩すかし感はどうしたもんだろうか。そして空気の読めない次回予告というとどめ……これは養護しづらいぞ。

 もう、この作品が今から客を引っ張ろうと思ったら、かなり思いきった展開が必要になるだろう。個人的には「生きていた」といって登場するのが伝説のエクリュミコンビっていう展開が一番盛り上がるんだけど、第2案として日野聡ボイスのガクトエルが実は影武者で、本ボスは今回も式典会場で観戦していたおっさんとおばさん、という展開も捨てがたい。声的に見れば確実にあの2人がラスボスクラス。

 あぁ、第3案として「いっそ今後は全部Dr.モロー」という手もある。とにかく何とかしてくれ。 

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 倍数表現を使うならきちんと何の倍なのかを言った方がいいと思う第8話。一億倍とか一万倍はアバウトなのに、7倍とか8倍は結構リアルな数値ですね。

 前回姿を現した謎の敵対集団「Gソサエティ」。その実態は相変わらず小競り合いの絶えないノーブルズ絡みの、一種の選民組織。そこには過去に登場した2組の能力者が所属しており、さらに今回「姫」と呼ばれる謎のロリっ子能力者コンビ、そして絶対的な支配力を持つ首魁が登場した。能力者3組+その上司という組み合わせは現在のGTOとまったく同じ組成であるが、大きく違うのはトップの持つ政治力だろう。イヴェール局長がどのような能力を持っているかは定かでないが、今回登場したソサエティのボスは、なにやら妙な雰囲気を持った殺傷能力を所持している。白薔薇+赤薔薇→黒薔薇っていう使い方は某ゴールドセイントとイメージが被りすぎるのだが、今回薔薇を使ったのはたまたまだろう。あれだけの距離をものともせずに確実に致命傷を与える手腕はなかなかのもの。今回登場したリトゥーシャというロリっ子ガーディアンもまだ能力が明かされていないが、一応はGSメンバーと同等の能力を持つと考えて良さそうだ。

 で、ようやく悪(?)の組織が登場してシリアスモードも加速していくわけだが、今のところ、非常に単純な権力闘争の図式しか見えてこないので、シナリオラインは非常に単純である。前作のアールヴたちが持つバックグラウンドがいくらか複雑で、そのためにストーリーに起伏が出たことを考えると、今回の分かりやすいセッティングはあまり食指が動かない。「純血か否か」というもめ事は某ガンダムシリーズとも被るし、能力者が2つの組織で特に差別化出来てないのも不安要素。懐かしのアンオウ、エイオウも今回正式に登場してくれているが、どうも「単なる事務仕事を任されてる上役」のイメージしかない(そしてアンオウの髪型は本当に釈然としない)。本格SFの下地を作って見応えのある切った張ったをやってくれればいいんだけど……どうなるかねぇ。敵ボスのガクトエルが今回一言もしゃべらなかったのだが、キャスト的に何かサプライズがあったりするんだろうか。「オール・ハイル・ブリタニア」って言ってくれたらめでたく福山。ヴァルキュリア人をけしかけてもめでたく福山。意外と福山。でもトゥイードゥルダム。 

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 前回あれだけ打ちのめされておきながら、なんだかんだで見てしまっている第7話。まぁ、今回は小康状態、ってところだろうか。

 ようやくアイネイアースから脱出かなったアスクール達。前作ではあれだけ色んな星を飛び回っていたというのに、彼女たちってば考えてみればほとんどがGTO本局ビル内でうろうろしているという体たらくだったんですね。今回は他人の力を借りてとはいえ、ようやく初任務。ここまで7話もかかっちゃって、制作側は何を伝えようとしているんでしょうね。

 7話目とはいえ、アスクール達にとっては初任務。各々トゥイードゥルディ組、アンオウエイオウ組に鍛えられたなんて小ネタを挟んでいるのに、何故か新キャラであるトリクシー・トロワジェイン組との共同作業。作業内容は密造組織の摘発という安易なものだが、そこにライバル組織のエージェントが登場しててんやわんや、という内容。まだどこかシリアスになりきれていない部分もあるのだが、あんまり急にシリアスオンリーになっちゃうと知恵熱でちゃうので、このくらいが無難かも。っつうかアスクールがいる限りシリアスにはならない気もするね。

 今回の見せ場は、本来サブタイトル通りにGSメンバーの凄いところを見せて見習い連中に頑張ってもらうことだと思ったのだが、戦闘の内容が大味過ぎるためにいまいち面白くない。結局トリクシー組の能力もよく分からなかったし、敵方(中井和哉・飛田展男組)の能力もどっちがどんな能力を持ってるのか分からない。この作品の場合は一人一能力ってわけじゃないから別に何が出来てもいいんだけど、単に戦艦の砲撃でドンパチやってるだけじゃ、盛り上がりゃしないよな。「すごい先輩」のはずの2人もあっさり負けてたし(一応見習い3人を守りながら、っていうハンデはあったんだろうけど)。

 あと、最後にアスクールは何で倒れたんだろう。シーンが分かりにくかったんだけど、防護壁の外にテレポートして非常シャッターを解除してただけじゃないの? テレポートってそんなに体力使うもんなのか? 少なくとも今までのエピソードを見る限りでは使用回数に制限はなかったようだけど。

 何かと伝わりにくい今作。物語を作ろうとする回はまだ好感が持てるのだが、その物語に納得できないとなると、フォローのしようがないぞ。せっかく飛田展男の登場とかで懐かしバロメータがあがってるんだから、もう少し頑張って欲しいところではある。今回ガードロボットの登場で無駄に思い出ししょんぼりとかしちゃったしね。ドナシュラーク…… 

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 我々の愛したキディグレイドは二度とかえっては来ない、そんな確信が得られてしまう絶望の第6話。このアニメはどこに行きたいの? 過去の遺産を食いつぶす気すらないの? 面白けりゃ別になんだっていいんだけど……正直どうなのよ。

 Aパートはサブタイトル通りの内容。序盤はものすごいレベルの勘違いネタかと思っていたのだが、どうやらド直球で「疑惑」は「事実」でいい模様。メルクルディ……じゃなくてイヴェール局長……まぁ、エロさは尋常じゃなかったからこれはこれでいいけどさ。中の人は一周回ってエロ方面に戻ってきた感じだな。エロゲープレイヤーじゃないので、ミズハスのああいう演技を聞けるのは貴重な体験です。まぁ、望んでいるかどうかは別として。とりあえずテンパりまくる局長と、それにも増してテンパる2人がなかなかに初々しくてニヤけてしまう。もし万が一これからシリアスに突入するとしたら、今後局長の扱いはどうなるんだろうなぁ。

 そして、曲がりなりにもニヤニヤしながら楽しめたAパートと違い、どこを拠り所にしていいのか分からなかったのがBパート。突然の2部構成というだけで面食らうのに、エピソード中で主役2人が一切活躍しない。代わりに登場するのはBLもの御用達の男性声優陣で、本当に「こんな仕事やらせてごめんなさい」という内容。そりゃま、本人達が楽しんでくれているならば構わないけど、どうも最近こういう悪のりが多い気がして、いい加減笑いのネタにはならなくなっている。特に若本の扱いはひどいと思う。

 彼をネタとして扱う風潮があるのは分かるんだが、今回なんて演技のいい部分が欠片も活かされないセッティングになっているじゃないか。あの中身で「美声」とか言われても全然ピンと来ないし、キャラクターだって今後に活きるような振り方をしたわけじゃない。本当に「せっかく若本さんを使うんだったら、何か受けそうなネタをやってもらいましょう」みたいな思いつきで話を作ったとしか思えない。角川関係はこういうとこで「無駄遣い」することが多い気がする。白石なんか、もうあのネタで食っていく芸人みたいになってしまっているじゃないか。本人もそれでいいとは思っていないはずなのに、勝手にやらされて滑ったみたいに見える。

 メタな部分をネタにするのは構わないが、せめてもう少し脚本として練り込んでから使って欲しいとは思う。一応、客の女性の1人がアッシュフォード学園の制服を着ていたいので、「あぁ、ブリタニア皇帝が2人もいるのか」とかいう小ネタには気づけたけど……だからどうやねん。

 もう、この作品に前作と同じような楽しみ方は期待しない方がいいみたいですな。主人公2人がせっかく固まってきたんだから、きちんと本筋で物語を作ればそれなりのものになると思うんだがなぁ。 

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 前作を完全にギャグにしているので腹立たしくすらあるはずなのだが、無闇におかしかった第5話。なんかもう、これはこれでいいや。

 今回のミッションは、荒れ果てたGOTTの旧本拠地ビルの探索。当方、メインとなる機関の名称が変わっていたことにすら気付いておらず、前回のレビューでもGOTTの名称をそのまま使っていたのだが、現時点でのアスクールたちの所属機関名は「GTO」。まぁ、大して変わらないよね。旧組織が解体されたのは致し方ないとして、あんだけ立派なビルをそのまま廃墟にしちゃったのはなんだか勿体ないなぁ。

 Aパートは、典型的なホラー展開といえばそれまでなのだが、クフィーユの一人舞台がやたら楽しい。これはひとえに、中の人の努力の賜だと評価したい。普段はある程度クールを装っておしとやかに振る舞うクフィーユだが、今回は苦手分野のお化け退治ということで、そのびびりっぷりは度を超したものである。遠慮会釈無く怯え、震え、泣き叫ぶその様子は実に真に迫っており、それだけに滑稽でもある。叫びの演技って結構大変だと思うのだが、今回のクフィーユの怯えっぷりは満点。なかなか面白い新人かもしれません。さらに、既にこの手のネタではお約束になった楳図かずお風の画も挟みつつ、広く不気味なGOTTビルを駆け回る彼女のスペクタクルは、前話までのどんなアクションシーンよりも面白かった。

 Bパートに入るとアスクールと合流し、旧ESメンバーの内実に少しだけ迫る。故人となったアールヴとドヴェルグ。その肖像画を見せられると、彼女たちの犯した大罪を知りながらも、つい胸が熱くなってしまう。

 が、そんな1期への懐かしムードもぶっ壊すのがこの作品の大問題。アールヴの亡霊による「17歳……」のうめきは、願望か、はたまた宗教勧誘活動か(ドヴェルグはなんて言ってたんだろう)。確かに今や中の人の「持ちネタ」といっても差し支えないものだが、アールヴは純粋に「格好良い方の井上喜久子」の演じた役なので、出来ればギャグを入れずに格好良いままのイメージでいて欲しかった……思わず吹いてしまったが、何とも複雑な心境である。しかも、一瞬「ひょっとしてアールヴたちがラスボスとして復活?!」とか思ったけど、単にひとネタで終わってしまったしなぁ。

 そしてクライマックスはジェネティックビーストとの大乱闘。アスクールの瞬間移動を駆使してのバトルということで前回とやってることは同じなのだが、今回はもう、ぎゅんぎゅん動く動く。パワーアップした後の連続瞬間移動なんかも圧巻だし、ニードルショットやクフィーユの爆弾なんかのエフェクトもど迫力。一体この1話の間に何が起こったんだと思ったら、今回は細田直人の一人回だった模様。いやぁ、やっぱこの人の気味悪いくらいの作画はたまらん。色々と悪い評判も聞くけど、作家としての細田は大好きです。このクオリティで突っ走ってくれたらこの作品も文句はないんだけどなぁ。

 そしてオチには、若本の小動物が用意されている。若本も……前作ではものすごくシリアスで格好良くて重要な役どころだったんだけどね。末期の「お母さん……」の一言には思わず涙しそうになった記憶がある。でも、今回は緑色の小動物。……音速丸よりも小さいなぁ。どないやねん。

 何はともあれ、シナリオも演出も、そして中の人の状態も大満足の1話。この調子で最後まで……は無理でしょうね。3話おきくらいでいいので、何とかモチベーションだけ維持させて下さい。 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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