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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 覚醒したディアがプリキュアの3人目みたいに見えた第19話。長いこと引っ張った割には随分あっさり正体が割れたもんだな。

 シェイドの優秀な洗脳でGTOに攻め込んできた新生クフィーユ。先週も思ったが、やっぱり洗脳されてた方が彼女は活き活きしている。そして戦闘能力も上がっている。もう、このままガクトエルに雇われてシャドウワーカーとして働いていた方が彼女のためなんじゃなかろうか。

 とはいっても、元パートナーのアスクールにしてみればそういうわけにもいかない。何とか気付いてもらおうと彼女なりに体を張る。ただ、洗脳された仲間とのバトルというそれなりに盛り上がるべきバトルなのに、どうにも気合いが入らないのがこの作品の最大の難点。冒頭のほっぺ引っ張りとかもそうだけど、一瞬迷ったあげくクフィーユの時間停止の直撃を喰らうシーンなんかも随分短絡的だし、クフィーユが本当にアスクールを殺したいと思う過程とか、過去の仲間を攻撃することで揺れ動く描写とか、なーんか適当。そもそもGTOとGソサエティの関係性もうやむやな状態なわけで、過去には式典をめちゃくちゃにしたり、ESメンバーの命を奪いにきたりしたトーチ・シェイド組の登場にもGTOが何か対策を採っているようには見えない。イヴェールはイヴェールでGソサエティに勧誘されてるし、なんで敵対してた組織のトップがのうのうと生き残れるんだよ。どこまでがガチンコでどこまでがギャグなのかが分からないから、バトルで真剣さをアピールされてもいまいち伝わってこないんだよねぇ。結局ありがちなお涙もののテンプレをなぞってるだけな気がする。

 同じような不満はトーチ・シェイド組の過去話にもあって、彼らの信念となるものが伝わりにくい。自らの力で考えようとしているトーチの思考は分かる。現在の描写だけでは張り子の虎でしかないガクトエルの統治に対しては疑問を抱くも、パートナーのシェイドが心酔しちゃってるからとりあえずついていくというスタンスだ。対して、シェイドがどうしてそこまでガクトエルに魂を売ることが出来るのかは、今回のエピソードだけでは分からない。過去には軍警察の上層部に裏切られたという過去があるにも関わらず(そしてそれがシャドウワーカーとしてのモチベーションになっているにも関わらず)、ガクトエルという新たな権威に関しては何の疑問も抱かずに盲信しているシェイド。死に瀕した現場を救われた時点で感謝するのは分かるのだが、何故それだけで「ガクトエル『様』」になるんだろう。流石に考えが足りないのではないか。まぁ、今回の軍警察虐殺シーンは、似たような「考え無しヒーロー」が使っていた絶対遵守の何かの力に似てましたけどね。イエス、マイロード。

 まとめると、今回はディアの正体が判明したことが一番の収穫か。エクリプスという大きな存在が完全になくなるとは思っていなかったが、こんなにストレートな形で影を落とすとは。これでディア=エクリプス、クフィーユ=リュミエールなので、あとはアスクールがエクレールになれば完全に1期のメンバーに戻るわけだ。一応アスクール言っていた「ディアが他の誰かのかりそめの姿である」という心配はなくなり、この作品では数少ない、貴重な「外見通りのキャラクター」になったわけだ。何度も繰り返してきた「ディアはディアだよ!」という一言が、ここで大きな意味を持ったのはなかなか面白かった。 

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 髪をおろしちゃったリトゥーシャが普通に可愛い第18話。今回は一応クフィーユにスポットが当たっているはずだったのに、気付けば中心はリトゥーシャ。バトルで凶悪な能力も、悪戯の道具にすれば単なるドジっ子アピール。戦闘も訳の分からない主義主張も絡まなければ、彼女は普通のロリっ子です。今回は色んなところで可愛い絵とかいいカットが多いなぁと思っていたら、なんとコンテ演出においちゃんこと追崎史敏氏。この作品、たまに油断ならないスタッフが混じってるんだよな。

 さておき、今回は記憶をねつ造されてすっかり舞い上がっているクフィーユのお話。シェイドにわざわざハーレムクラスの記憶を作らせたガクトエル様の趣味がよく分からないが、気付けばGTOを上から掌握して事実上解体させてしまうほどの政治手腕も持ち合わせる豪傑。「てめぇそんなこと出来るなら、なんでこないだ記念式典を強襲したんだよ」とか、「新参にちやほやしすぎるとか、組織の内部分裂の分かりやすいフラグ立ててんじゃねーよ」とか色々不満があるわけだが、とにかく現状は彼の思い通りにことが運んでいるらしい。一応最終目標はアスクールの引き込みだと思うんだけど、その割には作戦があっちにいったりこっちにいったり。ほとんど万能のキャラクターに見えるのに、無駄に腰が重いのには意味があるんだろうか。

 また、そんな彼に忠誠を誓うシャドウワーカーたちも大変。わざわざ本拠地の一部をバラ専用の庭園にしてたけど、あれって誰が管理してるんだろう。トーチ・シェイド組もいきなりクフィーユの護衛なんて訳の分からない任務を言いつけられて、納得出来るんだろうか。シェイド(とサフィル)は心酔してるみたいだからいいとして、流石にトーチまで黙って見ているとは思えないのだが。最後にはついにクフィーユのオプションに成り下がっていたし、彼らのモチベーションが甚だ不安である。だから、施設を強襲するくらいならもっと一気にやるか、速やかに片を付けてくれ。無駄が多すぎるんだよ、この組織。

 そして、かたやGTOではクフィーユの出生についての詳しい事情が判明。本局生まれの悲しき戦闘員であることは周知であるが、それがあのエクリュミコンビのコピーであるというのはちょっとしたサプライズ。ただ、能力が中途半端だったりパートナーがいない理由が適当すぎるのが可哀想。いくらプロジェクトが凍結したとはいえ、すでに4体目なんだからノウハウくらい残っていそうなもんだけど。3組目のトリトロコンビがあれだけ高性能だったわけで、4世代目ともなればさらなる奇跡だって起こせたろうに。GTOも資金繰りが苦しかったりするんだろうか。

 面白かったのは、クフィーユのプロフィールカードに「Quarter-feuille」と書かれていたこと。なるほど、クフィーユのQはクォーターのQだったのか。フランス語が分からないので「feuille」については辞書検索したのだが、これは「ミルフィーユ」と同じで「葉っぱ」の意味、つまり4番目の葉っぱがクフィーユ。振り返ってみれば「トリクシー」「トロワジェイン」もあからさまに「3番目」なんだな。そのあたりは流石に考えて作ってあったわけだ。

 さて、およそ謎もなくなり、あとはアスクールの出自をはっきりさせるだけ。と、その前にクフィーユを何とかして取り戻さないとね。ただ、ぶっちゃけ今週のぱっぱらぱーバージョンの方がGTOでウェイトレスやってるときよりもよっぽど幸せに見えたので、彼女のことを考えたらこのまんまガクトエルの妹でもいい気がする。リトゥーシャも仲良くしなさい。シェイドがいればタイトル通りにリアルシスプリも夢じゃないね! 

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 ピカチュウの影響力というのがいかに大きいかが確認出来る第17話。この17話は最速で放送されるサンテレビが何故か1週休んで16話の再放送をするという謎過ぎる対応をしたことで様々な憶測を呼んでいたが、どうやら作中にテロップが出た「ピカチュウフラッシュ」の影響が問題だったようだ。わざわざ先延ばしまでしてどんな対応をするのかと思えば、なんと単にテロップを入れるだけ。そりゃまぁ、いちいち作り替えてられないだろうけど……最初から気をつければいいものを。過去には「ふしぎ星のふたご姫GYU!」で、オープニングの色転換に規定違反があって差し替えたなんて事例もあるけど、今回のは結局放送してしまって良かったんだろうか。

 さておき、クフィーユの記憶が完全にデリートされてしまったお話。終始シリアスムードなのでこれまでとは全然雰囲気が違う上、「記憶がなくなった少女が悪の組織に知らず知らずのうちに籠絡され、最終的に敵の催眠で最愛の人の名前まで抹消してしまう」というコンセプト自体がNTR趣味の人間にはたまらないものとなっている。まぁ、この手の話の場合はどうせ最終的に記憶が戻って無事に帰っちゃうだろうことは分かるから、そこまで盛り上がるものでもないのだが。とにかく純真無垢な状態で敵組織と分け隔て無く接し、様々な感情の吐露を聞かされるクフィーユはなかなか興味深い。

 そして、ついでに明かされるリュビスとサフィルの過去。割とやっつけ気味の悲劇エピソードではあるのだが、脳天気だと思っていたリュビスにも一応辛い過去があったことが分かり、少しずつではあるがGソサエティにも厚みが出てきた。というか、現時点ではGTOの人間よりも敵側の方がよっぽど見ていて興味を引かれる。ガクトエルに対するサフィルやシェイドの姿勢についても気になる部分は多いし、コンビとコンビどうしの関係性も良いバランス。今のところシェイド・トーチ組もリュビス・サフィル組も政府側からの「転び」であり、リトゥーシャ・パウークたちも祖母を思っての意味のある「敵対」。この組織、GTOに倒させてしまって良いものでしょうかね。

 ぶっちゃけ、ここまで進行し続けていたのに14話では一見すると「心配しなくてもいいよ」という落とし方がなされていたクフィーユの記憶障害が一気に進んだのは驚きなのだが、まぁ、あんだけ寒いとこで瀕死になったんだから、それはそれで良しとしようか。ついでに女医の注入した「能力をおさえる薬」の存在もものすごく都合が良くて「その薬を軍事利用しろよ」とか思っちゃうけど、まぁ、そこもいいや。個人的には衝撃のラストシーン、ルージュで鏡に書いたアスクールの文字をあっけなく潰してしまったクフィーユが絶妙な後味の悪さでよろしかったです。ルージュってのは1期のエクレールたちの武器でもあったし、なかなか思わせぶりな道具立てではありますね。

 ただ、細かい部分でも気になったので書いておくと、今回クフィーユの長台詞が多かったわけだが、どうもしゃべる量が多くなると舌っ足らずなところが見え隠れしてしまう。中の人、合田彩はまだまだ新人なので致し方ないところではあるのだが、これまであまり気にならなかっただけに、発声の不備はちょっと勿体なかった。アスクールみたいにテンションで押せない分、ごまかしが効かないのが辛いところだ。まぁ、頑張れ。 

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 リュビスが語尾に付ける「じゃん」は、どこぞのアンチスキルよりも随分自然な感じがする第16話。やっぱり語尾にあった性格ってあるよね。直情馬鹿のリュビスの「じゃん」は割とすんなり聞けます。また、今回クフィーユがサフィルの台詞を聞いて「あの人の言葉、信用できるのか」みたいなことを言ってましたが、その関西弁はエセなので信用しない方がいいと思います。

 さておき、あまりに分かりやすい敵の奇策ながらも、戦闘経験の浅いお人好し2人はあっさりと引っかかってしまったというお話。視聴者からすると序盤からバレバレなので大した驚きもないのだが、それでもようやく本気のシリアスが見られた気がして、そこだけでも頑張って欲しいと思えてしまうのは激甘な感想だろうか。だって、今までピンチらしいピンチなんて無かったし……まぁ、今回だって「あんだけ怪しい敵の誘いに新米2人だけ送り込むとかどんだけ鬼畜やねん」とか、「ガクトエルはあれだけ悠々とアスクールに接触してきたんだから、部下に頼まなくても誘拐くらい出来るだろ」とか、色々疑問はあるけど目をつぶる。それでも見えたら諦める。

 今回のエピソードを通じて、アスクールは出自の悩み、クフィーユは記憶に付いての悩み、という風にきれいに2人のコンプレックスが浮き彫りになっており、特にクフィーユの方は既に4話の記憶すらなくなっているらしく、前々回解決したのかと思われていた悩みが深刻化していることが分かる。彼女の場合は一応イヴェールによる「純正」ESメンバー候補という「位置づけ」があるわけだが、記憶の障害が出てくるとなると、この出自自体も怪しく思えてくる。ただでさえ前作の主人公のエクレールが「記憶」に苛まれていたという事実があるわけで、今後はクフィーユの動向が物語のカギを握ることになるだろう。今回のクライマックスでの必死のザ・ワールドも、一応ESメンバーの矜持が見られました。

 他方、アスクールはというと、どうにもシリアスになりきれないのが辛いところ。今回もいいとこ無しだし、普段が普段なので「別にお前ガクトエルの妹でもいいんじゃね?」くらいの感想。せっかくトリクシーから受け継いだ八つ裂き光輪も、リュビスの爪で簡単に弾かれるようでは全くありがたみがない。あれって空間断層かなんかじゃなかったのか? 弱すぎるだろ。

 そして意外に気になるのがディアの存在。すっかり携帯用自立歩行型レベルアッパーとして使われている感のあるディアだが、今回の用法を見る限りではレベルアップというよりも単なる体力アップ機能なんだろうか? 回復役はあんまり便利すぎると逆に使いにくいと、JOJOの4部を見て思うわけですよ。

 ま、何にせよ一応は主人公チームに興味が持ててよかった。次回は何故クフィーユが命を救われたのかが判明する。といいな。 

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 Aパートを見ていたら本当にサブタイトル通りでどうにもならなかった第15話。ほんとにこの作品、どこに行きたいんでしょうなぁ。「またこんなんか……」と思って絶望して見てたのにロングホーントレインネタで笑っちまったじゃねぇか、この野郎。

 というわけで、Aパートは全く意味のないアスクールの夢物語をダラダラやるという、誰も得しない驚愕の展開。あげく「こうしてボーッと見てる分にはSFだろうが学園コメディだろうが何でもいいんだけど、どっちかはっきりしてもらえればなー」とすら思い始める始末。仮に1話からずっとあの学園ものをやってたとしたら、ひょっとしたら普通の(十把一絡げの)萌えアニメとして特に何の印象もなく消化されていた可能性もあるんだよね。全く面白くはないわけだが、画面はそれなりに見栄えがするし、正直「れでぃ×ばと」と何が違うかと言われれば説明のしようもない。ただ、残念ながらこの作品はそうではないのだ。

 Bパートに入ると、一応Aパートの夢がシェイドのみせたものであることが説明される。そして、それがガクトエルの指示であることも。しかし、「GTO本局ビルまで楽々進入して精神操作」「上空にステルス機で待機」「ガクトエル堂々と本局敷地内に登場」までやってのけるのだから、どう考えてもESメンバーに勝ち目はないように見えるのだが。その上で、ガクトエル様はお優しいのであくまでアスクールの夢をちょっといじるくらいでとどめておいてくれる。何このなぁなぁ感。ほんとに死んだトリ・トロコンビが報われねぇよ。

 そして、問題となっていたアスクールとガクトエルの関係だが、なんと一番やってはならないと思っていた「兄妹」という単純明快なファイナルアンサー。そりゃ血のつながりが一番簡単な接続だけど……こんな段階でぺろっと明かされても、「さいでっか」の一言で片付いてしまう。そりゃ記憶は無いんだから好きにしてもらっていいけど,アスクールの心境としても、「しらんがな」って言って終わりだと思うんだけどね。これまで失った過去に拘泥しているような描写は全く無かったし、改めてトリクシーの墓前で誓った後の態度としてはどうかと思うぞ。

 一応、今後の謎は「何故ガクトエルがそこまでアスクールに執着するのか」になると思うんだけど、今回みたいな無敵超人っぷりをみると、とてもではないがラスボスとして太刀打ち出来るレベルにはない気がして、逆に盛り上がらない。何はともあれ、この期に及んで尺の無駄遣いはホントに勘弁してください。 

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 なんだか危険分子がやたら多い宇宙に不安が募る第14話。そりゃま、人類支配が及んだ全宇宙を管轄しなきゃいけないんだからGTOも大変なんだろうけど……今回の悪役、随分ステロタイプな頭悪そうな犯罪者だったけどな。その割りに「半径100キロを巻き込む自爆装置」って、持ってるものだけはやたら派手。

 前回の視聴者の不安をくみ取ってくれたのか、今回はシリアス含みできちんと「意味のある」エピソード。これまで分かっていたようで分かっていなかった、アスクールとクフィーユの出会いを描く。ディアの登場回あたりでクフィーユが「私も7歳」と言っていて疑問が湧きつつも「まぁ、この世界なら何でもありだろ」と思っていたのだが、その出生にはなんとエクリプス前局長が絡んでいた。シェイプチェンジや転生はお手の物だということは知っていたが、まさかゼロから生命を生み出す能力まであるのだろうか。しかも最初から「ESメンバーになるために」生まれてきたのがクフィーユということで、やはりESメンバーとなると前作の主人公達同様に業が深い。

 そして、そんなクフィーユと運命の出会いを果たすのが、これまた出生に謎が多いアスクール。彼女の場合も生まれながらに瞬間移動の能力は持っていたらしいが、「年齢」についてはどうだったんだろうか。また、今作ではこの2人にディアまで絡むわけで、前作以上に過去、出生は大きなファクターになりそうだ。次週はアスクールとガクトエルの邂逅のようだが、この2人の関係も気になるところだ(前回唯一伏線らしい働きをしていた薔薇のアザのことがねぇ)。

 2人の出生に加えて、今回はトゥイードゥルディ達の能力にも見せ場があったし、クフィーユに気遣うイヴェール局長の態度にも、まだ単なる親心以外の何かがあるようにも見える。クフィーユの記憶剥離と能力の関係性も気になるし、きちんとこれら全てに物語があるならば、実に魅力的である。まぁ、「あれば」だけどね……

 シナリオ面はそこそこなんだけど、やっぱり構成がもっさりしてるので完全にのめり込めないのがこの作品の眠いところ。手錠をしていたはずの2人が何故中盤に銃撃された時に瞬間移動出来たのか、とか、ブロンコと対峙したときにクフィーユが予知をするくだりは必要だったのかとか(どうせドゥルダムに瞬殺されてたし)、アンオウたちが復活してたけど、この間Gソサエティは何をのんびりしてたのか、とか。もっと見せたい部分を適切にクローズアップしてくれりゃいいんだけど。

 今回気付いたのは、アスクールの瞬間移動と、クフィーユの予知という組み合わせは、「空間性の跳躍」と「時間性の跳躍」という意味ではトリクシー・トロワジェインコンビと同じ時空間の繋がりであるという点。だからこそ能力が引き継がれたのだろうが、エクリプスはどこまで予測してクフィーユを「生み出した」のか。なかなか気になる部分である。 

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 この作品の悪いところがきれいに出てる気がする第13話。前回曲がりなりにも前作との接点を明示してシリアス展開へのいいきっかけがつかめたというのに、何でここにきて水着回なんだ。本当に構成の意図が全く分からない。

 「女性同士のメンバーしか出撃出来ない」という制限がついたために、アスクール達にバカンス惑星への潜入ミッションが与えられる。相変わらずアスクールはお気楽だし、いざ突入すれば現場の人質たちもいい気なもの。ミッションといっても緊張感は欠片も無い。そして全ての任務はおよそマシンの性能で片が付いてしまっているし、その最中にも緊迫感のないギャグメインのやりとりが続く。あげくトラブルの原因もGソサエティの関与は感じられず、先んじて派遣されたという捜査員もなんだかお馬鹿な立ち位置。まず、コンピューターと対決するってのにハードを壊すっていう選択肢は無いわなぁ。

 そして惑星規模の迎撃システムの攻撃を喰らったというのに、母艦のディフェンスによって事なきを得るというクライマックス。レーザー浴びても平気なレベルの武装があるなら、別に他のESメンバーが特攻かけても問題無かった気がするのだが……そして最後のオチ部分では、ESメンバーであることがウェイトレスのバイト以下の副業扱いである。この世界の秩序や権威ってどこにあるんだ。とにかく、どこまで意味があるのかが非常に疑わしい、やっつけ臭溢れるエピソードであった。当然、見どころはほとんど無い。

 強いて見ておくべきポイントを上げるとするなら、10話で引き継いでおきながらなかなかお披露目の機会のなかったトリクシー組の能力をようやく発揮できたという部分。前回の話からすると時空を操る能力は物語の根幹を成す大切なものであるはずだが、いまのところはロボット1体とやり合う程度のもの。正直ショボい。あとは……そう、モビルスーツ戦闘の動画は少し良かったかな。

 でも、それくらい。フォローしてあげたいのに、フォローのしようがない作品になってしまっているのはいかんともしがたい。今期は他に書くべき作品もないから頑張って見るけどさぁ。 

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 過去の真実が語られ、随分話がすっきりした第12話。ようやくエクリュミコンビの所在が明らかになり、前作との接続は無事に行われたわけだが……なんだろう、前作の事件との関わり合いは全く無いな。

 局長の語る「時間凍結事件」の真相。25年前に当時のESメンバー全員であたったその事件こそ、此度のガクトエルの反乱の序章だった。膨大なエネルギーを持つ惑星の封印のためにエクレールとリュミエールは自らを犠牲にして時空間を封印。アームブラストとメルクルディ(ファイルスプリッツ)も深手を負い、組織の再建のために名前と姿を変えた。所長の正体は想像通りの内容であっさり判明したわけだが、まさかゾマがアームブラストのなれの果てだったとは。一応6話での情事もこのための伏線……だったのかなぁ。あの男だけどうにも緊張感がねーんだよな。あぁ、それがアームブラストっぽさか。

 エイオウに連れられて問題の空間へ向かったアスクール達は、偶然にもエクレールを見舞いに来たシュバリエに出会い、思いを引き継ぐ決意をする。エクレール達と並び立つほどの能力を持つトリクシー・トロワジェイン組の能力を受け継いだ彼女たちこそが、エクレール達の正統な後継者といえるからだ。敵対組織としてのGソサエティとガクトエル、宇宙を守る為の大義名分、そして1期キャラの現状と、一気に全ての背景が取りそろえられたことになる。

 でも、なんか安易だな。そりゃま、分かりやすい設定の方が楽なのは確かなんだけど、ガクトエルの背景として「25年前にエクレール達をやっつけた真の悪です」って言われても、前作を見てきた人間は「そいつは強敵だな」とは思いにくい。素直な気持ちを表すなら、「前作の主人公達の扱いが悪すぎるだろ」という感情が先に来る。一時は巨大戦艦相手に獅子奮迅の活躍を見せたエクリュミコンビが、ほとんど台詞も無しに封印されちゃったのはなー。いや、主人公補正が掛かるからあんまり表に出したくないのは分かるんだけどさぁ。どこぞのコーディネーターみたいに2期目の主人公喰っちゃうとまずいしね。あとはクライマックスに劇的な復活を遂げて活躍する2人でも期待するしかないか。

 およその設定に筋は通ったと思うのだが(面倒なSF設定は置いておくとして)、唯一分からないのは、トリクシー・トロワジェイン組の存在だ。確かエクリュミコンビは、当時のESメンバーの中でも破格の能力を持った一種のジョーカー的存在。もちろんエクリプスの力を借りていたという条件はあるが、そう簡単に替えの効く駒だとは思えない。それが、敵の策にはまったからといってあっさりトリクシー達のような2世代目が出てきていいもんだろうか。しかも、9話での殺害シーンを見る限りではトリクシー達が強いようには見えないし。一応「トリクシー→アスクール」「トロワジェイン→クフィーユ」という能力伝承は一応意味のある設定だったので、今後きちんと「エクレール→トリクシー」という受け渡しはきちんとやってもらいたい(リュミエールとトロワジェインの繋がりは今のところ見えてこない)。

 ま、とりあえず今回は懐かしい顔ぶれが確認出来ただけでも良しとしますけど。やっぱりここにもデクストラたちはいないんだよなぁ……あと、やっぱりこの数年で劇的に変化してしまったリュミエールの中の人、平野綾が気になってしょうがない。あの当時はほぼデビュー作みたいなもんで、隠しきれない素人臭さが逆にリュミエールの味になってたんだけど……今回のリュミエールは無駄にハキハキしゃべる。まぁ、役者としては上達してるんでしょうけど。永田亮子もそうだけど、まさか8年越しでこんな地味な作品の同じキャラクターを演じることになるとは思ってなかっただろうなぁ。 

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 最後の最後まで、そのしたたかな演出プランを貫き通してくれた最終話。9話ではこれまでの流れを断ち切って「他のキャラクターと繋がらない主人公」を描き、10話では「繋がっていたのに描けなかった主人公」を描き、最終話はどんな主人公かと思えば、なんと「精神病に至る手前の主人公」であった。精神疾患という難しい題材をコミカルに扱い続けてきたこの作品だが、きちんと最後の最後で意味のあるメッセージを送ってくるあたり、実に如才ない。

 今回の主人公・津田英雄(古谷徹)は、6話の主人公、津田雄太の父親。6話でも一言だけ台詞があって「なんで古谷徹なんだろう。無駄に豪華だな」と思っていたら、ここでその真価を発揮してくれたことになる。

 英雄は、救急病院の責任者として日々命の現場に挑み、責任を持って仕事を全うしながら、部下への気遣いも忘れない仁の人。回りからの信頼も厚いし、医者としては申し分のない人物。しかし、そんな彼もご多分に漏れず家庭に問題を抱えており、コミュニケーション不足の息子は「ケータイ依存症」になってしまっていた。そして英雄自身はというと、今のところ具体的に病名のつくような疾患は患っていない。その証拠に、伊良部に注射を打たれたあともシンボル変化はなく、画面上に病名も表示されない。しかし、伊良部はそんな英雄を見ながら、「普通の患者なんかよりもこーいう普通の人が一番めんどくさい」と言ってのける。そしてその言葉通りに、英雄は何とか自我を保ちながらも、どんどん「めんどくさい」状態へと突入していく。

 実際のところ、トイレの個室に籠もって家族への不平不満を爆発させる英雄は、終盤には充分「病気」と断じてしまっていい状態になっていただろう。叫んでストレスがはらせる内はまだいいのだが、22日の時点では呼び出しを続ける携帯を見て患者の問診中に露骨に顔をしかめているし(そういや病院で携帯って大丈夫なのかな)、24日になると、ついに堪えきれずに問診中にもかかわらず電話に文句を言い始め、あげくトイレに籠もるという、職場放棄に至っている。ここまでくると、単なるイライラではなくて充分に「病気」だ。

 そして、そんな彼の病気のシンボルは、実は現れていた。それがトイレの個室でグニャグニャと落ち着きなく変化する彼の面相、つまりは「子供」である。これまでの患者達も、注射を打たれることによって自らの症状を象徴するような動物に変化してきたが、今回の英雄の場合は、嫌なことを他人に押しつけて逃げ道に駆け込む、「幼稚な子供」こそがそのシンボルである。注射を打たれて数日、彼の「症状」が進行したことで、「子供」は表面上にあふれ出した。

 今回、伊良部はこれまでのように画期的な治療でもって英雄を治療することはない。臨界点を突破した英雄に自分の現実を突きつけ、家族への姿勢を考え直すように諭しただけだ。画面の中では黒くよどんだ彼の体内に手を突っ込んで「膿」のようなものを取り出す描写はあるが、これまでも超常的な治療は行わなかった伊良部のこと、あくまでショック療法で彼の中の病巣を取り除いたことのメタファーと捉えるべきだろう。これにより、彼の中に溜まっていた「病気の根源」であるどす黒い染み(彼のイライラを集積させるトイレに堆積していた)は取り除かれ、英雄は子供から大人に戻る。ある意味、発症から治療までの期間が最短の例と言えるかもしれない。

 今回も色々と感心させられた部分が多いのだが、メインプロットで特筆すべきは、やはり津田親子の関係性だろう。6話の時点では完全に「息子の責任」だと思われていたケータイ依存症だが、今回のエピソードにおける津田家の食卓を見ると、実はその根本的な問題が英雄の方にあったことが分かる。息子の雄太にとって、携帯は父親を仕事に束縛し続ける目の敵。英雄は「食事中に携帯を使うな」と注意した直後に、自分は仕事場からの電話に出て食事をないがしろにするし、雄太に注意するときも、一声かけただけですぐに携帯に注意を向けている。父親の逃げ道である携帯を見て、息子も同じ「症状」へと逃げ込んだ。

 そして、こうした津田家の「崩壊の兆候」を、端的に表現したのが今回の「カナリア」という題材であった。伊良部の言う通り、雄太という存在は英雄があらゆる物事に縛られて、精神的に危うくなることの危険信号として働いていた。仕事に追われ、家庭を顧みなかった男のために、まずその家庭で最も過敏である息子が歪む。雄太が歩く道すがら、カナリアが息絶えたのは象徴的なメタファーである。これまで扱ってきた様々な「症状」。それらはあくまで結果であり、そこに至るまでの経緯は当然全てについて回る。事後治療は伊良部の専門だが、それ以前の「環境」にまず目を向けよ、というのが、この作品を通じての最大のメッセージだったわけだ。なかなか小利口なまとめ方ではないか。

 今回のエピソードは、序盤はおおよそ見たことのある津田家のエピソードだし、これまでのような時系列ネタで面白い部分も少なくて「なんか地味だなー」と思っていたのだが、Bパートの怒濤の展開は圧巻。トイレで叫び回る英雄の狂気を孕んだ様子は、これまでのどの患者よりも危険で、真に迫っている。いつも通りの展開だが、これはもう中の人を褒めるしかない。そしてこの英雄の暴れ回るパートは「主人公の顔が実写」という仕込みが最大限に活かされたシーンでもあり、大人から子供へとコロコロ体型の入れ替わる英雄の外見に、非常にえげつない形で古谷徹の実写の顔が絡み合う。体型は幼児なのに顔だけ実写のおっさん。しかもその顔には引きつった笑顔。このビジュアルは強烈だ。古谷徹には申し訳ないが、最大限に実写を活かした「気味の悪さ」が出ていた。この効果は頻繁に顔出しでテレビに出演している古谷徹だから得られた効果とも言えるかもしれない(また、古谷は離婚経験者でもあるため、作中の「家族なんか持つもんじゃない!」という英雄の叫びも何となく深読み出来てしまう)。他にも、今回はラストということもあってマユミちゃんが色々と活躍し、最後には雄太の頭をポカリと叩くのだが、実写と作画の絡みがなかなか面白い形で出ていた。

 どんな風に幕を下ろすのかと気になっていた今作だが、尻すぼみすることなく、最後まで非常に楽しく見させてもらった。ただ、今回のエピソードのおかげでこれまで画面の端々に映っていた「カナリア」の含意が分かってしまい、「ひょっとしてもう1回最初から見直さないと全部の伏線が回収出来ないのではないか」と戦々恐々ではある。まぁ、最終話の感想は「父親が古谷徹で母親が井上喜久子って、どんだけ贅沢な家族やねん」だったけど。 

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