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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 理屈じゃ……ねぇんだな……第10話。だってもう、こんなん処理しきれるわけないやん。急に世界観変わるやん。あと数話しか残ってないやん。無理やん。ちなみに冒頭のセリフはハンターハンターの最初の試験の際にゴンが絶対にギブアップしないと悟った時のハンゾーの言葉。何故かやたら印象に残っているが(その後のポックルの扱いも含めて)、そんなセリフを突然引用するしかないくらいに理屈じゃなかった。

 もう、あとは指をくわえて見守るしかないよ。どこをどういじっても理解できる終わり方にはならんだろうし。先週時点で「まぁ、キン肉マン次元ならもしかしたらあの辺の海域になんかあってもおかしくないかもな」みたいなことを言ったら、マジでキン肉マンじゃないと出てこないような島の登場シーンだった。その後の数々のギミックも意味が分からず、ゆっくりじっくり島内散策をする様子は、それだけの尺を使って何が描きたかったのかがよく分からない(すげぇ綺麗な背景美術かな)。もうこの際「フェナは何でもわかるよ」については前提条件として飲み込むとしても、島の出現以降の全ての超常現象については、曲がりなりにも現実っぽい世界観で展開してきたこれまでのお話を全てひっくり返すだけの舞台装置である。これ、いったいどうやってオチをつけるんだろう。フェナ(とそのおかん)は精霊族のプリンセスでした、みたいな超理論でも持ってこないとどうしようもないぞ。もしくはFGOみたいな世界観にリンクを繋げるとか。なんか、ギリギリ現実ラインで惨殺された女海賊団の人たちが今更不憫である。

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 一応調べてみるとアイスランド沖の海の座標、第9話。そこにエデンがあるのか……まぁ、キン肉マンだったらその辺に何が眠っててもおかしくはないが……。

 どうやら1クール作品ということで、いよいよもって急展開が加速。中でも今作では「とにかく雰囲気だけで押せ」みたいなところがある宝探し要素の置いてけぼり感は、文字通りに他の追随を許さない。ほんのちょっと前まで4桁の謎の数字しか無かったというのに、「思い……出したッ!」というだけで続々意味がつながっていく恐ろしさ。いや、出来ることならその気づきを視聴者にも共有できる形で与えておいて欲しかったのだが……でもなぁ、最近はネットやらなんやらが発達し過ぎてるせいもあり、真面目に伏線張って「解けるような」謎解きにしちゃうとガンガンネタバレされたり、逆に揚げ足取られたりしちゃうからしょうがないのかね。あくまで今作は「雰囲気宝探しアニメ」です。まぁほら、わらべ歌に謎が秘められているなんてのは鉄板のミステリガジェットですしね。歌がそのまんまだと「まんまかい!」ってなるけど、一応ひねりをガシガシ加えてそれっぽさを水増しもしているし。まぁ、それにしたってなんの保証もないのに2人して推論飛ばし過ぎだとは思うが。あのまんま真逆の方向に進んでいく可能性も充分あったわけで、そしたらなんの意味もないボーッとした船旅がしばらく続くところだった。それをキャンセルした要因がフェナの「なんとなく」だもんね。

 とまぁ、宝探し要素の方は別にいいとして、問題はAパートのアベルさん劇場である。ここまでなんとなく「どうなんだろねー、匂わせてるけどわかんないねー」くらいで濁していたアベルとヘレナの関係性が、一気に全部明かされてしまった。いや、結局ヘレナが何者だったのかはよく分からん気もするのだが、「肉親かな?」と思ってたら、まぁ、すごく遠い意味では「家族」ではあった。しかし残念ながらその続柄は「義理の母」。まぁ、この状態を母と呼ぶかどうかは微妙なところだが……とにかく、アベルの中ではトラウマ存在であることは間違いなかった。そりゃフランツ殺すかぁ。しょうがないかぁ。

 そしてもっと衝撃だったのは、そのヘレナが死を前にしてアベルに対して「私が愛した唯一の人」と言ってしまったことである。アベルの親父(便宜上「王」と呼ぶしかないか)を愛してないのは当然としても、そこから逃がす手伝いをしたと思われるフランツに対しても別に愛情は無かったということ。フェナ目線で見たら自分のおっかさんと父親だと思ってた男の間に愛情は無かったという。フランツはフェナとは血縁関係のない「サポート役」であり、本当にエデンに至るためのアイテム扱いで終わってしまったかわいそうな男である。そして残されたフェナは、アベルから見れば「義理の妹」にあたるわけで……なんかもう、色々と泥沼だな……。誰が悪いかって言われたら多分「王」が一番悪いんだろうが、それにしても不確定な「エデン」の情報にみんな振り回され過ぎだ。

 ひょっとしたらエデンには何も無いんじゃなかろうか。結局、展開がここまでおおごとになってるのって全部アベルの盲信が生み出しちゃった「ヘレナの生きた意味」によるものなのよね。彼女がなんであんな無残な殺され方をしたのか。そこに納得のいく説明を与えるには、彼女が生み出し、守った秘密が、それに見合うくらいにどでかいものじゃなくちゃいけない。それを受け継いだフェナはヘレナの現し身として、「聖女」でなければならない。……いやぁ……そりゃ無理筋だろ……。なお、当のフェナさんはそんな「兄」のことはよくわかってなくて元気よくのこのこ対決の場に出ていくようである。

 あれ、でもアベル側はもうエデンの場所知ってるってことなんだよな? ……宝を探してるんじゃなくて、宝が探させている……うーん、逆もまた? どゆこと?

 

 

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 矢筋がブレるからって安易に的付け変えるのが一番よくないぞ、第8話。まぁ、あくまで個人の感想だが……当てようという気ばかりが早って手先で当てに行くと射形があっという間に崩れる。そして戻すのに時間がかかる。あの時は……そう……(遠い目)。

 まぁ、紫檀くらいの弓の名手だったらそんなことはどうでもいいのだろうが、狙いをつける眼は持っていても、女の子を見る目は大したことなかった紫檀。「魔女危ない、魔女ダメ絶対」って言ってたはずなのに、一番ダイレクトに魔女に籠絡されてしまっているのが紫檀である。そりゃま、フェナのあの性格を前にしてシリアスを維持し続けるのは難しかっただろうが……そうして清濁まぜこぜにして丸め込んじゃうのがフェナの最大の武器なんだよなぁ。分かっててもどうしようもないか。それこそ、仲間連中は全員すでに陥落済みだしね。一応、中心にいた雪丸はここ数週間でオチたわけではなく、10年前からの繋がりで必死にフェナに食らいついていたわけで、そんな雪丸が他の連中を牽引した結果と言えなくもないのかな。これまであまりにもドタバタと話が進みすぎたが、今回はそんなフェナがサムライ連中を全員籠絡完了したことが丁寧に知らされるお話。

 最後まで争っていた紫檀も、「なーんかもう、どうでもいいや」ってんで諦めがついた様子。まぁ、結局紫檀にとっての優先順位は「雪丸・雪丸・雪丸」なので、彼が悲しむようなことは出来ない、イコール「フェナを殺すなんてとんでもない」ってことなのでね。雪丸と一緒に乗り込んだ時点で、この結末は予定調和だったのかもしれない。一応花梨あたりがどこまでフェナに入れ込んでるのかはまだ疑う余地がないわけじゃないが……いや、ないな。

 そして、外野も全てなぎ倒した状態で、満を辞して雪丸の再出撃。これまでの鬱憤を晴らすかのような有無を言わせぬ攻めであっさりとフェナを陥落。まぁ、こうなると周りが見えない猪武者は強いわね。フェナも初めてのことなので(1話目で本人が証言済み)、こういうことに慣れておらずにドタバタと。これ、周りの連中はどんな顔して二人の行く末を見守っていけばいいんでしょうかね。

 ただ、残念ながらこれで心置きなくイチャイチャできる、ってわけではない。まだまだ色んなところからの追われる身だし、結局肝心の謎は解けないままである。ここからどういう風にお話が収束していくのか……楽しみなような、怖いような。

 

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 貴重な女の子たちが……第7話。まぁ、あんまり女の「子」じゃない奴らもいたけども……こんだけがっつり活躍してたキャラがいっぺんに虐殺されるアニメってのもなかなか……やってることえぐいよ。死骸もダイレクトに映されてたしなぁ。

 三つ巴の戦いになるのかと思っていたのだが、残念ながらそのうちの1勢力は文字通りに瞬殺。単なるゴロツキと、国の力を借りた海兵の圧倒的戦力の差を見せつけられる結果となった。そうかぁ、戦艦どうしの撃ち合いで、あんだけはっきりと格の違いを見せつける武器があるのか……いったいどういう仕組みの大砲だったんだろう……狙撃時の特大の破壊痕も凄まじかったが、その後の次々と誘爆していく様子もなかなかの惨状。あれっていくらなんでも火の回りが早すぎた気がするのだが、海賊船だけに火薬も詰め込んでいたってことなのだろうか。誘爆の方までが大砲の威力だったとしたらマジでやばいけどな。

 そうして1つの勢力が消え、残ったのはサムライチームとアベルの軍艦の2つ。こちらも船としての戦力差は歴然であるが、個々の兵隊の練度は当然雪丸たちに軍配が上がる。アベルの狙撃スキルだけは要注意だが、普通の兵隊と戦ったらサムライニンジャが無双できる。あんまり事情も知らんとついてきて惨殺される海兵の皆さんがかわいそうなくらいに。ただ、こいつらもどこまでスネに傷持つ身なのかも分からないからな……。

 燃え盛る船を見ながらフラッシュバックしたフェナの記憶、そして雪丸の記憶。どうやらあの日にフェナの家族を襲った船に乗っていたのは、まさに今回対峙していた2つの勢力であったらしい。女海賊たちは好き放題暴れ、海兵たちもおそらく上から命令が出ていたのだろう、こちらも散々に暴れまわっていた。そして、当然その後ろにはアベルも控えている。もともとアベルと女海賊たちにどんな繋がりがあるのだろうと思っていたが、もうハナからラインを繋いでいたわけだ。10年前の彼らの目的もよく分からないのだが……海賊たちはその頃からずっと変わらずにエデンを目指していたのだろうか。アベルに関しては、フェナのママンに対する執着がとんでもないのに、何故あんなひどいことをやったのかがよく分からない。愛が強すぎたがゆえに、その旦那に対する敵愾心がむき出しになってしまったのか、それとも他に何か打算的な目的があったのか……。

 ひとまず、構図はシンプルになり一気に視界はよくなった。雪丸たちも割とあっさり気持ちに素直になれたし、フェナと再会できたからこの先に迷いはないはず。あとの問題は、今回見事に狙撃された雪丸が無事かどうかだけなのだが……あの撃たれ方は致命傷に見えるのだがね……。

 

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 銀髪美女に腹パンいれようぜ、第6話。「女子供も容赦なく殺す」なのか「女子供には絶対に手を出さない」なのかはわからないが、とりあえず作品の総意として差別なく殴られるし撃たれる。そういう世界だ。

 急激に設定が湧き出して、正直処理しきれてない。一応これまでな〜んか違和感だった「フェナの周りの諸々の事象、全部都合よく回りすぎじゃない?」と思ってた部分については、「そもそもフェナがとんでもねぇ謎の中心にいる人間だったんだからしょうがねぇんだよ」という形で答えを出した。正直お宝探しっつっても「フェナの親父さんが稼いだ遺産」くらいだったらここまでいろんな思惑が絡んでおおごとになっちゃうのはおかしいって思うじゃん。でも実際はそうじゃなかった。国家レベルすら超えている、伝説レベルのお宝探しともなれば、そりゃぁ諸々駆り出されるのも納得するしかねぇよな。

 確認する必要があるのは、まず何と言っても雪丸たちの素性。これまで「ほら、親父さんに世話になって、仕えるって約束してたから」という謎のサムライ軍団程度の認識だったが、実はもっともっと昔から異国の地にも情報網を張り巡らす、生粋の国家規模諜報員だったという。そのために育てられた「影の一族」みたいなもんなので常人離れしたスキルを持っているのもある程度は納得できるし、組織の規模や、意思の統制などの面でまだまだ謎は多いので一筋縄ではいかない。まぁ、実際に「任務」らしい任務ってのはここ何年かは行われてなかったみたいだし、普段のユルさは時代の中で薄れていったエリート意識のほころびなのかもしれない。ただ、今回紫檀が言ってた「島に戻らないと抜け人扱いで殺されることになるんだが?」っていう理屈はよく分からんけど。まだフェナが不要になったかどうかも分からんのだし、最終目標を考えればフェナの救出作戦にも一定の説得力はあると思うんだけどねぇ。

 2つ目の謎ポイントは「エデン」という存在そのもの。単に「草薙剣が保管されてる場所」っていうだけなら分からんではない。フェナの親父さんのご先祖様と関係者が草薙剣の行方を知った上で守り続ける一族であって、その秘密を守るためのコードネームとして「エデン」というよく分からない名前で呼んでいるならありそうな話だ。ただ、あくまで例え話なのかもしれないが、今回出てきた「世界中の秘宝の伝説が最終的に帰する場所」っていうのはよく分からんな。そんなおおごとになるような「場所」がこの世界のグランドラインにあるというのだろうか。そして、フェナの親父さんはたった1人でそんな世界の秘密を守り続けていたというのだろうか。そりゃ殺されるわな。

 そして最後に、今回暴れまわった森川ボイスのイケメン、アベルの存在。フェナのお母さんの肖像画を飾り、さらに明らかに親愛の情を見せているということで……血縁者って考えるのが一番手っ取り早いのかな。だとしたらフェナが知らないっていうのも変な話だが……まぁ、幼い頃に何らかの理由で母方の親族と接点がなかった可能性はあるけどね。ただ、もしアダムの立ち位置が「心底フェナのことを心配している人間」だとするなら、「ゴブリン」の悪評が真実であれデマであれ、アダムがフェナの身柄を引き受けること自体には一定の正当性があるようには感じる。そりゃま、雪丸たちだって「ハウトマン家の守護」を任されていたという大義名分はあるのだろうが、最終的にフェナが穏やかな日常に戻る際にどっちが必要かっていうと……今んところ雪丸たちと絡んでもいいことないような気がするんだよな……。ほんとに、「しばしの船旅で情が移っている」以外の優位性はない可能性が……うーむ、流石にそれは薄情な考え方なのだろうか。

 雪丸たちの勢力・アダムの勢力が微妙に喧嘩しなくてもいいかもしれないのに喧嘩していて、そこに火種を増やす女海賊連中が独立。この三つ巴の形でここからは展開していくということになるんだろうか。フェナに「さらわれる姫」以外のアイデンティティを与えてあげてほしい……。

 

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 謎の! 質が! ゴツい! 第5話! いや、なんかもう、「俺たちは雰囲気でトレジャーハントしている……」みたいな状態になっとる。

 前回の石の産地探索の時点で「ずいぶん行き当たりばったりで運任せの旅だよな」とは思っていたが、一応、産地を訪ねて製品の出所を知るっていうのは意味があったし、整合性が無くもなかった。そこからジャンヌダルクという不条理へとつながり、謎は現実と空想の狭間へ飛び込む……という感じで予想していたのだが、なんかもう、一気に空想に飛びすぎた感があるぞ。

 オルレアンが実際にどんな土地なのかは分からんが、多分あんな大量の横穴をあけまくった採石場はない気がするし、その奥に掘り進んだら地下神殿なんて絶対にないのだ。そこが今作でのオリジナルの「空想」要素ってことになるんだろう。そして、そんなぽっと出の巨大地下遺跡は何故か周りの住民には一切感知されず、フェナが「昔来た」ときからほぼ手付かずの状態で残っている。さらに、謎の「座標」を残すためにやたらと手の込んだ機構が仕組まれており、フェナはその機構の存在自体を知らないはずなのだが、そこに辿り着くまでの順路は何故か知っている。どういうこと? そこまで微細に記憶が埋め込まれてるなら、もういちいちガラス板持っておりて行かんでも、座標そのものを教えてもらってりゃよかったのに。フェナの記憶という便利すぎるアイテムは「そういうもんだからしょうがない」と言われれば本当にどうしようもない部分ではあるのだが、流石に「なんでわざわざドキドキ謎解きイベントをこなさないと先に進めないようにデザインされているの?」って部分の説明は欲しいぞ。でないといくらなんでも理不尽だし……。

 そして、さらなる謎の存在となったのは敵対する女海賊団である。てっきり、こないだの街ではたまたまぶつかっちゃった同業他社というだけなのかと思ってたら、どうやらフェナの血筋とは何やら因縁があるご様子。「エルドラド」というキーワードも登場し、なんかよく分かんないけどそれがワンピースみたいに世界のどこかに隠されている設定になっているようだ。この時代だとすでに黄金の国・ジパングも開発済みだし、もう世界に黄金郷は残っていない気もするのだが……。

 というわけで、謎のデザインが本当に「勢い重視で理屈がよく分からない」状態なので、周りのキャラ達も振り回されて大変そうである。雪丸、これ以上ストレス貯めたら本当に体壊しそうだな……。

 

 

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 キュアフラミンゴとパパイヤの邂逅、第4話。まぁ、今作だって海から離れないお話だし、ある意味でたいそうトロピカってるといえなくもないな(言えないな)。

 なんか想像してたのとは随分違う方向にお話が転がり始めた。フェナのご一家の歴史に関わる謎なのかと思っていたのに、こんなところでも名前が出てくるのかよジャンヌダルク。中世ヨーロッパの英雄が、何故か突然「海賊」の残したお宝に関わってくるという。まー、考えてみりゃ我々はフェナの一族に関することなんて何も知らないのだから、掘り下げてった結果がそうした歴史ドラマであっても別に不思議はないのだが。物語の舞台は18世紀あたりらしいので、既にジャンヌダルクの存在は「歴史」になっているはずだが、さて、それがフェナの親父さんの石にどうつながってくるのか。ここから国を巻き込んだ一大スペクタクルになったらおっかないが……なんか、なりそうだよなぁ。

 謎の想像以上の大きさに対し、姫様を引き連れた珍道中は相変わらずのホーム感というか、一切のシリアスがないままで呑気な旅路。フェナは前回の襲撃騒動から自身の無力さを悔い、忍者連中をせっついてコーチングしてもらう所存。狭い潜水艦の中じゃ筋トレすらままならないのであまり効率はよくなさそうだが……お供の連中は歳の割にチート級の実力を持ってる連中ばかりなので、何か一発で強くなれる秘伝とかがあるのかもしれん。とりあえず、いろんな人に師事して色んな技術をパクっていこう。……今のところ、フェナはあんまりそっちの才能に恵まれてるようには見えないけどね……。雪丸とのイチャイチャさえ平常運転ならそれでいいという結論に落ち着きそう。

 

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 大洗の学園艦暗部で見た光景、第3話。潜水艦も実質学園艦みたいなもんだし、これもう大洗なのでは?

 さておき、3話目でもテンポは落ちず。というか、むしろ退去したキャラが全員あさっての方向に好き勝手にアクセルふかしてるおかげでどんどん多方面に広がっているような愉快さがある。今回確認できて嬉しかったのは、「どんだけシリアスに見せてるシーンでも、次のカットでは瞬時にギャグに行けるよ」というメリハリの付け方と潔さ。せっかく雪丸がフェナと2人きりで良い雰囲気だったのに突然瞬間移動したのには笑ってしまった。

 フェナの手下(?)連中は前回に引き続きみんなして満遍なく活躍しているが、一応今回は騒がしい双子の活躍シーンが一番多かったかな。多分このキャラ設定だと、双子は双子のまま突き進む気がする。「かげきしょうじょ」の時みたいに「双子だからこそ持つ悩み」とか、「過去に双子だったから起こった悲劇」とか、そういう切り崩し方は無しにして、常に狛犬のようにフェナの周りに一対のガードとして存在し、画面中を所狭しと飛び回ることでひたすら動きをつけていく役割だ。殺陣シーンはどれも決まっているが、この双子が見せる胡散臭い動きがギャグじゃなくて凄みになってるのは良いところではなかろうか。

 その他、中の人もあってか気になる存在は花梨ちゃんかな。良いネーミングセンスと良いテンション。本当にみんなしてマイペースで他人を無視して喋るくせに、よりによってみんなテンポが違うので誰1人噛み合わないっていう雑然とした雰囲気がブレていない。そんな中でも花梨の低血圧・高テンションの使い分けは良いアクセントだ。カツオ、美味しいからね。

 シナリオ部分に関しては、「たまたま立ち寄った街で親父が託したのに似てる石があったからとりあえずその産地に向かおう」というトレジャーハントストーリーとしてはありえないくらいに適当な接続。あんまりそっちでひねくれた展開は期待しないほうが良さそうだが、冒険活劇アニメだとするなら、あんまり小難しいこと考えさせてもしょうがないしね。ひとまずフェナの百面相が見られればそれでいいや。

 

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 海賊が船に乗り込む話なのにサンジ(の中の人)置いてかれててワロタ、第2話。まさかの2話目にしてあっという間にクルー確定というスピードワンピースである。

 よかった、2話目もちゃんと面白かったよ。すげぇテンポが良いね。映像作劇もそうだし、音響の重ね方の会話劇も観ていて気持ちがいい。まだまだストーリーとしては準備段階ってことでいくらでも想像が広げられる分期待が大きくなってるってのはあるだろうけど、毎回これくらいのテンポでやってくれるなら退屈しなそうだ。

 一応これも「ヒロインのヘアスタイルが変わるアニメ」ということになった。まぁ、残念ながら2話目時点でさっさと散髪されてしまってはあんまり印象が固まってなかったのでイメージチェンジの効果はないのだが、とりあえず1つ1つの行動にきちんとフェナというヒロインのキャラが乗っているので意義が分かるようにはなっている。冷静に考えてみりゃ、長年囚われの身だったところをいきなり救出され、なんかよく分からんガラス板1枚を託されただけで「親父の残した謎を解け」とか言われても無茶に決まってるし、下手したら娘さんのモチベーションだってついてこない案件な気がするのだが、フェナは元が跳ねっ返りの性格ということもあり、自然に「船1隻やるからいろんなところ回って親父の謎解きしろ」と言われても二つ返事でOKしちゃいそうなのだ。主人公さえ気分が乗ってくれるなら、視聴者サイドとしてはあとはワクワク宝探し物語である。いつの世も、七つの海を渡って財宝を探す物語は楽しいのである。まぁ、20年以上も連載が続くとどうなるかは知らんが……。

 唯一気になるとすれば、いきなり7人のクルーが確定してしまい、それぞれにキャラを掘り下げたり交流を描いたりってのがほぼ不可能になっちゃったことなのだが……そこはあまり問題じゃないのかねぇ。船のサイズを考えるともう1人2人削っといた方がよかった気もするが……。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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