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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
虎はどっちかというと格好いいよりも可愛い要素の方に注目しがち、第4話。うっかりするとカワイスギがクライシスしそうなお話でしたね。 展開としては3話目までと大して変わらんし、特段この話数をピックアップする意味はなかったんだけど、新番チェックが一段落し、楽しんでるアニメの中から何の感想を書いたらいいもんかと悩んでるのでとりあえずこのタイミングで「なんかいいよね」という意見を表明するための記事立て。1話目の印象から特に変わらずではあるんですが、嫌いじゃないアニメなんですよ。 今期もラブコメアニメは色々とあるんだけど、一番お手軽にいろんなフレーバーを楽しめるのが今作ですよね。3組の全自動で構築されたカップルが好き放題にいちゃついていくこの展開、あまりにも都合が良すぎて「それ専用」の3対3が構築されていたというのに、「なるほどねー、これが合コンってやつかー」と納得せざるをえない(んなわけない)。でも、女性チームが勝手に分かれて目当ての男のとこに収まってる図は座りがいいよね。 そして今作の推しポイントの1つは、コンセプトをブラすことがないから基本的にどのチームも男は受け一辺倒という部分。これまでのラブコメなら男側が悩みそうなことを女性が悩み、女がときめきそうなことで男がキュンとしてしまう。これこそが真の男女平等……ではなかろうが、Mっ気のある人間にとっては割とご褒美ポイントが高い。また、CVがあんまり思い切って「イケメンボイス」のキャストに振り切れてないというのがこっそり評価ポイントになっており、男目線でちゃんと「女の子としてみても可愛いんだよね」という受け皿が用意されているバランスが良い。あんまりイケメン風味が突き抜けちゃうと、それこそ作中の萩のように「俺は男でもイケちゃうタイプなんだろうか?!」と思い悩むことになってしまうので、「可愛い」の余地を残しておいてくれているのは助かるのである。まぁ、ショタ頻度も高いみかこし・おいちゃんはさておき、奈央坊はどういじっても「男性的」には聞こえないけど、それくらい思い切ったキャスティングの方が本作のコンセプトにはあってるんじゃなかろうか。 ただ、そのせいで萩の抱えてる「俺は男が好きなんじゃないか」っていう懊悩は全く理解できないものになってしまってるんだけどね。いや、どんだけ見た目がイケメンだったとしても声は奈央坊だよ? その子単に可愛い女の子だよ? 蘇芳さんもちゃんとガードを緩めて「可愛い」とこ見せてくれてるんだし、そこでいちいち思い悩む必要はないと思うけどね。悩むならそれこそコミケに行って「俺はBLでも美味しくいただけてしまうのかッ」って悩めばいいのだよ。そこに悠木碧を置くのはちょっと危険だ。 PR 先週の感想で「カッターの声は犬というより牛っぽさがある」とのネタを書きましたが、うっかり失念してたんですが牛よりも馬、いや、ウマっぽさもありますね、第3話。いきなり関係ないことから導入しますが、基本的に中の人ネタでワイワイしてるだけで満足な身体なのでしょうがない。 ということで今週も「ワァ、なんかメイドっぽい服きた美人転校生ユキさんがやってきたぁ」とアニマルタウン絡みの話をしようかと思ったんですが、日に2回もわんぷりの話題を出すのもどうかと思ったので自粛します(自粛とは)。今回の展開はわんぷりではなく、むしろ直近の「僕の妻は感情がない」ですね。てかマジでかなり被ってる。まー、この手の「押しかけもの」の定番展開なのかしらねぇ。 確認していくと、「1人ぐらしの主人公のところになんか変な女がくる」というのがスタート地点ですね。まぁ、厳密にいうと家電ロボ妻は押しかけではなく主人公が意志をもって購入してるから差はあるのだが、とにかく「なんか人間から逸脱してるけど、とりあえず可愛くて役にたつ女の子(?)が家にいる」というのは共通の状態。外を出歩くとオーバーヒートする家電か、それとも外を出歩くと強盗を狙撃するメイドかという違いだけだ(だいぶ違う)。そしてそこに、何も知らない妹が訪ねてきて「妻」と邂逅するという展開。なんと奇しくもどちらもアニメ3話での展開なのである。マジで大筋が被ってんな。さらにさらに、別居してる割には主人公と妹の関係は別に悪いわけではなく、多少エネルギッシュすぎる妹に振り回されつつも仲の良い兄妹というのも2作品共通だし、その妹が「押しかけてきた対象」へ偏愛を示すというのもさらに一緒。家電ロボとの禁断の愛を応援する妹はガチでやばかったが、ストレートに「綺麗な女の人が好きなんだ」と言われる妹もそれはそれで。お姫様抱っこで目をハートにしてたのは、ガチ百合志望なのか、ユキに王子様っぽさを感じたが故の憧れか。今後も妹ちゃんの登場シーンが増えればその辺の感情も明らかになるかもしれないが……メイドは学校へと進出したので、残念ながら(?)次回以降は家電とメイドでははっきり差が出ることでしょう。 しかし、長年職業アサシンをやってた人間がしれっと日本に定住して高校への転入まで滞りなくこなせるのはどうかと思うけどな。一応「図書館に行っていた」という情報が出てきたのでそこで行政手続きを諸々調べて転入まで漕ぎ着けたってことなんだろうけど、そもそもユキは戸籍とかあるんでしょうかね。サポートした妹ちゃんがめちゃ優秀だったのかしら。だとしたらますます「僕の妻」と似た展開ではあるな……。 このアニメの最大の欠点は、「無性にソース味が食べたくなる」という局所的すぎる飯テロ。ラーメンとか寿司での飯テロだったら諦めもつくのだが、ソースだったら別に舐めようと思えばいつでも舐められるからな。別に単品で舐めまくりたいもんでもないぞ。 問題、「ユキ、ユキと連呼する常識から逸脱したクレイジー上田麗奈が慇懃にCV松井恵理子の犬っころと戯れるアニメってなーんだ?」、第2話。ごめんなさい、それが言いたかっただけです。 前もなんかあったな、うえしゃま絡みで「これって事実上のわんぷりでは?」ってんで記事立てしたこと。それくらいに私の中のわんぷりは大きな存在で、上田麗奈が大きな存在だということです。毎週日曜日があるから頑張れるという意味では、ようやくここにきて真っ当な社会人の曜日感覚を手に入れたのかもしれませんね!(他の曜日に働いてるとは言ってない) さておき、なんでカッターが立て続けに「犬っころ」役を任されているのかが結構な謎。そんなに犬的なイメージあるんかな、と思うのだが、引き合いに出したわんぷりのトラメきゅんも犬といえば犬だし、今作のあげもち太郎は、ちょっと前に放送されていた「第七王子」で出てきた巨大モフ犬のシロとやたら被るんですよね。なんでなん? カッターってモフ犬なん? まぁ、猫系か犬系かと言われたら間違いぬ犬寄りではあるんだけど……私の中でのカッターは永遠の牛寄り。 中の人の話題しか出してないですが、ヘンテコラブコメとしては順当に進行中。まぁ、うえしゃまヒーリング番組としてはただ垂れ流すだけで疲労回復・血行促進・家内安全・金運上昇などの効果がある(効果には個人差があります)。映像もちょっとお耽美な雰囲気が作風に合ってて良いですよね。押し付けがましい作画になっちゃうとこの雰囲気は一気に壊れてしまいそう。そういう意味でちょっと怖いのは、どう考えてもユキさんの過去って深掘りする必要があるってこと。これもありがちな議論であるが、「これまでたくさんの人を殺してきた」っていう無茶苦茶なキャラクターが、なんの理由もなしに幸せを手にいれるのってやっぱり抵抗あるんですよね。本人だってそれがわかっているからこそ過去と現在のギャップに苦しんでるわけだし。そのことについて、作者は正面から救済を与える気はあるのだろうか。ちゃんと過去と向き合い、その上で「もう許されたんだよ」と明示してあげるだけのドラマが作れるだろうか。まー、「コメディ寄りの作品だからそんなムキにならんでも」ってんでなんとなく流されても仕方ないとは思うが、それだとここまでの導入が無駄になってしまうしねぇ。完全なる贖罪を行えとまではいかないが、何かしら「吹っ切れる」きっかけはこの先展開されると嬉しいね。
その関係性にどんな名前をつけていくのか、最終話。2つの明日は同じものになるのかどうかはまだ分かりませんが、改めて「赤の他人だった2人が、本当の家族になる物語」って書き方は上手い。 意外にも最終話できっちり落とし前つけてくれましたね。今作のテイストで言うならそこまでも辿りつかないんじゃないかと思ったんだが、ラストは一気に距離を詰めて2人のとりあえずの「ゴール」にたどり着けた。まぁ、この形がベターでしょうね(ベストかどうかはまだ分からないけど)。今回のお話で強いて気になった点を挙げるとするなら、悠太が出会った謎の賢者・藤浪さんがあまりにも賢者すぎたところだろうか。彼女が今いくつなのかすら定かでないのだが、逆境を生き抜いて強くなったその人生訓を、出会って間もない悠太に遠慮会釈なくぶつけてきやがった。藤浪がそうした人生訓を得ていること自体が歳にそぐわぬとんでもポイントだが、それが悠太にとって必要な訓話であるということも理解した上で、わざわざ場をセッティングして下賜している状態。あまりにも導き手として手慣れすぎている。これで種﨑ボイスじゃなかったら流石に違和感があったところだが、種﨑ボイスのせいで違和感がなさすぎてかえって困ってしまうくらいである。「フリーレン様、ようやく人間への理解も深まってきましたね」くらいのもんである。過去に種﨑ボイスの愚者って存在したっけ?(アーニャかな……) 閑話休題、そんな賢者の導きにより、ついに真理へと辿り着いた悠太。放っておいてもこの2人だったらいつかは辿り着いてしまう結論だったと思うのだが、今回はわざわざ2人して同時に「現状じゃダメなんだ、もっと外を向いていかないと」って違う相手をあてがったと見せかけて、わずか1、2週で「君じゃなきゃダメみたい」に戻ってくるというスピード処理。まぁ、すでに答えは分かってたってことなんだろうけど。可哀想なのは沙季にあてがわれた方の男で、あいつは純粋にフラれた。理由もよく分からず、単に「生理的に無理」という理由で(そんな失礼なこと言ってない)。それくらいのショック療法がないと臆病な沙季は自分と向き合えなかっただろうからしょうがない。先週のヘンテコ教授が予言を残し、実際に今週その通りになった。そのセットがあって初めて、沙季は自分の心と向き合うことになった。 そして悠太に至っては藤浪さんが当て馬ですらなかった。「おっ、互いに違う異性に興味を持って別々な道を歩むんやな」と思ってたら、むしろ強引にルート修正するガイドだった。なんか、翌週に実習室に行ったら藤浪さんが影も形もなくなってて「もしかして中秋の名月が生み出した幻影だったのでは……」くらいの処理になりそうで怖い。まぁ、そこはシンプルで明確な外付け倫理(逸脱)装置として出てきたと割り切っておこう。 そうして悠太は結論を出し、沙季との「すり合わせ」に臨む。ことここに至っては予防線もガードも何もない。ただ本心を打ち明けて結果を待つしかない。毎度お馴染みリビングのシーン、今回は朝食時だったので画面全体が比較的明るく照らされているが、今までになかった要素として「家の外、ベランダに置かれた鉢の樹木」がはっきりと見えている。過去にリビングのシーンといえばカウンターの上の花瓶がこの場を支配していたが、それまで窓の外、カーテンの向こう側にひっそりと隠れていた植木が、堂々と顔を出したのだ。陽光に照らされて存在感を放つ植木は当然悠太の象徴。これまでと違って本心を包み隠さなくなり、はっきりとこのリビングにある「2つの心」の存在を示している。そして対比的にカウンターの上の花瓶は直射日光を浴びていないのでやや暗めのライティング。沙季の心がまだこの時点では打ち明けられないことを含意する。 しかしまぁ、お互いの心は結局結ばれているのだ。私室のドアを挟んでのやり取りに昨日見た「ルックバック」の光景が重なって一瞬ドキッとしたが、このドアを巡るシーケンスのカット割りも実に興味深い。今作最大の特徴であるカメラの押し引きがここでも遺憾無く発揮されており、珍しく躍動感のある立ち回りを際立たせた。 そして沙季が悠太を部屋に招き入れ、「一線を超えて」からは話が早い。お互いに自分の感情と向き合えたとはいえ、2人して余計なまでに理知的な性格。「擦り合わせ」は万事滞りなく進むのである。こちらのカットでも印象的だったカメラワークがあり、それは露骨なイマジナリーラインの越境。いや、わたしゃ専門家でも何でもないのでイマジナリーラインの何たるかをよく分かってないんだが(「パプリカ」で見聞きした程度だが)、今回は沙季が悠太を抱きしめるシーンで思い切り視界が反転し、通常なら超えないと言われるラインを軽々と超えた。確かに、実際にそうして「ラインを越える」カット割を見るとその印象は強烈。それまでずっと「悠太が前に出る」シーンだったところを、一気に「沙季が迎え入れる」構図に早変わりする。たったこれだけの演出で沙季の決意がはっきりと分かる。お見事。 無事に結論に辿り着いた2人。しかしまだまだこれからの課題も多いし、ラブストーリーとして見るなら、ここから先も刺激は多いことだろう。原作はまだ未完のようだが、この先の展開はどうなるんでしょうかね。だいぶ気になります。 全容解明……か? 第19話。いつの時代も井戸ってぇのは異界への接続口を果たすものでございますが……割と近いとこにダイレクトにあったな。 というわけで、前回クエスチョンマークが浮かんだところはだいたいが「犯人の手記」という定番形式で語られました。この世界における識字率がどの程度か分からんし、紙とか墨とかも貴重な気もしないでもないが……あれだけの内容をつらつらと書き連ねた治平(小梅の親父)もなかなかの筆まめである。ざっくりまとめると、「猿と接続したのは偶然でした。相手は人語を解する老猿だったもんで知謀知略の部分でも1枚も2枚も上手でした。仙人蓋(人骨)をもらう代わりに色んな要望に応えてました。次第に要望がエスカレートして、人肉の次はいよいよ猿が表に出てくる手伝いをさせられました。そのタイミングで若君連中にバレて万事窮しました」という話。時系列だけでいうと割と短期間で行われてたこと……なんでしょうかね? 最大のキーとなるのは当然「人語を解する老猿」である。CV中尾隆聖というとんでもない猿は言葉巧みに治平を引き込み、猿に都合のいい世を作り上げる準備をしていたように見える。残念ながら途中でその企みは露見したわけだが、彼曰く、「烏どもは都合の悪いことは忘れちゃうから昔のこととか大事なこと覚えてないね」「俺はお前らがカーカー鳴いてる時分から全部知ってるぜ」とのことで、どうやらマジで山内の成り立ちとか烏の進化と繁栄の過程まで、全部把握してるっぽい。ここまででなんとなく「烏の世」の成り立ちはイメージできるような気もしているのだが、まだそこは漠然としている。この裏に何かもうひとネタあったりするんでしょうか。唯一この老猿についての疑問は「随分芸達者なようだし、本人が涸れ井戸から出てきて悪さもできたんじゃないの?」ということだが(実際その後に仲間連中は出てきてるわけで)、その辺りの「山内に今まで猿が出てこなかった理由」は説明されるのかしら。あの井戸も「涸れて」から通じたっぽいから、たまたまタイミングの問題って可能性もあるけど。 そうして猿に見事に騙された治平は、太平の世を乱した罰として思い切り地下街にボコられてあえなく死亡。問題となるのは残された娘・小梅の存在である。どうにも小梅がらみだとカッカしちゃう雪哉は「どーせあいつも裏では繋がってたんだろ? 悪さしてたのは知ってるんだ、ただじゃおかねぇ」という若い正義感を滾らせていたが、どうやらこちらにも軽くもう一捻り。「目元にほくろが2つの女」は実はもう1人おり、そちらは小梅さんの実母のようである。ほくろの位置って遺伝するんでしょうかね。まぁ、悪さをしてたのが夫婦でのことだったら、一応小梅の「なんも知りませんでした」という主張は通ることにはなるね。ラストシーンと次回予告であからさまにお母ちゃんは悪そうな奴だったし。 まぁ、こうなっちゃったらもはや仙人蓋の問題は解決したと言えなくもないので、どっちかと言うと「山内と猿」「山内と外界」という問題の方が喫緊の課題。猿のやつが「これまでのツケを払ってもらう」と言っていたので、ここまで烏が繁栄したことに、何かしらの代償を伴うということなのだろうか。金烏の役目って、いったいなんなんでしょう。 ちなみにほんとにどうでもいい余談だが、小梅ファミリーのお父ちゃん、治平のCVは最近私が注目している役者さん、佐藤せつじ氏。そして今回はほとんど喋ってないけど一応クレジットが表示されていた小梅の母・初音の声はどうやら佐藤利奈である模様。ヒャッホウやったぜ。両親がどっちも佐藤ってことは多分小梅の苗字も佐藤(宮本です)。 ハリネズミパペットかわいい、第11話。ちょっとほしいけど、可愛いパペットって意外と難しい。 今週も相変わらずで色々と刺激の与え方を考えさせてくれる構成。話をざっくりまとめようとすると割と普通の「義妹」ものっぽくなりそうなんだけど、あの手この手でそれを印象的に伝えてくれる手練手管が素敵。 Aパートは軽めに、三者面談のお話。これまでずっと家の中、特に暗い夕方や夜にばかり出番が多かった亜季子さんが珍しくお昼の日の光の中を歩いており、それだけで可愛い(露骨な中の人贔屓)。でも、今作における光の演出ってすげぇ分かりやすい含意があるから、亜季子さんがパッと昼の光の中に出てきたっていうのも、家族の関係性が進んだ証だとは思うんだけどね。 三者面談というイベント、ぶっちゃけほとんど記憶にない。当方、高校時代は超優等生だったもんだから、確か秒で終わっちゃったんだよな。進路も迷ってなかったし(まぁ、まさかその後の人生でこんなに迷うとも思ってなかったが)。だからどのくらい真剣なイベントなのかもよく分からんのだが、多分悠太も似たような感覚だっただろう。「どんな進路でも大丈夫ですよお母さん」と言われ、それに対する返答で確実に亜季子さんからの好感度がアップ。ほんとによくできたお子さんで。高校のセンセってそういう家庭事情って全然把握してないもんなのかしら。そして沙季の方は絶対的な優等生とはいかなかったので一応三者面談で話すことはいくらかあったようだが、悠太の影響で確実に成績アップした沙季も結果的には希望的な評価を与えられ、自分の人生の進路を改めて考える機会になった。そしてその結果が後半パートのオープンキャンパスである。 というわけでBパートは謎の大学教授編。これまでとは違って「1人で歩く沙季」を暗示させる内容で、そんな彼女の内面を掘り下げ、今後を考えるためにダイナミック変なキャラとして謎教授が投入される。世間的に大学の先生ってこういう変人ばっかりだと思われてるんだろうか。まぁ、当たらずといえども遠からずかも。ただ、今回のセンセはあまりに突飛な行動だったもんでちょっと受け入れるのが大変だったが。いや、変なのは教授の方じゃないんだよな。多分読売先輩が単にバイト先の後輩だからって悠太とか沙季のことを大学の指導教官にペラペラしゃべりすぎじゃね? というのが気になるんだ。倫理が専門ってことで、「義理の兄妹」なんて珍しい関係性に興味があったんでしょうかね……。そんでその先生が実際に沙季に会って、なんでそんなとっくりと話をしようと思ったのかも謎。模擬講義の前の忙しいタイミングで、初めてあった女子高生とあんな話をしようと思ったのはなんでなんでしょうね。 まぁ、そこを悩んでも答えは出ないので、作品的な要請としては「この機会に改めて悠太のことを考えるきっかけにしろよ」というだけの装置だとは思うんですけどね。先生曰く、沙季が抱えている恋愛感情はもしかしたら環境が生み出した勘違いかもしれないよ、というお話。まぁ、そう言ってもらえた方が安心する場合もあるだろう。やはりどこかに禁忌を匂わせる関係については「違うよ」って言ってもらう方が楽な可能性が高い。もちろん「そんなこたぁない、これこそが真実の愛じゃ」と反発する可能性もあり、その辺はさすがの大学教授、どっちに転んでも沙季の精神的安寧を害さないようにアフターフォローも入れている。何が目的の先生かは分からなかったが、多分悪い人ではないのだろう。悪い奴がいるとしたら、勝手に個人情報を漏洩しまくっている読売先輩の方である。 教授と対談している一室の描写も、例によって光の演出がさまざまに描かれる。興味深いのはハリネズミパペットの使い方で、登場時以降はとっとと手から外れて放置されていたが、沙季との対話の内容からして、「上から被って外見を作る」パペットは一時的に沙季の象徴として機能しており、そんなパペットがちょうど影の境目に入って日向と日陰で白黒に二分される構図は、今もまだ迷いを孕んでいることの表れ。沙季がどっちに振れるかは、案外先生も興味を持っている部分なのかもしれない。そして、この対話と並行して挿入されるのは予備校の実習室で勉強する悠太と、突発的種﨑ボイスで出てきたメガネちゃんの関係性。いつの間にやら昼飯を一緒に食べるまでの関係になった2人のシーンと、教授の部屋の沙季のシーンが対比的に挟み込まれ、沙季のシーンは右(上手)から光が差し、悠太のシーンは左(下手)から光が差している。舞台において「上手からの力」は何らかの介入、強制の含意。沙季は今回のオープンキャンパスの結果、何かしらの大きな力を受けていることが想起されるのに対し、悠太の方は下手からの光に支えらえるような安定、現状維持、停滞などを想起させている。別に2人の行動に良し悪しはないが、同じようにして「互いに違う道を進んで余計なことは意識しないようにしよう」と考える兄妹でも、そのモチベーションにはいくらか違いがある。 そのことはいつもの通り、夜ご飯のリビングでも描かれている。毎度お馴染み「カウンターに置かれた花瓶」。今回も慎ましくその姿を見せているが、今回象徴的だったのは「悠太の後ろに隠れて半分しか見えない花」である。露骨に悠太が何らかの隠し事、後ろめたいことを抱えていることの暗喩になっており、「予備校の友達」が女性であることを沙季に話さず、2人きりでご飯を食べたことがどこか後ろめたいことが伝わってくる。いや、別になんも悪いことしてないし、悠太のモチベーションとしては全く正しいものなのだが……「悠太は公正だ」とは、以前も沙季に太鼓判を押されていた性質であった。そんな「公正」な悠太は、今の自分の立ち位置に正当性を感じているんだろうか。 まっすぐな兄妹の進路、そこに本当に交わりはなくなるんでしょうか。 どういうことだってばよ、第18話。いや、マジで、どういうことなのよ……。 まさかまさかの展開に脳がさっぱりついていけない。これって確か原作小説だと2作目なんだよね? 1作目で微塵も感じさせなかったトンデモ設定を続編の2作目で切り出してきたってことか。ちゃんとここまで考えた上で1作目の世界を構築し、そのための伏線とかも張ってたのかなぁ。もう今更確認もできないが……とりあえず序盤から「人間」という言葉を1回も使ってなかったのかどうかってのは確認したい。「ヒト」なら広義の用法があるからセーフになるのかしら? というわけで、朔王の計略によってうっかり外界に漏れ出してしまった雪哉と若宮。前回「若宮がおんなじ入口から入ってきたはずがないから別ルートがあるのか?」とか考えてたんだけど、ふつーに同じところから追っかけてきたようだ。基本的に全てが朔王の思惑通りってことだな。ただ、思惑とはいっても最終的に朔王が何を狙っていたのかも今ひとつ分からない部分はある。若宮は此度の試練以前から「外界」のことは間違いなく知っていたわけで、わざわざ試練を設けて手にいれるべき情報は猿についてのもののみ。そして、朔王はトンネルに潜れば猿が潜んでることは事前に知ってたわけで、「帰ってきたら教えてやる」じゃなくて「もうめんどいからその目で実際に見てこい」が狙いだったってことなんですかね。だとして、そんなヘンテコ試練に巻き込まれた雪哉が可哀想である。今回は雪哉の機転で脱出に成功してるし、若宮だけで現地に向かってたら死んでた可能性もあるんだよな。 結局人が悪い朔王のオーダーのせいで色々と苦労させられた2人であったが、ちょっと強引な取引だったこともあり、見返りは充分なものとなった。猿の情報に加え、その発生源や成り立ちまで、「お前、そこまで知ってたなら地下街側でもうちょっとなんとかするか、速やかに報連相してくれよ」と思っちゃうくらいに完璧な情報提供。地下街側も下手人は追っていたらしいが、独断専行で朝廷に伝えてくれなかったせいで事態が大きくなったわけで、案外山内における朝廷と地下街の断絶は大きかったのかもしれない。 さて、もらった情報をもとに現状をまとめておく必要があるのだが、確定事項は「山内ってめちゃくちゃ狭い結界の中の世界だったよ」「外界にはもっとデカくて当たり前な人間の世界が広がっているよ」の2点。外界のテクノロジー情報を記録した書物がある時点で朝廷の首脳陣は外界知識もそれなりにあるようだし、今回の若宮たちのように「外に出てから戻ってきた」リポーターがいるのも間違いない事実。想像以上に、2つの世界を隔てる結界というのは薄いのかもしれない。やろうと思えば外界の技術力を持ち帰ったりもできたりは……しないのかな。所詮は人と烏だしな。 しかし、そうして「中と外」「烏と人間」という二項対立がはっきりすると、いっそう分からんのは「猿」というその間の存在である。今回の話では「外界との狭間にいて、人間を食い物にしている怪物。人間に似てるもんだからたまたま山内に侵入したら八咫烏も喜んで食う」ということらしいのだが、この猿って人間界の猿とは別存在だよね? 俺らは流石に猿に食われることはないもんな。そしてこの猿も人に化けられるのだが、残念ながら言葉は使えないというくらいの能力的な差。身体能力の強さを考えれば、油断してたら烏は一気に絶滅させられて山内が猿の惑星になってもおかしくはないくらいのバランスか。そりゃ外患誘致が許されるわけもない。小梅の父親が指名手配されることになったわけだが……なんでそんな訳の分からん悪事を働いてたんだろうね? そもそも「猿は言葉を使えない」なら、悪人だからとて猿と共謀するのは無理なような……猿の方から「骨やるから、なんか助けて」って申し出てきたってことなんでしょうかね。その辺りのバックグラウンドがまだ見えてこないので、猿ってのがどれくらい恐ろしい存在なのかはまだはかりかねてるわ。 ……でもなぁ、今回の話見てたらやっぱり外界の設定がショッキングすぎて、猿とかどうでもよくなっちゃうんだよなぁ。「山内は崩壊に向かっている」って、そりゃこの状況なら当たり前だよなぁ。逆に今までよく見つからずに成立してたな。歴代金烏がそれだけ頑張ってたってことなんだろうなぁ。 そういや先週で沙季さんも私のツボである「作中でヘアスタイルが変わるヒロイン」になってましたね、第10話。髪の毛を無造作風にいじってる感じが少ない筆数でちゃんと表現できてるキャラデザは偉いと思う。 あいもかわらずじっとりしっとり進むお話。そして毎回なんとも不思議な構図が多くてどうしても画面に見入ってしまう。変な言い方になるけど、ほんとに度胸のある画作りだ。とても理にかなってる部分もあるし、大胆に視聴者に委ねて余白を残している部分もあるし。ほんとにきちっと考えてるスタッフが作ってるんだろうなぁ。 まぁ、ここまで10話も積み重ねてきた作風なので今更追加で何か語るべきこともないかとは思うし、そもそも語られるほど方法論についてのまとまった見解もないのだけど、やっぱりどうしても目を惹かれてしまうのは、兄妹をはじめとした家族の交流の中心地として描かれるリビングの風景。今回は特に兄と妹だけではなく、そこに「母」と「父」も絡んだおかげでその重要度はいや増している。今までずっと「ママン」とか「うえしゃま」としか言ってなかったキャラだが、ちゃんと「亜季子さん」「太一」と名前で認識してやる必要があるかもしれない(今更)。 最大の焦点となったのは、母・亜季子さんと三者面談の絡み。父・太一が忙しいらしく、沙季の分も悠太の分もどっちも保護者として参加しようってことなのだが、学校での2人の立場を考えての気遣いがとても甲斐甲斐しい。悠太たちからしたら「そんなん気にせんでもいいのに」だけど、その辺りが親世代と少年少女の認識の違いでもありますね。そしてそんな案件から「母と息子」の距離感を定めていくというのが今回のお話。 そして、そんな対話が発生するのは当然リビングなのである。今回もやたらと存在感を放つ位置に置かれているのは、以前も言及したカウンターの上の花瓶である。ここ最近ちょっと認識してなかったことを考えると(確認してないけど)多分最近はあそこに花がないこともあったんじゃなかろうか。その花がまた強調されるようなライティングで画面の端に戻ってきており、母と娘の対話をじっと見守っている。ここでの花の存在感は、おそらく生けた本人であろう、亜季子さんの存在を示唆しているように見える。ここでは「母」に当たったスポットがそこから派生するあれこれを暗示させており、娘との対話では当然微動だにすることなく、同じ灯りの中におさまっている。しかし、こと悠太との対話となるとまだ構図が不安定なのか、画面の中を花が移動していたり、そもそも部屋の外からの超遠景の静止アングルで切り取っているので花自体が見えない画角だったりする。亜季子さんの出勤前のシーンは悠太との位置関係が「手前」と「奥」になるカットがあり、画面上では重なり合っているかのようにも見えているのだが、周りの灯りは暗く、2人の距離・すれ違いみたいなものがまだ印象に残る描き方。これは同じようにバイトに出ようとした沙季の時の描写と対比するとわかりやすい。 また、悠太の作った晩ごはんを沙季と2人で食べたシーンも興味深い。このシーンでは当然カウンターの上の花も見えているのだが、2人の食事が終わり、肩を並べて後片付けを始めるシーンになると、それまで色彩豊かに画面内で存在感を放っていた花がスッと消えてなくなる。まぁ、未だ間取りがよくわかってないので「映ってない画角」なのかもしれないが、その場合でも意図的に花の存在を画面から消していることになる。上述の通り、花の存在感が(少なくともあの夜は)亜季子さんの存在を含意するとしたら、皿洗いシーンにおいては親の存在などかき消えた、完全に「2人の関係性」に言及していることの示唆ととることができる。……2人とも、いつどうやって親御さんに相談するんでしょうね。 他にも、次の夜に今度は「娘と父」の2人での食卓になった時にもやたら遠景でとって「この2人の関係はどんな距離感なんだ!」とヤキモキさせられるし、不思議な距離感が続くこの4人家族の内実が、何気ない描写からしっかりと刺激を持って伝えられている。なんかもう、ずっとこのままこの家の壁として行末を見守りたいですね。 若宮神出鬼没すぎんだろ、第17話。まぁ、あのご在室シーンはどう考えてもフラグでしかなかったが……。面倒見なきゃいけない澄尾はほんとお疲れ様。 謎の勢力「谷間」との折衝。山内の今後を決める重大な外交会議であるが、長束さんの一存により御大将は出撃禁止。代理で兄弟がいくし、ついでにこの世界の軍事権の片棒ともいえる雪哉も引っ張っていくんだからなんとかなるだろ、ってのが長束さんの考えだったのだが、残念ながら甘かったようである。今回は長束様が全力ヘタレポジションになってしまってちょっとかわいそう。以前の騒動のおかげで凄まじい策謀家みたいな印象がまだ残ってたけど、その実、単に物分かりが良くて心優しいお兄ちゃんだったからね。そりゃ当主に足るだけの才覚も持ち合わせてはいるのかもしれないが、今回みたいな泥に塗れたお仕事は流石に温室育ちすぎる長束さんには対応しきれなかった。まぁ、対応できちゃう若宮の方がおかしいとは思うのだが……路近さんがいてくれたおかげでなんとか(面子は潰れたが)命は長らえ、今回のナンバーワンはずかしポジションの汚名とともに一旦退場だ。こうしてみると路近さんは本当にありとあらゆる便利要素を兼ね備えたハイパー近従なんだなぁ。 若宮当人が来ない、代理のやつは話が分からない、なんかとんでもない切り札を出して面子を潰した上に人道にもとる解決を試みようとした。地下街の責任者・鵄さんからしたら長束さんの評価は下の下の下なわけで、そりゃもう話にならんってんで戦争もやむなしの心持ちだったが、そこで相変わらず無茶しよる雪哉が捨て身の懇願。それこそ長束様ほどの立場じゃないし地面に頭を擦り付けるのにも慣れちゃいるが、これはこれで捨て身の一策。平身低頭で謝ってるようには見えても、その実「いいから情報くれよ」と言ってるに等しい行為なわけで、なりふり構わないそのファイトを買われなければその場でボコされても文句は言えない振る舞いだ。でもまぁ、雪哉としても「信頼」という鵄さんが出した言葉を解釈し、この場ではそういう行動の方がまだ成功率が高いと思ってのチャレンジだろう。アドリブ判断の速さという意味では、まだ長束様よりも修羅場慣れしてるのは間違いない。あとはこれが鵄さんに届けばラッキーだったのだが……残念ながらこれもうまくはいかない。そりゃま、面子を潰されたと思ってる人間に何をしたところで効果は微妙だよな。 ただ、捨てる神あれば拾う神あり、すんでのところで更なる最高責任者みたいな爺さんが登場。朔王ってのは先代統治者らしく、こちらは雪哉のなりふり構わぬアクションに一定の評価をくれた人物だ。話を聞く限りでは100%許してあげるなんて都合のいい話では無いが、まぁ、なんとか筋は通せた。ただしあくまで「こっちもちょっと誤解してたとこがあるし、協定破棄まではしなくていいよ」が既定路線。その先の「猿の情報教えろ」についてはこっからの雪哉の働き次第だ。 というわけで謎のダンジョン探索スタートです。なんか雪哉ってしょっちゅう暗い穴倉に潜り込んでる気がするよな。目的のよく分からぬ探索行。香時計がやけにおしゃれだったのが気になるが、それよりもっと気になるのは当然穴の中の猿。なんや、地下街の連中は「手がかりを持ってる」レベルじゃなくて「答えを持ってる」みたいですな。そしてそれよりもっともっと気になるのは呼ばれてもいねぇのにやっぱり駆けつけちゃった若宮。朔王たちが見張ってる入り口から入ってきたとは思えないのだが……どういうことだってばよ。ちなみに澄尾さんのとこにいるのはお人形かなんかなんでしょうかね。浜木綿さん、流石に若宮の悪巧みに寛容すぎる。まー、ラフな関係性でいいカップルだとは思いますけどね。 ちなみにそんな浜木綿さんのとこにお勤めにくることになったというススキ様情報が今回最大のサプライズ。最初に「浜木綿様の女房になるなんて」っていう言葉を聞いて「えっ?! ダイレクト百合カプゴールイン?!」とか思ってしまったが、wifeの意味じゃなくてこの時代の「女房」の方ね。残念。ハマ×ススてぇてぇとかになってたらよりによって若宮が百合の間に挟まる男になってしまうところだったよ。こうしてみると浜木綿-ススキ間の連携は強いし、こないだ白珠ちゃんとも普通に世間話してたので、やっぱあせびさんはみんなから煙たがられてるんだろうなぁ……。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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