忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[12152] [12151] [12150] [12149] [12148] [12147] [12146] [12145] [12144]

 最近劇場に行けてねぇなぁ、と思い立って観に行きました、マリオの映画。ぼちぼち劇場も空いてきたタイミングなのでちょうどよかったですね。しかし、気づいたら前作からもう3年も経ってるのか……。マリオ40周年だそうですよ。あなたとマリオの年齢の感覚はリンクできていますか?

 さて、もともとそこまで任天堂フォロワーではない私は前作時点で「一応観てみるか」くらいのテンションで、「あんま詳しくなくてもそれなりに楽しめるやん!」というので満足して帰ってきたのだが、今作についてはさらにハードルが上がっている。何しろ表題が「ギャラクシー」である。タイトルはなんとなく知っているが、改めて確認したら「Wiiで発売されたゲーム。発売は2007年」とのことで、そりゃもう何も知らない世界。今作のキーキャラクターにロゼッタ姫が出てくるわけだが、「誰やねんお前」レベルである(一応マリカ配信は見ていたのでその存在は知っている)。前作はベースとなる「マリオ知識」が最低限あったからこそ楽しめた部分があったのだが、+αされてしまったら流石にに無理かもしれん、という不安はちょいとあった。そして、結論から言えばその不安はあんまりよろしくない方向で的中してしまった。まぁ、分からんもんはしょうがないけどね。ただ、今作はやっぱり前作と比べるとちょっとパワー不足の感はあった気がするんだよな……。

 

<一応ネタバレ防止用に折り返し>

 




 どうなんだろ、3年前の前作のことはマジで綺麗さっぱり忘れてしまっているので過度に美化されて補正がかかっているのかもしれないが、正直に言ってしまえば今作は視聴後にあんまり爽快感がなく、「前作は良かったのに」という感想になった。もちろん知識不足のせいはあるだろうが、知識が無くてもある程度飲み込めた前作との差はもうちょい別なところにある気がする。

 まずもって、映像技術は相変わらず凄まじい。これはまぁ、普段アメリカ産のアニメをあんまり観ない私だからこそ受ける印象だろうが、映像密度は日本のアニメとは段違いだし、端的に言えば「金かかってんなぁ」度合いは想定通り。まぁ、世界のマリオですので、そこで金をケチる意味もないだろうし、前作があれだけのお祭り作品で評価を得たのだから、今回だって同じようにどんちゃん騒ぎの路線でくるのが正しいだろう。ひたすら繰り出される小ネタの数々は、多くのファンが望んでいたものに違いない。

 ただ、今回はそうしてネタを並べるにしても、並べ方がなんだか乱雑だな、という印象を受けた。いや、でもこれ前作も同じだったんかな? 単純に私が知らなくて飲み込めなかったからそう感じただけなのかな? その辺は私の主観では判断できないが……なんかね、緩急に乏しい気がしたのよね。言うなれば「緩急」じゃなく「急急急急」みたいな100分映像。今作は「長大なマリオシリーズのPV」みたいなもんなので無限に刺激を与え続ける構成になるのも当然なのだが、やはりそれで100分はちょいキツい。

 最近よく聞く言葉に(私はあまり好きじゃないが)「ドパガキ」というフレーズがある。世に溢れる直感的なガチャやら短時間で押し寄せるショート動画などの影響で「ドーパミン中毒になってしまったガキ」の略称で、刺激を求めるせいで集中力が低く、何事にも真剣に取り組めない現代病を端的に示したものだという。この言葉を知って「俺もドパガキ予備軍だなぁ」と不安になったもので、確かにここ数年で私も集中力はめっきり落ちた。まぁ、単に加齢で体力が落ちたってのもあるだろうが、それこそショート動画みたいな文明に脳が慣れてしまった側面はありそうな気がする。

 なんでこんな話を突然したかというと、今作こそまさに「ドパガキ向け」に作られたデザインに見えたからだ。とにかく画面に繰り出される刺激刺激刺激。急急急のラッシュで息吐く間もない。そして、個々のシークエンスでのドーパミン総量を優先するあまり、それを繋いだ全体像の扱いが疎かになっていると、そんな感覚である。ドパガキは100分の総体では評価しないのかもしれないが、おじさんは流石にそこまで脳内麻薬に頼りきりでは終われない。

 実は似たような構成の作品群に心当たりがある。それは「スーパー戦隊の劇場作品」である。あれこそまさに「ガキ向け」であり、瑣末な整合性や構成を無視して目の前のドーパミンを優先することが多いフォーマット。とにかく目の前のバトルが盛り上がればいいので、突然シーンが砕石場に変わったところで誰も気にしないし、敵キャラのモチベーションがよく分からなかったとて、そんなこたぁ瑣末な問題だ。今作を見ていて、そんな戦隊映画に通じるものを感じた。ただ、戦隊映画は最近のVシネ版なら30分。長くても1時間ちょいのフィルムなので、そうした詰め込みデザインにしちゃった方が色々やりやすいってのは分かるのだが、今作は100分尺である。流石にこの尺でその場の勢いだけの無呼吸ダッシュは無理だ。どこかで一息つきたいし、最終的に「100分の流れ」を感じたい。

 どうにも今回はそこに色々と欠けがあるようで、特に中盤にマリオとピーチが分かれて動くあたりの支離滅裂さはどうにもついていけない。まぁ、確かあのカエルの親玉は「マリオUSA」のキャラだった気がするし、マリカでお馴染みのキャサリンが何者なのかもよく分かってないのでほんとにぼーっと眺めてるしかなかったのはこっちの責任なのだが、それにしたって「ただ走ってるだけ」のシーンが多かった気がする。

 そして何よりすっきりしなかったのは2人の主人公の見せ方。1人はもちろんマリオ。前作では「単なる配管工のおっさん、マリオがなけなしの勇気を振り絞って男を見せるよ!」という物語の全体像が英雄譚として成立していた。しかし今回はそれが無い。マジで無い。マリオの映画のくせにマリオが空気なのだ。これはどうしたことだ。単にハテナブロックから適当なアイテムを取って目の前の敵をやっつけるだけのキャラクターは、流石にシステムすぎやしないか。

 そしてもう1人の主人公はピーチ……ではなく、クッパである。前作のオチすら覚えてなかったので「あれ、クッパなんでちっちゃいん?」というところからすでによく分かっていなかったが、その後のクッパの「善と悪の間の葛藤」があまりに適当で、いい奴としても悪い奴としても応援できない造形になってしまっている。前作は「かすかな哀愁を漂わせながらも強い信念で悪役として立ち続けるモンスター」としての決意表明が見られたのに対し、今回は「俺は悪い奴なんだ!」からスタートしたのに何故か途中で突然マリオ側にほだされて「やっぱ正義でもいいかな」になり、その後は息子に流される形で「えっ、そこまで用意されちゃったの? ほな悪い奴やるしかないかー」というなんとも希薄な動機からマリオと対峙することを選ぶのである。「一番大切なのは家族愛」と言われればそうなのかもしれないが、少なくとも「父の背中」を見せるだけの活躍が出来ていないし、最終決戦では純粋な「ボスの力」としても物足りない。なんでこんなキャラになってしまったのだろう。

 もちろん、単に私が取りこぼしただけで暗に語られていた部分はあるのかもしれない。……でも全部は無理だよ。マリオUSA、ヨッシーアイランド、ピクミンにスターフォックス、そしてギャラクシー。知らんこっちにも責任はあろうが、流石に詰め込みすぎじゃない? もっと大事に各タイトルを扱う方法もあっただろうに。ヨッシーとかさ、結局この世界ではどういう存在だったんだよ。

 とまぁ、残念ながら今回はノリきれずに不完全燃焼。私が任天堂ユーザーになる未来はまだまだ遠そうである。いや、今からなるんかい、って話ですけどね。昔はゲームボーイ愛用者だったんだよ!

 追伸:そもそも今回の私は「クッパJrって誰なんだよ。クッパの息子ってコクッパ7人ちゃうかったんかい」からスタートしてたのでだいぶ絶望的でした。調べたら、コクッパって今は「子」ですらないのな。なんやその歴史改変は。

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2026/05 06
S M T W T F S
22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[05/19 な]
[05/18 不折正方形]
[05/17 朝美砂織]
[05/14 不折正方形]
[05/14 な]
バーコード