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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「盗掘王」 5→4

 どこまでもなろう的な筋立てのせいで物語として心躍る部分が無かったので流石に点数は間引いているが、私の中ではちょっと意義がある作品だったし、決して低品質ではないということだけ最初に書いておく。まぁ、合う合わないの話ですわね。

 未来を知っている主人公によるチートファンタジー。圧倒的情報アドバンテージからひたすらにマウントを取り続けるだけの展開には辟易するが、一応は「自分の知っている未来」と「改めて歩む歴史」は差があり、ある程度は主人公にも思考の余地を残しているのでそこまで酷いお話ではない。まぁ、カラスに頼る部分が大きいのでやっぱ「転スラ」的イージーゲームの処理はダメだとは思うのだが……その辺は敵側がしのごうとする展開もあるし、何より数ある遺物の個性があり、種々のミッションにもいくらかの変化がある部分で興味は牽引される。「韓国産なろう」といえば「俺レベ」が代表選手扱いだが、あっちよりもなんぼか好みではあった。

 そうして最低限の視聴保証があった上で「意義がある」と評したのは、今作を観ていてなんとなく「中韓のアニメ作画の違和感」みたいなものに名前をつけることができたからだ。今作の映像クオリティはおそらく「高い」方だと思われているだろう。キャラ作画もパキッとしているし、「この恋で鼻血を止めて」みたいな明らかな低予算感はない。それこそ「俺レベ」みたいな作画勝負のアニメにも見えなくもない。その上で、私はやっぱり今作の作画はあまり得手ではなく、いつものように「どっかAIっぽい印象」が付き纏っていることを理由にしていた。ただ、正確にどんな技術が使われてるかなんて分からんし、過去にも「お姫様になってしまった件」みたいな作品を観ても「何がダメに見えるんじゃろ?」と首を傾げていた。

 もちろんまだまだ結論が出る話ではないのだが、多分、私が違和感を抱えていたのは「製作者の思考が伴わない作画」だ。AIだろうがCGだろうが、それはあくまで作画の技術。使いたいなら(法的に問題のない範囲で)駆使すればいい。ただ、その時に「なぜその技術を使うのか」「どう使うのか」を判断するのは結局人間だ。たとえば「セル塗り」→「CG」という技術革新が起こった時、変わったのは純粋に「描画するツール」の部分であり、そこには手を動かす人がいた。もちろん彩色などで大きく手間を削減して自動化された部分はあるだろうが、使用者側もおそらく「こう使えばこうなる」は理解して、目標を立てて使っていただろう。

 対して、AIはそのツール自体に「思考」を委ねる。「試しに出力して出てきたものが良さそうなら人間がOKを出す」という、責任の所在が移り変わったツールだ。もちろん、出力時にある程度統制は効くだろうが、AIってのは「人間が満足しそうなもの」を出すのが仕事。そうなると「AIが出してきたこれって自然だよな」と人間側が判断してしまうのは当然のこと。そして、実際にAIが提供するのは究極のパターン分析であり、どこかで見たことがある「かつて自然だったもの」だ。その作品のために作られたオーダーメイドではあり得ないのである。

 そこのところを感じると、今作の違和感もなんとなく腑に落ちる。「中割りの画」というアニメの概念も早晩なくなっていくのだろう、ということを感じさせる「自然に繋げる技術」は、「らしく」はあるが、「あるべき」だと思って作られていない。どこかで見たもののツギハギで作られているので、そこに「作品」としての価値を見出しにくい。その感覚が、今作は受け取りやすかった。

 繰り返すが、別にこの「製造法」が悪いといっているわけではない。今後も発展を続ける方向性だろうし、おそらく大した時間もかけずに、私ごときの違和感を乗り越える技術だって生み出されるかもしれない。ただ、現状ではまだ「人が考えた画が好きだな」と私は思うのだ。

 
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