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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 飛田さん、途中でダヨーンになってなかった? 第8話。まぁ、クラルヴァインさんは現時点で数少ない今作の癒し(?)要素なのであのくらいのテンションでもいいわけですが……いや、癒しっていうには見てて辛すぎるよな。

 樺太編開始。と言っても、どうやらここに箱があるのはほぼ間違いなさそうなので、最終ステージといったところだろうか。結局1クール作品だからそのあたりの展開はスピーディかつ唐突である。よくわからんのは、エフグラフさんがどの時点で箱のありかを確定させていたのか、ということ。確か序盤に「日本に箱なかったなぁ」みたいなこと言ってた気がするのでその時点では探してたんだと思うんだが(もしかしたら言ってたのカーシュナーさんだったかもしれんが)、かつてドッグヴィルを襲った時点でわざわざユーリィたち兄弟を付け狙って、挙句ミハイルを従僕にしていたのだから、その時点でミハイルたちの親父さんが仕込んだ箱防衛トラップの存在も認識してたような振る舞い方なんだよね。親父さんが箱を持って樺太に向かい、そこで封印を施したのがユーリィたちの幼少期、そのあたりですでに箱のありかを知っていたなら最近までよそでうだうだしてた意味がわからんし、正確なありかを知ったのが最近だとしたら、わざわざミハイルを連れて帰った意味がわからん。まぁ、あの時点では単に「シリウスを吸血鬼にしたら面白くね?」くらいのテンションでの行動だったのかもしれないけどさ。

 今回の封印洞窟での一件で、無事にミハイルさんの立ち位置が確定。まぁ、大体これまでのユーリィとの対話から想像していた通りだが、「身体は許しても心までは許さないわ!」くらいの関係。エフグラフさんの吸血鬼レベルはかなり高いので、残念ながらコントロールされた時にそれに抗うのは不可能みたいだが、それでも脳まで侵されているわけではなく、あくまで箱のありかを知り、なんとか自分の手で確保するためにエフグラフに従っていただけだった。まぁ、かくいうエフグラフさんもその程度のミハイルの背信は織り込み済みだったようで、別に驚いたような様子もなかったですけどね。お兄ちゃんいいやつで一安心だが、このタイミングで反旗を翻して叩き潰されてしまったせいで、残る話数でのユーリィの受難が容易に想像できてしまうのがちょっとかわいそう。ミハイルが殺されずに連れて行かれたってことは、エフグラフさんがその存在に利用価値を見いだしてるってことだからなぁ。さらにヴァンパイアサイドには忠誠心に燃えるクラルヴァインさんお手製のフランケン軍団という確定イベントも待ち構えている。色々と盛りだくさんだ。

 一方その頃、ユーリィは予定通りに樺太入り。そして何故だかコンタクトが取れちゃった現地狩人のビショップさんと共闘態勢。まぁ、世界的な組織みたいだし、いろんなところに関係者がいても不思議ではないか。この人も何か影がありそうではあるが、吸血鬼関係者なんて大体そういう連中ばっかりだろうから気にしてもしょうがないだろう。さらに、日本からロンドンに向かうはずだった教授ら御一行はユーリィの動向を察しつつも、組織の命令にそむかない程度に何かを画策中。みんなしてユーリィのこと大好きすぎるよな。

 そして、何と言ってもユーリィ大好きといえばお嬢さんなわけで……この子、いっつも駅弁食ってるよな。「可愛い子には旅をさせよというが、ついて行ってはいけないとは誰も言ってない」。パパ、金言です。

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 子安意外と弱かった、第7話。まぁ、前半戦を締めるラスボスポジションだったってことなんでしょうけど。この作品は狼にしても吸血鬼にしても、どの程度身体能力が優れているかがはっきりしてないのでバトルの時に何が致命傷になるかよく分からんよな。ユーリィはあれで翌日ピンピンしてるし。

 というわけで前半戦が終わり、次回からは「極寒樺太編」が始まるとか始まらないとか。V海運の力を借りて日本国内での抗争を描くのは今回限り。まぁ、冷静に考えれてみりゃエフグラフも割と早い段階で「箱は日本にねぇな」って気づいていたみたいだし、日本国内にとどまる意味ってあんまり無いんだよな。これで教授たちは一度ロンドンへ、そしてユーリィだけが樺太へゴーっていう流れになるんだろうか。問題は突然ユーリィがいなくなってお嬢がどこに行ってしまうかだよな。あの娘、絶対にカバンひとつ抱えて北方行に挑むよな。

 そして、今回は無残な最期を遂げたカーシュナーさんの口から、教授とユーリィの関係性についての重要な秘密が明かされた。いやでも、確かに衝撃的ではあるんだろうけど、そもそも教授は当時途方に暮れてたユーリィをどうやって懐柔したんだろう。たまたまドックヴィル界隈を怪しげなヴァンパイア研究者がさまよっていて、たまたま拾ってくれたとでも思ってたんだろうか。「教授、あの日あそこで何してたんですか」って10年も聞かなかったユーリィさんサイドにも問題はあるよな。そして、よくある「恩人だと思ってた人が実は……」みたいな葛藤展開なのだが、正直、ここまでのお話でユーリィと教授の関係性ってそこまで掘り下げられていないので、今回の展開はそこまでグッとくるようなものではなかった。そりゃ拾ってくれた人なのだから恩義はあるだろうけど、「別に直接村に火をつけたのは教授じゃないんだし、やっぱりお互い吸血鬼の被害者っていう認識で仲良くすればいいんじゃねぇかな」と思う。実際そうなったけども。今回カーシュナーさんがあっさり油断してやられてしまったことも想定外だったし、なんか、思ってたのとだいぶ違う方向に物語が進んでる気がしますわ。まぁ、1クールのお話だったらこんなもんかぁ。

 あとは最終的に「箱」がなんなのかっていうのが焦点になってきますね。ここまでで誰一人としてその実情を知ってる人間がおらず、すげえぼんやりしたものを追いかけさせられている。これで「ホントはそんなお宝無いよーん」とか言われたらキレるとこだが、実際、そういうオチでも誰も文句を言えないのだ。そのくせ、ユーリィは知りもしない箱を探して守ることが一族の悲願である、みたいなスタンスになってしまっているし、果たしてどんなものだったら満足できるようになるのか……日本軍まで本気で動き出しちゃったし、それなりに情報の後ろ盾はあるんだろうか……まぁ、エフグラフさんがなんとかしてくれることを祈ろう。

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 どんな路線だよ、第5話。まぁ、昭和初期における鉄道網の拡大状況なんて知らないので、静岡・東京間のどこかにああいう建造途中の路線があったのかもしれないけども。「方向がずれたらずっと下り坂」だったらしいので、襲撃現場は箱根あたりなんでしょうかね。

 シンプルに活劇回。P.A.WORKSの作画リソースを惜しげも無く注ぎ込んだダイナミックアクションが見せ場となっている。「列車の上での戦い」というモチーフは数々の作品で描かれているギミックなのだが、これを有効利用しようとすると結構難しい。最近でも「プリンセス・プリンシパル」なんかで「列車での戦闘」が描かれていたが、あちらは列車内部での大立ち回りがメインだった。普通の人間は全力走行している列車から手すらろくに出したことがないわけで、列車の外の環境について、なかなか「真に迫った」ものを描くだけの情報が無いからだ(そういう意味ではジョジョ5部は今から楽しみですね)。

 しかし、今回は安藤監督手ずからのコンテ回ということで、その辺りをかなり色々と考えて、盛り込みまくって作劇が図られている。安藤監督+列車といえば、思い出すのは「CANAAN」12話「忌殺劣者」だろう。あちらはカナンとアルファルドが列車上で激闘を繰り広げる内容となっており、今回の作劇よりもより純粋に、「飛ぶように変わっていく背景」などのスピード感が重視されており、トンネルなどのギミックが一触即発の緊張感を出していた。

 今回の戦闘シーンで注目すべきは、スピード感はスピード感なんだけど、その土台になっているのがまだ歴史も浅い日本のSLだという部分。どの程度の技術力かは定かでないが、少なくとも現代人がイメージする「鉄道」とは随分意味合いの異なった道具なのだろう。実際、白虎党の下っ端連中が発車させるまでにかなりの時間を要しているし、初速が出るまでののんびり具合はいかにも「蒸気機関車」という感じ。少しずつ速度を上げていく中ではお嬢が降りるか降りないかの選択、ユーリィが戦場に戻るかどうかの選択など、「迷い」の部分が効果的に絡んでいるのも面白い。

 そうして一度スピードが乗った列車の中では、あとはお約束として「最後部にしがみついて振り落とされまいとするユーリィ」とか、「なんとか走行中の列車のジョイントを外そうとするミッション」とか、「外れたジョイントを飛び越えて列車を乗り移るチャレンジ」とか、とにかく「まぁ、列車アクションだったら一通りやるよね」みたいな要素を貪欲に盛り込みまくっている。さすがにお嬢は無茶しすぎだとは思うが、むさくるしいヴァンパイアばかりではなく、ちらっと見せる太ももが扇情的なお嬢さんにジャンプさせるあたりはナイスサービスである。さらにお嬢はここぞという場面で肝っ玉の太さを見せるシーンまで用意されており、前回貯めたポンコツポイントが一気に解消されてしまった感すらある。ただまぁ、こうして半端に戦場に食い込んでしまうと……今後のユーリィとの関係性をどの程度の距離にするのかも悩ましいのだけどね。今のところ、お嬢の方がドロテアさんより活躍してるまであるな。

 そして、渦中にいるのは当然我らがユーリィとその兄ミハイル。お兄ちゃん、とんでもない精神状態になっているかと心配していたが、割と常識的なところで悪堕ちは踏みとどまっているようで、ぶっちゃけ今回人造人間を殺してやる必要は全くなかったのに弟の手助けをしている。彼の本心がどこにあるのか、というのが今後の物語の鍵を握るポイントになりそうである。何故か「エフグラフ様のお気に入り」らしいのだが……やっぱり牙・爪がそろい踏みの人狼出身ヴァンパイアっていうのが貴重だからでしょうかね。ユーリィ君はどうあがいても実兄を手にかける覚悟はできていないようであるが、今回の絡みからすると、最終的には兄貴がやることやってボロボロになったところにとどめを刺すくらいの役割になりそうな気がする。絶対に兄貴も吸血鬼連中のこと許してないだろうしな。

 とりあえず、やっぱり吸血鬼・狼男・フランケンシュタインは揃い踏みする定めにあるということは確認できた。さぁ、始まるざますよ。フンガー。

 

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 お嬢様がいい感じにポンコツ可愛くなってきたぞ、第4話。高橋李依ボイスの時点で絶対にどこかヌケてるだろとは思っていたが、こんなに思い切ったポンコツをやらかしてくれる子だとは。いいぞ、もっとやれ。ただ、シリアスが極まったらアホな行動でユーリィに迷惑かけないようにはしてほしいけど。

 V海運とアルマ商会。2つの企業が狩人とヴァンパイアを代表するタームなのかと思っていたが、割とあっさりその辺は覆った。あくまで商会はヴァンパイアが人間社会を程よく利用するための隠れ蓑であり、雇っているのは普通の人間ばかり。悪いことはしてるんだろうけど、そこにガサ入れが入ろうが、意趣返しがこようが、崇高なるヴァンパイア様たちにとってはかゆい程度のダメージである。これまで結託していた(と思われていた)白虎党の連中も、実際は日本での活動の足がかりにちょうどいいから利用されていただけで、気づけばそこはあっさりと決裂。白虎党自体は素直な(?)憂国騎士団であるから、それはそれでまた別の問題を起こしながらの独立を果たした。三すくみとまではいかないが、狩人側、そして警察側からしたら頭の痛い問題である。まぁ、勝手に仲間割れしてくれただけだと思えば別に実害はなさそうなのだが、やはりヴァンパイアの核心に迫れずに使役していた人間ばかりが殺されているのはどうにも気分が悪い。

 そんなヴァンパイアさんたちも、実際は一枚岩の勢力ではない。実質的なトップはツダケンボイスのエフグラフさんであり、子安ボイスのカーシュナーさんはその配下。エフグラフさんは天井からぶら下がる古式ゆかしい吸血鬼の爺様たちの言う「滅びるときは滅びるんちゃう?」という末法観に嫌気がさしており、新しい時代の吸血鬼を目指すために人狼族のお宝、「シリウスの箱」を追い求めている。しかし、そんなあるかどうかもわからないような希望を追い求めるエフグラフさんの姿勢についてはカーシュナーさんはいくらか懐疑的であり、こちらも思想的には拠り所が異なっている。「ロイヤルズ」と呼称されるお偉方はそれぞれにいろんな考えがあるので人間同様に組織を運営する上でも悩みが多いようである。

 興味深いのは、そんなロイヤルズこそ最強設定だが、使役されている下っ端吸血鬼「スレイブズ」については、割とよく知られている吸血鬼の弱点、つまりは日光が効くということ。しかも、何故か皮膚に浴びるとダメージではなく、「目に入るとダメージ」なので目の部分だけは覆い隠す必要があるという。どういうことなんだろう。視神経からの日光だけダメって、よく分からん性質だよな。まぁ、表に出てくるような連中は全員ロイヤルズなのであんまり関係ない気もするけど。そういえば、ユーリィ君のお兄さん、ミハイルは吸血鬼になったらしいが、お外を歩くときにサングラスなんかしていない。つまり彼もロイヤルズだ。最近吸血鬼になったばかりの奴でもスレイブではなくロイヤル扱いってのは、生まれ持った性能によるものなのか、吸血鬼にする側の裁量なのか、はたまた人狼だったから特殊処理になったのか。とりあえず、「強そう」っていうことだけはわかるので弟さんも大変である。その辺歩いててあっさりあっちゃうし。おとなしく挨拶だけしてお別れってわけにはいかんよなぁ。

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 Tomatsuful Power、第3話。弟が戸松、兄は櫻井。世界を救うことも壊すことも簡単にできそうなパワフルすぎる兄弟である。ちなみに、Cパートで登場した博士も加えると、ヴァンパイア陣営はツダケン、子安、飛田さん。こちらも世界の1つや2つや3つや4つは簡単にぶっ壊せそうな陣容。ゴリゴリに濃すぎて気持ち悪いくらい。これを相手取るのは若手を率いる賢雄さんだが……もう、なんだこれ。

 前回アガサさんがあっさり退場してしまったので心の傷が大きかったんですが、キャストの密度はそれでもブレない作品。別にそこだけを楽しむというわけではないが、これだけ濃いとキャスティングしてる側がどんな物語を作りたいかが分かりやすいのでとても助かります。これ、人類サイドは苦戦必至やぞ。いや、ユーリィは厳密には「人類」サイドではないが。「人類の味方サイド」でいいのかな。でも、ヴァンパイアは1000年以上も社会を牛耳っているらしいので、案外放っておいても共存共栄は可能なのかもしれない。単に前回の親父さんみたいな犠牲者が年に何人か出るくらいで(大問題だ)。

 前回が親父さん、そして今回はお袋さん。子を持つ親に容赦ない作品だし、親を持つ子にも容赦ない作品。綺麗に構図が重なったおかげでユーリィの生い立ちが明らかになり、やはりセオリー通り、3話目にして一気に見通しが良くなった。単にヴァンパイアVS狼という構図ではなく、敵サイドに吸血鬼化された肉親までいますよ、っていうのがなかなかエグい設定である。ちなみに今回のコンテは岡村天斎である。P.A.作品ではちょいちょい名前を見るので自然なことではあるが、このまま進むとこの作品のタイトルこそ「DARKER THAN BLACK」っていうのがぴったりくる展開になるのかもしれない。

 「母親」が絡む話に弱いのは相変わらずなんだけど、今回はお袋さんが編んでくれたマフラーの使われ方が容赦なくて辛いところ。普通なら今際の際に託された形見なんだから大切に握りしめながら現在も生きてます、みたいな展開になりそうなものだが、ユーリィさんの過酷な幼少期ではそれすら許されず、逃げ出した直後にあっさり四散。そしてそのことが彼の「狼」に火をつけることになったというのだから皮肉なものだ。今作ではヴァンパイアの方が血を想起させる真紅をイメージカラーにしているのに対し、「天狼」はまさに天に輝くシリウスをイメージさせる青白い光を放つ。現在のユーリィも髪の毛の一部に「白」のイメージを残している。また、現在のミハイルの全体的なイメージはやはり「白」なのだが、今後それがどのように変化していくのかは気になるところだ。

 それにしても、チーム・イェーガーの微妙にズレてる仲の良さは一体なんなんだろうな。見ててやきもきするわ。

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 この世界で一番怖いのは絶園の樹とかじゃなくて、街のいたるところに諏訪部ボイスの一般人がいることだと思う、第19話。ニュースキャスターはまだしも、今川焼き屋の親父まで諏訪部ボイスだぞ。おっかねぇ。

 相変わらず下世話なお話が世界を左右し続ける恐ろしい状況。ついに吉野と真広が直接のご対面を果たすことになった。1期目の樹海での丁々発止のやりとりを考えれば、確実にこの2人が再会したら血みどろの拷問劇が待っていると思っていたのだが、流石にどこか螺子のハズレた2人のこと。誰一人予想していなかった穏やかな和解へと到った。いやぁ、真広さん男前ね。……まぁ、ここでトチ狂ってフルボッコとかだとめちゃくちゃ格好悪いけどさ。最終的に「俺の愛花に何してやがんだ!」って言っちゃったから台無しな気もする。

 しかし、言うこと言っちゃって凄く楽になった吉野さんがマジで鬼畜である。実兄の前で「おっぱいちっちゃかった」だの「骨っぽくて腕がゴボウみたいだった」だの、妹さんの身体についてのアナウンスが克明に。それなんてプレイだ。はたして2人は最終的にどこまで行ったのか。その辺のディティールが分かるエピソード希望。場合によってはR18も可。実況に左門さんを配備すれば完璧である。今回は出番が少なかった左門さんだが、ワンシーンできっちり求められた仕事をこなしたのは流石。安定のテンパリ芸は狙ってやってるとしか思えないレベル。

 ちなみに、放送時間的にコレのあとに「はがない」なおかげで、1時間続けて花澤ボイスの中二病妹を楽しむことが出来る。そういえば、回想での愛花ちゃんは中学生。そして小鳩ちゃんも中学生。とてもじゃないけど同じ年に見えないのが恐ろしい。

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 今更だけど、すげぇ面白いよね、このアニメ、第17話。序盤が本当にしんどかったおかげで感想書くタイミングが無くなってたんだけど、ミラクル左門劇場あたりからあまりに独創的な楽しさが加速しており、今回はその真骨頂とも言えるエピソードになっている。まぁ、完全にギャグアニメとしての楽しさなわけだけれども。

 序盤戦の萌えキャラ代表といえば当然左門さんだったわけだが、ここのところの葉風の加速っぷりが恐ろしい。ツンデレでもないので中の人が同じ稲葉姫子さんとかとは違った持ち味なのだが、どこか冷静に分析して自分の恋愛感情を推し量ろうとしているのに、どうしようもなくテンパって訳の分からないことをしてしまう葉風ちゃんが本当に愛らしい。離島で1人(2年前に)泰然自若としていたはじまりの魔法使いの勇姿は一体どこへ行ってしまったのだろうか。既に元カノがいるおかげで萌えアニメにありがちな朴念仁主人公とは一線を画す吉野との関係性は、端で見ていてもなかなかのニヤニヤ具合である。

 そして、そんな葉風に萌えキャラトップの座を譲るわけにいかない左門さんも、負けじと持ちネタを突っ込んでのアピールに余念がない。どう考えてもコントにしか見えない「吉野の彼女会議」をアホどもと開催し、どんどんかけ離れていく彼らの真面目な議論が下手なギャグアニメよりもよっぽど笑えるのである。なんかもう、左門さんが「なるほど、小学生などの……」とか言い始めちゃうと「ほんとおっさん大丈夫か?」と心配せずにはいられない。そして、まさかの羽村からのマジレスで全員が凍り付くという事態に。事ここに及んで、「あぁ、こいつら全員マジだったのか……」と慄然とする次第である。ここまで「あいつの彼女って誰?」「あの子の彼氏って誰?」という中学生レベルの野次馬根性が壮大な物語になったことがかつてあっただろうか。あまりにもオリジナル過ぎて他との比較が出来ない、そんな恐ろしいアニメである。

 今回は久しぶりに愛花ちゃんの出番も多く、色々と眼福な回でした。愛花ちゃんも言ってしまえば中二病なので、これと「はがない」を立て続けに視聴すると花澤成分がエラい事になります。更に「新世界より」も続けると何がなにやら。大ネタが暴露されてしまったせいで次回からひょっとしたらシリアス展開になるのかもしれないが、この作品の場合シリアスになろうとすればするほど笑えるという謎の効能があるので、クライマックスへ向けての展開にも期待したいところである。

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 立つ鷺、跡を濁さない最終話。これまで半年の間に本当に色々あった湯乃鷺温泉に、ついに別れの日が来てしまいました。

 ここまで綺麗に幕を閉じ、その上で後口すっきりでくどくないという最終回は久し振りに見た気がします。この期に及んで初めて気がつくが、「花咲くいろは」というタイトルは、「花咲いた物語」を示唆するのではないのだね。「いろは」っていうのは物事の初心、はじめの段階のこと。「花咲くための、初期段階」というタイトルだったのだから、緒花たち女子高生の日常は、まだまだこれからということは最初から分かっていたこと。そんな「未来への余韻」を残すエンディングは、また格別のものでありました。

 今回は大きく分けて2つのパート。まず、前半はP.A.Worksの真骨頂ともいえる、盛大なぼんぼり祭りの情景。そういえば、P.A.が最初に頭角を現したのはあの「true tears」だった。そして、あの作品も鍵を握るのは、片田舎で開催される祭りの情景だった。夜の闇にぼんやりと浮かぶ多数の明かりや、暗がりの中でうきうきと心躍らせる人いきれ。そんな雰囲気が画面の隅から隅まで充ち満ちているのは、流石のお仕事である。そして、そんな祭りの情景の中で、たくさんの人たちの「願い札」の内容が明らかになり、そこから「未来への情景」が確認出来る。「続く未来」を最も端的なツールで表したのが、この祭りの夜だったというわけだ。

 そして、そんな中での2つの出会い。1つ目は当然、緒花と孝一だ。よくよく橋の上で会うのが好きなカップルだが、前回湯乃鷺を訪れた孝一は結局緒花とすれ違いばかりだったので、今回は念願叶っての対面ということになる。あのときとは全く違う緒花の気持ちは真っ直ぐに孝一にも伝わり、そのおかげで無駄に紅ショウガの多い焼きそばを食べる羽目になった。屋台のおっちゃん、気がききすぎるな。

 そして、この夜を舞台にしたもう1つの出会いは、裸の気持ちをようやく通わせることが出来たスイと皐月である。面白かったのは2人が祭りの会場を歩くシーンのカット割りで、どこか妙なアングルからの切り取りなので、決して「2人が同じ画面に入る」ことがなかったのである。結局、皐月はスイの生み出した文化に迎合することはなく、あくまで「松前」皐月としての生き様を見せ付けている。しかし、そんな頑なな「隔離」は、その夜の寝室で解消される。互いに譲り合い、わかり合う母子。スイの中には、もう皐月への複雑な感情はなくなっているのだろう。これが、「四十万」と「松前」の融和の起点である。

 後半パートは、結局一時閉じることになってしまった喜翠荘を舞台にした撤収劇。従業員は予定通りの未来へとそれぞれに歩を進めたが、数話前のようなバラバラの「離散」ではない。縁が宣言した「新たな喜翠荘」を目指すための一時解散だ。豆じいが去り、喜翠荘は「元の」喜翠荘としての姿を取り戻すことは出来なくなった。女将が歩きながら巡る誰もいない館内の数々の想い出は、この建物に残された最後の遺産となる。しかし、それが終わりではない。「四十万スイを喜ばせる旅館」が喜翠荘の存在意義であるとするなら、今の喜翠荘が失われたとしても、第2の「喜翠荘」を生み出せばいいだけの話。スイに満足してもらう。そんな次世代の旅館の夢は、既にいくらか現実になっているのかもしれない。

 そして、この建物を最後に離れるのは、やはりスイと、緒花であった。第1話、1番最初に緒花が命じられた廊下の水拭き。彼女が喜翠荘とのお別れに選んだのは、その記念すべき初労働だった。スイでなくとも、わずか半年の滞在でも、すぐに生まれ、大切に育てられる新たな想い出の数々。新しい世界はそこにいくらでも拓けているのだと、スイは痛感させられる。天真爛漫、何も考えていないような緒花の行動に、思わず彼女も寂寥の涙をこぼした。

 最後に残されたのは、「四十万」から「松前」への、正式な融和、橋渡し。未来の四十万スイを目指すことを神に誓った松前緒花に対し、スイは自分の想い出の全てとも言える業務日誌を託した。祖母から孫へ、世代を超えた新たな喜翠荘の夢は、ここに託されたのである。「待ってるよ」と呟いたスイの表情は、全てをやりきったものの達成感に満ち、孫の行く末を見守る暖かな祖母のものになっていた。

 みんな、まだ何が出来るわけじゃない。何が出来るかも分からない。しかし、それは、花咲くいつか。花咲くためのいろはが得られた人々は、そのいつかを目指して次なる扉を開けていくのだ。本当に綺麗だ、未来って奴は。

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 まるで最終回、第25話。あらゆるものが煮詰まって、それが物語を完成へと導いていく。ドラマすなぁ。

 「今までの喜翠荘」と「これからの喜翠荘」の戦いは、ぼんぼり祭り本番を前にして既に臨界状態。あまりの忙しさに次第に当初の目的を忘れてしまう従業員一同は、精神的に追い詰められ、普段の自分たちを見失ってしまう。喜翠荘が好きで、喜翠荘を失いたくない一心で身を削っているというのに、そのために戦わねばならない相手は、四十万スイではなく「喜翠荘」そのものであると錯覚してしまう。変革をもたらして旧体制を打開することが、そのまま新体勢の存在であると錯覚してしまう。壊した後には、新たに作り上げる必要があるというのに。

 そんな奇妙なズレに真っ先に気づいたのは、何よりも精神性を重んじ、考えるよりも感情で行動することを優先させる女、緒花だった。ぼんぼり祭りのサポートに回されたおかげでカリカリした他の面々とはメンタル面で差が生じたというのもあるだろうが、彼女にとっての「喜翠荘」は最も理想化され、「輝く場所」になっていたため、次第にその輝きが失われ、変容していくことについては、冷静な反応をすることが出来たのだろう。「みんな頑張っているけれど、ボンボってはいない」。全く意味が分からないはずのこの言葉も、彼女が自分の周囲の状況を精一杯分析して発した言葉なのだ。やっぱりよく分からないけれど、彼女の言いたいことはどこか伝わってくるようである。

 これまでのサービスを変え、何とか与えられたミッションをこなしていく従業員たち。しかし、無理の生じたままでは、次第に現実との差は広がっていくばかり。巴の怪我をきっかけにして、必死で積み上げた縁の牙城は、脆くも崩れ去った。彼の作り上げようとしていた「新しい喜翠荘」は、次郎丸の言葉を借りれば「幻の城」でしかなかったのだ。先代が何十年もかけて積み上げてきた歴史の集大成を、ほんの数ヶ月で塗り替え、越えていくことなど、並大抵のことではない。ことここに至って、ようやく全員が、何かおかしくなっていたことに気づく。

 そんな窮状を救ったのは、やはり女将であった。彼女も彼女なりに、自分の目指した「喜翠荘の終わり」がどうやら正しい姿ではなかったことを、どこかで理解していた。緒花が訴え、菜子が嘆き、彼女は喜翠荘が自分一人のものでないことに気づいた。「四十万スイの喜翠荘」を、次なる姿に生まれ変わらせるために、彼女は別な角度からの助け船を出すことにしたのだ。それが、中居としての四十万スイ。これにより、「これまでの喜翠荘」は「これからの喜翠荘」の中に溶け、新たな姿を現すことになる。

 はかったようなタイミングで現れた皐月も加え、親子三代、夢のコラボレーションが実現。四十万スイ、松前皐月、松前緒花の3人は、この時に初めて、同じ方向を向いていた。「喜翠荘を守る」「喜翠荘をぶっ壊す」。2つの全く異なるベクトルが、奇妙にねじ曲がりながら、ようやく1つになった。そこには新たに「四十万」崇子も加わり、喜翠荘は、新たなステージに踏み出すことになる。

 もう、ラストの親子3代が中居姿で並んで歩くシーンだけでも感無量。これまで半年の間見守り続けてきたこの喜翠荘の風景の中で、この情景が見られるとは思ってもみなかった。すれ違いはあるし、主義主張には曲げられないものもある。それでも、家族の絆は固く、喜翠荘を巡っての仲間達の結束は揺るがない。夢を追い続けてぼんぼった女達の、何と凛々しく美しいことか。素晴らしい最終回でした。

 あ、終わってない? まだある? そういや孝ちゃんほったらかしだったからな。次週は「女将のお部屋にお泊まり孝ちゃん」が見られるのか?! 気づけばこの作品も25回の放送を続けてるんですよねぇ。今回のエピソードだけでも、例えば緒花の「輝きたい」という発言や、中居仕事をする一連のカットなんかは、これまでのシーンを思い起こさせるために意図的に演出を重ねてきている。他にも、緒花がデコピンされるシーンでは、緒花が喜翠荘に来て真っ先に浴びた洗礼が女将のビンタだったことを思い出させてくれて、時の流れを感じさせる。こういうシンプルな「成長物語」って、やっぱりグッとくるものがあるんですよ。

 さて、泣いても笑っても次週でラスト。孝ちゃんは幸せになれるのか? そして、老舗旅館の食卓にホビロンが並ぶ日は来るのか? 

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