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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 犬も可愛いからきっと同列の王子も可愛いよ、第5話。最初は「同列に扱わないで」って言って上から眺めてた王子が同列になって、抜かれて、地べたに這いつくばって犬を見上げるカットほんと好き。

 友情タッグ形成話はそろそろ大詰めだろうか。前回の榊乱入の効果で王子も多少(ほんと多少)前向きになった部分があり、これに感化されたムサもチーム入りが確定。そして何より、溶け込めずに浮いていたカケルがいよいよチームに打ち解けることができるようになったのが大きい。「もっとうまく話せるように」という目標は残っているが、少なくとも「誰かと走るなんて嫌だ」という意固地な姿勢は消え失せたので、あとは未だ謎めいたハイジの目的意識の確認と、自分にできることを想定した立ち回り次第ということになるだろう。

 明示的な反対派はこれでユキのみ。彼が最終的な障壁になるのかとばかり思われたが……意外なところに伏兵がいたものである。そう、ユキの場合、表立って反抗心をむき出しにしているぶんだけまだマシだったのである。好きの反対は無関心とはよく言ったもので(それが本当かどうかは定かじゃないが)、嫌だ嫌だと喚いているうちは、かえって興味があることの表れでもある。未だ底を見せぬニコチャンとの絡みで揺れ動くユキは、最終的には納得ずくで参加することになるのだろうから、その時にはきっと頼れるメンバーになってくれることだろう。

 しかし、残っていたのは、実はキングの方だった。てっきりハナちゃんの参戦であっさり籠絡されたのかと思っていたのだが、ふと現実に立ち戻り、就活がうまくいかないストレスをぶつける先が見つからないキング。必死に「現実」と戦おうとしている彼には、夢物語にしか聞こえない箱根の話をするハイジはなんとも苛だたしい対象であるし、それに乗せられてバカみたいにホイホイ走りにいっちゃう他の連中だって癇に触る。さらにこの機を狙ったハイジの「人生全てを練習に差し出せ」と言わんばかりのルール改正は、そんな夢物語が自分の「現実」を侵食するというとんでもない暴挙。自他の認識の齟齬に耐えられなくなったキングは、ここでいよいよ明確に決別の言葉を吐き捨てたのである。

 ……まぁ、キングの言ってることの方が正しいからな……。こればかりはどうしようもない。就活がうまくいかないことの八つ当たりっぽい部分はちょっといただけないが、単に同じ釜の飯を食っているというだけで、生活全体の構造まで変えられてしまってはたまったもんじゃないだろう。「俺には俺の人生が」というのは就職後のことまで考えた長期的な意味合いもあるが、今この瞬間、必死に大学生活のゴールを目指している自分のリアルタイムの人生にも訴えかけたものなのである。

 おそらく、このキングの攻略がハイジの最終ステージとなるだろう(ユキは、多分ニコチャン先輩がなんとなく説得しそうな気がする)。果たしてこの状況をどのように打破するのか。キーマンになりそうなのは、走ることを肯定され、全員のモチベーションを上げることにも前向きになってきたカケルの存在か。

 あとは、ちゃんと王子に飯を食べさせられるかだよな……食え、もっと食え……。

 

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 できちゃう、友情できちゃう、第4話。ヤベェ、なんかいい話っぽい流れで10人がまとまりつつある。ハイジからしたら今回の外野の乱入劇は全く想定していなかった事態のはずなのに、それがきっかけで何かの歯車がくるくると回り始めている。

 いよいよカケルの過去話。ただ、具体的に彼が何をしでかしたのかまでは具体的に描かれていない。高校時代は成績優秀だった様子で、周りの部員よりも贔屓されていたことはわかっているが、そこからどのように転げてしまったのだろうか。コンビニでパンに手を伸ばすシーンの意味も現時点ではまだ断定できない。嫌味を言ってきたやつ(榊)の様子を見る限り、カケルのやらかした何かのせいで競技自体がポシャってしまったようではあるが……。

 もちろん、カケル以外の部分でも相変わらずハイジの計画は着々と進行している。すでに神童は落ちたようなもの。むしろ持ち前の才能でもって周りにまで影響を与え始め、今やハイジの右腕である。マネージャーとしてハナちゃんを導入した効果は思いの外大きく、双子とキングの完全攻略も時間の問題。もう、こうなってしまえばムサの恐れていた通りの過半数突破だ(過半数って言葉も知ってるんだな)。ニコチャン先輩も黙っているとは言え確実に肯定側だし……。そして、今回決定的だったのは王子の心変わりである。いや、ボロボロの状態だったから本人も何言ってるか分かってなかった可能性もあるが、「漫研の人間なんだから漫画を使って篭絡しよう」というハイジの単純極まりない作戦で精神を揺さぶられ、さらに榊が演出したあまりにも漫画みたいなシチュエーションがやけにツボってしまったらしく、持ち上げられた状態から自分の憧れの漫画の世界へダイブしてしまった様子。うーむ、これだからオタクはちょろい……。

 これで、すでに抵抗勢力は今やユキのみ。ムサの性格ではこれ以上の抵抗も無理だろうし、流れでカケルが傾いてしまった場合、あっさりと折れてしまうだろう。おやぁ、思いの外スピーディーにここまできてしまったぞ……怖いなハイジ。こんなにも邪悪なスポーツ漫画の主人公(?)ってなかなかいないよな……いや、小説だけども。

 とりあえず、すさんだ心は全部アイキャッチのイッヌで癒すべし。ほんと、あそこが無条件で可愛いのがずるいんだよな……。

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 女の子は正義、第3話。タイトル見てなんのことやねん、って思ったけど、そのまんまズバリで女の子が出てくるで、っていうお話やった。なんとなくだけど、珠莉ちゃんってこういう男に囲まれて周りを盛り上げる役でよく見かける気がする(ニルアドだけかもしれん)。

 少しずつメンバーをからめとっていく「人鬼」・ハイジの暴虐が淡々と重ねられていく。「こんなもん、どうあがいても無理やんけ!」という印象は1話目からずっと続いているわけだが、現時点ではさらに具体的な数字がどんどん出てきて、無理レベルは上がる一方だ。まぁ、そうだよね。わざわざ数字を出されなくても「無理!」ってわかってる話だからね……。しかし、寮の連中も意外に頑張るもので、無茶苦茶な早朝ランニングでもなんとか10キロは走れる人間がほとんど。俺、多分大学一年生に上がりたてのタイミングで5キロ走れって言われたら多分王子よりもひどい結果になってたと思うよ。5キロで確実に膝壊してたと思うよ(受験勉強で人生で一番太ってた時期だし)。そう考えれば、絶望的な状況でもちゃんとゴールにたどり着いてる王子はそれだけで偉いといえば偉いんだよな。

 しかし、そうは言っても素人レベルの「偉い」で通用するわけがないのが箱根。現時点ではそのレベルに手が届く可能性は一切見えていないのだが、ハイジは何か秘密兵器でも用意してあるのだろうか。残り10ヶ月とは言っていたが、ちょうどこないだ予選会云々というニュースを見たので、本物の箱根に出場したいなら期間はもっとずっと短い。ここから心身ともに鍛え上げる手段は……ないやろなぁ。どこまで頑張って「嘘」を薄めてくれるのか、今後の展開が見ものである。

 そして、そんな「嘘」の一端となるのが、今回登場した女の子・葉菜子ちゃんである。今キャラ表で名前確認したんだけど、八百屋の娘だからってこの名前はどうかと思うけどな……幸い本人は真っ直ぐな子に育ってくれているようで、地元商店街のよしみなのか、ハイジの途方もない夢にボランティア感覚で付き合ってくれている優しい子。他の連中の反応を見るにルックスも充分可愛らしいようだし、かなりハイスペックなマネージャーポジション。彼女の影響を一番受けているのがキングみたいだが、双子も彼女の存在を呼び水にコロッと落ちてしまっているし、最後まで抵抗していたユキについても、ハイジの脅し+「こっちにきても一応女の子がいるという事実」の合わせ技が意外と馬鹿にできなかった。もう9人中2〜3人は落ちてる状態なので、最後の砦であるカケルさえ落ちてしまえば……いや、でも王子はどうすんだあれ……。

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 アイキャッチのわんこが可愛い、第2話。やっぱ和犬はあのコロコロもふもふしてる感じが良い。いとしいムーコ。

 注目の第2話。あんな絶望的な状況から、一体どんなミラクルがあれば箱根駅伝に出られるようになるのかと思ったら……すげぇ力技だった。まずは全員のモチベーションを最低限のところまで引き上げなければいけないわけだが、ほぼ全員やる気ゼロの状態から、1人1人を脅し、誉めそやし、釣り上げる。あの手この手で各人のパーソナリティにあった勧誘(もしくは恐喝)を展開していく様子は、なるほどこの手の「スポーツもの」ではお馴染みだし、「長屋もの」としては各人の自己紹介パートとしてこれ以上ない導入になっている。おかげで野郎ばかり10人というとんでもなく高い記憶ハードルがあるにもかかわらず、2話目の時点で既におよそメンバーについてはクリアできてしまいそうだ。こんなに導入がスムーズなストーリーテリングって、実はそれだけで結構な技である。

 今回誰よりもキャラが際立ったのは、無論言い出しっぺのハイジであろう。1話目では「気のいいあんちゃん」くらいの印象だったのに、このわずかな期間で見事にサブタイトル通りの「鬼」の称号を獲得。特に王子に対して退去を迫る様子などは、完全にこの日のために伏線を張ってきた狡猾さ、無慈悲さが出ていて実に外道である。まぁ、多分入居の時にも(違法にならないレベルで)説明はあったんだろうけども。でもさ、入居から数ヶ月単位で何も言われなかったら「あ、これでええんやな」って思っちゃうよね。そこにつけこむのはやはり外道のやり口である。

 そして唯一の外国人枠であるムサに対する手管も同じ手法だが、こちらは本人が「一番弱いところ」と評されるくらい精神的に脆弱なお人好しだったため、実質何も手を下さずとも落ちたようなもんである。あとは10人中で一番バカだと思われる双子については「女の子にモテる」の一言で秒で陥落。まぁ、この2人はコントロールするの簡単そうだからな。

 一番わからんのは、学内でねちっこく勧誘されていたクイズ野郎(キング)と秀才くん(神童)の2名。キングについては「就職に有利やで」という誘い文句を使っていたが、現時点で4年生なら、今更そんなとってつけたような実績が欲しい時期でもないような……多分、駅伝の練習するよりもその時間で片っ端からエントリーシート書いたほうがいいと思うぞ。まぁ、キングはそこまで走ることへの抵抗がなかったってことなのかな。そして神童の方は、「テレビに出たら田舎のご両親が喜ぶぞ」というよくわからない誘い方をしていたが……いや、さすがに帰るんじゃね? そんなにしょっちゅうは帰れないかもしれないけど、さすがに大学の学部生なら年に1、2回くらいは帰省するやろ。それだけじゃ足りない何かがある家庭なのか……まぁ、こちらも基本的には「いい人」っぽいので、単にハイジの執念に口説き落とされただけかもしれないけど。

 そして残るは3人。まだ「落ちて」いないのが、法学部の才媛であるユキ。こちらが一体どんな流れで陥落するのかは次回以降に持ち越し。そして、なんだかんだで年の功を見せつけるのが、不思議な存在感を見せつけるヤニ中毒のニコチャン先輩。こちらは陸上経験者ということに加えて、ハイジの必死の様子を見続けていたというシンパシーからも走ることにはそこそこ積極的な様子。多分この人が正式に参加を表明すれば、その流れでツンデレくさいユキも落ちることになるんやろなぁ。

 そして最後のボスであり、チームの最有力候補でもあるカケル。どうやら過去に所属していたチーム(高校時代の陸上部か)で何やらいざこざがあった様子だが……出会ってそのすぐ後でそんな過去の履歴まで調べて迫ってくるハイジって本当に怖いな。さらに負けず嫌いの意地っ張りなところまで見透かされてるし……現時点では対等なように見えてはいるが、実は既にハイジの掌の上な気もする。対人関係に慎重なタチのようであるが、果たして、犠牲にならずに逃げ切ることができるだろうか(出来るわけないやんけ)。

 さぁ、これで10人。意外とあっという間に臨戦態勢に入りそうだ。しかし、モチベーションがクリアできたとしても実力は短期間で埋め合わせられるはずもない。作中でもいわれていたとおり、「選ばれた者たちが、日々必死の練習を繰り返しても一握りしか残れない」という過酷な競技なのだ。そんなところに一朝一夕で出場してしまったら、それこそ侮辱になってしまうだろうし……さて、どういう構成になっていくんでしょうね。

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 あぁ〜、いいですわゾ〜、第19話。明ちゃんの完全覚醒。まぁ、これまでの様子から大体何を抱えているかは分かっていたのだけども。

 多々良というのも悪い男である。人畜無害な顔をしておきながら、その実彼のダンススタイルは次第にパートナーを変質させていく。単に我が強くて相手に合わせることを強要するとかだったらいくらでも拒否のしようはあると思うのだが、最初は相手を尊重し、個性を消しているかのように見せかけて、少しずつその末端から飲み込んでいくような、何とも不可解なターンの取り方をする。「立ててから、引っ張る」というこの多々良スタイルにガッチリ噛み合っていたのが真子ちゃんで、彼女の場合は持ち前のポテンシャルを多々良に引き出してもらう形で相互に高め合うことに成功した。

 しかし、もともとリードを担当していた千夏の場合はそういうわけにもいかず、出会ったとき以降、特にここ数話は喧嘩しながら互いに互いを引っ張り込もうと躍起になり、何とも歪なコンビネーションを披露していたわけだ。しかし、こうして「合わないと言って揉める」という段階もすでに多々良の手の内とも言える。何にせよパートナーは「多々良の自我」を見て、その値踏みをしながら向き合うことを強要されるわけで、一緒の舞台に立ってしまったのが運の尽き、あとは多々良という面妖なリードに多かれ少なかれ影響されることになるのである。

 普通に考えれば、千夏ちゃんが変化し、ガミガミ言いながらも少しずつ多々良に歩み寄るのは良いことである。千夏ちゃんはそれで個性が死ぬようなヤワな造りではないだろうし、互いにそこから伸ばせる部分を見出していけばいいだけの話だ。しかし、それが我慢ならない人間がただ1人。それが千夏の元パートナーの明だったわけだ。彼女と千夏の馴れ初め、そして2人でダンスに挑むモチベーションに至るまで、今回は回想シーンでたっぷり明ちゃんの内面を見ることができた。その根底にあるのは実にシンプルな千夏への感謝と憧れ。幼い頃に千夏に救ってもらったことへの恩があり、ダンサーとしても女性としても自分には無いものをたくさん持っている千夏が素直に羨ましいという感覚。そして、そんな千夏が気づけば「自分専用」のリード役になっているという優越感。どこまでも卑屈な部分が抜けない明は、そうして自分以外のものを占有しているという事実から、大きな自己肯定を得られていた。

 しかし、そんな千夏が少しずつ多々良によって変えられていき、ますます自分の方を見なくなっているという現状。それが彼女には耐えられない。千夏をここまで支え、ずっと千夏の理解者であり続けたのは自分一人だけ。そんな歪んだ独占欲が、これまでならちょっとした嫌味程度で済んでいたところだが、もう、明確な外敵が現れてしまったのである。かつて千夏に「もう明は頑張る必要など無い」と言われてしまったショッキングな過去。自分は千夏を理解しているはずなのに、千夏はちっとも自分を分かってくれない。自分はこんなにも千夏を欲しているのに、千夏は少しも興味を持ってくれない。そんな一方的な偏執が、「千夏が他者によって変えられる」という事実でますます救えないものになっていく。

 牙を剥く敵意。荒ぶる百合魂。ただでさえ迫力のダンスシーンを描くためのハードな画風で、鬼の形相をした明ちゃんのガン飛ばしが見られる最高の演出。このまま、明ちゃんは千夏を寝取られてしまうのか。それとも、憎き男を打ち倒し、憧れの王子様である千夏を取り戻すことができるのか……。いや、本筋の流れから考えたら絶対に明ちゃんの熱意が成就することはないんだろうけども……。ここまで熱量のある百合は久しぶりに見たので、その歪な欲求は何とかして叶えてほしいものです。頑張れ明。

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 なんやこれ……第24話。すごい、クライマックスって、こういうことを言うんだってことをまざまざと見せつけられた。

 これまで感想書いたことなんて無かったのだが、流石に今週は記録を残しておく必要がある。とんでもない回、とんでもないアニメだった。この「ハイキュー」は1期の頃から非常に動画の質が高く、スポ根ものとして120点の作劇が素晴らしいアニメなのだが、2期にもなったし、そろそろ慣れてきていい演出がびしばし出ても「まぁ、ハイキューならこれくらい出来るな!」とすげぇ贅沢な処理をしてしまっていた。しかし、事ここに至り、クライマックスを盛り上げるためにスタッフは更なる極限にまで情熱を注ぎ込んできた。元々ダイナミックな原作絵も見どころなのだが、それをフルに活かしながら、アニメーションが予想を上回る魅力をガンガン積み込んでいくあまりにも幸せな完成度。これ、昨今でも屈指の作画演出なのでは。

 最終決戦ということで盛り上がりは必然、これまでにも、京谷の空前絶後のスパイク、及川の轟くようなサーブなど、劇画タッチを上手く織り込んだ見せ方で1つ1つのプレイに迫力を持たせていたが、今回は最後の攻防戦ということで、全てのプレイが最高のクオリティでシームレスに繋がっていく。バレーボールの「ボールを落とさなければ負けない」というシンプルにして大上段にあるテーゼが何度もクローズアップされ、「落ちるか」「落ちないか」というその1点のみで嫌が上でも盛り上がってしまう。そこに少年漫画的な各キャラの暑苦しい気合いが全て飛び込み、全てのキャラが全力全霊、汗を最後の一滴まで振り絞っている壮絶さにまばたきすら許されない。案の定、コンテを切ったのは満仲監督その人である。今回は……魅せにきたなぁ。いや、お見事。

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 締めた、締まった、最終話。予想以上にきっちりとまとめてきて非常に感心しました。わずか11話とは思えない密度の構成で、よくこれだけの話が作れたものだ。

 もちろん短いなりにちょっとした不満点はあるので先に書いておくなら、化けの皮が剥がれた朔夜さんはちょっと弱すぎた。いや、メンタル面とか、小物臭とかじゃなくて、冒頭、体術で朱ちゃんに負けてしまったのはどうなのよ、っていう。まー、元々ステゴロじゃなくて権謀術数で相手を貶めるタイプだったんだろうから、こういう修羅場はあんまり慣れていなかったのかも。でもこれまでの現場ではあんなに有能そうだったのけども。あと、成り行きで鹿矛囲を殺してしまったのも安易といえば安易。むしろあそこで「常守朱の結末」を強調するならば、諸悪の根源と目されていた鹿矛囲も殺さずに逮捕して「裁く」方が正しい。ただまあ、これ以上重要キャラが生き残って絡んできちゃうと、ますます世界がややこしくなるからな。劇場版を考えると、あくまでこのテレビシリーズのみのキャラと割り切って消しておくのはしょうがない措置か。代わりに酒々井さんが生き残って彼の志を(下手したらすげぇおかしな方向に)引き継いでくれることでしょう。

 今回は最終話ということで終始緊張感の続く素晴らしいエピソードになっており、1つ1つの台詞回しも含蓄に富む印象的なものが多い。せっかくなので、ゾクッときた台詞を時系列順に抜き出して、今回の感想文に絡めていこう。

「法を守ることを絶対に諦めちゃいけない」

 結局、常守朱というキャラクターはこのシリーズ中でも一度たりともぶれなかった正真正銘のヒーローである。先週は多少揺らぎかけたものの、そこは狡噛効果で切り抜け、彼女は最初から最後までこの「遵法精神」を貫き通している。鹿矛囲(達)によるカウンセリングでは、「法の外で動く」という選択肢は存在しないという彼女の断定が、彼女の色相をクリアに保つファクターだと分析されていた。もちろん、ここでいう「法」とは彼女なりの正義であり、シビュラと同一でもなければ、鹿矛囲にも賛同はしない。彼女の力が、最終的にシビュラに変革をもたらす時代のターニングポイントとなったのである。

「黒いものはより黒く、清いものすら黒く黒く染める」

 全て明かされた東金朔夜の生い立ちとメンタリティ。こうして改めて見ると、やっぱりただのマザコン坊やなのである。シナリオ的な立ち位置は「旧世代シビュラ代表」でありながら、色相を積極的に悪化させようとするバグみたいな存在。彼の告白を聞いたシビュラ(東金美沙子)も、喜んで受け入れるっていうよりもちょっと呆れたような顔を見せていたのがなんとも。末期のシーンでは、自身が持つ歴代記録である犯罪係数をぶっちぎって800越え、900に届かんばかりの数字を達成。まぁ、ある意味で今作最大のネタキャラ、可哀想なキャラだったとも言えるか。

「犯罪係数、オーバー300、執行モード、エリミネーター」

 シビュラがシビュラ自身を裁いた、歴史的転換点。相変わらずだが、今作はクライマックスになってシビュラがしゃべりはじめると、日高のり子ボイスの存在意義がぐっと増して画面が締まる。合議を繰り返しシビュラ内部が下した決断は、またも常守朱という一個人の申請を飲み、自らに変革をもたらすことであった。前々から議論はあったともいっており、おそらくシビュラ自身も自己の内在した矛盾については懐疑的な部分があったようだ。もちろん、いざそうした変化を導入した後の問題点についても自覚的であり、このたびの決断はシビュラというシステムが確立してからの、初めての大きな挑戦といえるだろう。まぁ、現時点ではその結果として「自らに内在する色相を悪化させる要因」を除去するという対処療法的なものに留まり、今回だってあくまで「東金美沙子と一部の成員を削る」ことで解決をみただけである。とはいえ、これまで少しずつ蓄え、培ってきたシビュラの「容量」はこれで大きく減ってしまったことだろう。再びの進化のために、シビュラは新たな担い手を求めることになるはずだ。ここで「自分が黒いと言われないように判断基準の方を曲げる」という選択肢も理論上はありえたはずだが、それをやってしまったら当然シビュラの崇高さは地に落ちる。集団としての色相を認識し、そこから「自分はクリアである」ことを維持するための対処というのが精一杯の譲歩案であろう。余談だが、今作1期はエンディングテーマ「名前のない怪物」がシビュラを意味する言葉になっており、今回も綺麗に「Fallen」で「堕天した神」の存在を揶揄するものになっているのは格好いい。

「お前の後輩を取り戻したぞ、青柳」

 ギノさん最大の見せ場。もう、その酒々井さんを取り返したところで絶望しかないんじゃねぇかって気もするが、結局酒々井については安易に殺すのではなく、鹿矛囲事件の語り部、生き証人として、苦闘の生を強要する方向に動いたようだ。ギノさん、酒々井との対決シーンではボーガンを右手で弾く描写があり、ちょこっとだけあのサイボーグアームが役に立っている。狡噛には出番があるのにおやっさんは忘れ去られたような状況なので、こういう演出があるとちょっと救われる。他方、酒々井の方は完全にキチピーじみた表情になっており、鹿矛囲があれだけ満足げに逝ったことを考えると、本当に余計な置き土産になってしまった。まぁ、鹿矛囲からしたら百数十人の同志と違って、酒々井なんてドミネーター強奪のために途中で拝借した道具の1つでしかなかったからなぁ。完全にヤリ逃げ状態である。だが、そんな酒々井さんもラストシーンでは鹿矛囲との絆である右目を押さえながらもまだ生気の籠もった表情を見せており、どうもこのままじゃ終わらない気配を感じさせる。施設の中に消えた雑賀先生に加え、このアマ、ひょっとしたら劇場版でも何かキーになるかもしれません。なお、雛河さんは本当の本当になにもなかった模様。ダイナミックなレッドヘリングだったな。

「こうしなきゃ、アタシがクリアじゃなくなるの」

「ここから先へは進みません。全部忘れます」

「わたし、この社会が大好きですから!」

 東金さんが最後の最後で小物な最期を迎えたため、2期オリジナルキャラとしてはぶっちぎりでトップの輝きを放つ結果となったのが、我らが霜月美佳さんである。正直、この東金との対峙シーンは涙が出そうなくらいに好き。狂おしいほどに美佳ちゃんが愛おしい。この物語は常守朱という「完全なる遵法者」を主人公としたものであるが、そんな「強者」である常守と対比的に描かれるべきは、鹿矛囲でもシビュラでも、ましてや東金などでもなく、ひょっとしたら霜月という卑屈で矮小で姑息な人間だったのかもしれない。彼女もまた、「自分を持ち、強く生きる」術に長けた「強者」である。彼女のメンタリティは、どこにでもいる凡庸な人間のそれに他ならず、誰もが霜月美佳になれるチャンスがある。なってしまう危険がある。「社会」と「人」のありようを考える上で、常守という超常的な「人」を描くと同時に、霜月という地べたに這いつくばった「人」もあればこそ、シビュラというシステムの根幹が見えてくるのである。そして、彼女も彼女なりに、このシリーズで大きく成長した。そのことを示すのが、ラストの六合塚さんとのお茶のシーン。

「誰であれ、許す気は無いわ」「同感です」

 こういうシーンもいいよなぁ。本当に、あやねるは最近良い役者になってることがよく分かる、静かな中にも様々な感情、思惑が詰め込まれた一言だ。今後、同じ職場にいる朱ちゃんとはどういう関係を築いていくんだろう。今回冒頭でも「あいつが全部悪い」と息巻いており、このたびの事件でますます同僚との溝は深まったようです。

 こうしてこのたびの鹿矛囲事件は幕を下ろす。1期の時同様、物語としての「結末」というのとはちょっと違うが、「この社会は終わらず、始まったところである」ことがよく伝わってくる幕引き。未来のことを想像すると、楽しみでもあり、恐ろしくもあり。

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 酒々井さんのちょっとイッちゃってるラリ顔がまた素敵ですね、第10話。ほんと、あの声の女はマジできゃんきゃん言わせたい(切実)。

 クライマックスへ向けての答え合わせ回といったところだろうか。これまでゆっくりと着実に動いてきた朱ちゃんが、必要に迫られて急速に各方面へのレスポンスを起こし、それによって事態は主人公である常守朱のところへと収束していく。こうしてみると、なるほど割と脚本部分はカチッとまとまっているのである。その上で今作が1期に比べてやや分かりにくい、無茶な部分が多いと評されることがあるのは、おそらく「槙島を超えるイレギュラー」として設定された鹿矛囲の存在が、流石に実体を持たずに漂いすぎていたためだろう。槙島を登場させ、解決に至るまでが2クールだったのだから、「それ以上」を1クールで収めるのはそりゃ無茶ってもんだ。

 今回はほぼ既知の事実の確認、予想の範囲内でのシナリオ進行だったわけだが、これまで想定していなかったパーツが2つほど現れ、それはどちらも鹿矛囲に関するもの。そして、1つは「どないやねん」で1つは「なるほど」である。「どないやねん」な1つ目は、今回鹿矛囲が取った行動そのものである。地下鉄占拠から一体どのように動くのかと注目していたのだが、なんと彼は大量の人質をそのまま「人質」として使うのではなく、「大量のドミネーター使用先」のターゲットとして活用したのである。曰く「一度に大量の潜在犯を処理すると、いくら大容量のシビュラでもしんどいから、その時だけバイパス経由でバックアップ回線を使うらしいねん。これでシビュラの場所が割れるよ」という。うーむ、そんな設定は聞いてない。そしてシビュラの弱点、案外分かりやすい。あれだけのシステムを構築し、圧倒的データ量で勝負していたはずのシビュラのくせに、いざとなるとたかだか500人の潜在犯を同時処理するとサーバーが飛ぶらしい。いや、とんでへんけど、とにかく脆弱になるらしい。そもそもそんな脆弱性の情報を掴まれる時点でアカンわけで、鉄壁を自負していたシビュラも案外しょぼかったことが分かる。まぁ、流石にこんなトンデモ反逆者のことまで想定してないだろうし、今まで同様「それくらい鹿矛囲って凄かったんだぜ!」ってことなんだろうけども、正直、あまりに多方面に万能過ぎてひくわ。流石に二十歳そこそこの若僧がどれだけ頭を捻って、全力でコネクションを作って作戦立案したとしても、こんな無茶が実行出来るとは思えない。こんな無茶を可能にしたのは、どれだけ陰でこそこそ悪事を企んでもばれない「透明人間」能力と、協力者を同時に擬似的な「透明」状態にするメンタルケア能力なわけだが、その根幹となるメンタルケア能力がどういう由来のものかがろくすっぽ説明されていないのがね。そこが欠けているせいで、鹿矛囲という存在は、どうしても「真実」になりきれず、切迫感を感じさせるまでのものになっていないのである。

 他方、「なるほど」と思ったもう1つの視点は、「集団としての鹿矛囲」と「集団としてのシビュラ」という対比構造のこと。なるほど、確かにあからさまに提示された要素であったのに、これまで全くそういう見方は思いつかなかった。鹿矛囲が透明になった理由は「群体である」というただ一点であり、それはシビュラにも同じこと。何故頑なにシビュラが鹿矛囲のことを「裁かずに消そうと」していたかといえば、それは「鹿矛囲を裁けば己も裁かれる」という自己矛盾を引き起こしてしまうから。確かに言われてみればそういう話になるのか。実際、鹿矛囲が切り貼りだらけのフランケンシュタインだからといって、実際に存在しているのは1人の人間には違いない。シビュラ様がやろうと思えば、そこに適当な色相を当てはめて「規定する」ことは出来たはずなのだ。それを何故やらなかったかと言えば、シビュラにとっての「人」「色相」とはあくまで個で特定されるものであり、「集団的色相」が認められないから。認めてしまうと、神が神でなくなるから。ふむ、その理屈の付け方は(どこかおかしい気もするが)視点としては面白い。そして、そんなシビュラが自家撞着を引き起こすような問題提起を思いついてしまう鹿矛囲もなかなかすごい。自分の生まれ育ちを振り返り、自分の肉体が東金財団によって作られた「小さなもうひとつのシビュラ」だったことに気付き、己をさらけ出すことによってシビュラそのものを叩く。なるほど面白い。この辺りの「無茶だけどSF的になんかアリ」な部分がもうちょっと分かりやすく提示されてれば、鹿矛囲の目的意識もはっきりして見やすくなっていたのだろうけども。まぁ、あくまで鹿矛囲の行動は「捉えどころのない謎」のままでいてほしかったのだろうし、このくらいの引っ張り方はしょうがないということか。

 で、そんなややこしい状態になってしまったシビュラと鹿矛囲の(ある意味で)親子げんかであるが、普通の人間はそんなこたぁ理解出来ない。一般人代表の美佳ちゃんだって、現在自分が何をやらされて、何が起こっているかなんてさっぱり分かってない。自分が結果的に同僚のばあちゃんを殺したことなんて、さっぱり分かってない。でもしょうがない。それがシビュラを前にしたときの「人間」の限界なのである。しかし、我らが常守朱はそうじゃない。一度はシビュラと対等の位置にまで届きかけた女。いつの間にやら全部調べあげ、いつの間にやら全部理解し、いつの間にやら狡噛さんをスタンドとして呼び出す能力まで手に入れた。おそらく吉良吉影が大ピンチでパイツァダストを発現したように、朱ちゃんも色相がピンチになると自動で狡噛慎也を呼び出す能力を手に入れたのだろう。久しぶりに登場した狡噛さん(の幻影)は、いい事を言うだけ言って姿を消し、壊れかけた朱ちゃんのメンタルは復旧。そして禁じ手である「シビュラと殴り合う」決意に至る。「もう、鹿矛囲のやりたいようにやらせようぜ」ってなもんで。確かに、元々朱ちゃんが愛憎半ばする感情を抱えたシビュラに対して変革を迫る鹿矛囲という存在は、朱ちゃんの中では完全に「敵」とは言い切れないものなのである(まぁ、犯罪者だから敵なのは間違いないんだけどさ)。事態は三つ巴の最終局面へ。シビュラ対鹿矛囲、シビュラ対常守朱。敵の敵が味方になるかどうかは定かじゃないが、今のところ、確実に真っ黒なのはシビュラ側の代表責任者である東金朔夜さんその人である。安定してぶっ壊れた犯罪係数を見せつける変態東金さん、ついさっきばあちゃんを殴り殺してきたばっかりの東金さん。彼はドミネーターで飛び散るわけにはいかない(何しろママですからね)。となると朱ちゃんにやられるのだろうか? 待て次回。

 なお、仮にここで鹿矛囲が死んじゃうと、その後の酒々井さんがどうなるか全く見当がつかないのでそこもワクワクポイントです。鹿矛囲を目の前で殺されてトチ狂ってくれないかしら。どうせ殺すなら、酒々井さんは青柳さんよりもむごい死に方してもらわなきゃいけないからねぇ。待て待て次回。

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 今作スタッフの描く女性像は素敵過ぎる、第9話。ここに来て、個人的には美佳ちゃんの株が爆あげです。ここまでひどいと本当に素敵。サブタイトルに「全能者」と言う言葉が用いられているが、今作の主人公は、実は作中で一番非才な人間なのではなかろうか。

 予定通りのシナリオ進行。ちょっと鹿矛囲の行動が性急すぎるのが気になるが、まー、1クールで終わるんだろうからこのスピードも致し方ない。困ったときには全部「15年間準備してきたんで」って言われれば一応許容出来る。鹿矛囲のシビュラ転覆計画は、今回「全能者のパラドクス」で表現されていた。すべてに判断を下し、すべての価値を定めるシビュラシステムが「裁けぬ者」が現れた際にどうすればいいか。これが「重たい岩」にたとえられた不能のパラドクス。しかし、これには「免罪体質者はシステムの中に取り込んじゃうよ」という解決方法を図るという。まぁ、解決っていうか、問題の削除である。そして、鹿矛囲の突きつけた第2の矛盾は、「シビュラが自らを裁く際にはどうすればよいか」。酒々井さんを通して手に入れたドミネーターを振りかざすことで、鹿矛囲は擬似的に「シビュラVSシビュラ」の形を構成した上で、更に自軍は色相を保つことが出来る私兵で固め、相手取る執行官側が係数の高い連中という矛盾した状態を作り出す。酒々井のドミネーターを停止する措置すら執ることが出来ないシビュラ(ドミネーターの停止は、自らのシステム不備を認めることに他ならない)に対し、この問題は一見すると無理難題のようにも見えるわけである。

 ただ、今回はお話的に分かりやすくまとめるために「全能者のパラドクス」というお話にまとめて見せたが、実際のシビュラという存在は、このパラドクスに適合するものではないことには注意が必要だ。まず、免罪体質者という「不能」の問題が、そもそもシビュラが全能でないことの証左である。槙島事変の時の対応でも分かる通り、シビュラは免罪体質者相手には「裁く」ことを放棄する。「取り込む」ことはあくまでも副次的バージョンアップが目的であり、それ自体は必要事項ではなかったはずなのだ。この時点で、シビュラはすべてを見定める「全能者」としての存在意義を放棄している。あくまで「倫理」と「法」を司れば良いのであって、そこに求められるのは「全能感」であり「全能」ではないのだ。シビュラ側は流石に制作者集団なのでそのあたりの欺瞞は充分に理解しており、面白半分で免罪体質者を取り込んじゃうのも自己研鑽と暇つぶしの両立であるし、目の前にいる常守朱という免罪体質者を放っておいて外部に接続させているのも余興に過ぎない。

 そして、そんな「不完全な全能感」を操るシビュラに対して、「神の凋落」を目論んだのが鹿矛囲という存在。シリーズ全体を通して彼の「遠大さ」がよく分かるように作られており、今回も「事故の前に転校しちゃったおかげで、人としては存在するけど鹿矛囲の思想に完全に同調できる」なんてあまりにご都合主義な人間が登場。鹿矛囲の辞書に不可能の文字はない。しかも国交省とのつながりがあるってんでこれまで鹿矛囲が用意してきたコネも資材も全部その一本で説明をつけちゃったし、これから起こる地下鉄の事件だって、きっと便利な上役である桒島さんが全部やってくれたに違いない。鹿矛囲の真の能力って、透明人間とか色相操作じゃなくて、この「単にラッキーな周りの環境」なんじゃなかろうか。まぁ、透明人間になった後にひたすら人脈作りに奔走したのかもしれないけども。その程度の1個人の力で大規模テロが起こせる時点で、やっぱりシビュラは「完成形」ではないのである。

 しかし、鹿矛囲にとってシビュラはあくまで「破壊すべき神」には違いない。「決着」をつけるために何をしでかす気なのかは定かでないが、一番手っ取り早いのは、こないだの港の事件の拡大バージョンを実行することだろう。つまり、全国、全世界で同時に大規模な色相テロを起こし、国民総潜在犯状態にすれば、自らの操る色相浄化と相まって、シビュラという尺度は完全に崩壊する。そして、やろうと思えばそれくらいのことは割と簡単に出来そうなのだ。ばあちゃんを拉致られて久しぶりにおこな常守さんは、この鹿矛囲の決死行を止めることが出来るだろうか。まぁ、出来なくても別に問題無いんだけどね。むしろその後シビュラがどう動くか見てみたい気もするし。

 さて、そんな鹿矛囲・常守の対決を裏で操作しているのは、やっぱりシビュラ。というか東金さん。実は「初の人工免罪体質者」だったという今までの流れと真逆の出生を持っていた東金さん。彼が「史上最大の犯罪係数」に至ったというのは、シビュラ側の情報操作なのか、それともどこかで彼が狂っちゃったってことなのかは定かじゃないが、少なくとも今のところ「母さん」であるシビュラとの蜜月関係は続いている。シビュラの申し子である彼にとって、やはり鹿矛囲は致命傷とは言わずとも邪魔なのは間違いない。どうせだったら色々と問題を同時解決しちゃおう、ってんで、面白そうなので朱ちゃんをぶつける手はずを整えた。おそらく公安内に探りを入れてきた桒島にさりげなく協力して、ばあちゃんを譲渡したってことなのだろう。これで朱ちゃんも少しは色相が濁りそう。そして、マジおこになれば前回みたいなへまをやらずにきちんと鹿矛囲を潰してくれそう。いい事づくめのばあちゃん誘拐事件である。ばあちゃん、耳切られて箱詰めの割にのんびりしてたのは、単にぼけたのか、3代続くスーパー免罪一家だからメンタルがごんぶとなのか。どっちにしろ、年寄りいじめる図はあんまり見ていて気持ちの良いもんじゃないな。せいぜい殺されないように祈っておこう。

 そして、こんな面倒な三つ巴の構図を(知りたくもないのに)全部知っちゃった可哀想な美佳ちゃん。もう、冒頭の彼女のレイプ目スタンディングオーベーションの時点で私の加虐センサーが振り切れそう。アイデンティティをボコボコにする精神的加虐の愉悦である。また美佳ちゃんがいい顔するのよね。生き残るために必死で考え、スラスラと口から出てくるおべんちゃらと、全く求められてないのに止めることが出来ない万感の拍手に涙が止まりません。いいぞもっとやれ。ホント、彼女が大活躍する薄い本が凄く楽しみなんですが、個人的には東金さんにねちねちやられるよりもその辺のチンピラにボコられる展開の方が萌えるかな。理不尽に理不尽を重ねたどん底を見せてほしい。美佳ちゃん、酒々井さんという2大被虐キャラを産みだしただけでも、本作は価値あるアニメになったと思います。あ、あと雑賀さんね。あのおっさん、どんどんたがが外れとる。やっぱり潜在犯なんてロクな連中じゃないですね(歓喜)。

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