○「よわよわ先生」 4
長かった新番チェックもようやくゴール。ここまでで触れられていないアニメは私が気づいてないか0話切りしているかのどちらかである。「かのかり」とかを見なくて良くなったことによる精神的安寧はポイント高い。
いつものように数字をまとめておくと、今期執筆された新番チェックは58本。何本か0話で切ってるのにこの数字は前クール、前々クールよりも多いのだが、その前の25年夏クールは怒涛の63本という史上最高値をマークしていたので、まぁ、現実の範囲内である(?!)。むしろ切ることに抵抗がなくなってからは「新番チェックさえ乗り切ればあとは楽になっていいんだ」と思えるようになったので多少モチベが上がってるくらいなもんで。今期はさらに前クールからの継続作品の本数が少なく、なんとプリキュアと「勇者のクズ」の2本だけである。つまり新番58本を加えてトータル60本というのが今期の視聴アニメの総数ということになる。そしてもちろん、こんな数を観ていたら人間は死んでしまうので、着実に切る判断は進行している。現時点では5本がすでに切られているが、最低でも50本は下回りたいのであと数本は切っていくことになるだろう。自分との戦いはまだまだ続く。
というわけで、この作品がその「切る」方に入ってしまわないことは願っているが……現状はボーダー寄り。またマガジン発のラブコメかよぉ。やっぱ最近数が増えてる気がするのだが……まぁ、ジャンルは被っても一応個性は主張しているはずなので、なんとかそのオリジナリティを捉えてあげたくはある。今作で一番の引きがあるとしたら、高野麻里佳によるよわよわボイスではなかろうか。弱いけどちゃんと聞こえないとダメだし、そこに先生の個性を全部のせるというまりんかの仕事ぶりはかなりの神技で、他のキャラじゃ聞いたことがない「蚊のなくような」絶妙なラインを攻めてくれている。この声、というかこの音を聞くだけでも一見(一聞)の価値はあるかもしれない。
ただ、残念ながら現状で魅力と呼べる要素はそこで打ち止めでなぁ。設定は「阿波連さん」に近いものがある気もするし全然関係ない気もするが、阿波連さんとの最大の違いはヒロインが学生じゃなくて教師側であるということ。ギャグ漫画でどこまでリアルに考える必要があるか分からんが、こんな人、多分正規の職でクラス担任は回ってこないよね……まず教育実習の時点で無理だってんで周りから止められるべきだったと思うのだが……なぜこれが通ってしまったのか。そして職員会議で今更「声が小さいですね」と言われたという謎。それまで一切実地での仕事は無かったってこと?
もう1つちょっと抵抗があるのは、「よわよわ先生がこわこわ先生だと思われてる!」というネタの部分で、流石にこいつを怖がり続けるのは無理がある。アニメのキャラなのでたとえば「コワモテすぎておっかないやつだと誤解され続ける」みたいな設定はいくらでも見たことがあるが、この人の場合は「弱さ」と「怖さ」の勘違い要素があまりにも偶発的すぎて、それが長期にわたって引きずるものになってないのよ。多分授業2日目で主人公以外のクラスメイトもみんなして「この人はよわよわだな」って気づきそうなもんなんだけど、そこを無理やり「こわこわ」にしようとするネタ振りが全部軽く滑ってるので、ちょっとネタに乗りづらい。さっさと「実はよわよわなんですけど」を開陳してクラスメイトみんなで支えてあげるハートフルクラスコメディにしてくれた方がずっと見やすいと思う。早めにそうなってくれることを願っているよ。
映像は並レベルだが、どうやら地上波で観ると規制が入るバージョンのようだ。AT-Xに切り替えてもいいが……別にこんな作品にあけすけなエロは求めてないんだよなぁ。むしろ安易なエロは切り捨ててくれた方がコンセプトがスッキリする気がするんだが……それだとマガジンの連載漫画にはならないんだろうなぁ。うーむ。何か次に登場するキャラとかで一発逆転の要素を持ってきてほしいもんである。
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