たほいや譜（20／03／07）

　なんとまぁ、なんとまぁ、約２ヶ月ぶりのたほいやですってよ。これはもう、怠慢という以外の言葉が見つからない……でもしょうがない、本当にやる機会が減ってしまっているのだから。まぁ、どこぞのスケッチブック怪人の弊害って話にもなってたけど……きちんとたほいやも若返りと更新を考えないと駄目なんだけどなぁ。何か、安定的に場を成立させるための方策が無いものかしらね。とりあえず今回は若さのかけらも無い状態での「いつも通りの」７人戦。一応ロジカルニキの追い出し目的もあるとか無いとか。

 

Round１・「よこせやう」

１、二日続けて徹夜をした後のような精神状態。

２、詩人。本名、虎寿。その詩は典麗で哀調を帯びる。

３、今様のうち目上の者に奉じるもの。

４、横縞模様。

５、（ようこそ、See youの訛か）短時間の会合。

６、→よこなみ。

７、忌み鵜の一。隣鳥の魚をついばみ傷付ける悍鳥を指す。

　２ヶ月ぶりでいきなりこのお題はちょい重たいか？　①「夜越せ様」なんでしょうかね。　②不思議な響きだけど、本名の方がペンネームっぽくない？　⑤久しぶりのたほいやということで、スタート前に「え〜っと、どうやって答え作るんだっけ……」なんて話になって、「まず分割します」「逆から読みます」「英訳します」などの様々な技法が確認された、その結果。　⑦ブランクを感じさせない攻めっぷりはお見事である。多分もう一生のうちにお目に掛かるチャンスは二度と無いと思うよ、「忌み鵜」。

 

Round２・「そろま」

１、理想を求め、挫折するさま。

２、浪漫派懐古主義の一派。旧ロ派。

３、スイート・ルーム。

４、牧場内を前後に移動させることで計算に用いる馬。

５、走りの遅い馬。

６、延宝頃から活躍する道化人形遣いの名人そろま七郎兵衛のこと。

７、カリファに同じ。

　「ソロの間、つまり一人暮らしの部屋」は先に消去されました（だから消去する必要あるか？）　①解答用紙には「ロマン」の文字が残っているので、なんかそっち関係なんだろうけどよくわからない。　②こっちは「曽浪漫」です。　③議論の結果「揃ってる間」じゃないかという話になったが、詳細は違ったかもしれない。今回つぶさに確認しなかった解答が結構多いのよ。　④シュール、そして馬鹿。当然「そろばん馬」である。実際にこれを使って計算しているところを見てみたい。　⑥「のろ馬」なんだろうか。実際、答えを確認すると「のろま」に同じような意味もヒットするので近いといえば近い……わけでもない。　⑥２問続けて人名が出てきた。ちなみに確認のために「そろま」でググるとあすかそろまにゃ〜ずというよくわからない歌い手界隈の同人サークルばかりがヒットする。まぁ、ボカロＰだって「道化人形遣い」といえばそうなのかもしれんが。

 

Round３・「かりたす」

１、キリスト教で、神の愛。

２、疑似恋愛のうち、特に原始的なもの。

３、魔女狩り。

４、紀元前200年頃、エジプトに存在した都市国家。財の枯渇により周辺国家に攻め立てられ滅亡。

５、（他所様の家庭の調味の意）口に合わぬのをいう。

６、（夏、狸、田、酢は郷愁の情をかきたてることから）田舎。

７、ガラスを削り、着色してさまざまな宝石に似せたもの。

　MTGプレイヤーなら当然ご存知のカリタス。当時は渋く構築環境でも活躍を見せました。ちなみにググると最初にヒットするのは「学校法人カリタス学園」。エルドラージに寝返りそうな危ない学校である。　①答えを読み上げられた途端に方々から「アガペー！」との声が上がる。まぁ、知識はそこでおしまいなわけだけど。　②なんのことやらさっぱりわからなかったが、問い詰めたら「ガールフレンド（仮）＆ラブプラス」であるということが判明した。これを原始的と言われると、おじさん世代には立つ瀬がない。このたほいやが行われていたまさにその場所で、おじさんは○○年前に「シスタープリンセス」をプレイしていたんですよ。推しは千影です。理由は中の人です。　③なんか色々説明してたけど面倒なので省略。　④冷静に見ると「財の枯渇により〜」とかすげぇアホっぽい文章なのに、なぜか吸い込まれるように投票してた。　⑤「借りた酢」だからね。　⑥「酢」はもうちょい頑張れよ……とにかく本日の狸ノルマ達成。この後も「リ」の音が出るたびに狸を登場させようとする勢力に対して「もう今日の狸は使い切ったでしょ！」とダメ出ししたら「上限じゃねぇ！　下限だ！」とキレ返された。

 

Round４・「ごーへー」

１、→ありわらのなりひら。

２、紙幣の上の意で、一万円札の隠語。

３、（go aheadの訛）船を前進させる時の号令。

４、ロシアの作家。代表作「赤の広場にて朕は歌う」

５、錬金術で求めれらた架空の霊液。水黄金。

６、英訳「伊勢物語」の主人公。アリワラ・ゴーヘー。

７、エチオピアの伝説的人羊。コーヒーの語源とされる。

　ほぼ全員に当てられてしまい、総じて「他の解答が悪すぎる」と。　①⑥だからなんでこれがかぶるんだよ……。ただ、よく見ると⑥の方が酷さは上だ。ちなみに「伊勢物語　英訳」でググると「Tales of Ise(903)」なんて表記が出てきて「バンナムのタイトルかよ」ってなる。いや、何もおかしくないんだけども。中古ゲームショップとかに伊勢物語置いてあったら嫌だな。　②４幣＜５幣。　③あとで気づいたけど、１問目で英訳ネタを仕込んでいたのはこれの布石だったんだろうか。　④「絶対正解じゃないけど、もし正解ならこのタイトルは是非読みたい」と思ったらやっぱり正解じゃなかった。残念。　⑦俺だけこれに投票したんだけど、多分同日のドラフトでサテュロスデッキにボコボコにされた心の傷が原因だと思う。

 

Round５・「かまり」

１、蹴鞠遊びの一種。複数の鞠を蹴り上げ続ける。

２、過剰摂取。

３、たいてい。いつも。しばしば。

４、蚊柱の球状のもの。

５、→カーマ・スートラ。

６、空中に羽虫などがたかり、鞠状になったもの。蚊柱。

７、忍びの斥候。

　わかりそうでわからない、絶対聞いたことがある語だと思ったのだが……ということを答え合わせまで思い出せませんでした。　①「鞠が多すぎるからじゃね？」って適当に言ったんだけど、実際解答用紙には「過まり」って書いてあった。　②我々の中では「マリ」といえばマリファナなんだが……常識だと思っていたものが通用しなくなっているのか……。　③「comonly」だそうです。　④⑥言われて「あー」ってなってしまった解答被り。「これ、もうどっちかが正解なのでは……（ロジカルニキ談）」。　⑦忍び自体が斥候みたいなもんだろうに、忍びの斥候とは。ちなみに「どこかでみたことがある気がする」案件は「捨て奸（かまり）」の話題の時の記憶だった。たほいや出題ワードとして関係していたのは「くさかまり」の時。結局それぞれの語の関係はよくわからない。

 

Round６・「どんごろす」

１、（ギリシャ語）失語。絶句。

２、（伊）鬼殺し。

３、イタリアの近代詩人。自由型を好む。

４、悟り損ねた禅僧の悲痛な叫び。

５、麻などで織った粗布。麻袋。

６、アメリカ横断鉄道の特殊車輌の名称。食堂車と調理場を併設する。

７、（粗末な服の意）こじき。浮浪者。

　「おお〜きな桃がどんごろす〜どんごろす〜と流れてきました」。　①「語がloss」だろうと思われていたが、実際に書いた人は「ロゴス」からの発想だったとか。　②何か殺してるんだろうが……何故イタリア？　③まぁ、イタリアっぽい語感だからか……。　④「頓悟をロスしてしまった！」と叫ぶ。我々もよく比叡山から聞こえてくるどんごろすを聴いてますからね……。⑤⑦なんとなく共通知識があってかぶったらしい。一体どんな場所でこんな語を聞いてくるものだろうか。　⑥「首領 ＧＯ ロサンゼルス」だったんですけど、気づいてもらえませんでした。

 

Round７・「せいせいかかん」

１、精力強く、果敢に戦うさま。

２、各花弁の形、大小が同一で、規則正しく放射城に配列している花冠。

３、みずみずしい果実がそぞろに実るさま。

４、星々や花々の間のように、超えがたい距離があること。

５、神聖な火と歌に包まれて、清らかな官能を得、女を犯すこと。

６、（画題）釈尊のためにミルク粥をつくり差し上げる少女スジャータ。

７、（ゾ）地球の意思を代弁する男巫女。

　とりあえずラストお題。かつて「せいせいこかん」が出題され、その関連じゃないの？　と確認を取ろうとしたのだが、誰一人「せいせいこかん」の正しい意味を覚えていなかったので聞くことすらままならなかったっていう。最終的に辞書を引いてもらって（？！）「全然違います」と保証が得られたので出題。ちなみにその間に「あの意味じゃ無い？　いや、こっちでは？」と飛び交っていた既出ワードは「せいしれんぽう」。記憶の適当さがどうにもならない。　①そのまんまかよ。　②漢字だと「整正花冠」だそうです。シンキングタイムには「same same 花冠だろ」という典型的やっちゃ場パターンも展開された。そして、だいたいみんな納得してた。　④「花々の間は超えがたい」っていう部分だけ切り取るとなんとも詩的である。　⑤遅ればせながら、この日最初にして最大の「ｾﾂﾒｲｼﾁｬｯﾀ！」。　⑥「どうせこれも画題だろ」と言われたところにブッ込んできたもの。ただ、画題だと「〜を描く」のフォーマットが一般的なんだよな。　⑦最後にして最大の検討会が開催された答え。まずもって（ゾ）がわからない。しかし、（仏）の類例と考えられるところから、おそらく（ゾロアスター）であると推察される。あとは「星・say・（拝）火（教）・漢」だろうという結論が得られてめでたしめでたし。なお、その作成者には「セイセイの部分は単に「星声」ですよ、あとカンナギのカなので、その部分はあんたらの方が考えすぎです」と釘を刺された。「じゃあ、（ゾ）はなんなんだよ」「そりゃぁ…………知ってるくせにィ」。