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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 これはこれでいい気がしてきた第12話。前回と今回だけで見れば、きちんと成立してる「そういう」作品に見える……と思う。

 正体を現した美風との大魔法バトル。展開する魔方陣はミッドチルダかヴェルカか、とにかくばりばりの魔法戦争でもって、美風と川島のマヤ争奪戦が激化。それ以外の面々も気付けばこの大戦争に巻き込まれており、マヤの復活を願って降霊術を行っていたお友達一群にも操られた松代市民の魔の手が迫る。

 圧倒的力を見せつける美風の前に、ついに川島も膝をつく。すれ違う2人の男性観はこんなところでも火花を散らすが、最終的にはリアリストの女性の方が1枚上手。白魔術は最後の最後で力尽きてしまう。そんな中、川島教頭の側近の謎の人の助けで逃げ延びていたマヤだったが、自分が原因でたくさんの人たちが傷ついていくのを黙って見ていることができずに、ついに自分も戦うことを決意。黒豹のおじさんの手助けも得て、向かう先は「魔窟」バルトシュタイン学院。

 そして、川島教頭の最後に力によって美風の呪縛から解放された文明も、自分の役割を理解して学院へ走る。美風を謀ってマヤが隠し持っていた手帳はすったもんだの末に文明の手に渡り、共通の敵を打倒するために呪文を輪唱する2人。美風は最後まで文明を籠絡しようと試みるが、呪縛を打ち破ったのは、マヤとの絆だった。

 携帯カメラでノストラダムスの鍵を確認したマヤと文明。2人の強力によって、ついに鍵と判明した美風を討ち滅ぼすことに成功した。文明は早速未来世界に鍵を破壊したことを報告する。喜びいさんで外に飛び出したスタッフが見たものは、何一つ変わらない、荒廃した世界だった。

 

 というわけで、一応クライマックスといえばクライマックスなわけですよ。この作品のクライマックスとしてこんな展開を予想したり望んだりした人間はほとんどいなかったと思うのだが、あまりにキャラクターたちのノリがいいもんだから、もうこれでもいいや、という気になってくる。特に今回は亜美やこずえといった賑やかしの面々も一応戦闘に参加してくれていたので、画面も随分盛り上がったように見えたしね。冷静に考えると、あの連中は戦う理由も無ければ、勝ったところで特に達成感もないんだけど。容赦無いババア2体轢殺が今回の見どころか。あとは相変わらずのこずえね。一体どこで誘拐されて何を施されて戻ってきたのやら。そもそもこずえさん、降霊術の時に頭にそのままろうそくを巻くのはものすげぇ危ないと思いますよ。そういう時は五徳を使うのが日本古来からのしきたりじゃないですか。

 具体的なバトルとしては、まず第1ラウンドが美風対川島教頭。黒魔術対白魔術の戦いのはずが、気付けば「腹黒女対純真少女」みたいな戦いになっているのがこの作品の妙なところ。女の意地をかけた戦いに、よく分からないボルテージがあがります。魔法のエフェクトなんかはそこまでとびきり凄いというほどのものではないのだが、今まで通りの「オカ学」の画風を維持しつつ、そこに異質な魔方陣なんかの効果が絡むのが面白いところ。流石にモスマンやチュパカブラを召喚して攻撃してくる黒魔術師ってのはあんまり見たことないものね。そして、黒魔術師が露出ばりばり、白魔術師がきちんと衣装を着ているという対比も象徴的で、エロバトルとしてもなかなか見応えがある。ほんとにギャグにしか見えないバトルだけど、中の人的にはナイスバディどうしのぶつかり合いなんですよね。小林ゆう対茅原実里、モデル上がり対業界きっての巨乳。両方とも残念美人というところまで共通。この2人がリアルでぶつかったら何が発生するのか気になるところだ。

 さておき、第2ラウンドはマヤ対美風。川島が全てにおいてダミーを用意しておき、手帳も実際は無事だったんです、っていうオチは別にいいのだが、それなら燃やされた時にあんなに慌てんでも良かったと思うのだが。退魔の呪法が分かってたならさっさと行動しておけよ。おかげで黒豹の人とか無駄死にに見えちゃったじゃないか。マヤは調子に乗るとすぐ油断してミスるタイプね。

 そして、そんなマヤのピンチに駆けつけた文明との試合が最終戦。この期に及んで色仕掛けで攻めようとした美風の考えがよくわからんのだが、せっかくここまで籠絡してきたんだから最後は手込めにしてしまおうということだったのだろうか。それにしても、なんか文明に対する攻撃だけ微妙に手加減してるようにも見えたんだよな。衝撃波の連打とかドラゴンボールばりの攻撃もやってたのに、あんまり命中精度が良くなかったし。女性相手でないと本気が出せない人なのかしら。

 そんなこんなで、ようやくボスキャラを倒して大団円に向かいかけたわけだが、ラストは未来世界が全く変わっていないというどんでん返しで引き。携帯カメラはきちんと明るい未来を映していたわけで、ノストラダムスの鍵を破壊したのは間違いないはず……って、あのときカメラに映したものは美風だけじゃないんだよね……文明、未来に帰るとどうなるのかな? かな?

 予定通りに神代学長も生きていたみたいだし、最後の最後は一気に伏線を回収してこの奇妙なオリジナル作品にきれいな幕を引いてくれることを祈るばかり。頼みますよ、ほんまに。

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 どうしてこうなった(AA略)、第11話。本当に本当に、どうしてこうなった……

 いよいよXデーも近付き、何としてもノストラダムスの鍵を探さなければいけない文明とマヤ。あらゆる可能性を考える彼らの前に現れたのは、中川美風。これまでずっと蓄積されてきた色仕掛けと餌付けが充分と判断したのか、美風はついにその正体を現すことに。彼女の正体は、黒魔術を武器とする「魔女」か「悪魔」と呼ばれる類のもの。松代の近隣住民をも巻き込み、神代マヤを「悪魔である」と断じて排斥しようとしている。その最終目的は、先代学長神代純一郎が残したオカルト学院、およびマヤを排除することで、長野の地に異世界の扉を開くこと。つまり、文明が探し求めていたノストラダムスの鍵を握っていたのは、他でもない美風その人だったのである。

 しかし、彼女の悪意に対し、文明は抗することが出来ない。「マヤが来てから、彼女の回りでばかり超常現象が起こっている」というのは純然たる事実であり、文明から見たら、彼女が鍵である可能性も捨てきれない。マヤに向かって直接不安をぶちまけては見たものの、結果が出るのが怖くて携帯で撮影できないヘタレの文明。突然の彼の乱心に、マヤは激昂し、一度は袂を分かつ。

 そんなマヤの下を訪れたのは、これまで執拗に彼女の足跡を辿っていた川島教頭。彼女の手により、マヤは「殺害」されてしまう。激しく後悔する文明だったが、そんな彼のところに、川島に連れられたマヤがあっという間に帰還した。彼女の死はあくまで敵を欺くためのカモフラージュ。先代学長の代から続く「忠臣」川島の「白魔術」によって生み出されたものだという。当然、そんなことはにわかに信じられない文明は、証拠に学長の手帳を見せろと迫る。引け目を感じていたマヤは素直に要求に応じるが、その一瞬の隙を突き、美風が手帳に込められた護符を処分。ついにマヤに手をかける突破口を開いた。正体を現し、圧倒的魔力で迫る美風に対し、川島も魔力を解き放ち、さながら魔術大決戦の様相。田舎の一市街を舞台にした世紀末のオカルト合戦は、よく分からないノリのままで最終決戦を迎える……

 

 改めて、どないやねん。美風が怪しい、みたいな話は再三再四出ていたことなので構わないし、「ノストラダムスの鍵」が世界の改変を望むものの明確な悪意であったことも別に構わないとは思うが、それがこうも直接的な方法で提示されるとは、まったく思ってもみなかった。これまでのあかりのエピソードや亜美のエピソードみたいな細やかな「オカルト風味」とのギャップがあまりに激しすぎて、楽しむとか評価する以前に、とにかく受容しにくくて仕方ない。

 特に顕著なのは川島教頭の大変貌ぶりだろうか。不覚にも「彼女が味方側である」っていう可能性はこれっぽちも考えていなかったのでそこにもついていくのが大変だったのだが、これまでの陰から追従する姿勢ががらりと変わってしまったのは、こちらの予想を超えるとかいう以前に、訳が分からない。一応「美風が直接動き始めたため」という理由付けは出来るのだが、はたして川島側には美風が諸悪の根源で、彼女がどのように文明に働きかけているかを確認する手段はあったのだろうか(少なくとも、前回までの恋敵みたいな関係性には、白と黒の因縁の対決みたいな様子は感じられなかったのだが)。7月21日がXデーであることは何となく知っていたのかもしれないが、このタイミングで「マヤを殺す」という直接的な行動に出た理由が分からないのである。あとはまぁ、やっぱりキャラクターについていけないってのはあるよね……モスマン、グレイ、チュパカブラとかいう「オカルト」と、とんがり帽子の魔女さんはちょっと住む世界が違う気がするんだ……

 とまぁ、とにかく前回までとのギャップにどうしようもなくなった今回だが、一番の不安は、「確かにこれならストーリーを締めることは出来るだろうが、はたしてこれが面白いのか」という部分。正直、整合性とかをかなぐり捨ててきた「強引かついい加減なまとめ方」になるのではないかという不安がぷんぷん漂っている。いや、別に回収すべき伏線や片付けるべき要因がそこまで多いわけではないのだが……これまで10話かけて積み重ねた「オカルト学園の良さ」みたいなものが締めのエピソードに活かされない気がするんだよね。それとも「この馬鹿馬鹿しさも全部含めて『オカルト学院』です!」という姿勢なのだろうか。うー、賛否は分かれるだろうなー。

 一応、現時点で気になる部分をまとめておくと、今回片付いたようで片付いていないのが、これまでの美風の振る舞いである。「文明の母親に酷似する様々な要素」や「松代の過去の事実を体験したかのような言動」などは、どれもこれも「まぁ、黒魔術師だし」という説明で片が付くのかもしれないが、はたしてそれでいいのだろうか。

 そしてもう1つのファクターとして、今回もちょろっと描かれた未来世界の人類の組織がある。文明を送り込んだ人類最後の希望。そのリーダー格の男が、どこかで見たことがあるヒゲを蓄えた親父なのだが……今回のマヤの「偽装された死」のことを考えれば、当然出てくるの疑問が1つ。「はたして神代純一郎は死んだのか?」。このあたりは最終回のクライマックスですよね。

 なんやかやと不満はあるわけですが、顔芸などの持ち味は健在。一部業界ではご褒美以外の何物でもないマヤの罵倒シーンや、無意味に凝った変身シーンなど、画面で見せる矜持は今回も要所で確認出来ました。また、今回は更に美風の執拗なエロ描写が克明に描かれ、独自路線を貫くアニメーションとしての画面作りは充分楽しめています。みのりんは、単にエロ声優として起用されたのだな。アフレコ現場の大宙が羨ましいぜ。

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 季節外れのクリスマス、第10話。普通の話……だと? それでいいのかオカルト学院。

 前回の引きで特に謎らしいものもなく、「冬」「少女」「父親」という関係性から導かれる一番分かりやすい悲劇がそのままあかりの父親によって語られる。具体的な解決策は思いつかなかったが、とにかく現世での心残りを解決してやればいいんじゃないかってことで、マヤたちが出した答えは「あかりとクリスマスパーティーをやること」。そしてこれがあっさりと正解で、最後には親父さんが参加するサプライズもあり、わずか2話だけの参加となったあかりちゃんは無事に昇天召された。……うん、普通のお話だ。

 おかげでいつもみたいなテンションで感想を書きにくいのだが、とりあえず今回確認出来た最大のポイントは「神代純一郎が学園を作った理由」だろう。あかりのエピソードをきっかけにマヤが思い出したわけだが、その設定は流石にどうやねん、とは思う。仮に志した時点で「マヤのためにいっちょ頑張るか」みたいなノリだったとしても、学園創設にだんだん熱が上がってきたのは事実なのだろう。最終的にはマヤの思い出にあったように、家庭をそっちのけでオカルトにのめり込む親父が出来上がったわけだ。となると、マヤが「自分の言ったことのせいで父は……」と悔い改めるのはちょっと早計。本当にマヤのことを考えてくれていたなら、父親を憎み始めたマヤを放ってはおかないはずだからだ。ひょっとしたらそのあたりの機微にものすごく鈍感だった可能性はあるが……どっちにしろ純一郎の罪は完全に濯がれたわけではないだろう。

 ま、作中の事実だけを拾えば、「実際に純一郎が心ない人間だったのかどうか」は問題ではなく、あくまで「マヤの中の父親像がどのように変わるか」なので、マヤが反省したいというならそれはそれで構わないわけだが。死人にむち打つのもどうかと思うしね(この作品の場合、あんまり死んでるかどうかは問題じゃない気もするが)。とにかく、父親の呪縛も解けてマヤが真正面からオカルトに向き合えるようになった。これが今回最大の出来事。

 そして、もう1つの出来事は文明絡みである。まず、川島教頭と美風の文明争奪バトル。だんだんそのアプローチがあからさまになってきているが、みつどもえの戦いはジワジワとマヤの方へ。今回の文明はほんの一瞬をのぞけば結構いい男だったから、そろそろマヤが気を許してもいいような気もしてきた。ただ、これまで積み重ねられてきたヘタレ属性を打ち消して認められるには全然足りてない気もするけどね。一教員としては別に失態もないし、おどけてはいるけど案外まともな人間なのかな。

 現時点で、川島教頭が文明に絡んでくるのは「あの一件」だけが理由だと思われるが、美風がアプローチをかけてくる理由は未だ不明。一応「惚れた」的なことは言っていたわけだが、この作品がそんなに簡単に没個性なキャラクターの存在を許してくれるとは思えない。ぼちぼちクライマックスに向かっている頃合いなので、この3者関係がどのように収束するかは気になる部分だ。

 「正しいゴール」であるところのマヤだが、今回はクライマックスのみっともない泣き顔が相変わらずの出来だったし、あかりを巡る事件に対する必死さも伝わってきたので、キャラクターとしての魅力は増すばかり。厳しい表情をする必要も無くなってきているので、本当に可愛い女子高生の神代マヤが見られる日も近いかもしれない。

 そう言えば、今回ラストシーンでマヤが文明のことを「ぶんめい」って呼んでも、文明は訂正しなかった。2人の関係が確実に変化しているということだろうか。当初の読みではマヤがちゃんと「ふみあき」って呼んでくれることでフラグが整うと思っていたのだが……さて。

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 珍しく突っ込みどころが少なめの第9話。主な顔芸要員もJKだけだったし、こんな回もあるもんなんですね。

 今回の事件は口寄せ、降霊術。空気を読まないこずえのオーダーをマヤは余裕の表情で許可し、授業で行われた口寄せのターゲットは学長・神代純一郎。教頭は全力で学長を呼び出そうと試みるが、実際に出てきたのは年端もいかない幼女だった。JKとスマイルを通してあっという間に霊体の存在を受け入れた面々は、岡本あかりと名乗る少女の霊の案内に従って彼女の生家を突き止めるが、いざ玄関先についたあかりは、突然座り込むと回りの環境を激変させ、猛吹雪の中へと消え去ってしまう。

 謎の現象とともにさまようあかりを弔うため、マヤたちは彼女の身辺を調査し、最終的には父親の居場所を突き止める。しかし、彼女の父は「帰ってくれ」というにべもない返事。辛そうな顔の彼は、「自分があかりを殺したのだ」と告悔するのだった。

 

 新キャラが登場したものの、前回盛り上がったキャストの話は「新人でした」という肩すかしを食らってしまい、これまでのように強烈な個性を発揮するようなキャラでもない。その分、話を盛り上げる役目は既存のキャラに委ねられるわけだが、恐ろしい顔で勘の良さを発揮したJK以外は、特にギャグのような振る舞いをしたものもおらず、話の中身もちょっとシリアスで物寂しい、この作品の骨子となる「オカルト絡みの人情話」である。基本的に2話完結のストーリーになるので奇数話の今回はあくまで「前編」なわけだが、このシナリオをどのように収束させるかは来週次第ってことになった。

 もちろん、だからといってこの作品がつまらないということは決して無い。顔芸とまではいかずとも、幼い子供を相手に普段は見せないような柔らかい表情を見せるマヤは、文明相手のしかめ面との待避で豊かな表情が映えるし、脇を固めるこずえとJKも相変わらず元気。特別尖った映像を使わずとも、話を見せるだけでもそれなりに見られるのは流石である。ま、平坦なシナリオにした分だけ一瞬JKが見せた楳図かずおばりの表情なんかは絶大なインパクトを発揮したしね。

 そして、着実に進行しているのはマヤの心情面での変化である。今回はオカルト知識としてエクトプラズムの解説をしてくれたわけだが、すらすらと知識を披露したあとに、今までのようにツンデレぶってみせるそぶりも無くなった。少なくとも亜美やこずえの前ではオカルト嫌いを演じる必要は無くなったようだ。また、あかりの哀しさを通して、再び彼女の幼い頃の家庭環境(おそらくは家庭をないがしろにした父との関係)も、今一度焦点となるのかもしれない。神代純一郎というキャラクターが、最後にマヤの行動にどのような影響を与えるのかも気になるところだ。

 そして、今回は「ノストラダムスの鍵とは無関係だけど」という注釈を何度か口にしていたわけだが、文明との関係は着実に進行している。今回明示的だったのは、美風を相手にでれでれする文明に対して明らかにイライラしている様子。もちろん学長が不真面目な教師に対して腹を立てているという風にも見えなくはないのだが、彼女の場合は明らかに嫉妬ととれる描写が重ねられている。今までのエピソードでマヤが文明に心を寄せるチャンスはあまり無い気がするのだが、一応目標をともにしながら日々の生活を送っているために、少しずつ心を開いてきているということなのだろうか。

 わずか1クールということは、もう間もなくクライマックスを迎えることになるこの作品、果たしてどのようなエンディングを迎えることになるのか。このあたりの話数はかなり大切なパートだと思うのだが……はてさて。

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 JKマジJKな第8話。ベタベタなモンスター退治ものをやってるはずなのに、何故かそこかしこがギャグというのは、実に秀逸なセッティングだと思います。

 一度は喧嘩別れしてしまったマヤと亜美だったが、2人ともお利口さんなので、ちょっと感情的になってしまったことは分かっている。きちんと亜美の方から持ちかけて、皆神神社で仲直りの算段。しかし、そんな2人の関係性とは全く関係無く、何故かこの松代にチュパカブラが大発生しており、これまた訳もなく、すんでの所で亜美が巨大チュパに誘拐されてしまう。

 仲直りが完遂されておらず、ちょっと気まずい雰囲気ながらも亜美の親父さんに助けを求めたマヤは、なんとか心を通わし、JK、スマイルらの協力もあり、チュパカブラの根城を突き止め、無事にこれらを殲滅。亜美の救出に成功。亜美との仲直りは、マヤにとってオカルトとの復縁も意味していましたとさ。めでたしめでたし。

 

 ふむ、呆れる程シンプルな筋立てである。ちゃんと前回の伏線である牛の話が活きているし、今回ちょっと妙だったとはいえ、相変わらずの顔芸とテンション芸が元気なので、大活劇(?)も充分な盛り上がりを見せている。でも、その上でJKの活躍が印象的ってのがこの作品の罪作りなところだ。「誰か忘れてやしませんか〜?」って、お前今までどこにいたんだよ。忘れるタイミングが無いわ。そして、軽トラに積み込まれても機能するJKのダウジングは優秀過ぎる。精度も速度もあるダウジングなんて聞いたことないわ。最後の廃寺で確認した時は、ダウジングロッドがものすごい速さでビシッ!っと方向指示をしていたし、そんなロッドを使えばチュパカブラなんて赤子同然。一瞬のうちに四方から襲い来るチュパの大群を蹴散らしておりました。無敵やん、あのデブ。

 他の面々についても相変わらずというしかなく、特にこずえの空回りっぷりは今回も絶好調。マヤと亜美の対峙を何故か果たし合いだと勘違いするくらいなら可愛いものだが、今まで牛しか襲わなかったチュパカブラにものすげぇ直接攻撃をくらった人間第1号になったし、その後も他の面子が素通りしたポイントで襲撃じゃなくて拉致監禁され、明らかに先にさらわれたはずの亜美よりもげっそりして帰還。これで本人はオカルトに縁が無い気でいるのだから、ある意味幸せな娘である。ちなみに、今回一番おかしかったのは各人がチュパカブラ討伐に挑むときの準備シーンで、マヤはお得意のボウガン、スマイルもいつもの特大スパナ、亜美の親父さんは「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」ばりの釘打ち機を用意していたが、特に準備するものも無いこずえは単に眼鏡をずり上げて「キラッ」てさせただけ。「おぉ、眼鏡が光るとは、今回のこずえはひと味違うぜ!」と思ったら、次のトラックのシーンであっという間に「メガネメガネ」してやがった。冒頭のソフトボールのシーンでもやってたし、どんだけ外れやすい眼鏡なんだよ。

 なんだかネタばかり拾えそうなので一応真面目な部分にも触れておくと、少しずつ補強されているのはマヤとオカルト、マヤと文明の関係性。文明は今回出番が少なかったので見せ場といったら襲われたマヤの背中を助けるシーンくらいだったが、「油断するなよ!」って格好良く決めたと思ったらすぐに釘を刺されるあたりは安定のヘタレ感。マヤが突入するシーンでも一番分かりやすい死亡フラグ台詞を吐いてくれました。マヤが「死亡フラグ」っていう単語を使わなかったのは、流石に1999年では使われてなかったからだろうか。とにかく、文明とマヤの連繋が自然になってきているのは、2人の関係性が前進している証拠と見ていいだろう。ま、正直この番組の視聴者はこの2人にくっついて欲しいとはあんまり思わないだろうけどな……

 そして、より明示的だったのは、マヤとオカルトの関係性。亜美と仲直りしたということは、その父親も含む「オカルト信奉」にも譲歩したということ。ラストシーンの笑顔は最も象徴的なものであるが、他にもチュパカブラのことを他者に説明するシーンなんかでも、嫌々ながら結局オカルトの存在に微塵も疑念を抱かないマヤのスタイルが確認出来る。まぁ、あそこまではっきりくっきりチュパカブラが出てきてるんだから、疑うもクソもないのだが。

 また、やや明示性では劣るが、今回マヤが亜美との約束をうっかり忘れていたというのも無視できないファクター。マヤにとって、幼なじみの亜美との仲直りはかなりの重要事項だったはずなのに、何故かすっかりそのことを忘れてしまっていた。その時彼女が何をしていたかというと、キャトられたと思われる牛の調査である。やはりオカルト絡みの調査となると、彼女は舞い上がって寝食を忘れてしまうのである。文明は今回突っ込まなかったが、なかなか微笑ましい様子ではないか。

 さて次回は、なんだか新キャラの幼女が登場する模様。恒例の懐メロ歌唱についても、キャラ名が伏せられ、キャスト名は水×××の表記。この表記でぱっと浮かんだのが水谷優子だった私はどうしたらいいのか分からないが、歌声だけだと、キャラ声で歌っているのもあってちょっと誰だか判然としない。現代声優界で筆頭といえば水樹奈々だろうけど、ちょっと違うかなぁ。水原薫、水沢文絵あたりが本命か。

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 オカルト好きの科学力と統率力の強さに感嘆しきりの第7話。一介の田舎の土建屋があそこまでのトリックを使えること自体がオカルトだよ。

 今回の主役はタイトル通りに、我らが普通の女子高生、黒木亜美ちゃん……ではない。どっちかっていうと初登場の親父の方が目立っている。一応「長野県の片田舎に住むフツーの家族が主役」と言えなくもないんだけど、ちょっと普通というのは語弊がある一家だからなぁ。

 久し振りに田舎に帰ってきたマヤを見つけて大喜びの亜美の親父さん。娘同然に可愛がってきたマヤが成長は喜ばしくも少し寂しくて、なんとか小さい頃のあの笑顔を取り戻してもらおうと、親父なりに努力を始める。「マヤを喜ばせるならやっぱりオカルトしかないでしょ」って発想であそこまでの労力を割けるのは本当に恐ろしい執着であるが、本当に善意でやっちゃってるあたりが人の良さの現れ。マヤや亜美の心境を思えば複雑ではあるのだが、なんだか微笑ましくはありますね。

 しかし、事態はそう簡単には進まない。亜美にとっては自慢の親父さん。そんな父親が馬鹿馬鹿しくも必死に奮闘している様子は、娘から見ても決して悪いものではない。見たところ父子家庭のようでもあるし、こんな悪ふざけ1つでひびが入るような親子関係ではなかった。そして、だからこそ事件の後のマヤの態度は許せなかった。「自分のために精一杯力を振るってくれたのだ」ということが分からないマヤではないはずなのに、まるで蔑むかのように親父さんの行いをこき下ろす。自分も内心呆れていたからこそ、マヤの本気の態度には逆に温度差を感じてしまったのだろう。

 そして、そんなマヤの心境も複雑なものだ。前回の一件で、文明への態度がいくらか軟化した彼女。未来の壮絶な様子も、幼い文明の不遇の身の上も、責任感の強い彼女には少なからず影響を与えている。そんな状況だからこそ、人類の命運を左右する事件である「オカルト」を冗談半分で軽んじてしまった亜美の父親には、つい感情的に接してしまった。幼い頃からの恩ある身を思えば、壮大な悪戯1つで本当に憎くなるほど亜美の父親に対して怒りを覚えたとも思えないのだが、状況が状況、焦っているだけに思わず感情的になってしまった。

 加えて、頬を張った亜美の一言、「父親をずっと嫌っていればいい」との物言いは、彼女の最も触れて欲しくない部分、実父との関係性を思い出させてしまう。かたや不仲で別れ別れになっていた父娘、かたや2人だけながらも仲むつまじく生活している父娘。その対比が、彼女の孤独な身の上にチクリと突き刺さる。

 亜美の親父さんも、そんなマヤの身の上を知っているからこそ、自分を庇ってくれた実の娘に手をあげた。マヤに元気になってもらおうと思って仕組んだ一件だったのに、結果的には一番触れてはならない傷をえぐることになったのだから、彼の心中も図るにあまりある。3人が3人とも他人を思いやることが出来て、それぞれに強い愛情で結びついているからこそのすれ違い。ちょっと切なくなります。次回できちんと改善してくれるとは思うんですが、サブタイトルが間抜けなのでちょっと不安です。この作品は本当にねぇ……

 というわけで、シリアスなネタは置いとくとして、今回も丁寧に作り込まれた画面はハイクオリティ。長野県・夏・田舎という組み合わせだと「サマーウォーズ」なわけだけど、あれに負けず劣らず、ノスタルジックな「夏の楽しさ」がにじみ出る日常描写が素敵。黒木家は娘さんとの関係性が凄く羨ましいです。風呂上がりにさばさばと出てきた娘と縁側でスイカって、なんか凄くいいなぁ。亜美の部屋もオリンピックのポスターだのぬいぐるみだのが雑多に並んでいて、なんだか「らしい」部屋になっていたのが印象的です。

 そしてこの作品のもう1つの売りと言えば、やっぱりギャグ。マヤがシリアス寄りの立ち位置にいたために、主な顔芸要員はこずえ(とJK)でしたか。こずえがはじけてる時の様子は「可愛い」とはなんか違う気もするんだが、どこか放っておけない愛くるしさがあります。



 そして完全ネタ要員のJK。プリンタワー、プリン噴射、そしてグレイコスと、ギャグ以外やる気無しとばかりの大活躍(?)。スマイルはなんであんなキモい奴とつきあってんのかな。そして、何で太めのJKがグレイ役を任されたのかな。どうせスマイルもクレーンの操作がろくにできなかったんだから、どっちかっていうと裏方をスマイルに任せた方が良かった気がするんだけど。そして、文明の写真に写ったJK大増殖の恐怖。あれは……何だったんだ……

 そういや、今回の一件は全て親父さんの仕込みってことで片が付いたことになってるんだけど、牧場の牛がキャトられてたのも彼らの仕業だったんでしょうか。他の騒ぎはかわいげがあるけど、キャトルミューティレーションだけ毛色が違う気がするのだが。

 今回の結論。→ロリマヤがやたら可愛い。 

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 まだまだ落ちない第6話。何だろうこの作品。やってることはベタベタのくせに、やたらとパワーがある。俺が見たかったアニメってのは、ひょっとしてこれだったんだろうか?

 前回の臨死体験で完全に別人となったこずえ。視力が回復しているほか、オカルトへの興味をまったく失ってしまっている。人としてはこちらの方が正しいような気もするのだが、毒気の抜けたこずえには親友たちも納得出来ない。何とか彼女にオカルトへの情熱を取り戻してもらおうと、マヤと亜美はよく分からない方向へと努力を始める。

 まずは前回こずえが食いついていたオカルトもどきの総ざらい。ポルターガイストに板書の謎の文字、エセつちのこにモスマン(未遂)まで色々とオカルト要素をぶつけて反応を見るが、どれもこれも全力の空振り。最終的には文明のスプーン曲げにまで協力を依頼するも、実に見事なイカサマっぷりにこずえも苦笑い。「やっぱりオカルトなんて馬鹿馬鹿しい」とマヤが挑発すると、こずえは同意しながらも涙を流す。心の奥底では、彼女は今の自分に抵抗しているのだ。

 そこで最終手段としてマヤが持ち出したのは、臨死体験装置を使って「忘れてきたこずえ」を回収するという作戦。もう、理屈も何もあったもんじゃない作戦だが、命がけの臨死ダイブで何とかこずえを引き戻そうと奮戦する。が、保護者責任で文明がストップをかけ、気付けば文明自身が臨死ダイブをすることに。

 彼の仮死状態での思考をモニタしていると、画面に映ったのは幼少期と未来の映像を交えた走馬燈。ここで面々は未来の凄惨な実情を目の当たりにするとともに、「内田文明」としての真の姿を確認する。もっとも、その意味を全て理解出来るのは事情を知っているマヤだけ。意外にも深刻な彼の思い出に、やや認識を改める必要性が出てきた。

 結局、とんでもねぇオチで易々と復活を遂げたこずえ。今までにも増して元気になった彼女の姿を見て、親友たちも一安心。マヤはというと、一応は命がけで生徒を守った文明に対し、少しだけ認識を改めるのだった。

 

 というわけで、前回のエピソードはきっちり回収出来たし、文明とマヤの関係もまた一歩前進したわけなんですが、もう、本筋のネタがひどい(かなり良い意味で)。あれだけ命がけのシーンやシリアスな過去話が展開して「おぉ、ようやく少しはまともなシナリオに入ったんだ」と思ったのもつかの間、「本当に必要なものはすぐ近くにある」なんて含蓄のある言葉を、まさかあんなネタにしてしまうとは。そりゃま、「メガネメガネ」には定番のオチであるが……この真っ直ぐなボケっぷりは逆に新鮮だわ。文明もラストシーンで期待を裏切らずに三枚目に戻ってくれてるしね。最後の最後まできちんとギャグを成立させてくれている一貫性は嬉しい部分。ま、今回一番笑ったのはダウジングロッドで鍵を開けちゃったJKなんですけどね。いくらピッキング犯でもそれは無理や!!

 そして、今回も実に見事だったのは、各種顔芸やずっこけなどの身体を張ったシーンの勢い。毎回「お前ほんまにメインヒロインか」と思うくらい悪鬼羅刹のごとき形相をみせてくれるマヤですが、今回も怒りに歪んだ表情や、あっけにとられて大ボケかました表情なんかがいちいち笑える。亜美と2人でつちのこを作ろうとした時のお約束のエロネタもやたら真に迫っていたり、路上ですっころんだ文明のリアクションなんかは無駄に動きが良く、この作品は細かい心理描写なんかよりも「ベタな笑い」の方に気合いをいれているように見えて仕方がない。いや、それでいいんですよ。今回の大オチの時のマヤの表情は、無闇に笑わしてもらいました。


 そして、一応少しずつ進行しているシリアス路線の話も、決しておろそかにはせず押さえておきたいところ。母親に仕事優先で少年期を忸怩たる思いで過ごした文明と、オカルトに人生を捧げた父親に振り回されたマヤ。マヤの親父さんなんて、1話では基本的にネタ扱いだったのに、気付けばいつの間にか「辛いエピソード」っぽくなっているのが驚き。また、スプーン曲げこそ出来なくなったものの、長年のテレビ出演の実績があるおかげで、実に巧みなスプーンさばきを見せる文明にも注目。何気ないシーンではあるのだが、いかにもプロといった彼の手つきに、長年蓄積された彼の「歴史」が垣間見える。この辺の要素の配置の仕方がうまいなぁ。

 そしてこずえのオカルトへの情熱というファクターを通じて、さらにマヤのオカルトに対する姿勢も仄めかされていることも忘れてはいけない。文明のスプーン曲げを見て散々オカルトをこき下ろしたマヤだったが、最終的にそれがこずえの涙を誘発することになった。これはつまり「こずえはオカルトの楽しさを思い出すべき」というマヤの意思の表れであり、どこまで行ってもマヤは「オカルト好き」なのである。ツンデレにしちゃぁおっかないが、そのへんのねじれた愛着の表出のさせ方も実に面白い。

 また、ギャグに収束していた要素ではあるが、こずえのオカルト熱を、彼女の眼鏡というツールに具現化させてシナリオに組み込んでいるのも興味深いギミック。そもそもこずえは「目に見えず、心でしか見えないものを見たい」という切なる願いのためにオカルトを追い求めているわけだが、そんな「目では見えないものを見たいと思う気持ち」という抽象物が、今回の事件では「彼女が探し求めている眼鏡」という具象物に代用されている。このすり替えはシナリオを理解しやすくする効果があるのはもちろんだが、彼女のメンタリティを1点に集約することで、「近さ」「大切さ」などの要素を視聴者に出来るだけ身近なものにする意味もある。この辺りの構成の妙も、この作品のシンプルな楽しさを支える一要因になっているのかもしれない。

 まぁ、個人的には女子高生がきゃっきゃしているのを見るだけでも楽しいんですけどね。特に前回と今回は3人娘がフルでしゃべってくれていて、賑々しさもひとしお。というか、ぴかしゃ、彩陽、花澤の絡みって、現代声優界花盛りなラインナップよね。ギャグでもシリアスでもばっちり決められてこその一人前。そう言う意味では文句ナシです。

 今回の予告から、テーマソングが彩陽歌唱に変わりました。曲目はなんと「HOT LIMIT」! 確かこれってBD/DVDにフルがつくんだよな……この巻だけでも、確実におさえにいくか!

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 眼鏡が見つからない時の焦りっぷりは異常な第5話。特に起き抜けに眼鏡がないとね……怖いよね……

 今回はマヤの学友、成瀬こずえを大フィーチャーしたお話で、頭から尻までず〜っとこずえ。ということは、ず〜っと花澤ということだ。花澤香菜はあまりこういうはっちゃけた役をやることは多くないのだが、個人的には無茶やってるときの方が面白くて好きかもしれない。最近だと「会長はメイド様!」でさくらが恋をする10話が面白かったし、「B型H系」とか「クェイサー」みたいに、完全に被害者体質で振り回されているのも独特の空気がある。

 そして、そんな中でもこのこずえというキャラクターのぶっ飛びっぷりは大した物で、見る物聞く物、すべてがオカルトに見えてしまい、しかもそれを全て自分で確かめないと気が済まないときている。心霊写真やオーパーツ探しならばまだいいのだが、ジンクスを確認するためにボロボロになったり、突然思い立って即身仏を目指してみたりと、友達のマヤも亜美も大変だ。普通に考えたらものすごく痛い子なので嫌われても良さそうなものだが、クラスでの扱いを見る限りではそこまで敬遠されているわけでもなさそうだし、案外愛されているのは不思議なところ。天然風味が放っておけない部分なのかしら。

 そんなこずえに振り回されているのに加え、マヤの生活はさらにヘタレ文明によってストレスフルなものに。文明は携帯をマヤに没収されて任務を遂行することもできないし、そもそも美風にお熱なおかげで任務どころではない。一度マヤのところに真剣な顔で登場したときには「おや、携帯を返してもらいに行くのか。一応仕事をする気はあるのだな」と感心したのだが、注進したのは携帯のことではなく、美風のワゴン販売の申し込みだった。うーん、1本筋の通ったヘタレ。マヤも切って捨てることになんの躊躇いも持つ必要が無くて良いね。まぁ、その割りには微妙にツンデレ風味なのが気になる部分だが……

 「星の王子様」の話まで持ち出して自分の夢を語るこずえのエピソードを締めくくるのは、「臨死体験をしてみましょう」という、オカルト学院とはいっても流石にやり過ぎな感のある体験授業。どう考えても教育や研究の範疇を超えており、「3分という時間を過ぎても短すぎても命に危険が及びます」って、先生もよくしゃあしゃあと言えたもんだ。そして、よくそんな提案にのりたがる生徒がいるものだ。一介の学園施設とは思えないような気合いの入った仮死発生装置に乗り込んだこずえは、そのまま死へのダイブ。彼岸をみたところで予定通りに帰還を果たしたわけだが、その様子はどこかおかしく、モニターには置き去りにされて「めがねめがね」なこずえが……

 少なくともこの作品が始まって一番オカルト的で、ちょっとぞくっとするお話です。あのモニタに映っていたこずえが一体「何」なのかはよく分からないが、とにかくこずえの一部分はまだ彼岸に残されており、返ってきたこずえは「オカルトに興味のない人間」という、アイデンティティを全てもぎ取られたような存在。マヤたちからすればこれ以上面倒ごとが起こらないのだから願ったり叶ったりの変化であるはずだが、友人たちはもちろん、それで納得出来るはずもなかろう。次週以降、こずえはあのままでいくのか、それともどうにかして「連れ戻す」ことになるのか。霊体やモスマンといった具体的な超常現象よりも、こういう得も言われぬ怪異の方が怖いもんですよね。

 個人的には、やっぱりこずえはドタバタしてくれていた方が面白いので、ちゃんと責任を持って引き戻してほしいもんです。今週も階段を転げ落ちたり、崖からダイブしたりするこずえがやたら面白くて、「この作品は落ちたり殴ったりウンコだったり、本当に小学生みたいな笑いの取り方をするよな」としみじみ感じ入ってしまった。こういうシンプルなコントって、時代世代を超えて通じるものだと思うんですよ。後はマヤの顔芸とかね。捻らずにストレートなネタだけに、それがきちんと笑えるレベルになっているのが偉いところです。

 次回も予告で流れていた曲は「アジアの純真」。こずえ編にちゃんと幕を下ろして欲しいところだけど、サブタイトルは「文明の道程」。どうなることやら。

 次回予告のネタも古典的なのになんか笑える。

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 モスマンだのスクラッグだの、昆虫ベースの怪物はやたら音に弱い第4話。パイロキネシスが使えるNo5が一匹に喰われたってのに、マヤとかスマイルはあれだけの数を相手に一歩も引かないってのはすごいよな。

 神隠しの調査を川島教頭に依頼された文明。地元の捜索隊に美風の姿を発見し、2人で死のドライブも兼ねた捜索を開始する。皆神山での目撃情報を元に1つの神社に目を着けた美風はひょんなことから山腹の空洞に入る道を発見し、暗闇の中を捜索。パニクった文明は象山地下壕から捜索に潜入していたマヤと鉢合わせし、そのまま世界樹跡を見つけたり、No5の亡骸(?)を見つけたり、モスマンに襲撃されたり、こずえを救出したり。幼虫が大量孵化したシーンからすると、こずえ以前に捕まった連中は全て餌にされてしまったようだ。幼虫の大群に襲われて大ピンチのマヤを救出したのは、紙一重で駆けつけた親衛隊、スマイルとJK。神代山ピラミッドからかろうじて脱出すると、洞窟は何者かが設置した爆弾によって崩壊してしまった。そして、1話の間に2回も女の子を見捨てて逃げ出した文明は、なんやかんやで美風にいい格好しぃ。

 今回フィーチャーされたのは、なんと言っても文明の徹底した格好悪さ。2話で語られた現代への到来シーンは全て嘘であることが自白され、世間を賑わせた天才スプーン曲げ少年の姿は過去のもの。サイコキネシスが失われて一切能力もないし、女の子にいいとこ見せようとする下世話な下心と、そのくせちょっとびびるとすぐに逃げ出す無責任なチキンっぷりが何度もシチュエーションを変えて描かれる。もう、清々しいまでのクズっぷり。もう、いっそこのくらいの駄目人間の方が見ていてイライラしないかもしれません。

 それに対して、1人地下壕を歩き続けていたであろうマヤは、化け物を前にしても、信じられないものを目の当たりにしても、終始冷静に対処しようとしている。流石に成虫となったモスマン相手では逃げるしかなかったようだが、幼虫相手ならばこずえの救出を最優先にしていたし、取り囲まれたピンチのシーンでもボウガンに矢をつがえて果敢に戦おうとした。世界樹を見つけた時の博識っぷりや、オカルトを語るときの輝いたような表情も印象的。ラストシーンではスマイルの持ってきた巨大スパナ(あれは一体何なんだろうなぁ)を背に携え、凛々しいまでのたたずまいを披露していました。また、しっかりと自己を確立した人間だからこそ、隣でぐずぐずしている文明にはイライラも止まらず、ウンコまみれの文明を「近寄るな」と一蹴し、自分を置いて逃げ出した後には「卑怯者」と一蹴。このコンビ、これから先一緒に活動できるんだろうか。ナリは怪しいけどJKとスマイルのコンビを使った方がよっぽど目的は果たせそうだ。もう携帯電話だけむしり取って独自に活動した方がいいよ。

 もちろん、アニメとして見てる分にはヘタレ文明と女王マヤの掛け合いを見ているのが楽しい。この作品は何か捻ったネタをてんこ盛りにしているというわけではないのだが、古風なドタバタのテンポが良くて、怪物相手にすったもんだしているのを見ているだけでも充分に面白い。ひたすら洞窟内を走って逃げるシーンでJKたちの背後を一瞬駆け抜けてまた洞窟に入っちゃうトコとか、逃げ出した文明がそのまま木に激突してぶっ倒れるトコとか、「トムとジェリー」みたいな古典アニメのノリだ。ポルシェでかっ飛ばす美風の暴走っぷりとかもそうかな。キャラの表情がいちいち極端で見栄えがするので、ギャグとしてみてる分には文句無いです。

 一応それ以外のプロット部分を勝手に推測してみると、やはり今回も美風の行動がどこか気になる。独自に調査して怪異に迫る手際の良さは駄目人間である文明との対比で必要以上に格好良く見えていたとしても、たまたまあの神社に怪しい影を察知する勘の良さや、偶然とはいえあの空間で秘密の入り口を見つけるきっかけを作ったことなど、やはり怪異に近付く何らかのキーを握っているように見えて仕方がない。あれだけ複雑な洞窟をいつの間にか平気で抜け出していたし、洞窟ではぐれたときに特に声を上げたりもしなかった。どうにも怪しいキャラではあるのだが、今のところは文明のギャグ顔を引き出すための狂言まわしとしての機能だけが明示化されている。

 そして今回もぶっ飛ばしてたギャグ要員が、川島教頭。本当は敵対組織の中枢で、洞窟の爆破を指示したのもこの人のはずなのに、文明が絡むとどうにもおかしな方向に暴走してしまうらしい。中の人のテンション芸が見ものだけど……画伯は画伯だよな(その内この人も次回予告で何か歌うんだろうか……)。他にも「抜群の童貞力を持つ声優」と神谷氏から太鼓判を押された水島大宙のヘタレっぷりとか、そんな大宙をヒールで踏み付ける勢いのマヤの中の人とか、JKの中の人とか、愉快愉快。唯一の心残りは、結局マヤ(の中の人)に「巨大うんこ」って言わせられなかったところですかね。ぴかしゃは何をやっても許される気がするよ。

 次回はタイトルからして濃厚なこずえ回(?)。予告ではずんぐりむっくりで色気の欠片も無いスク水姿を披露するなど、嫌が上にも期待感が増しますね。予告で流れてた「アジアの純真」は、うまいこと歌い手の個性を曲調に当てられてて面白かったです。花澤ボイスも、最近は本当に使い方を心得てきたな。

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