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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「天幕のジャードゥーガル」 7→8

 まだまだ最終回シーズンは始まったばかりなので時期尚早ではあるが、今期アニメで私が一番楽しんだのは間違いなくこの作品。何もかもが理想通りの、素晴らしいアニメーションだった。

 「なんかもぅ、すんごいの!」というと語彙力消失で大して語ることもできなくなってしまうのだが、ワンパターンを承知でいつも通りに区分けして評価していくしかないだろう。今作で筆頭に持ってきたい要素はアニメーションの映像美そのものである。特徴的なデフォルメ強めのキャラクターデザインは一見するとアメリカ的カートゥーン文化に近く、そのあたりのラインに合わせたアニメーションになるのかな、とか一瞬思うかもしれないが、ここから生まれてくるモーションやカット割り、シーンの見せ方は全てジャパニメーションの技巧の粋。背景美術やどこかしらtribalなニュアンスも醸すエフェクトの使い方など、描きたいものに相応しい「画」が正しく選択されており、ただ画面を見るだけでも楽しい作品に仕上がっている。サイエンスSARUの作画力はここ最近鰻登りだが、また1つ存在感を見せつける傑作を生み出したのである。こうした「的な」統制感を見せつけたのはスタジオ全体の力もそうだし、監督を任されたAbel Gongora氏、そして何より総監督・山田尚子の采配あってこそのものだろう。

 画の話でわざわざ別立てで書いとくけど、キャラクターがいちいち可愛らしいというのも無視できないファクターだと思う。これはアニメの力でもあり原作の功績もかなり大きいのだろうが、1話目時点ですでに感心していた「似たような丸っこいキャラデザのくせして1人1人の個性が引き立つデザイン」が秀逸で、おそらく原作時点で完成度の高い描き分けに、さらにアニメが力を与えた形だろう。今作はオープニング演出も大好きで毎回飛ばさず見ていたのだが、冒頭でタイトルが入る部分の「魔女の目」の演出が怖気が走るくらい好きなんですよね。シタラの「目」は最終話でも印象的に描写されたが、とにかく美しくて……シタラちゃん自身もオリエンタルな魅力あふれる美人さんですよね。他にもドレゲネ様、ソルコクタニさん、そしてファーティマ様……皆美しい。もちろん野郎どもも同じように魅力的ですよ? 個人的にはオゴタイ・トルイの兄弟はやっぱりインパクトがあったけど、なぜかやたら気になったのはカダクなんだよな。あいつ、いいやつだよね。

 こうして1人1人のキャラに言及できるくらいに魅力が満ち満ちていたのはもちろん表面的なデザインの良さもあるが、ストーリーラインの魅力を抜きにしては語れないだろう。まぁ、結局はすごくシンプルに「筋立てが面白い」なんですよ。日本の漫画作品としては珍しい舞台・題材を扱っているが、その描写の中心に置いたテーマが「当時の女性たちの戦い・知恵を巡らせ、考えることの重要性」っていうのが独特な部分で。例えばジャンルはズレるし目的意識も違うだろうけど一応近いテーマの漫画作品に「乙嫁語り」があるじゃないですか。あれもすごく素敵な作品で、当時のモンゴル文化が活き活きと描写されている。日本人にとっては珍しいものなので、それを丁寧にそのまま描出するだけでも魅力的な漫画作品になったかもしれないけど、本作はそこに「チ。」のような思想的な戦いを盛り込み、その中心にシタラさんを置いたわけですよ。もう、この構造自体がとても新鮮で、「次に何が起こるんだろう?」というワクワクに繋がったんですよ。まぁ、単に私が世界史の知識ゼロの阿呆だったからという可能性もあるけど……(多くの日本人は流石にこの辺の歴史については疎いと信じたい)。

 というわけで、画が良くてお話が良くて、それを統制したアニメスタッフが素晴らしかったという、当たり前の結論でございました。あとはいつも通りに勝手に3本目の柱として中の人トークに移るわけですが、まぁ、流石にMVPは関根明良で揺るがないでしょうか。今期は飛ぶ鳥を薙ぎ払う勢いの関根明良。シタラさんのグツグツと湧き立つエネルギーを表現するのにこんなにもドンピシャなキャストがいるものかと。しかも今期はふつーにアニメ観てるだけで「いろんな関根明良」を強制的に浴びせられる「関根地獄」みたいなシーズンになったもんで、ギャップが際立ってますます魅力的に見える(聞こえる)っていう。最高でございました。次点では何度も上げてるけどソルコクタニ様を何としても取り上げたい。久野ちゃん! 最高でしたよ! ほんとに美しかった。久野ちゃんが自身のXで「初めて年相応の役ができて嬉しかった」って語ってたんだけど、「そうなんだよ、久野美咲はこれができる年齢なんだよ!」という当たり前の事実を、厳然たるものとして我々に叩きつけてくれた。他の面々も本当に素敵で、アニメを観ていて、声オタやっててよかったとしみじみ感謝を捧げられる作品でした。

 このクラスのアニメが1年に1、2本出てくれば、私はまだまだアニメ視聴のモチベを落とさずに済みそうです。あ、原作はとりあえず買いますね。多分2期はあったとしても相当先になるだろうしな……。待ってるで!

 

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