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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
引き続き、些細ながらもドラマティカルな展開がアツい。今回は大きく分けて2つのポイントでグッときた。まず1点目は大きなくくりで「大人たちのあれこれ」。今作は一応安海が主人公の物語ではあるのだろうが、同時に手島先生もセンターに位置している人物。そして、そんな「大人サイドの物語」に主軸を置いての物語が、おっさん目線では楽しくなってしまう部分である。今回の手島先生、もはやツンデレのツンがほぼ無くなって生徒たちからもそのチョロさをいじられる始末。反対反対と口では言って何とか若者たちが漫画制作という泥沼に引き摺り込まれないように配慮こそしているものの、その楽しさと無限の可能性を一番理解してるのは他ならぬ先生自身。生徒たちが自力で道を切り拓こうとするならば、もはやそれを止めるよりも後押ししてやる方がなんぼか楽しい。(いくら離島の学校とは言え)教師の業務だけでもそれなりに大変なはずだが、追加でしおり作りやら諸々の手続きまで、全部面倒みちゃうあたりはむしろ過保護ですらある。でも、そうして若者の夢に夢を見ちゃう先生の気持ちは痛いほどよく分かる。 これまで手島先生以外の「大人」といえば貸本屋の七ちゃんくらいのものだったが、今回は「保護者の承諾を得なさい」というので各ご家庭の親御さんたちが登場。それぞれに刺激があり、まずは安海家。ご両親って初めて登場するっけ? 親父さんはイメージ通りの人ではあるが、母君が割とお堅い気質の人だったのは、これまでの安海の人間性を見てきてちょっと意外だった。まぁ、別に母娘の関係性が悪いわけではないようで、正座して話せばきちんと伝わる、いろんな躾がきちんと行き届いたお母さんのようである。赤福の親父さんは以前も登場していたので特に追加情報はないが、むしろ今回の流れで「赤福の母親」が出てこなかったのは気になるところ。いるのか、いないのか。それにしても謎の遺伝子の強すぎる家族である。 そして今回のメインはやはり藤森家のお母上である。以前も登場して藤森さんの引っ込み思案に拍車をかけるちょっと毒親っぽい人なのかと思っていたが、今回は石龍さんの手管に丸め込まれたこともあり、なし崩し的に娘さんとの膝詰め談判へ。藤森さんが勇気を出して作った漫画。本当にダメな母親であれば「なんだこんな子供騙し」ってんで一蹴することもできたが、彼女はきちんと受け止めてくれた。厳しい親なのは間違いないだろうが、その根底にきちんと「子供の成長を願って」という親心があることが分かって安心すると同時に、キュンときてしまうシーンであった。藤森さんの成長が漫研のメンバーのおかげってのが伝わったのが良かったんだろうね。 ちなみに、最後のご家庭は当然石龍さんとこなわけだが……おいおい、石龍ママンの声、どこかできいたことあるな? エンドロールですでにネタバレされてたわけだが、そうか、このご家庭は生粋の漫画ジャンキーの血筋なのだな……そりゃあんな娘さんにもなるかもしれない。 というわけで今回第2のトピックは「石龍光」である。前回鳴物入りで登場した問題児「光ちゃん」。ハイライトが無い目のデザインは実は手島先生と共通だったりするのだが、固さや厳しさを表現した手島先生と違い、彼女の目の黒さは純然たる狂気の表れ。前回時点で安海とのコミュニケーションがだいぶ一方的で波乱含みになりそうなことは想像に難くなかった。しかし、今回の諸々の絡みを見ていると、別に「悪い」奴ではないことも伝わってくる。本人の自己分析がすでに完了しており、口にする言葉に一切の嘘偽りがないので話は分かりやすい。「人の心が分からない」のは確かにハードルだが、本人がそれを自認しており、事前に「僕は君たちを傷つけるかもしれない」とまで通知してくれているのだから、可能な範囲でのコミュニケーションとしては正しい方向性だろう。その上に「漫画が関わったら全力全開」というパーソナリティがついてくるので漫研としては上手く付き合えばこれほど強力なメンバーもおるまい。旅館で繰り広げられた藤森ママンとのやりとりは(留年までした)高校生とは思えない機転の効かせ方だったし、「漫画しか作れない世間知らず」なんかじゃないことが伝わってくる。常にスマホを構えて「レンズ越しでしか世界を見ない」というのは彼女の根幹を表す分かりやすい行動様式で、全ては漫画のネタであり、レンズを通して「取材対象」として見た「漫画の素材」とであれば上手く付き合えることの証左。そして漫画を読む時だけは何を差し置いても正しいこと、素直なことが言える子なのだ。今後の付き合いの中で軋轢も生まれるかもしれないが、周りの人間が彼女の良さを理解し、最大限に尊重することで、きっと唯一無二の付き合いができるはずだ。 さて、次回の焦点は「何冊売れるか」になる気がするが、100円作品を20部という現実的なラインなので売れなくても別に心は痛まないはず。先生、その辺のコントロールもちゃんとしてくれるのありがたいですな。 PR のだのだうるさい! 第5話。そうか、この時代の人にもやっぱりあれはうるさいのか(そりゃそうじゃ)。 心機一転、新たなステージへ。前回の晴れ舞台を機に将軍に召し抱えられた鬼夜叉。「俺のところに来い」という殺し文句をそのまま受け入れて都に入ったはいいが、なんとそこにはすでに囲い込まれた一派、田楽新座が縄張りを作っていた。なんでそんなところに1人(石也も入れれば2人だけど)で放り込まれてしまったのか。まぁ、まだ「座」として認めるわけにもいかず、鬼夜叉1人だけが育成選手として試験的にキャンプインした、みたいな状態なのかもしれないが。 残念ながら田楽と猿楽では根本的に宗派が違うらしく、なかなか輪の中に入ることができない鬼夜叉。彼は田楽側からしたら「異端者」でしかなく、切磋琢磨なんて考えには至らぬらしい。しかし、そうして迫害される様子が今回は終始コミカルに描かれているのが最大の特徴で、逆境でもめげない鬼夜叉のタフネスの高さがご陽気に語られる。初期のへなへなっぷりを思い出せば、こやつもずいぶんと図太くなったものだ。 新キャラも数多く登場し、大注目は「ブンブン」を得意技とする一座の女の子、千晴ちゃん(CVいのすけ)。可愛いのだが敵対心が強く、将軍の奥方、業子様への偏愛がちょいいきすぎてるのが怖いところ。今回の舞比べの発端を作った人物だが、彼女自身は鬼夜叉に対する罪悪感を抱えており、さらに彼の舞った「新しき」を評する姿勢でもある様子。今後の鬼夜叉の立ち回りに大きな影響を与えそうだ。 田楽新座のセンターマンは増次郎(CV朴路美)という少年。身体能力が尋常ではなく、彼の舞う田楽はまさに現代のダンスバトルの如く。とんでもないスキルに鬼夜叉は新たな時代の田楽の可能性を期待したが、彼は想像以上に伝統を重んじる気質だったようで、軽佻浮薄に見える鬼夜叉とは真っ向からの対立姿勢。「小手先だけの新しさなんて無意味。伝統にこそ意味がある」と正面から叩き潰しにくる様は、まるで初期の海原雄山。 そんな一座を召し抱えた義満公は相変わらず気楽なものだが、わざわざ2つの異なる流派を合流させ、刺激を与えたのも「芸能」の進化を期待してのこと。芸事の生き残りを草花の剪定に喩えており、ある程度の選抜を行ったあとには、自然に「咲ける方が咲く」のだということで様子を伺っている。芸事の本質を見抜く目は間違いなく持っている人物であり、今後どれくらい鬼夜叉に目をかけてくれるかは気になるところ。まぁ、将来的にあの金ピカ寺をブチ建てる人間だと思うと不安と期待は入り混じるが……。そして将軍の側室として登場したのが業子様(CV能登麻美子)。声からしてすでに高貴な身分なのは確定だが、その本質は歌にあり。「舞」という「一芸」に生きてきた鬼夜叉に、新たな視点を与えてくれるキーパーソンとなるのだろうか。 他にもわんこ、にゃんこなども揃い踏みし、鬼夜叉の愉快な(?)生活は刺激にまみれる。その挙げ句のダンスバトルであったが、上述の通り、「新しき」を求めた鬼夜叉は大衆に認められずに敗北。さながら究極対至高のスパゲティ対決の如く。やはり人々は日頃から馴染んでいるものを愛好し、そこからの脱却を求めるのは色々とコストがかかるということだろう。「伝統こそ重要」なんて考え方は、鬼夜叉だって親父さんからしつこく教えられて重々承知しているはず。しかし、今回はバトル形式ということで相手を出し抜くことを考えたせいで足元が疎かになってしまったようだ。しかし、親父さんだって「未来の猿楽はまだ見えず」と進化の可能性を模索していたのだ。ここで終わっちゃ男が廃る。鬼夜叉の復帰はいかに成し得るのか。そして、にゃんこにくわえられてたカメ吉は無事だったのだろうか。
こうしてみると、国連組織は我々の認識と大きな差はないっぽいが、なのはが「本国では」という言い方をしていたところからやっぱりこの次元はちょっとはやてたちのホームとはズレた世界という認識なのだろうな、という感覚はある。EXCEEDSが小規模な組織であることも再三言っていたので、人員不足は常に悩みの種だったのだろう。そこに戦力・機動力・事後処理能力と揃い踏みのシイナさんが加入してくれたってんだから、そりゃ有難い話で。 前回ちょっと勘違いというか、拡大解釈していた部分があったのだが、EXCEEDSが行っている主な任務は「侵略種の排除」であった。シイナさんのおかげで大ボスクラスのばけもんでも割と楽に倒せるようになったとのことで、なんと国内で暴れ回っていた特大級の怪物も10/13を駆除。わずか数週間で目覚ましすぎる活躍である。この調子で海外進出も果たせれば、人類は巨人に駆逐されてきた過去を払拭できる。もう、そういうお仕事だけやっててくれればシイナさんのお仕事は安泰だし、魔人の力を使ってることなんて瑣末な問題。このままモンスターハンターだけやって生涯を終えてもいいじゃない、って話になってくる。巷を騒がせる「魔人化薬」についても、EXCEEDSとは別部署の管轄って話なので「大変なこともあるもんだねぇ」くらいの他人事で構わないのだ。まぁ、そうは問屋が卸さないのだろうけど……。 ってなわけで、そんな「魔人化薬」抗争側のお話にスポットを移すと、当然そのセンターにはお友達になったトワさんがいる。彼女の生い立ちもそんなに意外なものではなく、出自(?)はマッドサイエンティストの実験ラボ。そこで被験体として飼われていたみなしごのトワだったが、生き残りバトルに敗れて廃棄処分。その際に偶然にも心優しい夫婦に拾われて養子となった。トワさんの人生観ではそのことにすらあまり琴線は揺れなかったが、いざその夫婦が殺される段になり、「お世話になってたのになぁ」ってんでちょい悲しい。そしてその実行犯が、かつて自分を廃棄に追い込んだ原因である炎の魔人(量産型)だったってのもまた情動を揺さぶる部分で。ラボの中にいてもいじめられ、ラボから逃げられてもまた魔人は自分の人生を壊しにくる。そんなら自分から憎きあんちくしょうをぶっ殺してやらぁ、というのが現在のトワさんのモチベーションである。 そうして魔人憎しのパッションで行動するトワさんは行く先々で仲間を集め、今や異能力集団「魔人狩り」はそこそこの戦力と得難い絆で結ばれたナイスダチ公になった。ご丁寧にみんなして方向性の違う便利な能力も保有しており、魔人化薬の流通に関わる人間を闇から闇へと成敗するのにはちょうどいい布陣である。仕事人は仕事人としての責任を全うし、うまいこと仇敵である篠宮をぶっ殺せたあかつきには、自ら命を絶つことも辞さない覚悟はあるとのこと。ちゃんと罪悪感は抱えてるんだね。見れば見るほど、悪い子でないのは間違いない。 前回のシイナとの邂逅で「望まずにぶつかる日がくるのだろうなぁ」と思っていたのだが、シイナたちの駆除対象はあくまで侵略種であるから、考えてみりゃ魔人化薬誅滅軍団と直接ぶつかる必要もないんだよな。まぁ、それでもどっかで一戦交えずには終われないだろうが。……その時にはヴォルケンリッターにもちょっと出番欲しいな……。
それぞれの組み合わせで、第16話。今回はメイン2人の出番少なめだけど、それでもみっしりなのが今作の良さ。 1組目、みんな大好き平と東。平の精神性がなかなか成長しないのは困ってしまうが、でもまぁ、彼の性格からして「毎朝のルーティーン」なんて一番変えない(変えようと思わない)部分かもしれない。今の高校に入ったのも中学デビューを狙っての「縁切り」が狙いだったというメンタリティでは、当然周りとの接触は少ないに越したことはない。朝の電車は他人と会うのを嫌って時間をずらすところまではいかないが、ちょっと乗車する場所をいじれば知り合いとの遭遇率は一気に下がる……ものなんでしょうかね。まぁ、確かに自分も通勤の時の電車のポジションって乗り降りの効率考えてるか。同じ電車で「ぎゅうぎゅうな号車と座れる号車がある」ほどに差ができるかどうかは分からないが、実際に座れるならそっちの方がいいというモチベも理解はできる。それならなかなか座席の位置はズレない。 しかし、きっかけは何気ないところからやってくるもので。これまでずっと東の謎の距離感に悩まされてきた平だったが、今回髪型やらなんやらの話の果てに、東は「気にかけてたんだゾ」ということを真正面から平に伝えており、それがまぁ平にとっては想定外で。基本的に他者なんてぇのは自分を馬鹿にしていると思い込んじゃう人間にとって、「他者からの意識」は全てマイナスに働くものだ。それが純粋な興味関心から出てくるなんて考えない(だって自分から他人にそういう感情を向けないのだから)。それでも、東のバグった距離感は平の価値観を平気で踏みにじる。そうしてショック療法によって、平も少しずつ変わっていく。気持ちが変われば、座席の位置だって変わるのである。……まぁ、せめて朝くらいは座りたいけどね……。 2本目、鈴木と谷……と見せかけて西・山田ペア。お節介な鈴木に連れられ、図書室という聖域に乗り込んできた山田。そこでかわされる会話はいつも通りの多愛ないものだが、人前での「いつも通り」もそれはそれで気恥ずかしいもので。自分たちの関係性を周りが認識していないと思っている西さんからすれば、山田の距離感を他者に見られるのはなんとも気恥ずかしいもの。大丈夫だよ西さん、隣に座ってるその男、そうそう気にしないから。でもまぁ、朴念仁の極みみたいな谷も、最近は鈴木のせいで色々と成長してますからね……だいぶ時間はかかったが、最後の最後でようやくアンサーに辿り着く。まぁ、西さんの性格を考えると、周りの人間全員で包囲網を敷くくらいでちょうどいいのかもしれない。ところで、あの図書室の貸し出しシステムって普通なん? 生徒1人1人のバーコードを全部保管してるのか……。 そしてそんな西さんつながりの3本目は、まさかの本田×西という意外なポイント。さらに意外なことには、本田さんがかつて西さんを好ましく思っていなかった、なんて情報まで開示された。まぁ、確かに言われてみりゃ全然性格も生き様も違う2人だ。どこでどうやって知り合ったかは気になるところではあったが、本田さんから見た西さんがあまりにも西さんすぎて笑ってしまった。彼女は生まれてからずっと西さんのまんまなんだろうなぁ……。 どうしたってどん臭いし察しも悪い彼女。特に女性どうしの場合にはこういう子が避けられるってのは割とありがちな話なので本田さんの最初の態度を特別冷たいとも思わないが、そこから西さんがにじり寄って逆転ホームランを放つ流れも実に愉快。そう、我々はこういう関係性が大好きですからね(主語デカ)。具体的には「強者だと自認している側が実は依存してる関係性なんだぜ」みたいなやつで、本田さんは最初は西さんの面倒を見てやっているという気持ちで接していたかもしれないが、そんな彼女のまっすぐな性根に感銘を受け、本田さんが少しずつ西さんの尊さを理解していく。その結果が「唯一無二の親友どうし」である。最高じゃないですか。こういう出会い方で醸成された友情は本当に固いですよ。決して百合とかじゃない、互いをリスペクトしあえる純然たる「友情」関係。これは素晴らしい。 そしてそんな本田さんは「つい思ったことを口にしちゃう」という昨今のなろう主人公でお馴染みの癖もお持ちで。その結果、いやでも突き動かされてしまう西さん。……どうなんでしょうな。「このままゆっくりと……」でも構わない2人だとは思っていたが、いうてもまもなく3年生。高校時代も残りわずかだ。そりゃ親目線で見てたら背中を押したくもなりますよね。……まぁ、山田がなんかヘタなことしたら本田さんが粛清してくれるから大丈夫だよ。 まさかの笹木信作コンテ回、第5話。最近のサイエンスSARU、どういう陣容が集まってるか分からないので油断ができない。 とはいえお話の方はじっとりと進行している。ソルコクタニからのまさかの提案に度肝を抜かれたシタラだったが、断るなんて選択肢は存在しないので、言われるがままに謎の密偵ミッションにチャレンジすることになる。シタラからすればソルコクタニの下に仕えているのだって面従腹背のスパイミッションみたいなものであり、その主人からこんな任務を言い渡されたら、ヘンテコな形の二重スパイみたいになってしまう。いや、もはや信を捧げるべきペルシアは残されていないので「二重」にはなり得ないのだけども。 ソルコクタニが密偵を提案してきた概要は「別にトルイが皇帝を継げなかったのは構わないし、オゴタイがふさわしくないなんて思ってない。でも、実質的な軍事力を有しているのがトルイだったら、この軍政のねじれは将来的に絶対火種になりうる。だから先んじて、争いの芽を摘んでおきたい」というものだった。なるほど納得、きちんと先見の明がある人間の考え方だ。しかもここで「ほなオゴタイのとこにいけばいいんスね?」とはならず、「この2人の間に入って何かを起こすとしたらそれはきっとチャガタイであろうから、そちらに潜むように」というひねったミッションを言い渡されるのである。うーむ、少なくとも視聴者目線ではトルイたち兄弟に不仲の予兆は感じられないし、そんな心配は無用に見えてしまうのだが……楽観的でいられないのが為政者の妻というポジションか。このモンゴルの文化システムがどうなっているかは知らないが、「炉の王」たるトルイの妻であるソルコクタニが、その座を追われるような心配はあまりないように見えるのだが。 偉い人たち、特に文化の違うモンゴル人の考えることはシタラにはよく分からなかったが、とにかく派遣されることは決定。「急にチャガタイの膝下に潜りこむって言っても、どうやったらええねん」というお悩みの答えは「あとは流れでお願いします」というだいぶ適当なもの。立案のソルコクタニより、多分実質的な手引き役であるシラの性格の適当さのせいだろうが、あまりにざっくりした入れ替わり作戦に、シタラは振り回されっぱなし。最終的に一旦誤魔化せそうな位置に転がり込むことはできたが、本当に紙一重のラッキーが続いた結果なので、だーいぶ命の危機が迫る展開ではあった。 その間、ちょっとしたご褒美(?)として迷子センターにて久しぶりに知らないペルシア人と出会って母国の言葉で歓談。その結果、奴隷として連れてこられた人々が必ずしも現状を嘆いているわけではないことを知り、なんなら数年ものモンゴル生活を経て次第に慣れてきていた自身の状況についても内省する。住めば都はまさにその通りで、これだけ長いことモンゴル生活を続けていれば嫌でも文化には馴染んでしまうし、たぎらせようとしていた恨みの炎もいつか消えてしまいそうになる。そのことを思い出すたびにシタラは必死に薪をくべなおし、人生の目標を忘れてはならぬと唇を噛むのである。 そんな必死の抵抗劇が功を奏したといえばそうなのか。巡り巡って出会ったのはオゴタイの 「第6妃」というぜつみょーに偉いんだか偉くないんだかよく分からない地位につく女性・ドレゲネさん。どうやらシタラたちと似たような身の上らしく、せっかくの正妃というポジションについているにもかかわらず、現在進行形でオゴタイへの殺意を燃やしているというなかなか物騒な御仁である。こんなやつを囲っておけるオゴタイ、よほどの大人物か、ただの阿呆なのか。でも彼のここまでの能力や評判を見るに、決して暗愚ではなさそうなんだよな。 とにかく、幸か不幸か同じ志を燃やし続ける仲間に巡り合ってしまったシタラ。狙っていたポジションからはちょいズレてしまったが、一旦王族に近づけそうな踏み台は手に入れた。さて、ここから大義を失わず、うまいことソルコクタニとの連携を維持することができるのだろうか。 おたあじゅりあ!? 第4話。そっか、この島はおたあジュリアの史跡が実在する島がモデルなのか……予期せぬところでたほいやワードに出会うとびっくりしますね(俺らが勝手にたほいやワードだと思ってるだけで世間的には常識の可能性もあるが)。 1つ山を超えて、世界が広がる「承」のフェイズに入った感覚。作画の藤森さんという心強くも都合のいい味方を手に入れ、部室も随分充実。手島先生も案外面倒を見てくれるもので、いよいよ安海の漫画作りが本格スタートである。ただ、前回のような雑多なノート漫画では流石に格好がつかず、「趣味の範囲で」とはいうものの、先生もちゃんと責任を持って「指導」してくれている。この辺のツンデレるというか、「自分は漫画とは訣別したのだ」と思いたいのにやっぱり愛があるから構っちゃう感じの手島先生の葛藤は見ていて面白い(本人は困ってるんだろうが)。 現段階でいきなり安海の作画スキルを磨く方法などあるわけがないし、そもそも藤森さんが「安海の漫画の絵を描きたい」と言って入ってきたのだから、原案と作画の分業体制にはなんの問題もない。しかし、そうなると藤森さんは小さい頃から絵の鍛錬を積んできた「経験者」であり、一方の安海は漫画大好きとはいえ今まで一度だって「作り手」に回ったことはないド素人。そこに差が生まれるのはしょうがない。「絵はいいけど話がね……」という当然の指摘に一瞬だけ膨れて曇ってしまった安海。「えっ、あんないい友達の藤森さんを邪険にしちゃう鬱展開とか、株下げまくるぞ主人公!」と思って心配したのだが、幸いこの曇りフェイズは1日で終わった。自分が悪いと思ったらちゃんと謝れるし改心する安海はやっぱりいい子であった。 話作りなんて1日そこらでどうにかなるスキルでもないが、若者たちは試行錯誤の末に少しずつ自分なりのやり方を見出していく。その過程に「評価者・赤福」という絶妙な存在が割って入ってるのがいいんだか悪いんだかよく分からんが、一切行動規範を変えずぐうたらしてるだけなのにちゃっかり「批評家」というポジションを確保している赤福、なかなかのやり手である。先生も「読者とは本来傲慢なものです」という厳しい目線から赤福の存在を(結果的に)認めており、「原案・作画・編集」という謎の3人組が形成されている。ちなみに赤福の頭はたいそう柔らかい素材でできているようである(赤福だけに)。 というわけで、なんとか土台を作り上げることができた4P漫画。これをもっていよいよ手島先生から本格的に漫画のいろはを学び始める安海たち。やっぱこういうところでちゃんと指導してくれる先生は偉いよな……まぁ、ご本人もちょっとずつ仕上がっていく「教え子」の漫画を見て嬉しそうにはしてたけど。このままの体制で進めば、それこそコミケでちょいと売る同人誌くらいなら卒業までに作れるかな。「趣味の範囲でやる」ならそれで充分だとは思ったのだけれど……。 当然刺激は舞い降りる。やってきた転校生の名は石龍光。すでに実績を積んでいるセミプロの漫画家であった。クリエイターにありがち(?)な頓狂な性格のようで、安海とは違ったタイプの夢想家。そして一番の違いは、小さい頃から漫画を読むだけじゃなく描くことにも邁進していたこと。一方的な受け手だった安海と違い、石龍にとって世界の全ては想像力と創造力を刺激するもの。同じような「イマジナリー」を持つ2人だが、当然、「作り」慣れている石龍の「妄想」の方が特大だし、映像効果もバリバリのハイクオリティである。こんなとんでもない奴が出てきて、また安海の心が変な風に折れてしまう恐れが……。 と思ったら、ちょっとだけ安海に興味を示していた石龍は漫研の方には特に関心がなかったらしい。創作はあくまで孤独な作業。1人でやれてりゃそれでいいやの精神の人だったのかもしれない。しかし、そんな石龍のチグハグな態度に戸惑った安海は、思わず先生の名前を出して引き止めてしまった。その結果のズキュウゥゥゥン! 来週までに先生が泥水で口をすすがないと、先生は石龍のものになってしまう。なお、キスシーンで一番ショックを受けていたのはメガネが割れた七ちゃんだと思われる。……この2人の関係性も……気になるねぃ。 追伸:石龍さんの低血圧ボイス、中の人はいのすけ。現時点で漫研関係者の2/3はプリキュアである。 いいキャラ揃ってきた、第4話。いや、これまでも変態教師とかぐうたら巨乳ねーさんとかいいタマが揃ってたけど、今回さらに「薫のクラスメイトの模範的ツンデレJS」と、「ついに現れた! 谷跨斑の刺客!」である百合転校生が登場し、2人のスクールライフにも盤石の備えだ。まともな人間が1人も出てこないアニメは面白い。 ここまでもなんとなくで楽しんではいたが、今作の一番の特徴はなんと言ってもシリアスとギャグの容赦ない振れ幅。常に挟まるダラさんの回想の中では、姉巫女が信じられないような残虐非道な企みをもってじわじわと妹巫女を謀殺しようとする様子が描かれている。今回はいよいよそれもクライマックスに近づきつつあり、来週あたりで改めて、1話目で描かれたあの惨劇に辿り着きそうだ。見れば見るほどに悲惨な運命であり、比較できる対象に地獄少女くらいしか思い浮かばん。閻魔あいは見事に人類ぶっ殺すマシンへと化けて恨み骨髄で村を焼き滅ぼしたが、ダラさんは数百年の時を経て恨みもほぼ消え去り、疫神としての役割はほぼ無し。その上で一応の神格は保っているという絶妙な状態で、愉快な姉弟とのコンビ芸が冴え渡る頼れる保護者へと転身をとげたわけだ。 今回もダラさんの生真面目だったり世話好きだったりする面がよく出ており、薫の無茶振りにいちいち律儀に応えてあげるあたりにほんとに人柄(蛇柄?)が出ている。別に無視すりゃいいのにね。現代風のイラストレーションをちゃんと学ぼうとするあたりは自分の身の上をわきまえた上でしっかりアップデートしようとする気概が感じられ、世の老害たちに爪の垢を煎じて飲ませたいくらいである。多分、数日もしたら現代風のイラスト術もマスターしてそうですよね。まぁ、「現代風イラスト」が何を表すかは分からんけど……。 そんな無茶振りをする薫は天真爛漫、好き放題にやり散らかす性格は別にダラさんと出会ってから始まったものではなく、クラスでの立ち位置も絶妙で笑いが絶えない。当然男子との絡みは多いわけだが、男子目線は薫をどう見ているのか。そっち方向でのねじくれた恋の目覚めとかがありそうで怖いのだが……ありがたいことに彼に目を向けているのはクラスのツンデレ女子・十御田(とみた)さん。彼女の露骨なツンデレ仕草を隣から見守ってくれてるお友達女子もなんだか性格が良さそうである。 一方の日向もダラさんとプラモを作ったり相変わらずやりたい放題だが、薫と違って霊感の強さのせいでダラさんが逆の意味で心配になっちゃうあれこれを自然と引き寄せる。ダラさん譲りのいろんなアイテムを使いこなし、ナチュラルにこの山をなんとかしてくれそうな空気すら漂っているが……そんな日向に近づく影、それが谷跨斑の「分身」が憑依した転校生、初瀬川周さんである。「憑依の影響で一気に成長した実質高校生クラスの中学生」という卑怯な設定で、しかもCVは古賀葵。こんなもん、地雷以外の何者物でもない。谷跨斑が全てをコントロールできるわけではなく、ほとんどは自由意志で動いている彼女のモチベーションは、なんと「日向とお近づきになる」であった。イシガメピックアップガチャならぬお漏らしピックアップを幼少期に散々引き当てていたアマネさん。彼女が強引に結ぼうとする縁は、大蛇にとって吉と出るか凶と出るか。……諸悪の根源であるはずの大蛇さんも令和の世ではコメディタッチになっちゃうの、実によろしい傾向ですね。 巨乳クレジットがまた1つカウントされてしまったので、なんとか十御田さんには薫が籠絡されないように頑張って戦っていただきたい。 アニメしか観てないと、義満の言う「先々代」について「でも、あんな奴なんだよな……」という記憶が先に来る、第4話。ややこしいのは足利尊氏が今作の観阿弥と同じ声だってところよ。 などという中の人ネタはさておき、相変わらず考えさせてくれる作品。今回は鬼夜叉の人生初の「大舞台」ということで、今まで以上に「舞とは何か」を考えさせる構成になっていた。あたしゃ浅学なもので猿楽も能楽もなんも知らんし、現代の「舞踊」についても知識なんて1ミリもないので、これを機に猿楽についてググってみようか思ったのだが、せっかくなので何も見ずに先にこのアニメを観て思ったこと、考えたことを書いてみよう。 まず、ありがたいことにアニメだけしか見ない人生でも知識を得る場所というのはある。私がこれまでの人生でいっっっっっっさい触れることがなかった「舞」という文化についても、アニメでは「ボールルームへようこそ」や「ダンスダンスダンスール」など、いくつかのアニメのテーマとして接触機会があった。そして直近では「ワンダンス」があり、その時に得た知見は今作を見る時にも活きてきそうだ。 人は何故舞うのか。その恒久の問いに答える術はないが、少なくとも「ワンダンス」を見ていて「ダンスすることの楽しさ」みたいな部分はある程度解説されていたし、「どんなダンスがすごいのか」という部分も語られていた。私の理解では、やはり一番は「身体表現」である。人は自分の身体は自分の意志で動かしていると思っているが、それでも「思い通りに動かない」ものだし、可動域・可動量に限界がある。それを学んで鍛えて反復して、少しずつ「人ができないような」動きに拡張し、その技を競うのがダンスバトルだった。リズムとの兼ね合いなどももちろんあるが、突き詰めれば「どうやって身体を動かすのか」の限界に挑む、言うなれば「人の身体」の限界に挑むのが現代ダンスシーンの主目的のように思える。だからこそ男女を問わず身体のラインが見えやすい服を着ていることも多いし、動きを大きく見せるような「客に見せる」工夫も多いことだろう。 転じて、今作の時代の「舞」はどうか。我々が「能や狂言」(あと歌舞伎とかも)でイメージするようないかにもスローな所作、決まった音曲に合わせて動くそのモーションには取り立てて目を見張るようなものが見当たらないような気がするが、この時代の観客たちはそんな鬼夜叉たちの舞を見て「猿楽もやるじゃねぇか」と感心していた。これには2つの側面がありそうな気がする。1つは現代的な感心と同じもの。彼らは日々の訓練でとにかく「決められた型」を反復練習し、日常的ではない、「舞のための動き」を作り上げる。我々現代人から見たらピンとこない部分だが、当時の人たちから見たら、きっとこの「舞にしかない動き」は非日常であり、何かしらの感心を得られるものだったのだろう。鬼夜叉の舞で見えた水の演出などは、そうして「普通なら得られない動き」によって作り出された非日常の空間演出だ。 そしてもう1つの側面として、やはりこの時代の「舞」は「神への供物」としての側面が大きく残っているのではないか。神へ捧げるためのしきたりがあり、ひたすらに定型とされた「儀式」である。その側面を寸分の狂いもなく表現しきることが神へ近づくための一歩であり、人々は舞の中に「神々しさ」を見出すのではないか。現代ダンスが「人の限界を見せる」ものだとするなら、猿楽の時代の舞は「神に近づき、神を表す」ことが最大目標だと思えるわけだ。まぁ、時代によってその神が「将軍」とかに接近する時もあるのかもしれないが……とにかくそうして「動きで表される儀」にこそ、意味を見出していたのであろう。 そのことは、最後に父子で帰路についた際の観阿弥の言葉からもニュアンスが出ている気がする。彼は彼で、「現代の舞」の最終形を探している。しかし、「神への供物」としての舞には一定の「正解」がありそうだが、猿楽はそこで終わらないという可能性も見出している。その最先端にいるのが、息子の鬼夜叉だということにも気づいているのだろう。観阿弥のいう「自分の身体、自分の時代」という言葉には、先人たちの積み重ねてきた時代、すなわち「歴史」も含まれているはず。歴史の最先端(ある意味最後尾)で先人たちの蓄積を継承しながら、次の一歩を常に模索し続ける父親が、「自分の身体」の表現に疑問を感じ、滅法に追求したがる息子への可能性を繋いでいく。これもまた、「人のなし得る業」なのであろう。 良いものを見せてもらいました。今度暇な時に猿楽・能楽についてちょっと勉強しよかな。
などというどうでもいいところが気になるのは、シナリオラインが完全なる王道展開に乗ったため。「王道」といえば聞こえはいいが、別な表現をすれば「ベタの極み」「ド定番」である。これだけ歴史を重ねたシリーズであえてこの路線を突っ走る決断か。いや、歴史を重ねたからこそ、そこから外すことを良しとしないのかもしれないが。「巨悪と戦うヒロイン、事態の全容を知る前に敵側の少女と出会って友情を育んでしまう」があまりにもテンプレでびっくりする。でもまぁ、振り返ってみりゃなのはシリーズではなのはとフェイトの出会いもちょっと違うから別にいいのか(この2人は最初から敵としてぶつかってるからな)。 シンプルな「運命の悪戯」展開であり、その理由が「どっちもたまたま休暇でのんびりしてたから」というクッソ適当なもの。一応、遭遇シーンで最低限配慮されてるのは、シイナが一瞬だけ魔人の力を発動したが、その瞬間だけは相手方のトワは死角になって見えておらず、互いに魔人の力を有しているとは気づかないままに交流を深めたという部分だろうか。まぁ、多分お互いに日常的にあんまり異能を発現させないようにはしてるだろうしな。この世界では魔人の力は当然忌むべきもの(最低限、恐れられるもの)と認識されているのだろうし、よっぽどの緊急事態でも無い限り、民間人の前でひけらかすようなことはしないのだろう。今回の飛び降り自殺(誤解)はシイナにしてみればその「よっぽどの事態」だったというだけの話である。 こうして両サイドのトップ(?)が交流を深め、それぞれの信念で「魔人」というものに向き合っていく。順風満帆なシイナさんは良い上司にも恵まれ、現場での活躍は目を見張るもの。まぁなのは・フェイトの2人でも同じような仕事はこなせるのだろうが、シイナオリジナルの強みはなんといっても侵略種の吸引能力。あれでエネルギー補給もできる上に現場のクリンナップが一瞬で片付けられるという、あまりにWin-Winすぎる能力である。ちょっと気になるのは「一個人にガンガンエネルギーを吸引させて、組織としてはシイナが力を持ちすぎることを懸念してはいないのだろうか」という部分だが、事前の面接とかでよっぽど信頼がおける人間性だという判断なのだろうか。今回チンピラさんが話してた内容から察するに、通常の魔人は「エネルギー吸いすぎると限界を迎える」とのことなので、流石に天井知らずで能力値が上がり続けるってところまでは心配していないのかもしれない。何より、シイナ自身がその辺をあんまり深く考えてないってのが一番大きいだろうけども。多分、今でもセツナにご飯食べさせてあげてるみたいな認識なんじゃなかろうか。 そうして私生活が充実しているウキウキアーバンライフなシイナさんと比べて、別れた後のトワさんの日常は一気にバイオレンス。日々、不法に魔人化したもの、魔人化を推し進めるものを討滅するために暗躍し、そのとんでもない能力でもって日々数えきれないくらいの人命を奪い続けている。まー、「悪人を殺すに罪はなし」ということで正義感に燃えてやってるなら開き直りもできるのだが、どうにも彼女たちの様子を見るに、「正義は我にあり」までは開き直れて無い感じはあるんだよな。あくまで法に反する殺人には違いないからな。そのあたりで完全なるアウトローとして戦っているトワさんたち。こちらもなのはさんらが気づいて「合法的に罪人を殺せますよ(?)」というポジションでも用意してあげられれば事態は好転するのかもしれないが、多分この世界もそこまでシステマティックに処理はできないだろうなぁ。八神隊長は「魔人狩り」についてはどれくらい調査が進んでるんでしょうね。 まぁ、現時点では「いつか訪れる衝突」を思ってちょいと心苦しくはあるものの、どーせその先の「共通の敵を見つけて共闘」までが既定路線なので、早めにあのマッドサイエンティストみたいな人らの正体が分かるといいですね。ラスボス(仮)のCVはすみぺでした。あれだ、ガムテの時と同じ発声法だ。これやってる時ほんと楽しそうなんだよな。 |
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