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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 オールハイルブリタァァニア! どうも僕です。劇場に行きました。

 折り返し前に書いとくと、ギアス関係の劇場企画は実はそこまで熱心にフォローしてなかったんですよね。元祖「反逆のルルーシュ」については文句なしにファンだったと思うし、テレビシリーズは2クールとも大好きだったんですが、シリーズが完結した後の劇場作品(なんか和っぽいテイストのやつ)は結局1回も見なかったから全然知らないし、その後の再編集劇場版も確か1本目だけ見てその後いけずじまい。なんとか「復活のルルーシュ」だけは見られたのでその時に「やっぱギアスおもしれーな!」と一安心したわけだが、だからってそこから何かにつながるわけでもなく。だから今回は新シリーズがあると知っても正直行くかどうか微妙なところだった。

 微妙な理由としては「劇場に行くとなんか損した気にならん?」というのが一番大きくて、確認したらこちらは6月からシリーズ全編がディズニープラスでの独占配信となるらしい。そりゃま、私はそうしたサービスに加入する気が無いので視聴したかったら劇場に足を運ぶしかないわけだが、なんかこぅ、配信されるものを劇場に観に行くのってなんか悔しくないですか? 最近はそういう作品も増えてて悩ましいんだけどね。しかも今作は「特別上映」ということで料金も特別設定。1回の上映で3話分観られる設定で価格が1900円なので、1話あたり600円くらいの計算。ほんでぶっちゃけディズニープラスが月額1000円くらいなので、ちょっと加入してすぐ退会すればもっと安価で全部観られる。そんなビンボくさい考え方するとちょっと勿体無いのだけど……でもまぁ、やっぱ気になったのよねぇ。

 今回わざわざ試聴する決心をした最大の理由は遠慮なくぶっちゃければ中の人である。そう、キャストクレジットの2人目が上田麗奈だったためである。こないだの「トラペジウム」でも痛感したが、やはり劇場で聞いてもうえしゃまボイスはとても素晴らしい(当たり前)。というわけで、私からネタバレ無しで伝えられる唯一のメッセージは「全国80億の上田麗奈ファンはマストフォロー作品なので絶対見ろよ」である。多分これまでのギアスシリーズを知らなくてもなんとなく観られるとは思う。「主人公が絶対遵守の呪われた力を手に入れるよ」くらいの予備知識さえあれば無問題ですよ。あ、あとだいたいのキャラのおっぱいがでかい(木村貴氏のご冥福をお祈りいたします)。

 

<以下、今作においては割と根っこの部分で大事なネタバレ注意なので、ファンの方はちゃんと視聴してからにしようぜ>

 




 

 ハイ、というわけでここからネタバレありで書かせてもらいますが……なぁ、「上田麗奈がメインヒロインなら観に行くやで」と思って観に行ってこんな仕打ちに遭うなんて!!!! いやぁ、嬉しすぎるサプライズでしたね。「どないやねん!」と思わず叫んでしまいましたが、なるほどこの設定はキャッチーだなぁ……そうなのだ、結局この人類不偏の真理として、「うえしゃまボイスには絶対遵守」ということなのだ。とてもとても納得できる展開でしたね。

 というわけで、上田麗奈ヒストリーに輝かしき「主演」のページが追加された。しかも「わたしの幸せな結婚」とかと全然違う、勇ましくもちょっとだらしなくて可愛らしいイケイケな主人公。サクヤのキャラクターだけでもお腹いっぱい。それがキムタカ印のブリンバンバンボンで描かれるわけで、やっぱコードギアスシリーズってこのテイストだよな、という懐かしさも味わえて大満足。

 ギアスシリーズって、ほんとの意味でエンタメ特化の作品なんですよ。最初のシリーズからしてルルーシュって天才キャラのくせに馬鹿だったし、繰り広げられる戦争も闘争も、全部「どないやねん」みたいな要素は常について回る。冷静に観てしまうとどんどん馬鹿げた要素が目に付くかもしれないが、それもこれも全て「なんか楽しい要素があればいいじゃん」という目的がぶれていないために、全乗っかりするととても気持ちがいいのである。日本の物語文化が作り上げてきたお約束とか、王道とか言われる阿漕すぎる展開を臆面もなく盛り込むことで、とにかく即時的な気持ちよさに直結させてくれる。それがギアスシリーズ。だから今作はそうしたギアスイズムが好きだった人は地続きで楽しい作品になったと思っている。これは別に旧作の設定が活きてるとか世界観が好きだからとかじゃなく、純粋に「なんかそれっぽいドラマの筋書きが楽しめる」ためである。

 冷静に切り分けてみると、今作における主人公の立ち位置って基本的にルルーシュと同じなんだよ。「ネオブリタニア」という存在がどんなもんなのかがいまいち分かってないので敵対勢力との関係性がどうなってるのかはまだはっきりしないのだが、とにかく「革命があってなんらかの理由で凋落し身を潜めた高貴な身分のレジスタンス」であり、手に入れた能力も当然一子相伝(??)のギアスのみ。基本的には机の上で駒を動かして戦うタイプの人間で、違う顔をした仮面に身を隠しながら、人々を迫害し苦しめる巨大国家と戦っていくのである。

 こうしてみるとルルーシュがあんだけ暴れて世直ししたくせに世界は全然良くなってなくて「また同じことの繰り返しやないかい」とは思うのだが、それを非常に分かりやすくキャッチーな設定にすげかえることで、また新鮮なロボット活劇アニメとして楽しめるようになっているのがありがたい。そうだよね、仮面を被った高笑い系の高慢チキ福山潤の次は、大きなおっぱいをサラシでギチギチに絞り込んで男装した高貴すぎるうえしゃまがいいに決まってるよね。もーロゼのキャラ設定がほんまにありがたいし、さらに彼女の行動原理の根源が同じ顔をした影武者さん(CV上田麗奈)との尊い友情のためでしょう。それってなんていうプリンセスのプリンシパルやねん。モチベーションで比較しても「世界とかどうでもいいけどナナリーがさぁ!」て叫んでたシスコンルルーシュなんかよりもしゃま×しゃまてぇてぇなガールミーツガールの方が良いに決まってんじゃん! 上田麗奈の百合が好きな人が、上田麗奈と上田麗奈の百合が嫌いなわけないじゃん!(作中で百合だとは一言も言われてませんが)

 とまぁ、うえしゃま礼賛だけで全てが終わってしまいそうな話になってしまいましたが、上述の通りに「素直で恥ずかしげもないエンタメストーリー」という姿勢はやっぱり好きなのよ。1話目でどーんとロゼの登場シーンからギアスらしい無茶苦茶バトルを描いて「はいはい、この世界だよね」と誘導しておいて、2話目では「北海道が舞台だからゴールデンカムイやろうぜ」と誰かが言ったせいで(?)プリズンブレイクになり、これまた分かりやすい活劇が描かれる。3話目は多少の変化球で「姫様の休日」をややコミカルに描きつつも、おそらく今作のキモになるであろうアッシュとの関係性を真っ直ぐにかき混ぜてガンガンややこしい関係性を追加。今作におけるサクヤ×アッシュの関係性は、前作におけるルル×スザなんかとつながる部分もあるかもしれませんね。

 そして「反逆のルルーシュ」放送当時も「こんだけキャラが多いのにいちいちキャストがクドくて最高だぜ!」と思ってた記憶があるのだが、今作でも容赦なくコテコテのキャスティングで登場するキャラクターに一片も隙がない。流石にCV市ノ瀬加那のショタ皇帝を1話でぶっ殺してしまったのは「人の心がないのか!」と思ってしまったが、そうでもしないと処理しきれないくらいに敵も味方もコッテコテ。味方チームおそらくカレンポジションになるであろう女の子が富田美憂というのも実に素敵だし、敵のひでぇタマであるツインテ武将の東山奈央ボイスとかふざけてんのかと思っちゃうくらいに愉快な世界である。ところであの人が普段着てる制服(のおっぱい)どうなってるんですか? あれで街中歩いてるとか、正気か?

 さー、とにもかくにも1発目ではホイホイとチョロさ全力で釣られてしまいましたので、今後は全シリーズ視聴しにいく羽目になると思われます。安定のギアスブランドだし、すでに最終話までの完成図はできているだろうから、大コケするような結末にはならないでしょう。その上で、かのルルーシュ・ヴィ・ブリタニアはそれなりに幸せな結末を手に入れたのだから、本作の皇サクヤ様にもなんとか幸せな結末を願っております。

 しかし……次回予告で登場した懐かしキャラがまさかのニーナ……(とコーネリア様)。今後の展開でルルーシュ側の世界との繋がりが強くなっていけばもっといろんな楽しみがあるかもしれんね。序盤ミッションがいきなりダモクレス攻略ってのもたまらんといえばたまらん。

 

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