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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 まーた人外で星をどうにかしようとする……第3話。あ、ごめんなさい。始祖様の中の人の話です。どうしてもね、そこはね、触れておかないといけないのでね……。ちょっと油断すると世界とか他人の人生とかめちゃくちゃにしがちなので気をつけましょう。ちなみに、個人的には精霊の国の方の女王との組み合わせも無視できないポイントなんですよ。霧香とクロエ、サンシャインとムーンライト。どうにも致命的な関係性の多い2人が支配しているのが、この作品の精霊王国なのです。

 というわけで、中の人の話だけすれば満足なんですが……なんか予想しない方向に動いてきた。いや、これもある意味自然な流れなのかな? ロミジュリ的ドラマなのだから「惹かれ合う二人」と「引き裂く運命」の2つが必須であり、「惹かれ合う二人」の方は、「お前らさすがにどやねん」と思うくらいにあっさりと急接近。中立都市だって決して小さい街でもなかろうに、一切予定を合わせずに何となく行ったらすぐに会えるって、そりゃ確かに運命だろうよ。これで「お休みの日に自然と落ち合うようになってた」とかなら理解はできるんだが、主人公のイスカは訓練を休んで行ってるってことは普通に仕事の日だからね? かたやお姫様だから勤務日とかはないかもしれんけど……そこはもう「運命」と割り切ってさっさと関係性を構築してしまえってことなのだろう。

 そうしてお互いの目的の確認が行われ、互いの後見人の見ている前でトントン拍子で話を進めていくお似合いカップル。「平和を望む」というのは当たり前の若者像だが、イスカサイドの「ちっちゃい女の子が不当に逮捕されてたから逃しただけだお」というのはちょっと短絡的なエピソードな気もする。戦時下での敵国の人間、年齢やら何やらはあんまり関係なしに危険なものは危険だ。開放するにしたって、戦争法に則って正しいルールで行うべき……って、多分この世界にそんな法律も国際条約も無いからなぁ。まぁ、脱獄させた云々のお話って、結局この手のラノベ的設定として主人公が一度はみ出し者になる必要はあるから設定されてるんだろうね。そうして一度ドロップアウトさせておいて、「平和のためには権力もいるんだよなぁ」という欲求が出てきたところに「敵国の姫を捕まえてきたら口聞いてやるぜ」という餌をぶら下げる。これで「引き裂く運命」の方は準備が進む。さらに姫様サイドについても、話し合いに持ち込もうと思ったところにいきなりの切り札「始祖様」が投入され、文字通りに問答無用で和平など無理なことを叩きつけてくる。まぁ、ここまでされたら、どれだけ脳内お花畑の若者でも「流石に無理すぎるかー」ということは再認識したはず。いや、多分すでに嫌という程分かってたんだろうけど。こうして無理ゲーとも思えるタスクを積み上げられて、二人はハッピーエンドに向かうことができるのだろうか。

 まだ未完の作品らしいのでアニメでは完結のしようもないだろうが、作品としてまじでロミジュリにするのか、ちゃんとめでたしめでたしを用意するつもりなのかは気になるところよね。まー、ラノベって作者が力尽きて完結しないことも多いって聞くしなー(過去に珍しく原作を購入して一気読みしたラノベを思い出しながら)。

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 あれ? 今期ってひょっとして10話では終わらない? 第9話。流石に来週最終回は無いし、ちゃんと1クールあるんですね。珍しいけどありがたいわ。

 ずっとシリアス回。そして、なんとタイトル通りにイリヤが悩みに悩んで結論を出すまでにまるまる30分という、なかなか贅沢な尺の使い方。まー、確かに小学5年生の幼女に対し、「友達と世界のどっちかを選べ」という2択は荷が重すぎますわな。出題者のアンジェリカさんの方はとっくの昔に答えが出ており、とてもまっとうな「世界より重い命など無い」という結論。チーム・エインズワースは当然この考え方なわけで、当の美遊自身もこの考え方でしょうがないと思っているだろう。この世界の出身者には「世界の崩壊」が非常にリアルな問題なわけで、流石に地球全部との2択は選択とすら呼べないものかもしれない。

 それに対し、いいところですっかりヒーローっぽくなって駆けつけたクロのは、「友達の命は世界より重い」と言い切った。まぁ、ここで言う世界ってのは「つい先日突然転移させられたよく分からない並行世界」のことですけどね。彼女からしたら美遊の方が圧倒的に存在感があり、この世界の人間が自分の友達をどうこうすることが我慢ならないという姿勢。あとはまぁ、イリヤがいつものようにウジウジしているのが気に入らないって側面もあるでしょう(事実関係を伝えたのがギル坊なので、あいつの言うことを鵜呑みにしたくないってのもあるかもしれん)。非常に乱暴な結論ではあるのだが、実際、こちらの世界に転移してから見てきた「現実」なんて、せいぜいどこぞの親父がひたすらマーボを作ってるくらいのもので、憎らしいエインズワースの面々をぶっ潰したいって気持ちの方が先に立つのももっともな話。自分がコケにされてきたこと我慢ならないってのもクロらしい対応である。そして、そんな彼女の苛立ちの影には、「かつて一人の人間を犠牲にして世界を救おうとした男」の面影が。うーむ、そうね、その人はあまりにも自分に厳しすぎたしね。

 そして、この2つの意見の間で揺れ動くのがイリヤだったわけだが……まぁ、いかにも主人公しい結論の出し方ですね。親友の命を守るという大命題を果たしつつ、クロほど捨て鉢にもならず、博愛で世界を包むのだ。世界線次第では聖杯に飲み込まれかけて世界をぶっ壊しかねなかったイリヤさんだからこそ出来る判断といえるかもしれない。確かに、アンジェリカの唱える「聖杯で世界を救おう」案も、実のところ上手くいく保証は何も無いのだ。これまで聖杯・カードといった魔具の危険性を何度も目にしてきたイリヤだけに、「聖杯頼みがそんなに簡単に解決出来るわけがない」という予感もありつつ、聖杯なんだったらいっそもっと無茶苦茶な願いを叶えろよ、というわがままマインドをぶつけてみる。なるほど、エインズワースだって実際に聖杯を起動したわけではないのだから、マジでどんな顛末になるかはやってみなきゃ分からないよね。ただ、そうして起動させる前に、ハナから美遊の命を諦める方向性で行くのは駄目だろ、ってことだ。美遊の命を残しつつ、さらに世界をひっくり返す。それくらいのことが出来てこそ、魔力の使い手といえるのではないかと。

 まー、やっぱり「わがまま」には違いないのだが……この世界は大人達が随分頼りないので、このロリっ子の言うこともどこか説得力があるような気がするんだよな。なにせ対峙している大ボスがお尻ペンペンに夢中だからな……。幼女のお尻をこんなに真剣に叩くアニメも久しぶりに見ましたよ。なんで叩かれてるときにエリカちゃんがちょっとアヘ顔気味なんですかね……駄目だよ、そこは穢しちゃいけないところだ。……幼女に厳しいアニメ、素敵ですね。

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 やったぜギャグ回、第7話。ここのところマジモードが続いていたので、完全に抜けきった雰囲気はありがたいぜ。

 シチュエーションだけを考えればけっこうピンチなイリヤさん。自業自得なアイテム窃盗によって簡単に敵の陣地侵入を許してしまったし、あげく誘拐からの意識剥奪、洗脳に諸々。ここまで出来る相手なんだから、正面からぶつかって勝てるとは思えない。今回だってアンジェリカさんは誘拐だけで終わってくれたから良かったものの、こっそり侵入から急襲されてたら割とやばかったんじゃなかろうか。ギル坊って自分が出した宝具の方は管理する能力はもってないのね。

 鹵獲して意識をいじろうとしたものの、元々「器」体質のイリヤはアンジェリカさんでも綺麗な洗脳は無理だった模様(この世界のイリヤがどの程度器としての性質を持っているのかはしらんが)。結局、魂だけを抽出した意識おねーちゃん(ぬいぐるみ)と、残った器に疑似人格を放りこんだカラダスフィールさん(人形)に分離。わざわざオーダーメイドで作ったかのようなクマのデザインがなかなかに秀逸である。魔法少女は可能を不可能にする超存在、ってことで、理屈を超えて稼働するようになったぬいぐるみイリヤ。今回はあらゆるシーンでイリヤがひたすら突っ込みまくるという、中の人の喉に非常に悪そうな展開が素晴らしい。このテンションこそが「プリヤ」の真骨頂。何が偉いって、イリヤが言葉を発しないせいで基本的に一方通行でエインズワースの面々がボケたおすところ。3人とも色々壊れてるので突っ込み甲斐がありますね。中でも今回完全にキャラが崩壊したのはツンデレパワーにヤンデレ風味まで足しちゃったベアトリスちゃん。くぎゅボイスの壊れキャラは何とも懐かしい中に充分な毒を含んでおり、今作キャストの年代層がドストライクな人間にはマジでたまりません。なんだか、「この世界は基本的にギャグだから大丈夫だよ」ということを保証されてるみたいでホッとします。

 さらに、しばらく退場しっぱなしだった凜&ルヴィアコンビもいよいよ復活(?)。この2人は「基本的に駄目な大人」属性ばかりがピックアップされ、それは疑似人格になってもブレないようである。あとはまぁ、胸囲の格差社会とかもピックアップされるけども……。こんだけ幼女まみれの世界で貧乳をいじられる凜さんって……。まー、あの衣装になってしまったらしょうがないか……。あのへんの衣装はダリウスさんの趣味なんでしょうかね?

 広いお城で逃亡を続けたイリヤは、ラストでついに最後のキーパーソン、サファイアちゃんと再会。ネズミマスターとなったサファイアちゃんは相変わらずしたたかだったようだが、イリヤが「そういえばルビーの妹だった……」って確認するくだりがあるってことは、この2人がガッツリ絡むのって案外初めてなのね。確かに、これまではずっと美遊のサポートに徹してたからなぁ。でも、今はそんなことを言ってる場合じゃない。魔法少女ならどんなステッキでも変身可能。ついにサファイアバージョンのイリヤが爆誕……する? せっかくのオリジナル変身シーンのはずなのに……エロがない……。

 来週もエロは無さそうですね。ギャグがあれば無問題。

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 今後餃子の中身が明かされることはあるのだろうか、第6話。マーボラーメンやマーボチャーハンはまだ分かるが、マーボ餃子はなかなか作るのが面倒そうだよな……。

 基本シリアス一辺倒なお話。おかげでなかなかユルさを発揮出来る部分がなくてルビーなんかは肩身が狭そうだけど、敵の親玉であるエインズワースさんですら一応はちょこちょこギャグを見せてくれるのは今作の良心であろうか。まぁ、登場シーンからしてギャグではあったからな。今回はどっちかというとギャグよりもマジの顔をはっきりと見せておいて、この後のミッションの難度の高さを確認するのが狙いか。一応(少なくともこの次元では)聖杯戦争を引き起こす原因となった人物なわけで、それなりにチートクラスの強さが無いと可哀相だもんな。まだまだ謎の部分も多く、シリーズボスとしては充分な貫禄であった。中の人のこにたんは「俺はあんまり声が低い方でもないのに、威厳のある役で威厳のある声を出せって言われて困る」みたいな話をしていたのだが、今回の役はまさにその典型みたいな役どころやね。割と鬼畜な部分もあるせいで、いちいちキャラ作画が怖い。今回コンテ・演出・作監を全部1人で担当してるいわゆる1人回だから、ずっと怖いまんまだったわよ。

 それ以外の部分だと、シリアスに寄っちゃうと違和感がたいへんな田中さんの文字通りのオーバーヒートが炸裂。彼女も未だ正体の明かされない謎要素であるが、どうやらエイズワースさんは何となく心当たりはあるみたいね。あれだけの魔術師殺すマシンな田中さんなのに、おっちゃんは割と喜んで舞台に上がることを許可して生き残らせてしまったね。単なる怨敵とかいう関係性ではないってことなのかな。まぁ、余裕ぶっこいて今回みんなを助けちゃったから最終的には負けるパターンになるんだろうけども。田中は現時点ではクロ・バゼット連合軍でも打ち破れなかった結界を破壊したのだから、味方チームでは最強戦力なのでは? すこぶる燃費が悪そうだけど。あとはまぁ、ギル坊がどの程度協力的かにもよるな。すっかり便利な「宝具鑑定士」みたいなスタンスになっちゃったギル坊だけど、同じくゲート使いのおねーさんはまだ元気なので、もう一回バトるチャンスはあるかな? 

 そして、ロリの上の更なるロリであるエリカちゃん。前回の思わせぶりな台詞から彼女もそれなりの実力者なのかと思ってたんだけど、今回の美遊との対話なんかからすると、ひょっとしてマジで単なる幼女なのかな。だとしたらこんなどす黒い対決に巻き込まれてるのは可哀相。最終的には美遊にとっては「イリヤの次元とエリカの次元、どっちを選ぶの?!」みたいな嫌な2択迫られそうだしなぁ。あ、でもエインズワースのご息女ってことは、最終的にこの子も器としてあれやこれやされてしまう可能性もあるんやな……幼女には厳しい世界である。今回の美遊との姉妹対話はなかなかに切ない部分がありましたね。

 そして、いよいよ本格参戦(サービスシーン的意味で)の美遊さん。ロリに厳しい世界であるが、それだけにロリに色々丁寧な世界でもある。イエスロリータ・ノータッチの精神を忘れて欲しくないものだが、あのイカれたおっさんではそれもままならぬかもしれない。執拗な下半身の描写のこだわりはなんなんだ……この調子で頑張ってください。

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 ロリ上ロリを架す作品、第5話。これ以上ロリにロリの世話をさせてどうしようというのだ。世間では高齢化社会が進行して老老介護が問題になっているというのに、その真逆を行く今作はひょっとして現代日本社会へのアンチテーゼなのかもしれない(ない)。

 イリヤの回りには問題児しか集まってこない。それはこの、他に人間が見あたらないような他次元でも同様。また新しい尻、違う、女の子がわざわざイリヤを目当てに「襲来」し、彼女はさらに手のかかる娘を1人抱えることになってしまった。すでに田中という最大級の問題児を抱えて「どう見ても年上の手のかかる子」を押しつけられていたイリヤだったが、それだけでは流石にストレスも溜まるだろうし、絵面もなんだかデンジャラスなものになってしまう可能性があるため、そこには新たに純正ロリを投入。イリヤが小学5年生の設定なので、今回登場したエリカはそれよりもさらに下。見たところ小学校低学年くらいだが、シモの面倒が見られないところを見るとひょっとしたらそれ以下の可能性すらあるな。彼女に「お姉ちゃん」と呼んでもらうことで、気苦労の絶えなかったイリヤに少しでも心の平静を保ってもらおうという、制作側の親心である。いや、違うけども。

 頑なでわがままな幼女との交流で、イリヤも多少は癒しを得たわけだが、残念ながらここはそんなハートウォーミングな世界ではない。田中が普段は見せないような敵意むき出しの警戒状態だったことからも分かる通り、エリカは敵サイド、よりにもよって敵の親玉アインズワースの娘だったようだ。何でそんな女の子が駆り出されて学校に侵入してきたのか、その真意はよく分からないが、父娘の会話からすると、彼女は親に仇なそうとするイリヤたち勢力の敵情調査が目的だったということになるのか。でも、その割にはバゼットさんの警報がエリカ相手には機能してないんだよな。娘の方は別に「悪」ではないっていう判断なのかな。まぁ、確かに悪いことはしてないし、特に怖そうな描写もなかったし。ただでさえ凶暴な女の子が多いアインズワースの邸内で、エリカがどんな立ち位置になっているのか、今後が気になるところです。

 それ以外だと、一応今回は温泉回ではあったのだが……前回見たいものを全部見せてもらっちゃったせいで、そこまでのサービス感はなかったかな。あ、でもバゼットさんのグラマラスバディは良かったかも。イリヤとクロの絡みを聞いてドン引きした上でに教育上の悪影響を警戒までしてたけど、バゼットさんって性的なことはどのくらいまで許してくれる人なんでしょうね。

 ちなみに、エリカの中の人はもうロリではないけど若手の諸星すみれちゃん。ママ友会議みたいなキャストの今作に、リアル娘でも(そこまで)おかしくない年齢の子が飛び込んできたぞ。

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 ロリ + 百合 + ディープキス + だいしゅきホールド = 新たな次元。

 以上だ! そんなとこで前シリーズ超えてくるな! いや! ありがとうございました!

 以上だ! なんで今回4人コンテ回とか頭の悪いことしてんだ! アクションパートと百合パートで違うってことなんだろうな。コンテで?!

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 気付いたら随分501小隊感出てるよな、第2話。考えてみりゃすでに主人公パーティがサーニャ・リーネ・ルッキーニだったんだよな。そこに田中こと宮藤隊員が加わって、すでに完成した感がある。ハイデマリーさんとマルセイユもいるし。

 基調はシリアスなのにどこまでもギャグというこのさじ加減良い具合。ほぼまるまるイリヤのキンキンしたツッコミが冴え渡るというだけで、ロリキャラ応援団としては満足度が高いですね。あまりおおっぴらに賞賛されることが無いのだが、門脇舞以ってのも結構な決戦兵器なんですよ。唯一無二の存在感が、嫌という程発揮されるたいへん貴重な作品です。

 剣呑な世界ではあるものの、圧倒的ボケメーカーである田中という味方を手に入れ、一人では手に余るくらいにツッコミを連打してくれるイリヤ。30分の短い間で3回(4回?)も命の危機にさらされているにも関わらず、何故かギャグの域を完全に出ないでフラフラしているという。冒頭のくぎゅキャラとの対戦は、田中のボケっぷり以外にも相手側のカードの使い方が秀逸で、前回のハンマーとは趣向を変えての巨大ガントレットアクションが冴える。こういうCGも交えたバトルシーンの周到さは今作の売りの1つだ。何とかルビー無しでも命を長らえたイリヤたちが、今度は圧倒的愉悦にまみれたマーボで命を落としかける。あのラーメン屋の存在感はすげぇな。世の中の全ての悦楽と辛酸を悟りきったかのようなラーメン屋だ。綺礼さんがあんなポジションのいるという圧倒的ギャグ展開から、さりげなくこの世界の「パラレル」っぷりを示唆してくれているのは如才ない。あの感じだと、切嗣なんかもどっかで普通に自営業を営んでる可能性があるのかしら……。

 ラーメン屋で豚骨代わりに煮込まれるところだったイリヤを助けたのは、なんと前クールのラスボス、金色の少年。ギルを名乗っているわけなのでまぁ、そのままギルと呼んでおこう。ゲートオブバビロンをどこぞのタヌキ型ロボットのごとく使いこなす少年は、前期の戦いで毒気が抜け、今回はイリヤと共闘。元々CV遠藤綾で丸いデザインのキャラだったので、味方になると単に気のいいショタになるらしい。イリヤがチョロすぎるのは問題だが、おそらく彼女は元々素質があるんでしょうね。彼が取り出したなにがしかの羽衣的な奴であっさりと敵軍本拠地に潜入を果たす一行。全員での電車ごっこ侵入作戦は、導入過程も相まってドラえもんの「電車ごっこロープ」を想起させる。「日本誕生」で使った道具だっけ? 後は他にも「宇宙小戦争」で使ったチーター・ローションとか、「海底鬼岩城」のときの帽子とか、ドラえもん映画って案外どこかに「潜入する」っていうシチュエーションで活躍した道具が多いね(電車ごっこロープは違うが)。

 城内で出会ったのは、ついに現れた、美遊の本当のお兄さん。うーむ、どこの世界線でもエミヤってぇのはこういう扱いか……。まぁ、でも今回の説明で色々分かりましたね。美遊の正体は、この世界で生み出された聖杯の受け皿。つまり、これまた別な世界線におけるイリヤと同質の存在。彼女のそんな人生に同情した兄は、何をどう処理したかはよく分からないがとにかくプレインズウォークを成功させ、美優をイリヤ達のいる「平和なおちゃらけ世界(時々死にそうになる)」に転移させたのだね。しかし、先の金ぴかとの戦いの影響もあり、ついに美遊は元いた次元との接続を許してしまい、再び連れ戻された、と。この世界にも当然カードがあり、サーヴァントがおり、聖杯がある。その運命から逃れるためには、再び美遊を元の次元に呼び戻してやるしかないだろうが……ルビーが無い状態のイリヤには絶対に不可能だし、ルビーが帰ってきたところでどうなるものだろう。現状、ギルというそれなりに頼りになりそうな仲間が1人おり、彼はこの世界のギルガメッシュ(?)(CVうりょ子)に用があるらしく、現状では一応共闘関係を続けることが出来るのかな。

 そして最大の焦点となるだろう、全くもって正体が分かっていない田中。これ、最終的にシリアス展開が加速して田中の正体が分かることになったとして、彼女があの体操着(+ブルマ)姿だった理由は説明がつくんですかね……。

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 普通の話だー、第5話。早苗ちゃんが完全にヒロインとして特権的階級に落ち着いた記念すべきエピソードとなる。

 やっぱり全員が1つの目標に向かって一丸となっている姿が見ていて気持ちいいのが「長屋もの」。今作の場合は長屋じゃなくてワンルームだけども、とにかく敵対してたころな荘の面々が、全員早苗の救出という1つの目標に向かって団結するお話である。これまで(茶番臭いとはいえ)敵対関係にあったのが、すっきりと協力プレイに移行するのは実にいい最終回感。一応全員がそれぞれのイデオロギーに則った宣言で早苗の救出に向かってるんだけど、結局考えてることは一緒なのよね。直接戦闘での立ち位置とか、その後のアフターフォローの役割分担とか、各々が集団戦闘なんてやったことないはずなのに自然と落ち着くところに落ち着いてるってのも家族っぽさ。ハニワに全部任せてる割にはキリハさんの立ち位置がなかなかおいしい。魔法少女ゆりかの立ち位置は謎が多いのだが、この感じだとアニメ後半戦の焦点は彼女に当たることになるのかなぁ。早苗ちゃんが割と可愛いので、このまま彼女中心でもええんやで。

 それにしても、今回の敵キャラはものすげぇ安易な存在だったな……。考えてみりゃ早苗たち「イレギュラー」が存在するんだから外世界でも幽霊やらなんやらが暗躍してても構わないわけなんだけども、こうやってホイホイイレギュラーな存在が出てきてしまうと、早苗たちの存在感が薄れてしまうのだよなぁ。あげく、敵のおねーさんの目的意識もあまり見えないままに「普通の悪役」っぽく巨大化→殲滅という流れ。どこまで行ってもラノベ的である。この辺は、仕方ないか。

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 ぽよんぽよ〜ん、第4話。中の人的にはハニワ2体がぽよんぽよ〜ん。片方は肉食キャラが定着したデブネタ声優になり、かたや合法ロリの子供先生と呼ばれる。業の深いユニット、petit milady

 さておきサービス回である。ラノベアニメの矜恃を守るかのような潔すぎる唐突な海、温泉。そこには何の信念も洞察もなく、ただただ肌色成分を増やす使命があるのみだ。悪いことではないが、流石にここまでヒロインが多くてテンションが似たり寄ったりだと、ガガッと集められてもありがたみは薄いよな。もう少し1人1人の描写に時間が割けるならば価値も高くなるのだろうが……。まー、そこを求めるアニメでもないのでね(じゃぁ何を求めているかと問われると答えに窮する)。

 今回中心となったのは大きく分けて2人だろうか。1人目は当然早苗ちゃん。ジワジワと正ヒロインの座を固めていた地縛霊だったが、孝太郎との同盟締結以来の蜜月関係に暗雲が立ちこめた。序盤の旅行決定の当たりから既に表情にかげりがあり、どうも「人と接する」機会が増えた身には、幽霊という実体の無さは引け目として感じられてしまうようだ。旅行人員のカウントにおいても自分は特別枠として認識されていることに気付いてしまい、「幽霊だったのを忘れていた」というアイデンティティ全否定の発言。まぁ、長い間無かったせいですっかり忘れていた集団生活の楽しさの中で、自分を孤立させるファクターについての意識が薄くなったのはしょうがないことかもしれない。元々昼間から平気でその辺に浮かんでいられる時点であんまり霊っぽくはないしな。結局、孝太郎との関係性が近くなり、多くの生身の人間に触れれば触れるほど、自分の「実の無さ」を意識することになり、疎外感を強く感じるようになってしまうということなのだろう。その鬱憤が、今回のお守りの件で吹き出してしまったと。こうなってしまうと、彼女の孝太郎への気持ちが恋愛感情なのか、憧れだったのかもよく分からないな。冷静に考えりゃ、孝太郎とヒロインズが恋愛関係に発展する理由なんてないんだけどね。

 そういう意味で今回目立っていたのが、今までヒロイン勢の中でフラグを立てるそぶりの無かったルースさんの躍進である。いや、シチュエーション的にはさんざんフラグっぽい展開はあったのだが、ルースさんだけは、これまでほとんど孝太郎に対して気のあるそぶりを見せていなかった。そういう意味でヒロイン候補からは除外されるサブキャラなのかと思っていたのだが、今回の夜這い(?)イベントで一気にこれまでの分を取り返してしまった。そりゃぁカブトムシ扱いされたら怒るだろうが、なんでいきなりあんなデレ要素を見せてしまったのでしょうね。あんた、そんな感情を抱いている余裕なんか無いポジションだろうに。ティアちゃんはティアちゃんで相変わらずの様子だし、純粋にヒロイン候補が増えてしまったと解釈すべきなのだろうな。いや、「候補」っていう言葉は使ってるけど、このアニメがどこか1人のヒロインに収束するとは思ってないけどね。収束するとしたら早苗ちゃんじゃないと駄目だろうけど、この展開で真面目にシナリオ進める気にもならんわなー。

 毎週ハニワを愛でるアニメってことでいいじゃないホー。

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