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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 この度、「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズの公式ソシャゲ、「XD UNLIMITED」が眠るようにして静かに息を引き取った。稼働期間は約6年半。決して短くない付き合いの中で、たくさんの思い出を残してくれた。終わってしまうのはもちろん寂しいという気持ちもあるが、基本的にソシャゲってのはどこまでも引っ張って長続きできるような媒体ではないと思っているし、終末医療みたいな状態で愚にもつかないものをダラダラと垂れ流されてもしょうがない(そもそも商品なのでそんなこと出来るはずもない)。ここいらが潮時。ファンの人たちもそれは分かっているんじゃなかろうか。

 ……まー、ほんとに愛憎こもごもではありますよ。ゲームとしてはお世辞にも「おもしろ!」ってもんではなかったからなぁ。世の大半のソシャゲ同様に基本的には課金ゲー。でもまぁ、シナリオを読むだけなら微課金でも無課金でもイケるから最後までお付き合いできたってもんで。でも、わたしゃ微微課金くらいだったけど、後半2年くらいは大して不満もなくガチャは回せてたんだよな。その販売形態になっている時点で「もう集金能力ないやろし、どこまで保つもんかな」とは思っていた。正直、想像以上に頑張ってくれたと思う。内容についても、1つ1つのシナリオはさ、ぶっちゃけ同じことの繰り返しではあるんだよ。毎回敵ユニットがちょろっと変わるくらいで、展開はベタの極み。でもそれってどんな作品でも同じようなもんで、お約束をお約束として見せてる分には不満はないし、毎回新しいカードが出てくれば「今回はこんなコンセプトかー」って見守るのはそれなりに楽しい。そう考えるとシンフォギアの心象変化っていうアイディアは良かったよね。それだけで「お人形さんの着せ替えごっこ」はずっと続けられるわけで。

 メックヴァラヌスみたいに時たまクッソ刺さるシナリオが出てくることもあったし、ちゃんとキャラの個性や心情に寄り添った描写もあるから「あ、アニメのその要素をそう解釈するんだ」みたいな感覚がポロポロ出てくるのも愛が感じられた。後半はかなり数は減ったけど、ゲーム由来で新曲がいくつもリリースされるのも嬉しかった。お気に入りは「裸になって…夏」。ついでに好きなシナリオは「太陽の三撃槍」。あのクオリティがちょこちょこ出てくれればいうことなしですよ。個人的に心残りがあるとすればノーブルレッドの活躍がもう少し見たかったことくらいかな。エルフナインについては、多分参戦するのがほんとに最後の切り札扱いだっただろうから量が少ないのはしょうがない。

 キングポーンに移管した後もそこまで大きな変化もなくプレイすることができたし、グダグダで終わるんじゃなくて、最後はきちんと「最後らしい」ことをやってくれたのも好印象。決して無責任なお仕事じゃなかったというので、シンフォギアプロジェクトの1つの形態として誇っていいだけの結果を残したと思いますよ。あとはもう、ファン目線からは「XDで見せたギアが、どっかでアニメになってくれればいうことなしなんですが……」っていうくらいですかね。新プロジェクト、どうなるかなー。

 お別れにあたって、せっかくなのでちょっとだけ思い出を記録する意味でカードをいくつかピックアップしよう。一応メインキャラで1キャラ1枚縛りにして、だいたいの時系列で並べていきます。古いカードが多いのは思い出補正なのでご容赦を。みなさんの思い出のカードはなんですか?

 


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 最終話、嗚呼、最終話、最終話。終わりはいつか訪れる。それが万感の祝福を持ってのものであるならば、どれだけ幸せなことだろうか。

 最終回である。予告されていた終わりである。そう、これにて5期に渡る壮大なアニメシリーズ・シンフォギアは幕を下ろした。それは間違いのない事実だ。作品の性質を考えればいくらでも続編は作れるし、実際にそういうプロジェクトは起こらないともいえないのだが、ここに間違いなく1つの歴史に終止符が打たれた。まずはそのことをしかと胸に刻もう。

 最終回は一体どんな物語だっただろう。詰め込みすぎ。予定調和。御都合主義。設定が適当。尻切れで物足りない。色々な気持ちがよぎるのは、どれもこれも、8年に渡る大きな大きな歴史のなせる業だろう。最短で、まっすぐに、一直線。適当に、勢い任せで、放り投げ。そんな終わり方だと謗られたとしても、それも一面の見方であろう。

 

 だとしても。

 

 良い最終回だった。この流れがあるからこそ、この流れで許されるようにしたからこそのシンフォギアである。「いきなり歌うよ!」を世界の中心に据えたからこそのシンフォギアである。ラストバトルによく分からん新要素がガンガン突っ込まれたとしても、それは歌ったから解決した。何の問題もない。私たちが見たかったものは、キャロルと6人の共闘であっただろうし、マリアさんのアガートラームが真の姿を現し神をも切り裂く姿だった。エクスドライブが固まってモビルスーツが突撃する姿だったろうし、防人が突然の連獅子で荒ぶる姿だった。そして何より、響がその拳を広げて、未来さんとつなぐ姿であったのだ。そこにたどり着くことなんて、なんなら2年前から知ってる。無事にそこのゴールできたことに、この上ない喜びがある。そしてどさくさに紛れて「逝っちゃったあの人たちフェスタ」が行われる謎サービス。そこでフィーネが出てくるのはわかるけど、他の連中なんやねん。特に八紘兄貴。あんた、やっぱまじで死んでたんだな。扱いが軽すぎたから生存エンドも期待してたんだけど……まぁ、クリス両親・マム・セレナ・奏などに新たなラインナップが加わったということで……(防人だけ負担がでかくないですかね?)。

 いや、むちゃくちゃだったのは間違い無いのだが、でも最後の最後で未来さんと響が「ちゃんと言葉で伝えたい」って言ってて、それを試そうとしているのが「人類言語に潜むもの」であるシェムハだったっていうのはちゃんと考えられてる構図なんだなぁ、っていうのは一応感心したよ。響がずっと言ってた「繋ぐその手」ってのは、言葉を超えた人類統合の概念の表れ。シェムハを乗り越えるためには、「言葉を超える」必要があったわけで、たまたま依り代にぴったりだった未来さんがそれを体現してしまったことで、今回の騒動は奇跡的にうまく丸め込まれたってことなんだもんな。神が総出で応援していた痴話喧嘩の幕切れ。あまりに劇的じゃぁございませんか。ちなみにどういう仕組みなのかは全然分からないけどシェムハの腕輪が破壊されて離脱した後も未来さんは難なくシェンショウジンを身にまとうことができたわけで、めでたくXDと同様に未来さんが7人目の奏者として正式登録される運びとなった(あれはギアなんだろうか、ファウストローブなんだろうか)。これでもし続編が作られたときも、ソシャゲとの差がちょっとだけ小さくなったことになる。

 まー、やっぱり気になるのは「まだ……何かやる? どうする?」ってことなんだろうけど……しばらくは今回の余韻に浸っててもいいんじゃないかな。この終幕にヤイヤイいうのも野暮ってもんでしょ。

 

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 緒川ブラザーズ、だとッ!? 第12話!!! こんな土壇場でそんなサービスせんでも……。捨犬は一応ゲーム内で顔が出てきたけど、長兄の頭領に至っては顔すら初登場やんけ。

 さぁ、たたむのだよ、風呂敷を。ぶっちゃけ、「おかげでクリスちゃんのアマルガムが完全におまけ扱いだったやんけ!!」という不満が非常に大きいのである。何しろアマルガムで相手を撃破すらしてない。単に人命救助するためだけのアマルガム。今期はほんとにクリスちゃんの見せ場が無くてやきもきしているのだが、ここにきてそのしわ寄せの最大級のやつである。まぁなー、こんだけド派手な展開を毎回繰り返して、6人の奏者+αの全員にスポット当ててるとそれだけでグダグダになるからしょうがないんだけどなー。今回は一応風鳴の家と、ちょこっとマリアさんがメインのシリーズだったということでクリスちゃんについては諦めよう。一応4期がメインといえばメインだったからな。

 そしてなおざりといえばどっかなおざりに終わってしまったノーブルレッド。前回ミラアルクが最大限の見せ場を作ってくれたが、同様に活動しようとしたお姉ちゃんは見事に大破。ひびクリのツープラトンを相手にしてるっていうだけで損な役回りなのは間違い無いんだけどさ。ヴァネッサはギミックを派手にできるんだからもう一つ上のレベルの馬鹿馬鹿しいギミックを見せてくれてもよかったのに。そして、最終的にはここで正式退場。結局この3人は歌唱要員じゃなかったということか……なんか、勿体無いよなぁ……。いや、オートスコアラーだって歌わずに退場したんだからそういうパターンもあるんだろうけどさ。どうもサンジェルマンさんが恵まれていたのでその辺は期待しすぎたわね。

 そんな感じで、風呂敷を畳んでいく過程なので「もう終わっちゃうのかぁ」という残念感が強い展開が多いが、まぁ、その辺りの「あ、終わるの?」という感じも諸々含めてのシンフォギアである。今回ももちろんクッソアツい展開は色々と用意されており、特に「マジで絶叫するタイプの聖句」のところは今までアンタッチャブルだと思ってた要素に無遠慮に突っ込むギミックだったので驚いた。今期は変身バンクを割と丁寧に使っていたが、ここでぶっ壊すための伏線だったともいえるかもしれない。

 そして、改めて本当に悪役顔が似合う未来さん。シェンショウジンのギア特性を活用するなど、力の使い方がやりたい放題で、エネルギー不足のキャロルも何するものぞ。こうして復活した過去の強敵が雑魚化するのが寂しい部分はあるのだが、キャロルはもともとエネルギー源に問題を抱えていたわけで、あそこでめっちゃ強かったらそれはそれで怖いのである。ここが最後の見せ場だったということで、おとなしく地に伏していてもらおう。大丈夫、登場回で5億点分くらい盛り上がってたから。

そして最後は、宇宙空間から帰還する奏者たちのエクスドライブで締め。もう、カットがいちいちイケメンすぎて困りますね。シェムハが唱えていた「流れ星、墜ちて燃えて尽きて」は1期最終話のサブタイトル。「そしてー」。 

 

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 キャンバスプレッサーからのマスクジエンドッ、だとッ!!? 第11話!! もう、ほんとスタッフ馬鹿じゃねぇの。どこ向けのサービスだよ。視聴者の何割が分かるんだよ! 俺か? 俺なのか! ごちそうさまです!!! 

 もう、そこだけで爆笑してしまったので完敗です。ミアラアルクちゃんがそのフィジカルを利用してプロレスを挑んでくるところまではいいだろう。なぜか一撃目がクソエロいフランケンシュタイナーだったことも、まぁ作品の傾向からすればわからなくもない。でも、そこからキャンバスがないのにキャンバスプレッサーは意味がわからん。しかもあんま効いてないし。さらに畳み掛けるようにしてマスクジエンドにつなげるという、明らかに狙っていることが伝わってくる構成。どちらもキン肉マンを苦しめた技だァ! ……うそ、別にキャンバスプレッシャーで苦しんだわけでもない。とにかく、ミラアルクちゃんがその格闘スキルを学んだのはキン肉マンだということが判明した記念すべきお話である。よりによってタッグ技ばっかり使いこなしてたけど、怪物化しなかったら分身できなかったはずなんだよな。

 さて、そこの記憶ばかりがインパクト絶大だったが、それ以外の部分もいろいろと異次元。冒頭から「あれ? 違うアニメ始まったぞ?」と困惑した視聴者も多いことだろう。どうやら先史時代の映像、くだんのシェムハさん(CV日高のり子)と対立していたのはCV草尾毅のエンキという別な個体。彼らは地球の生命をコントロールする超越的存在だったが、同胞に反旗を翻したシェムハは、「言語と化し、あらゆる事物に潜む」という常軌を逸した離れ業を披露。その情報は人間のDNAにまで刷り込まれ、人類の統合=シェムハの完全復活というとんでもない構図が明らかに。これまで悪の象徴かと思われていたバラルの呪詛は、実際はシェムハの統合回帰を阻止するための封印装置だったという。まぁ、ありがちな展開という気もするが、そんな斜め上の設定ありかよっていう。

 シェムハの目的はわかった。彼女が未来さんという絶好の依り代を得て、無事にユグドラシルが起動。さらにノーブルレッドの力も借りて現世に多大な影響を与え、最終的には月遺跡でバラルの呪詛を解放して地球全てを兵器として手中に収めようとしている。ノーブルレッドの3人はこれに加担する側に回っているわけだが、もう、今回のヴァネッサお姉ちゃんの様子を見る限り、彼女たちは地球がどうなろうとあんまり興味はなく、ひたすら3人が生きることだけが望みの様子。エルザちゃんはアナルプラグが壊れてこれ以上の戦闘は無理みたいなので残された奏者との対話待ちだが、まだヴァネッサと合流しなかったミラアルクちゃんは恨み骨髄でマリつばに勝負を仕掛け、キン肉マンに大変身を遂げたわけだ。

 パワーアップしたノーブルレッドとの戦いに翼さんも苦戦を強いられたが、今期はマジで主人公にしか見えないただの格好いいマリアさんにハッパをかけられ、無事に覚醒。なんと不死鳥のフランメを契機としてユニゾンアマルガムを披露した。マリアさんはアガートラームの来歴がわかったことでいろいろと吹っ切れた部分もあるのかもしれません。銀色の左腕は、響のガングニールとは真逆の属性、まさに「神の左腕」だったわけだ。神と神殺し、どちらも「つなぐこと」を認められた兵装であるというのも因果な話である。

 結局、アマルガムのお披露目がわりにぶっ飛ばされちゃうミラアルクちゃん。奏者6人が無事に合流し、さて、どうやって地球に帰還したものか……もうどれだけの速度で飛んできたとしても手遅れな気がするんですけどね。残された可能性はエンキが呼んでいた最後の名前がキーかもしれません。フィーネ、あんたこの状況をどう見るかね?

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 やっぱりザババなんだよなぁ、第10話。毎回のお約束になってはいるが、やっぱりこれを見ないとシリーズは終われない。今回はもう、むちゃくちゃのむちゃくちゃでしたわ。

 じじい騒乱の果てに得られたものは、シェムハの完全独立と残党トリオ(ノーブルレッドっていう総称があるのね)の覚醒復活。そりゃまぁ、あそこで退場とは思ってなかったけど、復活の仕方があまりにも悲しい顛末に彩られており、これまでのエピソードで一切の救いを与えられていないのは本当に不憫。まぁ、作品の性格を思い出せば今後は救いが与えられるパターンも考えられなくはないのだが……少なくともパヴァリア組は打ち果ててしまったし、オートスコアラーだって全員壊れたし、割と敵キャラには厳しいアニメなんだよなぁ……ここまで悲壮感を出しているのだから、なんとか今シーズンくらいは敵軍にも平和なエンディングを与えてあげてほしいものだけど。

 とにもかくにも復活したノーブルレッド。シェムハさんがなんであそこで3人をぶち殺したのかもよくわからなかったし、そこから「復活」と「完成」をもたらした理由もよくわからないのだが、まぁ、神様なりの気まぐれといったところだろうか。シェムハは人の子に対しては悪感情しか抱いておらず、それゆえに「人ならざるもの」に対しては温情を与え、現在のように人を打倒する際の配下として利用するところまでは考えていたのかもしれない。理由はどうあれ、3人は復活し、パワーアップを遂げた。これにて「あんまり強くない敵組織」というこれまでのシリーズになかったオリジナル要素は終了し、一応3人とも奏者にガチでぶつかれるくらいのステータスは手に入れた。それぞれの「獣性」「怪物性」「機械性」(狼男・吸血鬼・フランケン)要素は純粋にパワーアップしており、サイズがでかかったり、本数が多かったりと大変な騒ぎ。特にエルザちゃんの便利尻尾はわざわざアタッチメントであることが描画されており、「どこの穴に突っ込んでるの?! ねぇ?!」というツッコミ待ちの状態。そんなところにエロ同人のネタを提供せんでも。

 もともと悲壮な覚悟を持って戦っていた3人であるが、「人間に戻る」というかすかな望みも潰え、稀血による人間との接続もなくなったことで悪い方向へと吹っ切れた。エルザ・ミラアルクの2人はまだ「ヴァネッサについていく」という理由づけで人格を保てている感はあるが、おねーちゃんとして2人を牽引しなければいけないという責任を強く感じているヴァネッサさんは完全にぶっ壊れてしまった様子。イカれた目で人間を攻め立てる様子は、完成したという割には壊れた要素の方が強いのがなんとも皮肉なもの。彼女たちの救いは、今の姿のままで人間に受け入れられることなのだろうか。少なくともすぐに命を絶たれる心配はなくなったわけで、環境さえ整えられれば融和を目指すのは不可能ではないはずなのだが……。

 で、そんな対立構図がはっきりしたところで出てきたのは「月遺跡」というこれまた過去作の思い出たっぷりの嫌なフレーズ。シンフォギアという作品は月から始まったといっても過言ではなく、月を引きずり下ろそうとしたやつ、月にぶっ飛んじゃったやつなどいろんな要素がまだまだ出番を待ち構えている。そしてここでシェムハさんの誘い(?)により奏者たちも月へと出発。さぁて、月面ではいったい何が出てくるものやら。どこぞの英雄は、きっと宇宙空間でも平気でしょうし、どこぞの巫女の意識だって、その辺をふらついている可能性はある。どこぞの車椅子博士は……月で生きてる理由は無いな……。

 そうそう、アマルガム・ザババね! いやー、早くソシャゲに実装されないかなー!! 気が早すぎるし、どうせ微課金の俺には回せない存在にしかならないだろうが……響が前シーズンで初めて身にまとった錬金のギア・アマルガム。どう見てもイメージは「黄金聖衣」であり、星矢が初めてサジタリウスを身にまとった後に、仲間たちも次々に黄金聖衣を継承していった様子を彷彿させる。今回のシュルシャガナ・イガリマはユニゾン歌唱との合わせ技で本当に意味不明な広がりを見せてくれたが、今回がラストシーズンってことは当然アマルガム・イチイバルもアマルガム・アガートラームも見られるってことですよね。アガートラームについては今回シェムハさんが反応してたし、公式の用語解説にも不穏なことが書いてあるのでちょっと気になってるんだけどね。

 

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 スーパーOTONA大戦、第9話。正確にはスーパー風鳴大戦っていう方が正しいんだろうか。常々言われている「この世界は奏者なんかより大人連中の方がよっぽど強い」を地でいくエピソード。さすがにペガサスローリングクラッシュは悪ノリがすぎるぜ(ローリングはしてない)。

 せっかく鳴り物入りで起動したシェムハさんはほとんどお役御免で蚊帳の外。どういう存在なのかがさっぱり分かっていないのだが、現時点では未来さんの意識はほとんど残っておらず、とりあえず神としての意識だけが強い。そして月を見上げて毒を吐いたあたりはバラルの呪詛に対しての敵対感情が強く、目的意識がフィーネとかぶる部分もあるんだろうか。その割にはまとう武装は「シェンショウジンのファウストローブ」と表現されている。ギアとローブの違いもぶっちゃけよく分かっていないのだが、あの日消し飛んだと思われたシェンショウジンの残滓は、未だ未来さんの中に残存していたということなのだろうか。正直、ソシャゲ設定と正規設定がごっちゃになっているので何がなんだかわからなくなってますわ。

 そして、スーパーOTONA大戦になっている現在の状況も、ソシャゲプレイヤーからするとだいぶ混乱する状態。何しろソシャゲ環境下ではOTONAたちにも正式にノイズと戦う権利が与えられており、つい先日いよいよNINJAがプレイアブルになったことでリアルタイムで話題騒然なのである。今回だって「刃の下に心」なんてマリアさんの皮肉がいいタイミングで緒川さんに刺さってるあたりがニヤリとさせられる。ただ、この原作環境ではあくまでOTONAの力は奏者たちとは別物。いくら司令が強いからって、正面から誰かとぶつかるのはイレギュラー中のイレギュラーだったはず。

 しかしそれが今回は「親子ゲンカ」というまさかの舞台設定で実現。しかもシリーズ史上最大迫力で意味がわからないバトル展開ってんだから、やっぱりこの世界最強はあの連中ってことになるんだろう。まぁ、誰も文句は言わないけど。ラスボスの強さを表現する手段ってのはたくさんあって「まさかあれだけの強キャラが負けるなんて!!!」っていうのが定番の1つではあるのだが、今作の場合、作中最強と目されるのが奏者じゃなくて弦十郎だったため、その指令を地面にめり込ませた時点でじじいが最強になったのである。まぁ、ギアも何もなしで「何するものぞ」だしなぁ……翼さんはよく頑張ったとは思うわ。

 そう、翼さんだ。今期は本当に救われることなしにボロボロ状態だった防人に、ようやくの出番である。「いままで防人SAKIMORIとバカみたいに繰り返していたのは一体なんだったんだ」って、それをお前さんが言うのかよ。もう、「何が綺羅星だ、馬鹿馬鹿しい」と同じくらいに視聴者を裏切るとんでもない発言だぞ。みんなして「なんやねんそれ」と思いながらずっと気を使って見守ってきたところやぞ。今更お前さんが揺らいでどうすんねん。本当にこの先輩は頼りにならねぇよな……。

 そしてそんなダメ防人を救い出してくれるのは、今作において唯一正しい意味での「大人」を体現してくれるマリアさん。ソシャゲだとセレナも奏もいるもんだから「マリアセレナ」「翼・奏」のカップリングが鉄板だが、正規ルートでの公式マッチングはやはりマリつばであろう。その溢れ出る大人パワーでもって、頼りない駄々っ子防人を連れて帰ってくれるたやマさんはやっぱり素敵なLadyなのですよ。下からパンしたくなるし、戦闘シーンでも乳揺れ、ケツ切りがアップになるのはしょうがないのです。アガートラーム対天羽々斬、もうちょいたっぷり見たかったシーンではありますね。なかなか作中でギアどうしの対決って見られないからなぁ。

 とにかくこれでジジイ劇場も終幕だろうか。その陰でひっそりと残党トリオが惨殺されたりしてるんですけど、流石に一曲ぐらい歌ってから退場してほしいですね。このキャストってことは歌う予定はある……んだよね?

 

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 次のライブでは影山ヒロノブが熱唱する可能性がワンチャン?! 第8話! いやー、流石にそこはへいきへっちゃらのままにしておこうよ……。

 予想も期待も裏切らない、それがシンフォギア。前回は完全に予想を超えた涙腺大崩壊エピソードになったが、今回はそこから完全に想定通りの展開を見せている。キャロルによる残党トリオの蹂躙、未来さん奪還作戦と響の復帰、そしてラスボス覚醒。うーん、誰にでもわかる展開! でもそれでいい!

 王道すぎる展開なのでどうしても小ネタ拾いに終始しがちだが、そうして周りのあれこれをいじれるのは、骨子の部分にブレがないため。シンフォギアというと「中盤の作画がグダッてどうでもよくなる」というのも過去作ではお約束だったが、流石に今期は最終章ということで毎回毎回びっくりするような作画でもって大迫力の戦闘シーンの連続。ぶっちゃけ何が起こってるかよくわからないレベルだったりするのだが(シェムハの造形がわけわからんからな)、とにかくなんだか格好良ければOKというのがお約束なのである。だって、やっぱりエクスドライブ格好いいじゃん(そして血涙を流す防人の安定感といったら)。

 どうしても五人絶唱からの五人エクスドライブってんで個々の特性が見えにくくなってしまう部分は悩ましい気もするのだが、そんな中でもひときわ輝いているのがマリアとクリス。いわゆる「Change the Future」コンビだが、おっぱいサンドイッチからの自然な連携、そしてクリスちゃんは響の親友として、最後の一撃の砲台となる役割も果たしている。マリアさんは突貫する響に対し、何故か「響!」ではなく「ガングニール!」と声をかけており、ここでもガングニールの絆が確認できるのがとても良い(三槍イベント、本当に良かったんですよ)。まぁ、おかげで未だ立ち位置が宙ぶらりんな防人さんはどうにも居心地がが悪そうなのだけども……物言いに、ねぇ……。

 そうして奏者たちが頑張っている下では、キャロルさんのワンマンショーが繰り広げられている。普通、こうして復活したキャラってのは「敵対してた時より弱くなってる」というがっかり現象が起こりがちだが、キャロルさんはその辺りになんの問題もなく、むしろ奏者たちの絶唱を軽々と超える力で全てを吹き飛ばすというチートっぷりを披露。流石にエネルギー切れはどうしようもなかったが、通常戦闘では付け入る隙を見せない圧倒的な強さを見せつけた。こういう時に、今回の敵キャラトリオが「もともとそんなに強くない残党」っていう設定が活きてきますね。相手からしたら勝てなくて当たり前の相手に必死に食らいついている状態だからね。もう、どっちが主人公サイドなのか分からなくなるな。そしてこのタイミングでジジイはいよいよ三人を切り捨てる段階に至る。さぁ、ここから3人がどういう立ち回りを見せるのかが気になるところだ。単にサンジェルマンと同じ振る舞いになっちゃ面白くないしなぁ。

 そしていよいよお目覚め、ゴッド未来さん。黒を基調とした容赦ない悪役ギアを身にまとい、卵を割って孵化したその様子は4期の響の生き写しのようである。あのギアって、現時点でシェンショウジンの要素はないはずなので聖遺物「シェムハ」で起動したってことでいいんだろうか。デザインはシェンショウジンの面影があるし、ヘッドパーツなんかを見るとソシャゲオリジナルのアイギスギアにも似てる気がするけど、ああいう部分は奏者の心象が形状にも影響するんでしょうかね。

 さぁ、さっさとラストバトルを始めよう。ぶっちゃけ、ジジイの思惑とか大した問題じゃないねん。

 

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 こんなん泣くに決まってるやん! ボロ泣きやん! 第7話! ほんとに見たかったやつ。どこまでも待ち続けてたやつ! この言葉は安易に使いたくないので意識的に避けるようにしてたけど、今回は使わせてもらう。神回や!

 もう、この流れほんとダメ。現在連載中のキン肉マンで悪魔超人が助っ人に駆けつけた時にもボロボロ泣いたんですが、この展開に弱すぎるんだよ、俺。しかもずっとずっと「いつか来て欲しいなぁ」って思いながら待ち続けてた連中だからね。振り返ってみれば、ご丁寧に「XD」の中でも温存されてた連中なのよ。ソシャゲシナリオではフィーネ・ウェル・アダムは手を替え品を替え再登場してたんだけど、何故か3部陣営だけは頑なにシナリオに絡んでこなかった。雑魚敵として画面には登場していたのでそこに違和感はなかったのだが、気づけば彼女たちのシナリオを見るのはまさに3部以来のこと。つまり約4年間もお預けをくらった状態だったわけだ。それだけ溜めて溜めて、満を辞してファンの期待に応えた展開。そりゃもう、感無量というしかないです。廃墟となった玉座のシーンだけでも涙腺に来るんだよ。

 最初にキャロルがミラアルクの眼力を弾いたところですでに満足したつもりだったのだが、そこからのソードブレイカーとか、もう展開がいちいちずるすぎる。オートスコアラー連中は3部の時点で一応団体行動はしていたのだが、こんなにも至近距離で、背中を任せあっての戦闘シーンってなかったんじゃないだろうか。そう、彼女たちも信頼できるマスターの下で、信念ある戦いを続けてきたのだ(まぁ、ガリィちゃんはだいぶ露悪的に振舞ってはいたけど)。ダンサブルに刻まれる彼女たちの歩法、ファラの剣にレイアのコイン・トンファー。そして本編では起きるのが遅くて出番がちょっと少なかったミカちゃんの掛け替えのない笑顔と、満ち足りたその叫び。そして、全てを睥睨するように生きてきたガリィの甲斐甲斐しい忠義。かつて人形だけを従え、全ての記憶と関係性を捨て去ったキャロルが本当に手にしたかったもの。何もかもが、僕らが夢見てきたキャロルの世界だ。

 オートスコアラーたちはあくまで予備機体が復旧しただけなので、残念ながら戦闘力があまり高くない。まぁ、もともと人ならざるものを相手にするのにはあまり向いていないのだが、改造人間たるヴァネッサたちが相手では部が悪い。せっかくのかりそめの命だが、悉く散らせて刻一刻と危機は迫る。しかし、最後の最後でエルフナインが掴んだ強さ。「借り物の肉体」とはいえ、彼女があの事件以来積み重ねてきた人生。それを託せるのはやはり、あの人しかいないではないか。奇跡を殺すと誓ったならば、その程度の奇跡なんて安いものだ。ご丁寧に新曲を提げての堂々たる入場。まさか見られるとは思っていなかった、殲琴の猛々しき勇姿。世界を壊す歌がある。歌えキャロル。反逆を永劫に断て。

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 こわっ、なにこの展開こわっ、第6話。今期がテレビシリーズの最終章になるってことは分かってたことだが、今までの4シリーズ全部をひっくるめて飲み込もうってのかよ。もう、相当コアなファンじゃないとついていけない展開なのでは。

 ということで、細かい言葉の意味とかいちいち覚えてない私みたいなトリ頭も、一体なにが起こっているやらと混乱するばかり。今まで登場した聖遺物やらのキーワードが乱れ飛んでおり、もう、どの時点で誰がなにを狙っていたのかもよく分からなくなっている。基本的に今作の悪の組織ってのは出てきては消える一発屋だらけだという認識だったのだが、毎回一応「それぞれの事件は繋がってるんだけどね」っていう注釈は入れてるんだよな。たしかアダムの事件の時もキャロルの話やフロンティアの話が出てきてたはずだし。前回の時点でこのXVに接続していることが確定していたのは、一応アダムたちだけだったはず。パヴァリアの「残党」と言われているわけで、ヴァネッサさんたちがパヴァリアの暗躍とつながっていることは理解が及んだ。

 そして、今回はそこに2期と3期も特盛上乗せ。まぁ、未来さんの拉致監禁は2期からの接続と考えればそこは納得できる部分ではある。あの時のシェンショウジンの立ち回りは、果たしてどれだけ計算されたアクシデントだったのだろう。そして、マリアさんが振り回されたフロンティアの一件の陰には、今回の事件につながる何かが隠されているという。まさかここで「Apple」からセレナの記憶が立ち上がってこようとは。あの施設でなにがあったのか? そしてマリアさんが感じているものは何の予兆であるのか(シラキリは大丈夫なのか?)。

 そしてエルフナインの拉致監禁から浮かび上がってきたのは3期の影。具体的にはキャロルが暴れまわった一件の裏で、様々な聖遺物が動いていた痕跡。シャトーの復活は中心的な出来事なのでその象徴として君臨していることは理解できるが、ここでまさか、久しぶりにヤントラサルヴァスパの名を聞こうとは。ぶっちゃけ、あんまり印象の無い名前だった上に「XD」でギアの名称として出てきたこともあり、「もう、これってソシャゲオリジナルの要素だったんじゃ?」くらいに思ってたので、改めてここで飛び出してくるのは本当にびっくりである。キャロルの意思がここで立ち上がってくるとなると、全世界2兆人のシンフォギアファンが待ち望んだキャロルの復活もあながち夢物語ではなくなってきたぞ(その場合、エルフナインがどうなるんだって話だが)。

 こうなると、あとは残すのは1期の話、つまりフィーネのみということになるのだが……そもそもフロンティアがフィーネの意志の続編みたいなもんだしなぁ。フィーネに関してはXDの方でも大きな存在として現在進行中のシナリオに関わっているので、今期はそっちは取っておく方向性になるのかな。いや、もしかしたらまじでフィーネ・ウェル・キャロル・アダムのラスボス四身一体攻撃みたいな現象が実現しちゃうかもしれんな。XDで頑なにキャロルの実装を先送りにしてきたのって、このXVのクライマックスのためだったのかもしれん。

 まぁ、そんなこんなで勝手に盛り上がっているわけだが、どっちかっていうとエルフナイン&未来さんよりも防人の方がヤバい。あの陽動催眠ってジジイにもトリガー管理権があるのかよ。このまま闇の防人として響たちの前に立ちはだかる展開も無くはない。防人の面倒を見てくれそうだと思ってたマリアさんが個人的な事情で勝手にテンパりだしたからな……もう翼に歯止めが聞かなくなってる気がするわ……。あと、NINJAにも歯止めが効かなくなってるわ……。突っ込まない、突っ込まないぞ……。

 あ、ちなみにサブタイトルの「ゼノグラシア」は、どうしても我々からするとアイマスのイメージになってしまうが、正しくはこういう意味らしい。……よくわかんねぇな。今回のマリアさんのAppleについての記述ってことかしら。

 

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