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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 いきなり更新してるやんけ、という話だが、まぁ、毎年のことなので一応。常に「あんま興味ないんだけどね」と言いながら、チラチラ横目で見るくらいのスタンス。「それって充分気にしてる人の所作でしょ」とか言わない。気にしてないんです。かつて愛想をつかしたし、今なお僕のイデオロギーには合致しないのです。まぁ、昔に比べたらだいぶ穏当にはなってきてるけどねぇ(予防線)。

 

 

○主演賞

市ノ瀬加那、浦和希

 

「フリーレン様、主演賞が取れました」

「そうかい、人間は寿命が短くて1度に1つしか受賞できないから大変だね」

 お題「こんなフリーレンはミミックの餌だ」。

 浦和希ってぇのはブルーロックの世一役の人とのこと。そして今年1年で言えば主演は「カミエラビ GOD.app」のみなので、この主演賞が2023年の主演を評する賞であるならば、「カミエラビ」が認められたということになりますね。嘘です、いつものアワードです。年次の概念なんてガバガバのガバです。ちなみに「今年の主演賞だったらどこをどうひっくり返しても小林千晃1択だろ」とは思ってますが、そうすると単なるフリーレンアワードになってしまうので遠慮したとか、しないとか。主にしないとか。

 

 

○助演賞

阿座上洋平/石見舞菜香/能登麻美子

 

 主演も合わせるとグエル・スレッタ・プロスペラと並ぶ、だいぶ水星に忖度したラインナップだけど、助演賞は毎年割と納得感がある。阿座上くんはすごくいいところだと思う。男性声優ってこの「新人とはもう言えない」くらいのキャリアでの働きぶりがとても重要で、そこで押し上げられる形の評価を得られたのは本人もさぞかし嬉しいだろうし、充分にその権利を有していると思う。石見ちゃんは言わずもがなで、今年は事実上市ノ瀬との一騎打ちみたいな形だったのかな。麻美子は……個人的にはねぇ、こうして子育てしながらも全盛期と変わらぬ仕事量でバリバリいい役をやって後輩にその背中を見せてくれてる「どストライク世代」が一番尊いと思っているので……本当にありがとう麻美子。これからも頑張って能登可愛いよ能登であり続けてくれ。

 

 

 

○新人声優賞

伊駒ゆりえ/榊原優希/戸谷菊之介/原菜乃華/羊宮妃那

 

 ぼちぼち。榊原優希は「デッドマウント・デスプレイ」の屍神殿とかだそうで、いかにも今っぽい高音の子、そう考えると1つ目の大看板でビシッとオリジナルの存在感を見せてた戸谷菊之介は割と偉いかも。伊駒ゆりえは流石に早すぎないか、という気もするが、唯一さっぱりわからなかった「原菜乃華」という名前でググって「あっ(察し)」ってなったので、まぁ。いつも通りですね。

 というわけでそんな中でも存在感を放つ羊宮妃那。こうしてみると「市ノ瀬→石見→羊宮」っていうラインから何となく「現代で求められる声優像」みたいなものが見えてきそうな気がしません?

 

 

○歌唱賞・ 結束バンド

○海外映画・ドラマ賞 ・ 高畑充希/村井國夫

○シナジー賞 ・ THE FIRST SLAM DUNK

○ゲーム賞 ・ 内田夕夜

○富山敬賞 ・ 佐々木望

○高橋和枝賞 ・ 岡村明美

○キッズファミリー賞 ・ ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー キャスト一同

○インフルエンサー賞 ・ 上坂すみれ

○MVS ・ 中村悠一

○功労賞 ・ 古川登志夫/山田栄子

 

 今年は放送見てなかったからよく分からんのだが、「マリオの映画キャスト一同」ってのは元のなの? それとも吹替? 「声優を評する」だったらどちらも可能性としてあり得るのだが……もしかして「どっちも」か? どちらか片方だとしたらこのクレジットは説明不足なのでは? あとすみぺもよくわかんないけどなんかやってたっけ?


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 毎年のことなので、当然のように今年もやってまいりました。今年は最初に強めのワーニングを置いときます。毎年書いていることなんですが、あくまでこちらの記事は声優グランプリさんの「声優名鑑」無しには存在し得ない、完全なるおんぶにだっこの人任せな内容です。一応、自分としても歴史的資料の側面はあるかと思って公開していますが、この記事を理由に本誌の購入をしないような人が出てくるのであればそれは遠回しな営業妨害となり、全くもって私の望むところではありません。場合によっては来年度以降の公開を差し控える理由にもなりますので、閲覧されている皆様におかれましては、「興味があるならテメェで買え」という方向性で徹底していただくよう、よろしくお願いします。こんなアホな記事見てるよりも、実際の名鑑を眺めてた方が何百倍も楽しいですよ。

 

 とまぁ、説教くさいことは置いといて……今年も数字の部分から見ていくが、この度掲載された女性声優の人数は総勢1063名。相変わらずの増加の一途ですが、流石に歯止めの効かぬ増加はまずいと思ったのかどうか、上げ幅で言えば近年ではかなりおとなしめの数。過去6年を見ると「「49増→47増→60増→48増→48増」という数値だったところが、今年は24名の増員にとどまっている(12の倍数なのは、1ページの掲載人数が12人だから)。まぁ、だからってまだ増え続けることがいいとも思わんのだが……このままのペースだと数年後に名鑑本体が100ページ超えるんだよな……。声優を目指す若者の皆さん、本当に頑張ってください。まぁ、こんな地獄のような生き残り競争に勝負を賭けにいってるんなら、今更オタク連中が心配してもしょうがないだろうけどさ。

 一応去年分から転載して数字を付け加えておくと、2010年以降の数字の変遷は以下の通り。

536536548596644

680703751800847

907955100310391063

ちなみに手元にある一番古い2002年度版の掲載人数は319人。20年の時を経て、声優の人数は3倍になっているということか……。

 

IN42名)

相川遥花 秋奈 綾瀬未来 池田海咲 伊駒ゆりえ

大木咲絵子 奥井ゆうこ 小山内怜央 小澤麗那 鶏冠井美智子

春日さくら 川村海乃 菅叶和 神田朱未 久遠エリサ

栗坂南美 来栖りん 小日向美香 坂倉花 澤田姫

嶋野花 新福桜 橘杏咲 立石凜 田村好

月城莉奈 月音こな 中川梨花 永野愛 永牟田萌

楡井希実 春花らん 平塚紗依 藤本侑里 前島亜美

MAKIKO 三川華月 三木晶 南真由 麦穂あんな

結川あさき 結那

 

 さて、「昨年度掲載されておらず、今年は載っていた名前」のリストは上の通り。追加人数も去年が50名、一昨年が53名とかだったので一応微減。例によって全部が全部名前をチェックはしきれないが目につくところを見ていくと、純正新人枠からは「推しの子」伊駒ゆりえや「白聖女」で主演を飾った澤田姫などの名前がある。澤田姫に至ってはこの中でも珍しい「まだWikiがない人材」なのでなかなか貴重。他にも「勇者が死んだ!」は声優オーディションも兼ねていた作品で、そちらで採用された名前が新福桜。「星屑テレパス」の遥乃役・永牟田萌や、「君は放課後インソムニア」で曲の好演が印象的だった田村好なども今年からラインナップ。

 一時期激烈だった「特定のソシャゲからまとめてドン!」みたいな傾向も落ち着きつつあり、プロジェクト別に分けていくと「うたごえはミルフィーユ」というアカペラプロジェクトから名前が上がってきたというのが相川遥花綾瀬未来の2名、新作映画公開予定のウマ娘からは、主人公・ジャングルポケット役の藤本侑里、そしてサウンドオブアース役のMAKIKOがエントリー。そして大手であるラブライブプロジェクトからは、まず「Liella!」の残り枠、オニナッツ役・坂倉花、マルガレーテ役の結那が加わってこれでコンプかな? 私はよく分かんないラブライブの新プロジェクトからも何人かエントリーしている様子。

 そしてもちろん、我らがバンドリプロジェクトからはMyGO!!!!!の残り枠、長崎そよ爆弾・小日向美香ANON TOKYO立石凛が正式参入。Ave Mujicaからの加入がないなぁ、と思ったらだいたいのメンバーは既に登録済みだった(にゃむ役の米澤茜のみ未掲載)。

 他はまぁ、順当に新人で加わっている枠が多そうだが、そうじゃないところを見ていくと、ちょっと驚いたのはキュアミント役の永野愛。プリキュアは意外と未掲載でも気づかないことが多いのだが、実はこの人はこれまで名鑑にいなかったようだ。この度「オトナプリキュア」きっかけで拾われた形だろうか。また、最近何かと気になる麦穂あんなも実は名鑑未掲載だった。この度めでたく登場し、プロフ欄にはぎっしりと動物の名前が書かれている。そしてこちらも意外だったのは名前のインパクトが抜群な鶏冠井(かいでん)美智子さんも初登場。そこそこの芸歴だったんだけど、どういう理由なんでしょうね。

 名鑑名物の「出戻り」組では、やはり触れずにはいられない、ウェルカムバック前島亜美。彼女は21年に初掲載から去年削除され、今年すぐに復帰という激動の掲載歴となった。しれっと帰ってきたのは神田朱未。カンチは何故か17年にいなくなっていたが、この度無事復帰。Aice5のメンバーの遍歴はマジでよく分からん。個人的に面白かったのは13年に一度掲載されながらも16年に退場し、この度8年ぶりに戻ってきた「秋奈」という名前。ウマ娘のドゥラメンテ役なんかで日の目を見た名前だが、実はこの人、以前は同じ表記で「ちゅな」と読む謎芸名だった(当時の差分チェックでも触れている)。それが今回再録され、いつの間にやら芸名の読みもふつーに「あきな」になったらしい。まぁ、その方がいいわな。

 他にも色々と楽しみ方はあると思いますが、個人的に妙にツボったのはギブの宣材写真がいかにも沖縄感あるものに変わってたこと。はいたい。

 

 

 

OUT18名)

雨夜音 石塚理恵 一城みゆ希 大津田裕美 清井美那

久保田梨沙 黒崎彩子 白沢かなえ すずきけいこ 近村望実

根岸実花 野崎結愛 日笠山亜美 樋口智恵子 福原遥

増田里紅 三宅晴佳 宮瀬玲奈 

 

 対して、こちらは「昨年度掲載さ入れていたが今年は載っていなかった」名前で、昨年より多い18名がここにリストアップされた。消えゆく名前があるというのは寂しいものだが、今年は鬼籍に入られたのは一城みゆ希さん1人だけかな? その他、はっきり「引退・廃業」を明言さいているのは若手の久保田梨沙。「おちフル」のロコちゃん役の人である。他にも「近村望実」「増田里紅」などの名前も一旦声優業から退いた人たち。

 圧巻なのは「ナナニジ」がらみの名前がめちゃめちゃ多いことで、具体的には「雨夜音」「清井美那」「白沢かなえ」「宮瀬玲奈」の4名。去年新規で登録された名前もあり、なんだか消費速度が加速しているかのようでちょっと怖い。事務所側もちゃんと折り合いつけてからデビューさせろよ。

 引退でもなんでもないけどしれっと名前が消えたのが福原遥。まぁ、彼女の場合は「もう声優の名義なんて名乗らんでもいいやろ」くらいの気持ちだろうしなぁ。

 「仕事も減ってるし、多分引退とまではいかずともほぼ本業としては退いてる扱いなんだろうな」くらいの立ち位置では、例えば樋口智恵子の名前があるのはちょっとショック。「あずまんが」のトモ役など、当時は結構見かけた名前。日笠山亜美についても「ぱにぽにだっしゅ」など何作品かで見かけた名前だが、最近は見てなかったのでしゃーなしか。

 あとは掲載がなくなった理由がはっきり分からない人たちだが、鍵系作品で有名なすずきけいこは何故か今回掲載がなかった。……表名義の仕事が少ないとか? 「大津田裕美」「黒崎彩子」という2つの名前も仕事量の減衰からの表記見送りっぽいが、この2人が実は事務所が同じ大沢。大沢は今回新規若手枠で多くの名前を載せているので、もしかしたらなんらかの枠のトレードみたいなものがあったのかもしれない。

 名鑑チェックは楽しいものだが、増えすぎても辟易しちゃうし、かと言って名前が減るのも寂しいし、何を求めてやっているのかよく分からなくなる時もある。こんな声優オタクどもの業(カルマ)を背負いながら、声優さんたちは日々頑張ってくださっているのである。

 

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 一応お仕事なので(??)今年もやっておきました。「声優名鑑(男性編)」の差分チェックです。声優アワードは男性・女性の部門を撤廃したけどこちらは……まぁ、流石に合併は無理だよな。単に出版形態を考えたら分厚くなりすぎるから……。

 女性編と違ってそこまでモチベはないので簡単に数字上の記録だけでも確認しておくが、今年度は12名(1ページ分)の増加で、トータルは667名。女性編に比べりゃまだまだ大人しい方だし、1ページ増ですんでるなら軽いもんである。記録を残すようになった2019からの変遷を並べておくと

583595607655667

と変化しており、12人ずつの増加が一般的。48名増という去年がおかしかっただけである。あと、男性編は全体の比率に比して退場者が多い気がするのだけど……気のせいかもしれません。

 

 以下、具体的な出入りについてのまとめである。まず、昨年度版に掲載されておらず、今年載っていたのは以下の23名。

 

IN(23名)

秋谷啓斗 鵜澤正太郎 江越彬紀 梶田大嗣 柏崎隼史

加藤渉 草野太一 小池貴大 佐々木省三 柴野嵩大

高木朋弥 田邊幸輔 千葉瑞己 戸谷菊之介 日向朔公 

細田健太 三浦勝之 宮瀬尚也 山口竜之介 山口諒太郎 

山本高広 山本智哉 綿貫竜之介

 

 あんまりがっつり調べてないけど、まぁ、妥当な「新人」枠が多いんじゃなかろうか。あまり聞いたことない名前ばっかりだしな。一応注目すべき名前をいくつか拾っていくと、まず目につくのは戸谷菊之介。「チェンソーマン」でスポットがあたり、立て続けに「UniteUp」でも主演を務めた業界が推してる新人さん。あとは綿貫竜之介っていう名前もちょいちょい見かける気がしますね。ちなみに同じ竜之介で繋がっている山口竜之介はあの山口勝平の息子さん。女性編でも今年から掲載された山口茜と合わせ、勝平ちゃんファミリーがじわじわと業界を侵食している。ただ、山口姓は多いので親子で結構掲載順は離れており、ピタリよりそう子安親子とはちょっと違う。なお、野島ファミリー(略)。

 そして、どんな名前よりも目につくのはむしろ山本高広なんじゃなかろうか。私も全然事情を知らなかったもんだから目を疑ったが、まごうことなく、あの山本高広である。「なんでやねん」と思ってネット記事で確認したら、どうやら本業だったモノマネ芸に色々と限界があり(なんとまぁ、織田裕二本人から差し止めが入っていたとは)、事務所をアクロスに移籍して声優業にシフトしていたとか。元々そっち方向を目指していた経歴もあるらしく、こちらの記事の「同期は能登麻美子」はなんとも珍妙な巡り合わせと言える。

 あと、女性編だとあまりないパターンとして「微妙に新人とは言い難いけど、ちょっとずつモブとかの仕事重ねてきてようやく載った」みたいな人もちらほらいる様子。デビュー後いきなりとにかく名前だけ載っけられて「誰やねん」って思って調べても全然業績が出てこない謎アイドルみたいなのが多い女性編とは好対照を成しており、男女差が見える1つの指標と言えるかもしれない。まぁ、それにしたって佐々木省三っていう人がなんで今年なのかは流石に分からんけど。もしかしたら同じ事務所でこれまで掲載されていた向井修氏という方が1月に急逝されているようなので、その穴埋めなのかも。

 

 

OUT(11名)

石井康嗣 井上倫宏 猪間勇輝 丘部純也 清川元夢

小林清志 TAKUYA 戸谷公人 向井修 森末ひろあき

八木隆典 

 

 いわゆるお悔やみ枠もちらほら見えるのがこちらのOUT組。ちなみに編集時期の関係で飯塚昭三氏は今年までは掲載されている。個人的には大ベテランよりも井上倫宏みたいな「まだ若いのに……」枠の方がショックは大きいかも。石井康嗣の名前がなくなっていてドキッとしたが、こちらは事務所を離れてフリーになったタイミングだったようだ。森末ひろあきという人は、女性編の時にも取り上げた謎の事務所・ラベリテプロに所属している様子。ほんと何があったんや。また丘部純也・TAKUYAの2名は誰だかよく分からんが「昨年度IN、今年度OUT」という最短コース。もちろん何があったかは知らん。

 そして気になるのは戸谷公人の名前。まぁ、事務所を退社しているのでそのタイミングというだけなのだろうが、ライダー界隈で噂になっている諸々の話を見てると色々邪推してしまうね。

 

改名(2名)

佐香智久→少年T

増岡太郎→ますおかたろう

 最初に「少年T」という表記を見て「どないやねん」と思ったが、どうやらアーティストとしても活動する佐香智久の別名義らしく、今回これを元に戻したとのこと。未成年に配慮したスタッフロールみたいになりそう。あと仮名に崩しての芸名変更ってのは割とよくあるパターン。うえだゆうじとか、モリノリ久とか。……こうしてみるとやっぱりもりしゃんの名前変だよ……。ちなみにどうでもいい話だが、この増岡太郎という人、事務所移籍に伴う芸名変更のようだが、その際に宣材写真も変えており、確認時に一瞬同一人物だと気づかなかった。宣材、ずーっと変えないでいるとこういうこと起こるで。

 

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 あんまり触れないけど、「見てるぞ」っていう表明のために一応書いておきます。……去年書いたアレ、個人的には割と気に入ってるんだけど別に反応無かったんだよな……(ミルクボーイ、コーンフレークなら完コピできるくらい好き)。

 

 ちなみに今年度はアワードにも若干のメスが入り……男性部門と女性部門の撤廃・統合が行われました。……ファンがメスを入れて欲しいのはそこじゃねぇと思うのだが……まぁ、時代に合わせてアップデートしていくことは悪いことではないですよ。正直、わたしゃそういう流れをどうでもいいと思ってるタイプの人間なので良いとも悪いとも特に思わないんだけど、「声優ってのは性別に縛られないところも魅力だから」っていうのはもっともな話だとは思うので。ただ、「どーせ主要部門はバランスよく選ばれるんだろ」という予見があることは事実だし、「そこは統合したけど高橋和枝賞と富山敬賞が残ってるのは半端じゃね?」とか色々気になることはあるが。

 

 

○主演男優・女優賞

安済知佳/江口拓也/種﨑敦美

 

○助演声優賞

池田秀一/置鮎龍太郎/種﨑敦美

 

 興味ないとか言っときながら、流石にこのラインナップは突っ込まざるを得ないけどね。そう考えると、今年はうまいこと運営陣に踊らされた感があるな。ちくしょう。「日本中の声優オタク、とりあえず種﨑敦美を持ち上げておけば文句言えねぇだろ?」みたいな狙いが見える気がしますよね。あぁその通りだよ。俺らは種さんが泣いて笑ってくれるならそれで文句ねェよ。史上初の「主演・助演W受賞」というブック、どうせ選出基準が不透明な賞なんだからどこかで使えるネタだと思ってたけど、よりにもよってそれを種さんに使われてしまうと、こちらとしても「ぐ、うぅむ」と押し黙るしかない。このカードの切り方は最良です。もちろん、ますます「そんなに日本の声優って数が少ないんかい」というツッコミは強くなるわけだけども。一応、運営側としては「そこを譲れないくらい厳正に、各部門を別々に審査しているんですよ」というポーズなんだろうけどなぁ。毎年のことながら、「今年はスパイとリコリコでどうにかしときゃいいだろ」みたいな印象がなぁ。そもそもアーニャの方も主演では?

 まぁ、ごめん、でもやっぱ種さんがこうして堂々と表舞台で称えられる姿を見るのは嬉しいわ。ちかぺも同様。えぐぅもまぁ、受賞の権利が無いとは全く思わないので、今年は額面よりも割と穏当な結果だったと言えるんじゃないでしょうか。男女混合にした結果「主演・助演を合わせたのべ人数なら男3女3で同じ数やな!」という心理トリックみたいな手段で初回はお茶を濁したのも一本取られたねこりゃ。いいか悪いかは分からんが。

 とりあえず、今年主演を受賞した女性2人が通う北宇治高校ってのがあるんですが、みなさんご存知?(どこからともなくオーボエの音が聞こえてくる) あと、ちかぺの名前がついにこの位置に届いたことで、今日本中で「あにゃまる探偵キルミンずぅ」の再評価が行われているはずです。メイン3人が主演賞・主演賞・新人賞・歌唱賞。先見の明しかないキャスティングでしたね。

 

 

○新人声優賞

梅田修一朗/直田姫奈/永瀬アンナ/日向未南/若山詩音

 

 今年はほぼ知ってる名前だし「推したいんやろなぁ」というのが分かりやすいラインナップ。唯一「日向未南」という名前だけあんまり認識してなかったけど、まぁ、例年この部門は1人2人ピンとこない名前が入ってくるもんなので別にいいだろう。

 

 

○歌唱賞・ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

○海外映画・ドラマ賞 ・ 貫地谷しほり/森川智之

○シナジー賞 ・ 呪術廻戦

○富山敬賞 ・ 諏訪部順一

○高橋和枝賞 ・ 川村万梨阿

○キッズファミリー賞 ・ 大谷育江/松本梨香

○インフルエンサー賞 ・ 花江夏樹

○MVS ・ 江口拓也

○功労賞 ・ 秋元千賀子/屋良有作

○特別賞 ・ やくならマグカップも

 

 ここでやくもの名前を出したことも、今年のアワードを評価する一因になってるな。あれ、もしかして意外といい賞なのでは?(俺の手のひらが見えるかな!?)

 ちなみに、「パーソナリティ賞」と「ゲーム賞」は今回「該当無し」となっており、その辺の裁定もよく分からない。去年のパーソナリティ賞が櫻井だったので、どこかにその余波があったりしたら笑う。

 

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 今年もやりましたよ。えぇ。ただ、これだけは伝えておきたいんですが、これって結構面倒な作業なので、やらなくなったとしてもそっとしといてくださいね。1000人以上ものデータを全部手作業で確認していくの、結構神経使うんだわ……。あと、ここに掲載してるデータだけ読んで満足する人が出てきてしまうと、そのせいで買わない人が現れ、せっかく毎年名鑑を作ってくれている声グラさんに失礼だな、という意識もあります。ですので、内容が気になるファンの人はちゃんと自分で買って手元に置いといてくれ。それはおっちゃんとの約束だ。資料的価値は高いのだし、100ページ近いリストが付録でもらえるのって、めっちゃお得だと思いますよ。

 というわけで、今年も数字の部分から見ていくが、この度掲載された女性声優の人数は総勢1039名! まー、増えた増えたとはいうが、改めて毎年呆気に取られる数には違いないですな。ただ、昨年時点で1000人の大台に乗せてしまったので、今更どうということもない気もしてくるな。実際、ここ最近の増加数は過去5年で「49人増→47人増→60人増→48人増→48人増」と50前後の数字で安定していたが、今年の増加幅は36名とここ数年では少ない方だ(1ページの掲載数が12人なので、それに合わせた加減になっている)。これが何を意味するのかはまだ分からないが、多少なりとも飽和状態の業界状況が改善されればいいな、と思うような、もうそういうもんだと割り切って好きにしたらええがな、と思うような。こんだけ「声優なんて寡占産業だし、新人はマジでキツいで」という認識が広まってるはずなのに、まだまだ声優ビジネスって賑わってるんでしょうかね? 個人的には「過当競争が激しい」→「生き残った役者の質が上がる」という蠱毒みたいな概念は割と信じてる方なので、まぁ、好きにしたらええとは思う。

 一応去年分から転載して数字を付け加えておくと、2010年以降の数字の変遷はこんな感じ。536→ 536→ 548→ 596→ 644→ 680→ 
703→ 751→ 800→ 847→ 907 955 1003 1039

 

 

IN(50名)

相川奈央 青木志貴 青木陽菜 麻丘真央 雨夜音

稲垣好 今泉りおな 入江麻衣子 梅澤めぐ 絵森彩

大熊和奏 佳原萌枝 清井美那 櫻井智 佐藤実季

椎名桜月 四条月 白河みずな 鈴原希実 須藤叶希

相馬優 田中貴子 月城咲舞 ながえゆあ 永瀬アンナ

中村カンナ 南雲希美 七木奏音 根岸実花 野崎結愛

後本萌葉 野中ここな 花宮初奈 塙有咲 原涼子

春川芽生 春村奈々 菱川花菜 古木のぞみ 真野美月

水野朔 望月りの 森下千咲 薮島朱音 山口茜

結木梢 羊宮妃那 吉宮瑠織 Raychell 若松来海

 

 まずは「昨年度掲載されておらず、今年は載っていた名前」から。ほとんどの名前は順当に新人枠で、昨今の風潮として「ソシャゲキャラデビュー」というのが一般的である。具体名まではもう追わないが、ざっと確認したところ「ウマ娘」「リステ」「セレプロ」といったアイドル起用での新人が多い。まぁ、いかにアニメのキャパが増えたとてアニメでレギュラーを勝ち取るのは未だ茨の道であり、ここに掲載されてから本当に名前が売れるまではワンステップを必要とするということだろう。そんな中でも世間的に注目を集めるのが、例えば「DIY」で主演を務め、「水星の魔女」でもデブさんを好演した稲垣好や、立て続けに「後宮の烏」の主演と話題作「ぼざろ」でスターダムにの仕上がった水野朔。いつの時代もこうして綺羅星のごとく現れる新人ってのはいるもので。そしてそんな中でもトップ中のトップがなんといっても羊宮妃那。そうか、去年の時点ではまだ掲載されてなかったんや。年に1人出るか出ないかってレベルの突出した才能ってのはこの辺のことを言うのだろう。

 宣材写真を見ていて目につくのは同じ制服を着た一団で、確認すると「ナナニジ」がボロボロとリタイアを出しつつも次なる弾を装填し、さっさと第二陣を送り出してきたらしい。「一昨年登録、昨年削除」というひでぇ状態のメンバーが5人もいたのに、今年は新規加入で一気に8人を送り出している。この辺りはいかにも「使い捨て」のイメージになっちゃうよねぇ。そして一気に加入といえばなんといってもLiella!の1年生枠で、絵森彩・大熊和奏・鈴原希実・薮島朱音と綺麗に4人揃っての初登場。こちらは脱落せずに残って欲しいものだが……まぁ、ラブライブ声優は今のところ削除された人間はいないので大丈夫だろう。

 他に気になる名前をちょっとずつつまんでいくと、入江麻衣子というのは志崎樺音の降板によって新たにハピアラに加入した子とのこと。当然のことながら声優というよりピアニストっぽい経歴だが、少なくとも現時点で「D4DJ」を聴いてる分には悪くないわね。バンドリ界隈だとRaychellもいよいよ声優名義で登録。まぁ、チェルさん下手な新人よりずっと安定して仕事できるからなぁ……。菱川花菜はキュアプレシャス役。キュアエール役の引坂理絵が掲載までだいぶ時間がかかってたけど、こちらはちゃんと1年目で載っている。原涼子ちゃんはなんとあの「ばらかもん」でなるちゃんを担当していた子役上がり。どうやら最近アイマス界隈で起用されたとか。こうして過去に子役で出てた子ががっつり声優として身を立ててるのを見ると嬉しくなりますね。ちなみに「ばらかもん」繋がりだと、こちらは新人でもなんでもないのだが何故か古木のぞみが今回ようやく初掲載。何故こんなにかかってしまったのか、この辺の基準はほんとに謎。そして山口茜はなんとあの山口勝平の娘さん。こないだジャンプの落語漫画のボイスドラマで共演してて親子対談とかしてましたね。2世声優もじわじわ数を増やしているなぁ……。

 そして一際異彩を放つのは櫻井智の名前。「2008年で一度名鑑から削除」→「2014年に一度復活」→「2017年に再び削除」→「今年3度目の掲載」という激動の経歴である。引退したり、復帰したり、大忙しだ。

 他にも相変わらずいろんな見どころがあります。是非買って自分の目で確認していただきたい。個人的によく分からんけどツボったポイント

①去年笑ってしまったVTuber声優、ガワが変わって去年と全然違う顔が掲載されている。

 これ、毎年適当な画像載せてたら名鑑の意味ない気がするのだが……逆にこれも歴史的価値があると見るべきか?

②鹿野優以、ついに観念したのか宣材を変更。

 まぁ、「まだ活動してんのか?」ってレベルで声は聞かないわけだが……多分去年までずっとデビュー直後の宣材だった気がする。こまめに写真変えるか変えないかで、その人や事務所の名鑑との向き合い方がなんとなく察せる。

③「ラ行」が1ページにまとまっててインターナショナル。

 流石に「ラリルレロ」の声優なんてほとんどいないので、毎年だいたい1ページに収まってるんですよ。「ラマルファミッシェル立山」に始まり「Liyuu」→「劉セイラ」の中国ゾーンを超えて「Lynn」→「Raychell」→「レニーハート」と続きます(1人生粋の日本人がおるな)。ちなみに、この並びに書いてないけど、実はもう1人、生粋の日本人が間に挟まっています。さて、誰でしょう? 名鑑を確認しないで分かったら、あなたは相当な声優マニアです。

 

 

OUT(14名)

秋月美穂 飯野美紗子 伊藤実華 梅村あかね 片平美那

菅まどか 清水茉菜 鈴木陽斗実 高橋菜々美 前島亜美

嶺内ともみ 森友莉世 吉岡美咲 芳村れいな 

 

 対して、「昨年度掲載されていたが、今年は載っていなかった」名前は上記の14名。確認していくと、やはり事務所の退所が主な理由のようだ。調べてみたら「NOW ON AIR」というアイドルグループのメンバー、そのうち鈴木陽斗実という人はガンが原因での早逝とのこと。自分で確認しておいてなんだが、やっぱりそういう人もいるんだよなぁ、というので少し悲しい。このグループのメンバーはさらに飯野美紗子・片平美那の2名も事務所を退所し、グループは活動休止しているようだ。去年まで「いとうみか」「いとうみき」「いとうみく」という綺麗な三連星を形成していた伊藤実華という人物も退所が理由か。あまり活動履歴も確認できないので、事実上の引退みたいなものかもしれないが。

 その他、退所ではなく「廃業/引退」を宣言している例も何件かあり、確認できたところだと菅まどか高橋菜々美、そして嶺内ともみの3名は芸能活動から足を洗ったようだ。嶺内ともみはもっと活躍を見てみたかったので残念ですね。そして当然ここで触れなければいけない前島亜美の名前。事務所を退所しているのだから当然の処置ではあるのだが、今後あみたが芸能活動に復帰することはないのだろうか。続報が待たれる。

 そんで、個人的に妙に気になるのは秋月美穂・梅村あかね・芳村れいなという3つの名前。知らん名前ではあるのだが、確認したらこの3人はどうやら同じ事務所に関係しているらしい。それが去年もちょっと触れた「ラベリテプロ」という事務所で、正直どういう事務所なのかが調べてもよく分からんのよ。公式のTwitterとかも数ヶ月に1回しか更新してないし。今回まとめて名前が消えたというのは、どういう事情なんだろう。

 あ、ちなみに貴家堂子さんは元々この名鑑には載ってません。長年のお仕事、本当にお疲れ様でした。

 

 

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 一応、ここ何年かはやってる仕事だったのでせっかくなので今年もやるだけやってみたよ、男性編の名鑑チェックでございます。まぁ、こちらはあんまりモチベーションは高くないのだが……作業量は女性編の6割程度なのでそこまで面倒ではない。ただ、如何せん男性編の場合はパラパラとめくっていても「誰やこいつ……」って知らない名前が多い気がするのが難。

 というわけでただ事務的に数字を記載しておくが、今年度の掲載人数は、昨年度の607人からから48名増の655名で、言わずとも分かってたこととは思うが当然史上最多。でもま、1000人超えちゃった女性編に比べればまだまだ可愛いもんですよ。ただ、気になる点をあげるとするなら、男性編のチェックを始めたのは20192020からなのであまりデータは無いのだが、この3年間の増加幅を見ると、「20192020」が12人増(583595)。そして昨年度も12人増(595607)と増え幅はそこまで激烈なものではなかったのだが、今回はなんと48人が一気に加わり、急激にきな臭くなってきた。同年の女性編の69名増に比べればまだマシではあるが……どうやらこちらも開き直ってガンガン数を増やす方向になってきたようだ。まぁ、女性編で1000人越えを許容してしまったのなら、こっちはいくら増やしたところで問題なさそうだしな……。この数をどのように受け取るかはあなた次第です。

 内容に関して、あんまりおっきくいじる要素も特に無いのでパッと目についた裏表紙の青二塾の広告の話を書いておくと、紙面に並ぶ卒業生の顔写真が今年はちょっと増えており、人気声優のお歴々に新しく加わったのは、みんなのゴルシ・上田瞳。渋い活躍を見せる阿座上洋平。千変万化のうちなんちゅ・下地紫野。そして……阪口大助。大ちゃん、なんで今更増えたん?

 

 

 以下、具体的な出入りについてのまとめである。まず、昨年度版に掲載されておらず、今年載っていたのは以下の53名。

 

IN53名)

青山凌大 赤澤燈 池田純矢 伊瀬結陸 いとうさとる

伊藤マサミ 糸川耀士郎 岩崎友泰 岩崎了 牛山茂

梅田修一朗 浦和希 大鈴功起 大野智敬 丘部純也

岡宮来夢 海渡翼 金尾哲夫 かぬか光明 神木孝一

川島零士 観世智顕 熊谷俊輝 高坂知也 重松千晴

渋谷慧 新祐樹 杉林晟人 高橋佑太朗 TAKUYA

竹田海渡 田邊優人 堂島颯人 外崎友亮 長井新

中村章吾 橋本晃太朗 長谷川芳明 馬場惇平 林優大

樋柴智康 福崎那由他 福西勝也 二葉要 古田一晟

細貝圭 真白健太朗 三上瑛士 宮城一貴 宮﨑雅也

宮崎遊 森永彩斗 山口智広 

 

 あんまり全員を仔細に調べる気は起きないが、ざっと見たところ、大体は順当に「若手」が多い。男性の若手はなかなか名前を認識できないのだが、一応見たことがあるのは「東京リベンジャーズ」の新祐樹や「たんもし」の長井新、それに「不滅のあなたへ」で良い仕事を見せてくれた川島零士あたりだろうか。他にもなんか半端なキャリアで登録された人もいるのだが、「あんスタ」関係者がなんとなく多いっぽい。

 毎度おなじみ「なんで今更?」枠で目につくのは大ベテランの金尾哲夫氏。例によって過去の名鑑を遡ってみたが掲載履歴が無く、おそらく御歳71歳での初掲載である。まぁ、金尾さんの場合はあんまりアニメ声優って感じではなかったので、これまで名鑑に載るタイプではなかったんだろう。同様に大ベテランとしては牛山茂氏も過去に掲載履歴が無い。牛山さんはそこそこ前からアニメでも声優してるイメージがあるのだが、なんでだったんだろう。ちなみに似たような案件で面白いのはかぬか光明氏で、おそらくデビュー間も無い頃だったのだろう2004年に1度だけ登場しており、そこから18年の時を経ての「再掲」へと至った。何がどうなってこういうことが起きるのかは、相変わらず謎のままである。

 あと、個人的に感慨深いのは池田純矢の登場。彼の場合はどうしても「俳優」の仕事が先にくるだろうが、この度声優名鑑にも顔を見せてくれた。そして、どういう運命なのか、同じ年に細貝圭が声優として初登録されているという。興味がない人はさっぱり分からないだろうが、ゴーカイシルバーとバスコがゴーカイジャー10周年を経てこんなところで足並み揃えてるんですよ。ちなみにおそらくどっちも掲載の直接要因は「あんスタ」だと思われ。

 も1つついでにネタを出しておくと、熊谷俊輝という名前は別に聞き覚えはないのだが、調べてみたらなんと14歳というまじの子役だった。名鑑に子役が載ることはあるけども、男性編に載ってるの珍しいなーと思ったので。ただ、確認したら2002年版ですでに14歳の入野自由が載ってたので、別に初めてってわけでもないみたい。

 

 

OUT5名)

キートン山田 けいたろう 近石真介 野村大地 八奈見乗児

 

 一方で、昨年度掲載されていて今年名前が無かったのは上記の5名。ほとんど退場者がいないのだが、こうして書き上げてて、大変失礼ながら「あれ? お亡くなりになってたんだっけ……」と不安になって調べてしまったがキートン氏・近石氏の2名はご存命での「引退」などが理由だった。そんな中で謎なのが「けいたろう」というよく分からない名前の人。「誰だ?」と思って調べてもよく分からんかったのだが、名鑑には2009年の初掲載以来、ずっと掲載が続いていて今年突然のドロップアウト。よく分からんが、同様に名前が外れた「野村大地」という人と所属事務所が同じだったらしいので、その辺が関係してるのかも。

 

 

 以上、今年も無事にノルマを果たしました。若手声優の皆さんは頑張って名鑑に載ることを目標にするのもよし、「牛山さんだって載ってなかったんだから……」と気にしないのもよし。そんなもんですよ。

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「うちのオカンがな、好きな表彰イベントがあるらしいんやけどな。その名前を忘れてしまったらしいねん」

「好きなイベントの名前忘れるて、どうなってんねんそれー。でもね、オカンの好きな表彰なんて、ゆるキャラグランプリか、モンドセレクションぐらいでしょ」

「それがどうも違うらしいねんなー」

「違うんかー。そしたら、オカンの好きなイベント? 俺が一緒に考えたげるから。どんな特徴いうてたか教えてみてよー」

「なんかな、その年1年で活躍して、業界の発展に貢献した声優のことを讃えるイベントらしいねん」

「ほーん………………声優アワードやないか。その特徴はもう声優アワードに決まりよ。すぐ分かったわそんなんー」

「俺もな、声優アワードやと思ったんやけどな」

「そうでしょー?」

「オカンがいうには、その賞の選出基準はめちゃめちゃ公正で、毎年の受賞者はファンが納得のラインナップらしいねん」

「はー……ほな声優アワードと違うかー。あんだけ不透明な選出してて、ファンみんなが喜ぶ訳ないもんね? 部門も受賞人数も適当やし、毎年ダーツで決めてるって噂もあるくらいやからね。ほな声優アワードと違うやんか。もうちょっとなんか特徴いうてなかったか?」

 


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 さ、なにやら極々一部の人に待たれてる感もあるので、今年もちゃんとやるよ、差分チェックだ! 知ってる人は知ってると思うが、私は1度やり始めたことは、なかなかやめられない面倒な質なんだ……。おかげで新しいものに手を出すと純粋に処理が増えるのが恐ろしく、なかなか新しいものに手を出せないという救いのない性格なんだがね。


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 指示を出されるとちゃんとお仕事をする人なのです。有能なので。まー、こっちはほんと、女性編に比べると仕事量は半分くらいでそんなに大変じゃないからねぇ。あと、例年男性編が付録でつく声グラ4月号は男性声優の特集がメインになってることが多かった気がするのだが、今年は何故か巻頭にかやのん特集が大々的に組まれていて幸せな気分になれる。

 さておき、せっかくなので去年からの蓄積の意味も込めて数字を確認しておくと、今年度の掲載人数は607名。去年が595名だったので12人増。女性編の48名増と比べれば本当に可愛いもんである。女性編が「48人増えての955名」、男性編が「12人増えての607名」。こうして比べると、女性編を地獄と見るべきか、単にパイが少ない男性の方が生きづらい世界なのか。それは声優さんになってみないとわかりません。

 勝手なイメージとしてやっぱり男性編の方が平均年齢が高いかな、と思う部分はあり、おなじみの面々が変わらずに名を連ねている印象。今年は何か面白いネタあるかな、と思ってみていたんだけど、例えば新規で「小野」姓の人間が増えたのでこれでジョジョの7部とか8部まで出来る。一応去年まででも小野健一氏だけ残ってたけど、流石にジョニィとかは無理やろ。

 子安が息子さんと一緒に掲載されてるのは去年からなんだけど、去年の宣材写真がまだ若干ZAZEL味が残ってるものだったのだが、今年はかなりおとなしめの写真になってて「パパ、ちょっと反省したかな……」とか思った。あと杉田がデコを隠すようにヘアスタイルを変更している(ほんとどうでもいい情報)。

 あとどうでも良さの極みをお伝えしておくなら、私のおすすめは間宮康弘氏の写真。去年まで普通だったのに、なぜか突然今年の写真で振り切れてる(事務所の写真でも同じ素材を確認できる)。どうやら「マフィア梶田の兄弟」というよくわからないネタ要素らしい。

 

 

 以下、具体的な出入りについてのまとめである。まず、昨年度版に掲載されておらず、今年載っていたのは以下の22名。

 

IN(22名)

相葉裕樹 浅利遼太 天月 鮎川太陽 石狩勇気

今井文也 岡本和浩 小野将夢 折原秋良 坂田将吾

佐久間貴生 佐香智久 橘諒 林幸矢 深川和征

古田一紀 万条一致 峰岸佳 峯田大夢 森末ひろあき

柳田淳一 ロバート・ウォーターマン

 

 基本的には純粋な「若手新人」枠が多いが、例えばいきなりトップにシンケンブルーこと相葉裕樹の名前がある。まぁ、彼の場合は別に声優名鑑にリストアップされてなくてもおかしくはないけどね。ほんならなんで今年やねん、という話ではあるのだが。あと特徴的なところで言えば「天月」っていう目に付く名前はいわゆる、歌い手、配信者的な出自の人のよう。佐香智久はどっちかっていうと歌手として名前を見かけることが多かった気がしますね。「古田一紀」っていう人はテニプリミュージカルに関わった舞台出身の人らしいのだが、Wiki読んでたら「彩陽の仕事を見て声優を志す」って書いてあって「いいセンスしてるやんけ」って思った。

 あと、男性陣の特徴としてずっとサブキャラとかちょい役で声優の仕事はしてたんだけどようやく名鑑入り、っていうタイプもあり、Wiki見て芸歴10年、みたいな人らもちらほらいた。この辺りのステップアップの難しさは、女性声優ともまた違った部分なのかしら。最後に載ってるインパクト抜群の「ロバート・ウォーターマン」もよくわからんけど芸歴それなりだったぞ。これで最後のページに「ランズベリーアーサー」とのカタカナ並びが成立しているのである。

 

 

OUT(10名)

小澤廉 佐久田脩 富田健太郎 富田耕生 久岡直洋

藤原啓治 正木郁 増岡弘 溝口琢矢 をはり万造

 

 転じて、こちらは「去年は掲載されていたけど今年は削除された」名義が10名。女性編では今年1件もなかった「訃報枠」が多いのが辛い。寡聞にして存じ上げなかったのだが吹き替えなどをメインに仕事をしていた「佐久田脩」氏もこの枠で、それ以外に藤原啓治氏、富田耕生氏、増岡弘氏、をはり万造氏の計5名。2020年はこうしてみるとやはり苦難の年だったのかなぁ。残念でならない。

 さらに転じて、全く残念じゃなさそうなのが不祥事で業界を追い出されてしまった小澤廉。この若さならまだリスタートは充分出来るだろうけど、流石に俳優業には戻ってこないのかな。

 そして、よく分からないが調べていて気になったのは、残りの名前のうち「富田健太郎」「正木郁」「溝口琢矢」の3名はまだ若手なのに名前が消えており、共通しているのは「ドリフェス」の関係者だったらしいこと。事務所も違うので、何故このタイミングでまとめて3人が消えたのかはよく分からないが、プロジェクトで一括処理してる部署とかあるのかしら。

 

 

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