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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ま た 日 笠 か、第11話。人類は、今期だけでいったい何匹の日笠を討伐しなきゃいけないんでしょうね。マジでこいつ寝る時間ないやろ。 というわけでクライマックスへ。これまでよくわかっていなかった秋葉原の勢力図も、レガリアや御三家を巡る過去の因縁も、日笠ことマグロ先生が悪いことを引き受けてくれたことですげぇシンプルな構図になった。いや、細かいことはまだよくわかってないのだが、とにかく緋月の過去のあれこれは全部マグロ(とその組織?)が企んでいたことで、緋月が「私は不幸だし友達とか作らない方がいい」と思っていたその身の上も、全部マグロがたくらんだ悲劇だったということにまとまる。まぁ、一部「娘の目玉に宝物を埋め込む」とかいうトチ狂った行動に出たご親族も関係してなくもないが……その辺は名家という出生を恨むしかないのだろう。とにかく、パーツが足りてないと思っていたところは全て目の前に、いや、目の中にあったのである。これにて過激派マグロ組が一気に秋葉原の情勢を進めるに至る。 もちろん、そんなよく分からない悪巧みを我らが魔王様が許すわけがない。ご丁寧に悪い奴らはベルさんに事前にアポをとりにきており、「ちょっかい出すならそれ相応の痛みは覚悟せいや」というふわっとした脅しだけを置いていった。この時「うちの組織のマルキュスが」というよく分からない繋がりもぽろっと漏らしており、こないだの新宿の一件も、マグロたち悪い奴らが関わっていたことが明示されている。……結局この世界でベルさんたちが敵対すべき存在ってなんなんでしょうね? ここまで500年、人類はなんやかんやで発展してきてるわけで、マルキュスみたいに「不死をぶっ殺すゾ!」って言ってる連中以外に明確な敵対勢力ってあるかどうか知らんのだけど……まぁ、今回のニュアンスからすると、マルキュス以上に「世界を揺るがす」何かをしようとしてる連中がいるんだろうな。「女神って何?」という部分がもうちょいはっきりすれば、その辺の見通しもよくなる気はする。今回降臨した女神、CVがグラムの使ってた聖剣と同じなんだけど何か関係あるんでしょうかね。 今回は前半が緋月のハートウォーミングコミュニケーション、後半がその反動みたいな勢いの不幸真っ逆さまというギャップが印象的な回だったのだが、全体的に作画が低迷してたのがちょっと勿体無い。せっかくのお風呂シーンだったのにベルさんのゴツい身体も、ヒヅキのおっぱいも、もうちょいいい作画で見せてくれればよかったのに。特におっぱい。なんかデカさの表現が不自然すぎて「豊胸か?」とか心配しました(もっと別なとこ見ろ)。 PR 2週連続でひじきのあぜん顔で引き、第10話。色々と不憫な身の上ではあるようだが、いじってる分には楽しい子である。あとおっぱい。 基本的には説明回。色々とややこしいレガリアの扱いやら秋葉原の現状やらのヒアリングがほとんどんなので、お話としてはちょっと退屈。そりゃま、メイド喫茶やおっぱいでテコ入れする必要性も理解できるというものだ。マキナと高橋だけじゃ、そういう部分はちょっと不足気味でもあったしね(怒られる)。 分かんないなりにまとめておくと、「緋月も別にそんな悪いポジションにいるわけじゃないかも?」くらいが今回のお話。御三家とやらでいろんな巡り合わせから浮いてるのも、生活が苦しいのも間違いなく事実ではあるだろうが、その分周りからは色々と気にかけてもらっているようで、その代表が魔法学園の理事長。彼女の真意はまだ見えていないが、現時点では緋月のことを心配してる良い大人のように見える。 そして今回初登場、御三家の家督をどういう顛末かは分からないがついじゃったらしい謎のゴブリンキング・コルネアさん。マジで出で立ちが「ゴブリンの王/Goblin King」そのもので笑ってしまった。しかし意外なことにこのコルネアさん、別に悪い人ではないらしい。「気づいたら家督を注いでいた部外者のゴブリン」なんてキャラはセオリー通りなら極悪人みたいに見えるところなのだが、今回の雰囲気から察するに、マジで本人の言うとおりに「気づいたら今の座に座っていた」だけの人みたい。周囲との軋轢についても、あくまで真っ当な政策論争でぶつかっているだけであり、本人には財力も権力も悪いことに使おうという意思はなさそうである。そして何より、彼の口から一番の懸案事項として漏れ出たのが緋月の話なのである。色んな大人から心配されてる子やな。今後レガリア争奪戦がどのように転がるかは全くの未知数だが、少なくとも緋月にとってのマイナス方向には向かわないんじゃないかしら。何よりもベルさんに悪意がないのがでかいよな。 ちなみにこのヘンテコゴブリンのコルネアさんのキャストは、今(私は)大注目の声優さん、佐藤せつじ氏である。やっぱ曲者にキャスティングされるけど相変わらず面白い立ち位置である。こうした吹き替えメインだった役者さんが一気にアニメになだれ込んでくる転機ってあるのよね。今後とも末長くアニメの仕事をやってほしいなぁ。 なろうじゃん、第9話。まぁ、今までだってずっとそうだったじゃん、と言われたら返す言葉も(そんなに)無いんですが。それにしたってなろうだった。おかげで前半はちょっと拒否反応が出そうだったよ。 こうしてみると「学園編」ということで学校というフォーマットに収まってしまったことにより、思いの外なろうテンプレというか「魔王モノ」テンプレにハマってしまった今作。出てくるセリフもやってるアクションも、全部が全部なろうテンプレとしてボタンひとつでサクッと出てくるようなやつ。ベル様のそんな姿はあんまり見たくなかったが、だったら自宅に引きこもって配信だけしてればいいのかと言われるとそれも違う気がするので難しいところである。そうねー、せめてケロッとした顔で昔話を語って聞かせるようなところだけでもなければねー。結局ベルさんとマキナって自分達が「かつての大魔王だった」っていう事実は隠そうとしてるのか、どうでもいいと思ってるのかよく分からんのよね。隠そうとしてるなら流石に不用意すぎるし、どうでもいいと思ってるなら、さっさと「古の魔王」としての正体を知らしめた方が色んな作戦の手間が省けそうなんだけど。どっちつかずでダラダラしてるってことは、「過去の威名を使っても現代社会では大した影響力もないから意味がない」って思ってるってことかね。500年前の魔王の記憶、この街からはすっかり失われているのかしら。覚えてるのは勇者ばかりなり、って。 というわけですっかり魔法ファンタジー要素はどうでもよくなってしまったわけだが、もはや現代社会においては「電脳とオタクの街・秋葉原」の方がファンタジーかもしれない。いや、別に首都圏住まいじゃないからなんの思い入れも記憶もないんだけど、最近はもう秋葉原が「そういう」街じゃなくなってしまった、なんてニュース記事はちょくちょく目にするからさ。オタクショップが時代の波についていけず軒並み潰れてるのはアキバだけの状況ではなかろうが、作中で登場したようなメイド喫茶とか、今どれくらい残ってるもんなんでしょうか。そもそもメイド喫茶って日本中にどれくらい現存してるんだろうか。この魔王世界ではレトロタイプのオタクも含めて、我々が失ってしまった古き良き(こともなき)オタク文化がフィクションとして受け継がれているのかもしれませんね。 というわけでそんな寂寥感も伴う(??)秋葉探訪。こちらはなろう的な拒否反応が出にくい軽めのギャグパートで、やっぱ今作は高橋が出てくれるだけで雰囲気が変わって安心して見られるようになりますね。オチも念の入ったフリがあったおかげでそれなりに面白くなったし。高橋って元々ベルトールさんの魔王パワーが面白くて利用価値のあるものだったからつるんでたはずなのに、今となってはほんとにただの「悪い友達」でしかないな。いや、別にこれでいいんだけどさ。ベルさんもマキナという絶対服従の忠臣に加えて高橋という都合のいい女(?)をずっと抱えているおかげで、新たに出てきたヒロインに対してもすげぇ横柄に振る舞えるし、十把一絡げのハーレムアニメとは半歩ずれた状況がかろうじて維持されている。これ、2人がいなくて学園で女ひっかけまくるだけの展開になっちゃったらガチでなろうでしかないからな。今後とも頑張れ高橋。 冒頭の金髪ツインテちゃんを見て「沢近みたいなキャラ出てきたな……」って思った俺の時代感覚、第8話。別に沢近とかそんなに好きなキャラでもなかったんだが……アップデートされてねぇなぁ……。 なんか、なろう作品みたいな展開になった。なろうじゃなくても「第2部」的な展開で学園に行くという流れはなぜか割と定型化しており、最近の作品でも「無職転生」がそのまんまだったし、「魔法使いの嫁」もがっつり「学園編」だった。修行パートみたいなものだと思えば鬼滅だって近いと言えなくもない。転校(入学)した主人公が周りの学生たちに自分のチートを見せつけるのが通過儀礼であり、そこまで「なろう的な部分に特化していない」と思われていた今作においても、待望の(??)魔力計測装置(破壊がデフォ)が登場。やってることは完全になろうです魔王様。まぁ、何をするにしても人徳が大事なので、これまで徳を積んできたベル様であれば、いかにもななろうムーブを振り回してもギリセーフということにしておこう。一応、隣でヤキモキしてる高橋が可愛いことが大きな安全弁として機能しているのは考慮する必要があるが。転校時点で女の子2人侍らせてる主人公、強いな。 さて、問題はなぜわざわざベルさんが若造り(?)して学校に潜入したかという動機の部分なのだが、それは学園の地下に眠っている何かしらの記録物が目的。そしてその遺物を追い求めている理由は、かつて自分の直属の配下だった生き残りの不死を探すため。そしてそこから先については直接の言及はしていなかったが、一応はこの世界の支配のためであるはず。ただ、現状ベルトール様がややこしいのは魔王的お約束で「世界征服」は望んでいるのかもしれないが、別に私利私欲のためにこの世界を好き勝手してやろうと考えてるわけでもないだろうし、マラキュスからパスされた新宿市は致命的なエネルギー問題を抱えていて不死炉に代わる何かを見つけない限りはいつか滅んでしまうという。むしろこの場合のベルさんは悪巧みしてる悪役というより、なんとか滅びゆく新宿を救う方法を探して求めている「勇者」ポジションの方が近いと言えるのかもしれない。まぁ、かつての部下を見つけたからって問題解決のきっかけがあるのかどうかは分からんけど。 そうして妙な潜入プレイみたいな状態になってちょっと浮かれているのは日本文化をいろいろなオタクメディアから学んだ魔王様と、魔王様の学生としての晴れ姿を楽しめるマキナちゃんだけ。先の一件ですっかり両思いになった感があるこの主君と部下であるが、マキナは多少横柄な態度で接しても怒られないもんで、かつてのようにただ恐縮しているだけではなく、割といろんなことでベルさんに口出しできるようなったし、流行りのギャグを飛ばせる程度には所帯染みてきた(ほんとに流行ってんのか?)。そしてそんなどっかズレてる2人に挟まれて気苦労が多い高橋。やっぱ今作の主人公は高橋なんじゃないか疑惑がある。スーパーハカーとして優れているのは言わずもがなだが、その後の潜入ミッションは1人で難しい局面にチャレンジしようと必死になっており、その頑張りが結実した部分が半分、肩透かしだったのが半分くらいか。「ベルはコントロールできない」はまだ分かるがその次に「マキナは役に立たない」でばっさり切り捨ててんん草。まー、コンピューター関係はね。500歳越えのおばあちゃんに扱いづらいのはしょうがないからね。でもマキナには「可愛い」という最大の武器があるから大丈夫。ちゃんと魔王様と2人で話する時には今まで通り「かしずく」形で接してるのに、ベルさんが気ぃ使って専用のクッション用意してくれてるからちょっとだけ頭が高くなってんの可愛い。 流石に今作では出てこないかと思っていた日笠が日本語の怪しい担任役で登場してさらに参加作品数を伸ばし、どこかとぼけた味わいの学園長にはひーちゃんがエントリーして急に学内がafterglowじみてきた。秋葉原の夕焼けも綺麗ですね。 2作品続けて最終決戦、第7話。まぁ、7話で一区切りはギリ理解できるペース配分ではあるのだけど、やっぱGGOの8話で決着ってのは後の展開が心配にはなるな。 ただ、同じ最終決戦とは言っても、リソースをうまいこと調整して「最終決戦っぽさ」をだしてくれたGGOと違い、こちらはぶっちゃけあんまクライマックス感がなかったのは残念。理由は大きく2つあって、1つは作画的な見せ場がなかったこと。今作は身の丈にあったそれなりの映像クオリティが担保された状態で進行してきたが、どうやらそこが割とギリギリラインだったようで、クライマックスに余計な人員を割いて盛り上げるところまではいかなかったようだ。特にベルさんの変身後のモデルはCG作画だと思うんだけどほぼ動かず、なんか「容量の削減につとめて工夫して表示してた時代のスーファミのデカキャラ」みたいなイメージに。細かい動きをつけるのも難しかったのか、話してる時もリップシンク(この場合はリップではないか?)も合わせる意図はなさそうで、なんか遊園地のアトラクションみたいにパクパクするだけ。まー、別に力を入れなくてもいい部分ではあったかもしれないが、そういうところであんまりベルさんの「真の強さ」みたいなものは出にくかったかな。 そしてもう1点は、純粋に展開が盛り上がるものではなかったという点。「隠されし力で、はいボーン!」というだけの展開なのであんまりアガるポイントはないのよね。マルキュスの最後も予定調和というか、あんま見せ場がないままで退場しちゃったし、展開のための展開すぎて今ひとつ決戦シーンっぽくはない。一応高橋が頑張って全世界ハックから知名度を引き上げる作戦はこの世界ならではの展開ではあるのだが、「そんなんでええんかい」という気もするし、そこにカタルシスはあんまり無い。いや、高橋はめっちゃ頑張ってくれてるはずなんだけども。「サマーウォーズ」みたいな展開だし、もっと「人心を集める」ところにフィーチャーして演出に凝ったら多少クライマックス感は盛れたのかなぁ、という気はする。 そんなわけで興奮度はあんまり高くなかったのだが、まぁ、別に展開に大きな不満は無かったりもする。興味深かったのは、最終的にベルトールが繰り出した必殺技の1つに「無詠唱魔法」があったこと。マルキュス側が必死にブラッドソードだのブラッディボムだのと連呼していたのに対してベルさんは無言で四大元素魔法使い放題とか理不尽な差を見せつけるわけだが、みなさんご存知の通り、「無詠唱魔法」ってなろうの定番アイテムで、確実に主人公が1話で「またなんかやっちゃいました」しながら見せる奴である。手垢がつきすぎたというか、余計なまでにミーム化されてしまってなんのありがたみもないやつだが、今作においてはマルキュスが必死にフリを展開してくれたおかげでそれなりに「すごい技」っぽく見えなくもない。なろうなら周りの取り巻きモブが「あんなの見たことねぇぞ!」って勝手にageて寒々しくなるところを、マルキュスさんも全く同じムーブをしているはずなのにかなり切実な状況なもんだからそれなりの説得力も持っていた。何が言いたいかってぇと、結局いつも通りの道具立てでも見せ方と準備次第でそれなりにシナリオのパーツとして機能するということ。当たり前の話だけど、こうしてなろう文化全盛の状態で改めて確認させてくれたってこと。 最終的に魔王の魔王的活躍によって巨悪は討たれたが、今後この新宿市がどうやって機能を維持していくのかは当然の課題。マルキュスが身代わり燃料になってくれたが、それもどんだけの持久力があるか分からんし、システム的なあれこれについてはベルさんも全く分かんないだろうし。そこは高橋に頼るわけにもいかんしなー。まぁ、その辺りの「次の時代」の作り方が今後の話の中心になっていくのだろう。とりあえず今回一番のハイライトは高橋とマキナさんのハグのとこですね。 そういえば、「マキナ」も「マルキュス」も文字列の中に「薪」が入ってるのはなかなかに皮肉が効いてるな、と思いました。意図してるかどうかは知らんが。
抜刀術VS大太刀の戦い、第6話。やっぱあれですかね、勇者も大陸で倭刀術を学んできたんでしょうかね。ビジュアル的にもそこそこ似てるし(そうか?)。「煉獄級戦艦10隻浮かべて東京湾を火の海にしてやる!」 なんて悪いことを言わない僕らの勇者・グラムさん。ベルトール様とすったもんだはあったけどどこまでいっても正義の人だし、びっくりするくらい話の分かる有能すぎる人物。今回も、話の起点としては「単身ではマルキュスに勝てない、力貸してちょ」という依頼だったはずなのに、いつの間にやら「はいはい、ここで秘書のおねーさん止めてればいいんでしょ。悪いボスをやっつける仕事は魔王様に全部任せますよ」という完全分業制を当然のものとして受け入れている。仕事としては「前座戦」でしかなかったのに、「久しぶりに勇者っぽい仕事したわー」と満足げだし、「俺の仕事はここでおしまい」と線引きしたり。ベルトール目線では事前にマルキュス側の戦力なんてはかれなかったはずなので秘書さんを倒しただけでは露払いできるか分からんと思うのだが、グラムが勝手にそれで満足してるってことなんだろうか。もしくは事前に高橋情報で「不死炉近辺にはあの2人しかいないよー」って教えてもらってたか。今回高橋に出番がなかったのは残念だが、きっと後ろで何かしらの情報戦を繰り広げていたに違いない。 というわけで今回はまるまる「前座戦」ではあるのだが、これがメインでもおかしくないくらいには気合いの入った戦闘。終始グラム側が余裕の表情であんまり焦ってなかったもんだから緊迫感はそこまでなかったのだが、素早い抜刀術のモーションと勇者の攻防一体(フィジカルとマジカルが一体)の技のぶつかり合いはなかなかに盛り上がるシーン。秘書さん(木ノ原さんというらしい)はどうにも口調がとんちきなもんでどこまでいってもシリアスにはなりきれないのだが、彼女なりに必死に戦っていたことは伝わってきたので熱戦は熱戦。彼女がマルキュスに対してどの程度の忠誠心を持って臨んでるのかはよく分からんが、新宿を支えてる企業の社長秘書ってんなら稼ぎは最上級だろうから、それだけでも死力を尽くす理由にはなるかしら。まぁ、最後にはまとめて処分されかけてたけども。マルキュスさんはあんまり抵抗なく純粋な「悪役」として動いてくれるなぁ。 今回疑問が残ったのは、不死炉ってのは本当に「消耗品」の不死を使い潰しているのでいつかは底をつくという問題で、これってマキナちゃんをくべたところで結果は変わらない。彼女の魔力量はなかなかのものみたいなのでしばらくは保つのかもしれないが、それとて対処療法には変わりないため、今後も新宿を維持してマルキュスが「魔王」たりえるためには何らかの代替措置を講じる必要がある。今回の彼の言い分からすると「マキナちゃんを燃やせば時間稼げるし、そのうちに代わりのエネルギーシステム見つけるわ」ということなのだろうが、過去500年見つからんかったものがそんなすぐに開発できるんだろうか。それともマキナちゃんが500年燃え続けるとか? まー、とりあえずサディスティックな趣味に興じたかっただけ、というのでひとまずは納得しておこう。どっちにしろ叶わぬ嗜虐だったのだ。さて、魔王様の「切り札」とはなんでしょうね。グラムはそれを知った上でベルトールをやっつけてるので、完全に攻略したってことでいいんでしょうか。 ついに物語は「まおゆう」へ、第5話。いや、別に「魔王と勇者の共闘」っていうシチュエーションだけなら「勇者辞めます」でも似たような状況にはなってるけども。勇者側の都合じゃなくて魔王側の都合で共闘に至ってる部分はちょっと違うかな。 なんかもう、引きだけみたら「次週最終回じゃろ」としか思えない展開。しばらくは配信者がなんだのって話でわちゃわちゃするもんだと思っていたが、敵の親玉であるマルキュスがさっさと攻めてきた上に我らがマキナちゃんを誘拐したもんだから事態は急転直下。避けられぬ直接対決へと至る。まぁ、以前からちょっと気になってはいたんだよね。「配信して視聴者数を稼ぐことで威信を回復してるってんなら、絶対にその配信は敵サイドに見られてるはずだし、狙いがバレたらすぐにでも邪魔されるよね」って。マルキュスは事実上この新宿で情報の全てを握っているに等しいポジションにいるわけで、多分堂々と顔出ししてる配信者の個人情報を抜き取って住所を絞るくらい朝飯前だろう。やろうと思えばもしかしたらおうちの電気やネット止めて配信やめさせるとか、誹謗中傷を流しまくって配信者としての価値を下げるとかいう手段も取れた気もするのだが、そこは貴重な「薪」としてのマキナさんが欲しいっていうのもあったのかもしれない。なんの捻りもなく正面から突撃を仕掛け、余裕でお姫様を誘拐することに成功した。 対するマキナさんもかなり頑張ってはくれたと思う。元のポジションはよく分かってなかったけど「どっちかっていうと文官寄りだったのかなー」となんとなく思ってたけどしっかり戦闘もできたみたいだし、炎をベースとした種々の魔法体系も安定している。必殺技を全てお花の名前で統一してるのはこだわりだったのか、そういう制限があった方がうまく運用できていたのか。500年前まで彼女がどんな様子だったのかが垣間見られるのはちょっと面白い。 しかし、その魔法の根幹たるファミリアをいじられては基本的に勝ち目はない。加えて2対1の状況まで作られてしまい、この街の弱者に堕ちてしまったマキナさんはあっさり陥落。そして、残念ながらベルトールさんにもまだそんなマキナを救えるだけの戦力は回復していない。マルキュスの「直接攻めて強引に落とす」という作戦はなんの問題もなく成功してしまったのである。 高橋も頼りになるやつではあるが、こと戦闘に関しては助力も期待できない。途方に暮れるベルトールの「心当たり」はやはり500年前に自分を凌駕した勇者のこと。お互いにわだかまりは残しつつも、とりあえず目の前の正義(?)を成すために凸凹コンビの初結成。お互いにどうしてもいがみ合う部分は残っているので共闘自体が大変だが、それをコントロールしなきゃいけない高橋が一番大変。人類の歴史を動かした勇者と魔王をいとも容易く動かせるポジションに(いつの間にか)ついちゃったってことを本人はどれくらい自覚しているんだろうか。 ダンジョンの中のひとの苦労など放っておいて、さっさと進むラスボスへの道。その先では囚われのヒロインがボスキャラに蹂躙されているぞ。なるほどこうなればマキナちゃんの立ち位置はおいしいといえばおいしいのか……。ちゃんとベルさんもマキナのことになれば心底怒ってくれるってことが分かっただけでも収穫だよな。 悲報、マキナさん出番無し、第4話。まぁ、引きの感じからしてガチで何かに巻き込まれてる可能性があるので、次回でもっと悲報になってる可能性もあるが。ここでメインヒロインを完全に高橋に奪われちゃったら流石に浮かばれないなー。 というわけで今週はベルトールと高橋のバディものである。なんかね、世界全体の設計は完全に神河次元なんだけど、衣装の雰囲気あたりからそこはかとなくニューカペナっぽさも感じるデザインよね。そしてニューカペナでは光素という謎の物質が世界の命運を握っていたが、こちらの世界ではエネルギー源として不死の者たちのエネルギーを使っていたという。結局、いつの時代もどこの次元も、最終的にはエネルギー問題に直面するということなのだろう。天使から搾り出していた光素は天使という存在がいなくなった後のニューカペナでは渇望され、密売を含む高値での取引が横行したが、こちらの世界は大手のインフラ会社が一括してエネルギーを管理しており、その裏には不死を搾り取る血生臭いエンジンが稼働していた。実に分かりやすい構図になり、魔王様はこの世界の支配という漠然とした目的を「同族の仇討ち」というより明確な動機へスイッチすると同時に、非人道的な行いを正す大義名分も手に入れた。ますます「魔」王とは?という疑問は加速するが、すでに現代アニメにおいて魔王の定義なんて問題にすらならないので飲み込んでおこう。 エネルギー問題を抱える2099年世界、これまで「オバロかな? いやはまおうだったか? もしかしたら異世界おじさんかもしれないし、勇者辞めますの世界かもなぁ」と二転三転していたその印象が、さらに謎のモビルスーツの登場でもう一回転。もう何がなんだか分からない作品に。まぁ、この新宿の街だったらパワードスーツまがいのロボがいても別に不思議じゃないレベルなのかもしれないが……露骨な機械戦闘が絡み、さらに作品のイメージはちゃんぽんに。まぁ、機体の様子からして全部飲み込んで「ここは神河次元です」ということにしてしまうのが手っ取り早い気もする。多分制圧力の高いマシンだったんだろうが、残念ながら魔王は実戦での年季が違ったなー。支配者側はいざとなったら核とか落とせんのかなー。 まぁ、とりあえずこの世界の技術水準と比較してもベルトールの戦闘力はだいぶ上がってきたことが確認できただけでもよしとしよう。ベルトールの武力、そして高橋の技術力があればこの世界をひっくり返すことも不可能ではない気がしてきたが……問題は2人のモチベーションが一致してるかどうかなのよね。今回の一件でだいぶその辺の足並みは揃った気もするが、高橋は元々割といい加減なキャラとして登場してるんだよなぁ。ここからマジなバトル展開になったら、彼女はついてきてくれるんだろうか。そして、確実についてきてくれるマキナさんは戦闘で頼りになるんだろうか。 「オバロ」かと思ったけど「はまおう」かと思ったらやっぱり「異世界おじさん」だったはずなのになんか「勇者、辞めます」っぽくなった、第3話。まぁ、どこをつまんでも異世界ファンタジーで既存作品の残滓はありますわな。そもそも「勇者、辞めます」はこんな話ではないな。それこそ「ワンルーム勇者」とか、いっそ「Helck」が近くなってる可能性すら。 というわけで展開がどこに伸びるかなかなか予測できずに油断できないアニメ。デキる女・高橋のおかげで不器用な魔王様がわずか1話で有能な配信者へ様変わり。流石に秒で登録者100万は盛りすぎな気もするし、真夜中ぱんチの立つ瀬がないが一応「この時代、この世界の総人口が分からないので同じ軸では評価できないかもしれない」という言い訳は成立する。現代社会の基準で100万を目指していたまよパンと違い、この世界はもしかしたら100万程度ならその辺にちょいちょいいるストリーマーの可能性もあるからね。まぁ、とてもそうは思えない状態になってたけど。あと、私個人の考え方としては現代における配信者のスタイルって絶対に数十年も保つものじゃないとは思っているので、仮に2099が現代の延長線上の70年後だったらこんな「商売」は成立しないと思う。まぁ、今作は「延長線上の2099じゃぁない」ので全然問題ないんだけどね。イメージとしては「1回現代社会が異世界との統合でぶっ壊れたもんで、技術や文化の発展が停滞して偶然2024年と同じくらいの状態にある」と考えると納得しやすいかもしれない。ついでに世界統合に合わせて世界の総人口が爆増したと考えると上述の100万登録者も理解しやすくなるしな。ほんと、便利で都合が良すぎる設定である。 でもそこに不都合が生じていないのだから文句の言いようもない。この世界は魔法に近いエーテルコントロールがあるけど文化水準は現代日本レベルだし、貧しいマキナちゃんは安アパートで必死に音を立てないようにストリーマーの彼氏(?)を見守り、風呂上がりには冷蔵庫の冷えた飲みものを飲んで生を実感するのである(不死のくせに)。そこはビン牛乳とかの方がわかりやすいじゃん、と思ったけど、紙パックの方がより切実さがある気がしてなんか憎めないね。見たところ結構いい身体してたような気がするんですが、相手が魔王様じゃぁなんの意味もないのが可哀想。 高橋のプロデュースが優秀だったのだろうか、ベルトールの配信業はあまりに順調で、現代基準で換算するなら100万人規模の配信者ならもうマキナちゃんの収入をとっくに抜いて家計を支えてるまである。その割に慎ましい生活を続けているあたりは魔王様の無欲なところで、ほんと、家に置いとく彼氏としてこれ以上の存在もあるまい。2人の日常生活も順風満帆だし、このままヘンテコ日常アニメになって永遠の平穏を生き続けるマキナちゃんを見守るだけでもいい気がするのだが、流石にそれだと視聴者もベルトール様も納得してくれないので、いやでも世界は動き出す。なぜか知らないけど一目でそれとわかる勇者ルックのままの男・グラムの登場である。近未来サイバー日本でマント&ソードの勇者衣装はコスプレ以外の何物でもないのだが、一般市民に不審がられていなかったのはやはり「そういう土壌」が残ってる世界ということなんでしょうかね。銃刀法違反が機能してれば明治の剣客浪漫譚ですら官憲に引っ張られる事案なのに。 そんなグラムの排斥の歴史はこれまでいろんななろうで見てきた通りの「勇者の末路」。そんな彼が「辞めます」と言わずに未だ1人で足掻きながら生き続けているのは、この男のどうしようもない真面目さを表したものなのだろうか。ベルトールとの「平和」についての議論、ざっくりまとめれば「君主か、民主か」という話に集約される話で、現代社会だってそんな結論は出やしない。500年越しでぶつかってしまう永遠の難題を、男たちはうどんのアテ程度に話して別れていく。この世界に勇者も魔王も求められていないのであれば、それこそ机上の空論でしかないのである。 しかし、勇者は落ちぶれたが魔王は違う。今や100万の民の信仰(?)を得てパワーを増強。冒頭でベルトールが分析していた「文化と技術の発展により、人々の個が失われて支配するのは集団心理」という実情、まさに現代社会の縮図ともいえるものであり、そこもまさに「2024年の延長世界」として魔王の降り立つ土壌が整っている。この人、やっぱ人の上に立つだけの才覚は間違いなくあるよね。根がここまで真面目じゃなければ、500年前ももっと楽に世界征服できたのかもしれない。まぁ、改めてこの世界を支配したいと思っているかどうかは定かじゃないけど。少なくともマキナさんは「余裕があればもうちょい広い部屋に引っ越したい」くらいは思ってるんじゃないかなぁ。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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