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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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sin 七つの大罪」 4→3

 やぁ、ようやく僕らの春クールが終わったよ……もう、残りカスみたいなもんだけども……強いていうなら「悲しみの残りカス/Dregs of Sorrow(7ED)」ですかね……。

 アニメとしてはぶっちゃけ割と普通なんですよ。いや、「普通のエロアニメ」なんですよ。おっぱい元気だし、中の人たちが精一杯頑張って喘ぎ声をあげてくれるのでサービスは上々。過去にもたくさんの作品が作られた、総じて「紳士アニメ」と呼ばれる類のジャンル。別に大したストーリーも求めてないし、思い切りエロければそれはそれでニーズがあるだろ、っていう枠。エロ部分については、そこそこ成果が出ていたのは事実だと思う。

 ただ……やっぱりそれを取り巻く諸々がひどすぎた。久しぶりじゃないですかね、「アニメ制作中にメインのスタジオが倒産して製作が立ち行かなくなる」なんて出来事は。かつては「ストライクウィッチーズ」のGONZOで同じような問題が浮上したことがあったが、あちらは何とか穴をあけずにゴールしたものの、こちらの作品はすでにスタート時点で崖っぷちだったのだろう。いわゆる特番がガンガン放り込まれ、最終12話の放送はついにこの時期までもつれ込んだ。まぁ、最後まで放送されただけでもラッキーなのかもしれないが……残念ながら、最終話も別に作画に魅力は無く、意志の感じられない事務処理のようなコンテワークにがっかりさせられた。正直、一本の「製品」としてアニメの評価を下すべきかどうかは難しいところだ。まぁ、リアルタイム視聴をせずに後々になって製品版で見れば別に問題は無いのかもしれないが……(製品版、ちゃんと発売されるんでしょうかね?)。現代アニメの歪みと崩壊を如実に表した1つの道しるべとして、歴史に名を刻むことで供養としよう。

 でもまぁ、作品自体の発想はいいんだよねぇ。エロいことさせるなら悪魔で、しかも「大罪」でやりたい放題。「ハイスクールD×D」なんかと同じ発想。後はキャラのエロをどれだけ引き出せるか、っていう部分が勝負で、大罪がそれぞれに特性を活かしながらヘンテコな萌えシチュエーションを産み出すという方向性は、万全の準備が整っていれば割と面白い中身になった気もするんだ。実際ベリアル回とかひどくて最高だったし。あの勢いが毎回あれば、エロでなくてアホアニメとしても記憶に残ったかもしれないのに。かえすがえすも惜しい作品である。

 でも、駄目なものは駄目。とりあえずキタエリが真剣に喘いだ作品ということで、落ち込んだ時にでも再生すれば元気が出るかもしれません(御前やぴかしゃの喘ぎ声は珍しくないのであんまりありがたみが無いという)。

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「正解するカド」 6→7

 だからさ、毎週感想書いてると最終評価書くの忘れるんだって……まさか2週間も経ってから気がつくとは……かなり遅くなってしまったが、とりあえずこれで春クール分の記事はほぼ終了です。ただ、まだ放送が終了してない「sin 七つの大罪」をどうしたらいいか分からないのだが(AT-Xだと2週間後)。とりあえず今期は番組感想が30本、新番チェックは33本。まぁ、いつも通りの本数ですかね。

 わざわざ記事立てたけど、結局は「毎週書いてた通り」だ。今作を見て、初めて「SFってのはこの辺りが面白いポイントなんだろうな」っていうのを感じ取ることが出来た気がする。最大の誘致要因はまさに第1話だったのだと思う。「異方存在との出会い」のシーンをとにかく徹底的に「有り得べき」想定として描くその執拗さは、昨今のあまりに安易過ぎる異世界転生の設定などとは一線を画す描き方で、「こんなことを真剣に考えて物語を作るものなのか」ということに、この歳になってようやく気付くことになった。そうだよ、言語が通じないレベルじゃないんだ。我々人類のあらゆる常識が通用しないんだ。だからこそ、ホントのホントに「いちから」作り上げなきゃいけない。そして本作の場合、主人公をプロの「交渉人」に設定したことで、一から十まで全て「対話」で成り立つ物語になっており、この「コミュニケーションの難しさ」が全編通じて描かれることになる。1話目で言葉が通じたのだからそこでオールOKになればいいのだが、残念ながらそんなわけはない。相手が上位存在なのでこちらから一方的に「相手を理解する」ことを求められるわけだが、下手なミステリなんかよりもよっぽど謎解き要素としての刺激が多く、ザシュニナの一挙手一投足に振り回されるのは本当に楽しかった。

 また、こうして作り出した「異方」という「異質」について、しっかりと東映3D製作班が映像に落とし込んでくれたことも本作の大きな魅力の1つ。「CGがアニメに合うか合わないか」という論争はここ十年以上も続けられた決着の見えぬ議題であるが、今作のように「異質さ」を前面に押し出し、「訳の分からないもの」を描くCGというのはまさに適材適所だ。普段からマクロスや「ハンドシェイカー」あたりを見て「CGというのは全ての情報が均質であり、視聴者に情報の強弱が伝えにくいので表現の向かない」という論旨の懸念を打ち出すことがあるのだが、今作の主役である「カド」は、まさにそうしたCGで描かれるべき「情報量が多すぎる存在」なのだ。我々がアニメを見る時に抱えてしまう問題を、そのまま画面の中の存在として顕現させてしまうというふてぶてしいデザインは、いざやってしまえば「そんなことか」と思われるかもしれないが、なかなか思いつくものではないだろう。

 世間的には(何しろ2週間もこの記事を上げるのをサボってしまったために)本作の評価も色々と出きっており、その中には「最後にぶん投げたクソアニメ」みたいな評価も散見されるのだが、私は決してそうは思わない。最終話のザシュニナの対応がいささか浪花節じみていたのは事実だが、あれだけ「異質」だったザシュニナが、最終話ではきれいにアニメのテンプレにハマるような言動を連発してくれたという事実だけでも、彼の「変質」が読み取れるのだから、それは脚本の狙い通りの効果である。特異点である人類を通じて、ザシュニナは「訳のわからんヤツ」から立派に「アニメのキャラの1人」になるという人類存在の干渉を受けたのである。これもまた、真道が思い描いた通りの結末なのではなかろうか。うん、まぁ、どっちかっていうと問題は徭さんが突然ツカイさんになって爆裂した展開の方が議論の余地があるが……可愛いから万事OKである。彼女とのデート回がまさかああいう方向で伏線になるとは思ってなかったからなぁ……。

 とにかく、アニメファンがアニメに求めている「意外性」「新奇性」そして「萌え」が奇々怪々な形でミックスされたナイスな作品。わたしはとりあえず今作を契機に野崎まど作品を読み始めましたので、今後もガンガンアニメ業界に関わってほしいと思います。もっとエグいのでもいいし、もっと萌え傾倒のものでも、多分なんでも書ける人だとは思うので。今作はツカイさんと品輪博士を産み出したというだけで、もう充分な功績なんじゃないですかね?

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「アトム ザ ビギニング」 5→5

 ビギニングのエンディングでございます。まぁ、ぶっちゃけ何もビギンしてない気もするんだけど、原作も途中なんだろうし、アニメはとりあえず1クールで様子見ってところかな。出来ればもうちょっと中身がまとまったところで観たかった気もするけども。

 正直、「鉄腕アトムの前日譚」としてはこれだけでは物足りない部分が多い。もちろん原典に則ったあれやこれやもあったわけだが、最終的に繋がりが見えるわけでもないし、個々のエピソードで切り出していくと、「これ、別にアトムじゃないやん」という話も少なくない。もっとゴリゴリにアトムワールドが飛び込んでくるのかと期待してた身としては、やや拍子抜けである。まぁ、原作は最近まったく読み返していないので、ひょっとしたら私の気付かない部分で原作モチーフがたくさんあっただけなのかもしれないが。

 そんなわけで作品の大枠に不満が無いわけではないのだが、そうしたメタレベルでの関わり合いを除けば、シナリオラインは手堅くまとまっており、決して悪いアニメではない。特に「ロボット+感情」という永遠のSFテーマに関しての掘り下げは独自の視点から行われており、普通なら「ロボットに感情を持たせるにはどうすればいいんだ?」という人間サイドから描かれることがほとんどであるはずのところを、A106側から「ロボットだけどなんか感情みたいなものを持っちゃったぞ!? どうしよう?!」という描き方で見せているのが面白い。確かに、「人間と機械の境界線」というのはアトム(と手塚作品全般)に通底するテーマであり、人間サイドから「道具との付き合い方」に悩むだけでなく、ロボットの側も「感情を持った自己」に悩むパートが入っているのは歴とした本歌取りと言えるだろう。なかなか画面に出しにくいテーマではあるが、バトルやら人命救助やらといったベーシックな設定以外にも、研究室の人間の関わり、対戦相手との関係性などから「人間味」を見出していくというのは、確かに「アトム」の世界だったのかもしれない。

 最終的に天馬の野郎がやっぱり嫌なヤツにしか見えないのが難点ではあったが……まぁ、冷静に考えりゃ原作時点でも別にいい奴ではないんだよな。やっぱり「十万馬力のハイパーロボット」なんてものをこさえるヤツはちょっとネジが外れてるに決まってるんだよ。そういう意味ではリアルな兵器開発と人道主義の対決という側面もあったのかも。色々な見方が出来るってのは、それだけでも意味があったんじゃないかね。

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「有頂天家族2」 6→7

 最終話の感想書いた時点で満足してしまい、最終感想を書くのをすっかり忘れていたことを今更思い出した。ま、毎週書いてたんだから今更書く必要も無いのだけども。

 今期もやっぱり面白かったよ有頂天。世界観が嫌というほどに完成しているのに、それが(少なくとも私にとっては)非常に身近な京都の景色の中にあるという、何ともパラレルなトリップ感が本当に見事な作品。キャラクターがあれだけアニメ的(漫画的)なのに、リアル基調の京都の景色と絶妙にマッチしていて、キャラと背景の合計値がしっかりと一本の作品になっている。何か大仰な見せ物があるわけではないはずなのに、ちょっとした台詞回し、ちょっとした間の取り方、ちょっとした構図の妙でググッと視線を集められる完成度は、やはりP.A.WORKSというスタジオの底力を感じさせるものだ。まぁ、好きなものだからずっと見ていたらもっと好きになっていくというループはあるのだろうけども。

 敢えて今期のシリーズに注文をつけるとするなら、1つには「コンテを誰が担当しているのかがはっきり分からなかった」という部分は不満。まぁ、毎回クレジットされていた演出の人がメインでディレクションを務めていたのだとは思うのだが、何故か1話目の監督の名前以外、毎回クレジットが「TeamP.A」になっていた。勝手に推察するに、仕事を効率的に回すためにコンテを数人チームで毎回受け持ち、それ故にメインのコンテ作業のクレジットというものを廃したのだと思われるが、せっかく常にように満足のいく出来になっていたのだから、形式だけでも誰に手になるものかは教えてほしかった。今後、P.A.作品はこういうクレジットが増えるのか、それとも今作は製作現場が大変だったために急ごしらえでこういう処理にしたのか。……まぁ「クラクエ」はちゃんとクレジットされているので、多分今作だけだとは思うのだが。

 あとはまぁ、今期は海星の出番が多く、可愛らしい狸の姿がたくさん拝めたのでそれだけで満足です。海星、玉瀾、穴掘り娘、そしてママンにおばあちゃん。なんで今作の女性陣はこんなにも魅力的なのでしょうね。男性陣も負けず劣らずで見せてくれてますけどね。今期一番の成長を見せた矢二郎は、今後下鴨家を支える上で、どういうポジションになるのだろう。案外、融通が利かずに四苦八苦する長男を一番助けてくれるのは次男になるのかもしれないな。呉一郎とも仲が良さそうだしね。

 確認すると、本作は原作時点でどうやら3部作の予定らしい。まだその3冊目は発表されていないようだが、もし発売されたならやはりアニメにしないわけにもいくまい。毛玉たちの騒がしい日常は、まだまだ終わらない。是非ともその姿、再び見せてほしいものである。

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「月がきれい」 6→6

 リア充カップルがいちゃいちゃする姿を延々アニメで見せつけられると本当にイライラするんですが、そこは何とか「こいつらは中学生、こいつらは中学生……」と念じることでグッとこらえることが出来ました。我々は大人ですので。まぁ、そんなことを考えている時点で大人じゃないんですけど。

 とんでもなく図太い作品である。何が図太いって、マジで「中学生男女の初々しい恋愛模様」をただ描いただけの作品だからだ。そこに大きな事件も、意外な展開も何も無い。ただ、「ひょっとしたら身の回りにもあったかもしれない、青春のほんの1ページ」が転がっているだけなのである。これをアニメの脚本として企画立案し、作り上げてしまうスタッフが何ともふてぶてしい。そして、これが割と面白く見られてしまうのがまた憎らしい。事件も無く衝撃も無く、ネタも無く笑いも無いこの作品が、何故苦も無くスルリと1クール見られるものになっていたのだろうか。

 まず外的要因から埋めていくと、独特の映像美術が常に興味深いものだったというのが1つ。1話目から気になっていた「白が強烈な色彩」は最後まで徹底的に維持されており、他のアニメには無い明るさ、まぶしさにつながっていた。写実的ではないのに、どこか薄皮一枚を通して眺めた近所の中学校みたいな不可思議な近さがあり、お話の眩しさも相まって、ついつい見守ってしまう空気が出来上がっている。 

 そして、そんな美術で描かれたメインとなるラブストーリーが、かえって飾らないことで他の作品との差別化を図っている。インドア派の作家志望少年が、陸上部で頑張る内気で健気なヒロインとの恋愛を少しずつ育んでいき、人並みの恋愛を全うするだけのシナリオライン。告白のタイミングとか、キスのタイミングとか、その他諸々の距離感が、ありそうな、無さそうな。見たことあるような、無いような。自分も経験したような、してないような。いや、絶対してないんだけど……。そんな不思議な「ほっとけない近さ」を醸し出す。途中、小太郎が茜ちゃんと他の男が話してるのを見て突然へそを曲げてイライラしてしまうシーンなんか、「何でそんなんでスネるねん。肝っ玉の小さい男やなぁ!」と思いつつも、「でも中学生だもんな……確かにこんな風になるかもな……」という気にもなるし、2人が多用するLINEでのコミュニケーションも、「この若者世代がぁ! メールとかあるやろ! 面倒だからもっと中身のあるトークでもしろやぁ!」と思いつつも、「でも、このちょっとずつの感じが楽しいのかもしれんな……リアルタイムでメッセ来るからワクワクするやろしな……」とか、おじさんが自分の青春時代になかったツールにまで思いを馳せたりする。うーむ、なんかね、やっぱり「ほっとけない」って気がするのよね。

 ただそれだけの作品であるなら、白身魚をそのまま焼いたような淡泊な仕上がりにもなるのだろうが、今作はそうしたメインの筋書きでしっかりと「生っぽさ」を出しつつ、他の要素は脇キャラのサブストーリーなんかで埋め合わせて世界を広げているのが小憎らしい。小ネタ劇場は割と「普通のアニメ的ネタ」なんだけど、これがメインの2人のいじましい恋愛と対比的に見られて、どちらも退屈せずに済むという効果をもたらしている。制作側がどういう意図でCパートの小ネタを盛り込んだのかは分からないが、塩サバに大根おろしをつけるかのように、実にいいアクセントになって行間を埋めてくれていた。多分、狙った通りの効果が出ていたんじゃなかろうか。

 何もかもが「地味」ではあるのだが、どこか不思議と惹かれる部分がある。そんな何ともいえず不思議な作品でございました。とりあえず、千和ママに栄光あれ(いつもの結論)。

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「ベルセルク(第2期)」 4→5

 2期が始まった時の印象は「まぁ1期と同じやなぁ」だったので、終わってみての感想も「まぁ1期と同じやなぁ」です。別に悪いところはないのだけど、どうしてもこの映像のデザイン性がな……。

 2期と1期の違いは、映像面よりもシナリオの中身にはっきり出ていて、とにかく鬱々とした中をガッツがぶつくさ言いながら進んでいくのが1期で、2期に入ってからは周りのキャラも随分増えて、陰気な雰囲気も晴れる機会が増えた(陰惨なときは徹底して陰惨ではあるが)。千和ボイスな魔女っ子の活躍シーンが下手したらガッツよりも多く、実は魔女っ子アニメだったんじゃないか疑惑もある。そういう意味では、色んなキャラの賑やかな側面が見られたのは2期目ならではの良さだったかな。その分ファルネーゼ様の悲惨な様子を見る機会が減ったので良し悪しではあるんですが。順調に世界観が広がっているので、このまま折を見て続けてもらえれば、映像面にも慣れて見やすくなってくるでしょうよ。

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「ソード・オラトリア」 4→4

 結局何がやりたいアニメだったんだろう……。ダンジョンに潜る意図がよく分からないアニメだった……。

 まぁ、例によって割と序盤から真剣に観ることを放棄してしまったのであんまり中身についてとやかく言う権利もないのだが、「ダンまち」に比べると物語を見るべき焦点がどうにも定まらない印象を受けた。一応中心人物がヴァレン某なのは間違いないのだが、全部が全部彼女の物語を語るためにあるというわけではない。どちらかというと、彼女に憧れ、時に畏敬の念を込めて恐る恐る見守るエルフ娘の方が視点人物である。ただ、そのエルフ娘が今作の主役であり、彼女の成長物語を描くためのアニメなのかというとそうでもなく、ちょっと油断して視点がずれると、彼女もあっという間にモブに堕ちてしまう。それならヴァレン某が所属するロキファミリア全部をまとめて描くファミリーなシナリオなのかというと、別に彼らの関係性をテーマの中心に据えている風でもない。もちろん、もっと油断すればベルやヘスティア様が登場するのもお約束だ。ただ、ベルたちが登場するから「ダンまち」のおまけストーリーになるのかと思いきや、割と描かれていた時間軸は重なっているので彼らについての新しい情報はほとんど増えないのである。

 「別なアニメで描いた時間軸を別な視点から見せる」というのは面白い試みなのだが、どこまで行ってもやっぱりあんまりヴァレン某の魅力が見えてこず、「何か怪しげな曰くがあるけどとにかく強い騎士」というぼんやりした印象は結局変わらなかった。やっぱり、彼女のキャラクター性はあんまり主人公には向いてなかった気がするんだよなぁ……。

 アニメーションとして技術的な面を見ても、取り立てて盛り上がる部分があるわけではない。今時、意志持たぬ怪物をダンジョンで狩っているだけでは面白味など無いに決まっているし、中盤以降のヴァレン某の謎と因縁を巡るバトルも、彼女の来歴がもやっとしたまま進むので善悪の判断がしにくく、ここでも視点が定まらない。シナリオの先が分からない状態ではなかなかモチベーションが上がらなかったのだが、逆にこれ、原作読んで知ってる状態だったらどうなってたんだろう。その場合でもあんまりこれをアニメで見たいとは思わなかった気がするのだが……。

 まぁ、多分世の中にはヴァレン某ファンも一定数いるってことなんだろうな。個人的には紐神様とかリリの活躍がもっと見たいです(ベルはいなくてもいいです)。

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「覆面系ノイズ」 6→6

 ここで終わるのかよー! もやもやするやんけー! まー、原作未完結の状態からどっちか選ぶなんて出来るわけないんだけどさ……。ちなみに当然ユズ派です。頑張れ男の子。

 相変わらずの「花とゆめ」原作好きおじさんなので、今作もやっぱり楽しかった。ものすごく分かりやすく男×女×男の形のお話をやってるだけなんだけども、中心に据えられたニノの人間性が「バンド」っていうテーマといい感じに噛み合っていて、単なる三角関係のお話だと言っても退屈することはなかった。やっぱり「なりふり構わない真っ直ぐな女の子」って良いものだと思う。そこが花ゆめ作品の魅力だ。

 正直言うと、いくつか気になるポイントはあった。大きく分けると2つで、1つは「早見沙織の歌を楽しみにしていたけど、イノハリの、ニノの歌は果たしてマッチしていたのか」という問題。みさおの歌唱力は今更論じるまでもないが、直情的で殴りつけるようなニノの歌としては上品すぎる気がするのよね。もっとロックテイストを強めにして、「こんなもん抑えられるわけがない!」っていう観客やバンドメンバーの感情が伝わりやすくなる方がよかったのだが。どの程度「無茶して下さい」っていうサジェスチョンがあったのかは定かでないけども。そしてもう1点は、「音楽をテーマにした作品だけど、音楽の情感演出は今ひとつ」という部分。2つの問題はどこかでつながっているのかもしれないが、歌唱そのものを別にして、演奏シーンとか、「この歌は今世界にこんな影響を与えている」っていうところが、画として現れにくい。演奏シーンはCGモデリングも使ってるので、ちょっと軽い印象になってしまうんだよね。まぁ、昨今のアニメはステージ上のパフォーマンスをCGに任せることが多くなっているのだが……今作の場合は他のパートでそうしたCG風味が一切無いだけに、切り替わった時の軽さはやはり気になる部分。まぁ、「音楽の与えるインパクト」を映像化しろってうのはとんでもなく高いハードルなので、そこは十全に応えるのが難しい部分だとは思うのだけどもね。

 不満はいくつかありつつ、学園青春アニメとしては問題無く見られたし、今作はユズとモモというライバルの配置が効果的で、男性キャラの方も割と立っていたのでラブ部分でも見応えがあったのはよかったと思う。まぁ、最終的な感想は「とりあえずミオには幸せになってほしい」なんですけどね。気付けばオープニングも乗っ取られてしまった彼女が不憫である。多分作中で一番性格が良いのって彼女だぞ。

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「弱虫ペダル NEW GENERATION」 5→5

 今期も無事に2クールを走りきりましたな。2年目インハイ山岳終了までということで、次にやるとしたらインハイの決着がついてからってことになりますね。しばらくかかるだろうが、多分あるんだろうと思わせるのが今作の凄いところだ。

 単に「原作通りによくやってくれている」としか言うべきこともないのだが、この「原作通り」ってのが厄介な代物で、本当に今作は毎週毎週飽きもせずにクライマックスばかりが続く。ずっと同じようにして走ってるんだから休みなんて無いのはしょうがないのだが、よくもまぁ、こんなに暑苦しい展開が続くな、というテンション高すぎの作品なのである。漫画ならば常にフルスロットルで描ききっても大きな問題はないのだが、これが毎週30分のアニメとなると、まずフルスロットル作画で製作が壊れるだろうし、多分見ている視聴者の方もぶっ壊れてしまうだろう。それでも、今作はそれに近いような「ぶっ壊れ」を実現しているのだ。まぁ、すでに何クールかもよく分からないくらい歴史を重ねてきたので自転車の作画テクニックなんかは手慣れたものなのだろうが、それを使ってのシナリオは本当に毎度毎度山場を作っているので大変である。でも、何故かは分からないけど退屈にならないんだよな。こんなにずっと同じテンションなのに。やっぱりキャラの立て方とかが上手いんでしょうかね。

 今期シリーズ最大の収穫は、「今までピンと来なかったんだけど、何で手嶋が人気投票でトッポ取れるかが何となく分かった」ということ。どうしても巻島先輩とか御堂筋君みたいにトチ狂ったキャラの方が好きになりやすいんだけど、今期は手嶋の活躍シーンが多かったので、何となく「こういうところがウケるキャラなんやなぁ」というのが分かった。そういう意味で、総北の世代交代はちゃんと成功しており、「NEW GENERATION」というサブタイトルも看板に偽り無し。個人的には杉元頑張りストーリーがしっかり作られてたのは嬉しかったですね。

 原作を読んでいると、まだまだイカれたキャラの活躍シーンがいっぱい残ってることは知っている。さて、次の再開はいつになるんでしょうね。

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