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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「氷の城壁」 6→6 終了からずいぶん間が空いてしまったし、分割2クール作品で締めるのもどうにも座りが悪いが、とにかくこれにて今期の最終評価枠は終了。今期執筆された番組感想は39本。2クール継続作品がそこそこ多いので単純な比較はできないが、ここ最近の「頑張って切った結果」としてはそこそこライン。ここ1年の数値が39→53→38→50と推移しており、やはり春・秋クールの方がまだ終了作品数が多いということが分かる。このままコンスタントに40を切り続けられるよう、努力を続ける所存。 閑話休題、そんな最後を飾る作品はイレギュラーな14話目があったおかげで微妙に時期が長かったこの作品だが、おかげで同作者の「正反対」とシームレスにつながっていく感覚もあるので、もしかしたら業界各社で狙った結果なのかもしれない。「正反対」がとにかくぴゅあっぴゅあに青春群像劇を飲み込めるドキドキユカイな作品であるのに対し、こちらのタイトルはそりゃもう氷なもんで色々と心臓に悪い。いや、恋愛ドラマなんて多少なりともギスってなんぼだし、痛みを伴わない人間関係なんで刺激が足りないので色々と振り回してくれる筋立てはウェルカムではあるのだが……今作は中心にいるこゆんが「城壁」を作ったところからお話が始まるマイナス起点の物語なので、そこからの修復作業にストレスが溜まるのが色々と大変だった。 この手の作品の「コミュ障」キャラってだいたいは類型的にまとめられて「あるある」くらいのレベルで表面的な理解だけで足りることが多い気がするのだが、こゆんの場合、その本質は決して「陰キャのコミュ障」というわけではないのが難しい(いや、分類したら確実に陰ではあるのだが)。彼女は中学時代までは割とふつーの人付き合いができていたし、なんなら彼氏(恨)だっていたくらい。部活はバスケ部で運動神経も悪くなく、おしゃれだって人並みにできる「いっぱしの女子高生」である。隣の美姫のせいでちょっと色褪せて見えるだけなのだ。そんなこゆんでも、やっぱり当たり前のように対人関係のトラブルは抱えてしまうものだし、当たり前のように他人との距離に思い悩む。そんなところに、人類不変の「人と人との難しさ」が感じられるのである。 とはいえ、別にこれが大仰に取り立てるような問題でもないのも事実で、言い方は悪いが社会に出て数年もしたら「若かりし頃の思い出」として忘れてしまうくらいの出来事なのかもしれない。おっさんたちからしたらそう見えるような出来事でも、当人たちにとっては人生に関わる大問題であり、その深さ・暗さ・苦しさ・冷たさもちゃんと感じたい。そうして飾り立てられる「独特の重たさ」が、タイトルの「氷」で端的に表されているわけで。この作品を見ている時だけは、少し若い頃を思い出して、青かったり辛かったりする感情を追体験してみるのも刺激としていいんじゃないでしょうか。 それにしても今作の一番の良さはやっぱエンディングのイントロだと思うの。公式MVとか見に行ったんだけど、あのイントロって曲には含まれてないアニメオリジナルなのね。あそこまで含めて曲の完成形だと思ってたから意外だったわ。
PR 「レプリカだって、恋をする。」 5→6 綺麗なお話だったなぁ、と。ほんとにすっきり、1クールでできることをやってくれて気持ちの良い作品。まぁ、今確認したら原作小説は全6巻とあるので、アニメは色々と端折りまくってはいるのだろうが……それでもアニメのみを受容した人間からするとあまり不満はないです。 暴論から書き出してみると、今作はマジで「思春期症候群の1つをがっつり掘り下げて1つのタイトルにしてしまった」お話である。双葉理央が悩んでいたドッペルゲンガーの症状。もちろん発症の経緯や状態、解決策に至るまで何もかもが違っているのでそこだけで比較する意味はあまりないのだが、それでも「何か不可思議な現象と思春期における少年少女たちの自我や恋心を絡め、独自設定から心の揺れ動きを描いていく」という手法自体は同じ設計プロセスである。その上で「青ブタ」シリーズは1人1人に異なる「思春期」を与えることで群像劇として見せる方向性をとり、今作は「現象」の方にスポットを当て、より詳細に描くことで機微を描いたということになる。方向性としては「SF(少し不思議)」路線で、それこそ藤子不二雄の短編とか、星新一が紡ぐ掌編にでも出てきそうなお話である。 間違っても前代未聞の斬新な設定ではないし、似た発想の作品を探せばラノベに限らずいろんなものが見つかるとは思うが、これを現代の青春小説としてきちんと完成形を見せたことに大きな意義がある。また、「あくまでレプリカの方に焦点を当て、一貫してナオの視点から物語が描かれる」というのは明確に今作の特徴だったのではなかろうか。生まれの謎や「本体」との関係調整、偽物が抱える感情の実存性に至るまで、どこか俯瞰的な視点を取りながらも、あやふやな自己への不安に密接に寄り添いながら描かれる様が、かえって「本体」側の不安定さ、思春期の情動を描くことになるというのは面白い技巧だった。特殊設定ものとしての最低限の理知も保たれており、最後に明かされるネタは軽いどんでん返しの要素を孕んでいるというのもいかにも現代小説らしい気遣い。珍しく「核となるアイディアと完成形が調和した」ラノベになったんじゃなかろうか。 アニメとしての質も終始安定しており、制作会社のVoilは「えがたえ」に引き続き見事な実績を残したことで私の中の評価は鰻登りである(その前の「アクロトリップ」も決して悪くなかったし)。画面に動きの少ない作品だが、ソフトフォーカスの枠を使った演出など、地味な中にも色々と世界を際立たせる工夫が散見される。振り返ってみると高柳滋仁氏や宮地昌幸氏など、結構贅沢なスタッフが参加してくれてたんだよな。新興のスタジオがどういうつながりで独立・運営されてるかが垣間見える面白い現象だ。 中の人の話はもういい気もするが……やっぱ諸星すみれちゃんだよね。声の高低も、なんなら調子もほとんど変えずに「愛川素直」と「ナオ」をしっかり演じ分けるお仕事、当たり前のようにこなしてるけどやっぱ熟練の技ですよ。お見事でございました。終わってみると諸星すみれ・名塚佳織・日高里菜と、やたら子役上がりが躍動している作品だったな……。
「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」 6→6 実に珍奇な作品であった。個性派なのはまちがいなく、その姿勢を評価したい部分と、評価し難い部分のせめぎ合いは是非の検討のし甲斐があるのである意味面白いとは言える。 先に評価点から上げていこう。今作を語る上で絶対に避けられないのはその作画面についてのチャレンジ。回をまたぐごとにコロコロと画風まで変えてしまい、担当スタッフに全てのイメージを任せる「作家主体」の映像構築はそれこそ賛否の分かれるところだが、個人的には挑戦そのものは評価したい。別に低クオリティなことは無かったのだし、同じ世界の空気感でも扱う人間次第で色々と表出の仕方が違うということが分かるのはそれだけで刺激的。今期はもっと極まりまくった「勇者の肋骨」というアホアニメがあったせいでやや翳った部分もあるが、あれとはまた別次元でアニメという表現法の可能性を探った事例として無視できないだけの成果があっただろう。 もちろん大上段のテーマである「百合」も無視できない、無視しちゃいけないものの1つ。当方、最低限の百合厨の自認はございますし、アニメ作品としてはかなり攻めの強い明確な「百合」要素はそりゃもう大好物。みっちみちにそのためだけの物語を紡がれたら素直に「ありがとうございます。いただきます」というだけである。当然こうしたドラマ作りには中の人のお仕事ぶりも関わっており、今期は同性間カップルで大活躍の青山吉能女史によるフル回転いぶき先輩は大注目ヒロインである。ペアはもう2組あるが、見事なまでの「負けヒロイン」になって早々に別軸の可能性に渡りをつけた郡上先輩、そして台湾からの刺客ジンランの急造百合もそのつながりの動機がなんとも湿潤で、今作が掲げるもう1つの大テーマである「酒」でつながる部分はなんともインモラルな印象。ジンランのCVが河瀬茉希というのも意外な部分で、おそらく河瀬ヒロインの中でもトップレベルの高音であまりに乙女な誘いを見せる様子は聞いてるだけでも貴重な体験であった。 転じて、どうにも処理しきれないネガティブな要素もないではない。個人的には「百合ならなんでも美味しくいただけます!」とは標榜しているものの、今作は過去の致命的百合作品と比べて、まだ心の深奥に踏み込んでくる感覚がない。これはなかなか説明が難しい感覚なのだが、作者の描きたい方向性として、とにかく表象的な「百合的なもの」をどう彩るかという部分に腐心しており、百合も景色を描くための1つのツールとして使っているような、そんな印象があったのだ。Twitterで展開される1コマシチュエーション漫画の印象的なシーンばかりを繋いで作ったお話、みたいな感覚だろうか。1つ1つのシチュエーションの意義は明確だし、それだけで事足りるのは間違いないのだが、全体像で1つ1つの人生にまで肉薄せず、アクリル板を挟んで観察させるような、そんな印象である。 多分に衒学的な描写が多いのも特徴的で、これらも全て1つ1つの印象的なシーンを飾り立てえる道具立てと考えられている。遠距離攻撃の武器ばかりで人物を描くのでやはり真ん中に届かないように設定されている感覚で、「描写はあけすけなのになぜか寸止めを喰らっている感覚」みたいなものがついて回る。これが狙って提供されるもどかしさであるなら大したものだが、個人的にはもっとダイレクトに踏み込めるような無遠慮なものを期待はしていた。いや、決して百合に挟まりたいおじさんではなくてですね。百合の背中を両側から押したいおじさんかもしれない。 ま、好みはどうあれこれでまた百合アニメに刺激的な1ページが加わったのは間違いない。僕は生まれ変わったら、お酒をたしなめる美少女になるんだ。 「よわよわ先生」 4→4 特にないです!(はっきり) 事前に匂わせてはいたが、今作が今期最後の「中の人の声でなんか切りにくかった作品」である。まりんかボイスが脳を焼き、それが為だけに切るところまで踏ん切りがつかなかった。まぁ、キャストの賑やかさを楽しむ分には細かいことはあんまり気になりませんからね(それもどうなんだ)。 最初の印象から特に変わることもなかったエロバカ作品。ギャグとエロだけでひたすら突き進み、主な視聴モチベーションが中の人ということで「カナン様」と性質は一緒なのだが、その上で差があるとしたらやっぱりお話の中身ってことになるんだろうか。「カナン様」は一点突破のエグい性癖の吐露とどうしようもねーこだわりで個性を発揮して食らいついたが、今作については基本の武器が「先生がエロ巨乳」オンリーであり、そこに最も根源的な問題である「いくらなんでもこんな大人いるわけないだろ」というダメダメな設定が関わってしまったため、どうしたって没入感には差が生まれてしまう。いや、この手の作品への没入感ってなんだよ、って話だが。脇のキャラたちがみんなおんなじ方向を向いてるもんで、1クール通してネタ回しにもあんまりバリエーションが出なかったのも退屈に感じる要因か。 一応、個性というかこだわりとしては「よわよわ」を代表に「ほどほど」「つよつよ」「ミニミニ」などのオノマトペ(?)で各キャラを端的に表す文法があったが、これがどうにもそのキャラの本質からズレてる感があるのが勿体無い。先生の「よわよわ」だけはブレてないが、お話が進むについれて「これ、アビクラがほどほどってのは無理があるだろ」と思うようになってしまうし、「この子の一番の特性はミニミニではないのでは?」とか思っちゃうとなんか失敗してる感が出てしまうのだ。まぁ、だからとてマイナスになるってわけではないのだが……キャラの回し方がもうひとつ、という結論になるのもやむなし。 あとは「どうせ振り切ったエロバカアニメを見るならAT-Xで視聴してた方がよかったかも」というのはちょっと後悔してたりする。CSの方が設定が面倒だったもんで地上波で観てたんだけど、あたしゃこの手のアニメの雑な修正があんまり好きじゃないんだよね。せっかく頑張って作ったアニメの一部しか見てないような気分になっちゃうし。次クールからは視聴作品によってAT-Xの有効利用をちゃんと考えていこう。 「リィンカネーションの花弁」 5→4 先に謝っておくと、これも割と序盤で気持ちが離れてしまって途中からだいぶ適当に観てしまった作品。おかげで中身についてはあんまり評価する権利はないかもしれない。ただ、1つだけ明確に後悔していることがあって、「ナイチンゲールがそのポジションだって最初から知ってたらもうちょいちゃんと観てたんだけどなぁ!」である(中の人への叫び)。 一番辛かったのはバトルの設定が統制できてない感が強かったこと。「偉人に引っ掛けて色々な特殊能力を生み出してぶつける」という設定自体は別に悪いもんじゃないし、どこぞのゴーストだってコンサートしてたわけだが(おかげで同時期に処理するのが億劫になったってのもあるが)、能力の付け方がだーいぶ大雑把で、1人1人のキャラに置くウェイトがとても軽い。最たる例がシュレディンガーの能力で、「どう考えても無敵すぎる能力のはずなのになんか適当な詭弁で負ける」という展開になって「まぁ、こんな能力扱いきれるわけないが……」とヤな納得があった。また、これをいうのは野暮というかほんとに無駄ないちゃもんだが、冷静に考えて歴史上の偉人のシュレディンガーの業績を考えたら「そこはそんな重要な要素じゃねぇだろ」という感想が先に出てくるんだ。単に我々が猫の印象が強すぎるだけで。別にシュレディンガーは猫愛好家じゃないし、パブロフも犬愛好家ではないのである(どっちかってぇと2人とも虐待側だよな)。 偉人のチョイスも割と謎で、すげぇ有名な偉人をどーでもいい能力で使ってみたり、極端な「お前誰?」みたいな偉人もいたり。まぁ、ベタじゃないところからネタを引っ張って活用してこそ作者の手腕がみせられる部分だが、「知らん偉人」は別にオリキャラと変わらないわけで、そこから能力を引っ張り出しても「へー」以上の印象にはつながらない。この設定だと、もはや「偉人」設定は適当な言い訳に見えちゃうんだよな。全部オリジナルだとキャラメイクが面倒だから、みたいな。やっぱ「偉人ポケモンバトル」は難しいもんである。 そしてアニメとしての映像品質もだいぶクセのある仕上がりだったのがいいのか悪いのか。他のこき下ろしてる作品のように明確に「崩壊している」「ダメ作画」というわけではないので評価が難しいのだが、原作のテイストを活かそうとして作ったと思われる線の少ない作画は、正直アニメとしての魅力があまり感じられない。まぁ、これは単に私の好みじゃないというだけな気もするが、この作画だと「剣戟バトル」とかがもっちゃりしててあんまり映えないのよね。中心に宮本武蔵を置いてるのに彼女の剣の見せ場が今ひとつ盛り上がらないってのはやっぱりデザインの失点な気はするけど。 これは2期は…………ないかな? 「勇者のクズ」 5→4 話はもしかしたら面白かったのかもしれないのだが……作画クオリティの低迷が如何ともしがたく、見た目のしんどさから中盤くらいで心は離れてしまった作品。それでも2クール見守ってはいたのだから、何かしら引っかかるものがあった気もするのだが。 もしかしたらそれは「一応『勇者刑』と同じ作者らしいからなぁ」という先入観はあったかもしれない。でも、これは決して的外れな期待ではなかった気もするんだよな。世界設定のヒネた感覚とか、きちんと人間関係を構築してその妙を描いていこうという姿勢とか、ストーリーテリングへの責任感はある程度「勇者刑」同様に感じ取れる部分ではあった。 主人公のヤシロのキャラクターがとにかく一貫しており、タイトルに冠する「勇者のクズ」であるところは魅力的な部分。彼はポーズだけでなく、本当にやさぐれながらも心のどこかにアツいものを持つ無視できない主人公。そのために弟子がいっぱいついてくることにも説得力があり、結果的には「女学生3人をはべらせるハーレム」みたいな絵面にはなっているが、絶対にその女の子たちを性的な目で見たりしないし、自分の生き方への負い目から「俺みたいになるんじゃねぇぞ」的スタンスは絶対に崩さない。その上で実力があるからこそ3人の少女たちは少しずつ態度を変えながらもヤシロについていく選択している。この中心にある「弟子教育ファンタジー」は他作品ではあまり見ないオリジナリティだ。 さらに、そうして付き従う3人のヒロイン勢は皆それぞれに魅力的だ。城ヶ峰の徹底したアホっぽさと根源的な人の良さ・人懐っこさ、印堂のクーデレ感漂う無骨な愛嬌、そしてセーラのお嬢様要素を持ちながらもはすっぱさを見せたいちょっとしたこじらせ具合。みんな単なる心酔者ではなく、それぞれの人生観に従ってヤシロを選んでいることが伝わってくる。これに加えて1人1能力の特殊な戦闘構築が可能で、軍師役と言えるヤシロが教育を施すことで着実に勇者として成長していく様を見守るのも楽しい。 ……楽しいのだが……その戦闘がとにかくショボい。コマ送りなんてレベルじゃねぇし、アクション作画になると殊更に演出の拙さが際立ってしまう。どれだけ筋立てが魅力的だったとしても、流石にこの画だとついていくのがやっとですわよ。「勇者刑」との強烈な対比になってしまったのも皮肉な状況である。 まぁ、同じ作者でもそんなに何本も恵まれた環境でのアニメ化が実現するわけじゃないってことですよ。案外、今作も画のマイナスを取っ払うためにコミック版をあたってみるのは悪くないのかもしれない。 「愛してるゲームを終わらせたい」 4→5 終わらせてやったぜ……愛してるゲームをよ……。 今期は「別に興味はないんだけどキャストセラピー効果が大きいせいでどうしても聞いていちゃう」という作品がいくつかあり、この後もう1本出てくるが「カナン様」や「メイドさん」あたりがその筆頭。そして当然、この前振りなので今作もその枠に入っている。個人的には自分はそこまで伊藤美来フォロワーではないと思っているのだが、みっくボイスってあまりにも先鋭化されすぎて特化ボイスになってるので、刺さる時のダメージが結構でかいのよね。今作におけるみっくのみく(ややこしい)は割と「刺さる方」のみっくだったということである。 そうして甘々みっくボイスをベースの武器とし、今作はタイトルで書かれているアホ設定を大真面目にやる。「出オチだし、どーせ寸止めプレイを繰り返すだけのダラダララブコメなんだろ」と思っていたが、案外真っ正直に責任ある進展度合いを見せてくれたなぁ、というので評価は上げた。元々両思い確定の2人の「付かずとはいわず離れず」の距離感の詰め方はいい具合に悶々とできるレベルである。まぁ、これでSEXしてないのは頭がおかしいとは思うのだが、眼前の据え膳にひたすらうわべの理屈をつけて「エグいくらいにあけすけな恋」を描くコンセプトは成立してたんじゃなかろうか。 あと、個人的には中盤からテコ入れで登場した白百合会長のキャラがナイスなハマり具合。「不純異性交遊を目の敵にするけどその内心は……」な生徒会長キャラなんてのもテンプレでしかないはずなのだが、そのチョロさと豹変具合が素直に面白かったし、仲良くなった後のふわふわ浮いちゃう言動も可愛らしい。この硬さからの愛嬌は彩サマーボイスの正しい用法である。全体的に、キャラの配置とその相互作用は類似ラブコメの中ではかなり納得感も刺激もあるものだった。 もちろん映像部分のクオリティも担保されており、最初はあんまりキャラデザに惹かれてなかったんだけど、話数を重ねても崩れず見せ場をしっかり演出できた労力はFelixFilmの頑張りの結果。このスタジオ、もうちょい話題作に起用されてもいいぐらいの地力はあると思うんですけどね。 「左ききのエレン」 5→4 残念ながらだいぶ序盤で興味が離れてしまった作品。なんなら3話目くらいでもう視聴体制が適当になっていたかもしれない。そういう意味では申し訳なさはあるのだが……いや、でも一番悪いのはアニメのショボさだよ。それなりに話題作のアニメ化なんじゃないの? と勝手に思ってたんだけど、こんな低予算っぽいアニメ化で良かったんかね。 画のクオリティが低すぎるもんでどうにも集中できなかったが、シナリオ部分に関してもあんまり興味を持つことはできなかった。最初は「芸術を志す若者たちの苦闘の物語なのかなー」と思わされた1話目だったのだが、そこから描かれたのは「芸術に携わる社会人たちの苦闘」。ざっくりまとめると「商業」と「芸術」と「人生」を常に秤にかけ続ける人間たちのひどく個人的な悩みの衝突と集積。何か、世間に訴えたい感情がありそうな作品なんだな、ということは感じ取れるのだが、残念ながらそれが捉えきれない。構成が飛び飛びなもんでドラマの全体像が徒に見えづらくなっているというのもあるし、物語を1つに収束させるには「エレン」というセンターの存在感はやや薄い。メッセージとしても「自分らしさ」を讃えながらも生きづらい世を嘆くよくあるくらいのもので、わざわざイレギュラーな「天才性」を引っ張り出してまでして描きたいドラマだったのかというのはどうにも疑問だ。 いや、でもシナリオラインへの文句は不当かもしれない。あんま真面目に観てない状態でやいのやいの言っても的外れな可能性はあるから。でも、どんな形であれ「美術」を取り扱うアニメで作画品質が伴わないってのはお話にならんと思うけどね。コンテワークも全体的に熱気に乏しくて、作品全体を理知的に見せたかったのか、情熱的に見せたかったのか。多分後者なんだろうけど、それが実るだけの水準ではなかった。 なお、「お前、社会人の苦しみを分かってないから共感できなかっただけじゃね?」というクレームについては受け付けない。超えちゃいけないし、俺にゃぁ超えられないラインだよ。 「マリッジトキシン」 6→6 作画が良いことが評価対象であるなら、今作についても点数を下げることはできないだろう。今期はなんだかんだでダラダラ観られるジャンプ系アニメはそれなりに充実していたのかもしれない。 これにて今期の若山詩音フィーバー作品群は一旦完結。……なんか夏クールも同じくらいの密度でフィーバーし続けてる空気もあるが、今期は「霧尾ファンクラブ」のナミちゃん、ハイパーメイドのリリテアさんと、三者三様のヘンテコキャラたちで振れ幅が大きくて大変結構でした。つまり結論としては「今作のメイちゃんももっと前に出て頑張ってくれてよかったのに」である。 トンチキな設定からスタートした作品だったが、道中でやってる異能バトルは割と想定内の「ジャンプの少年漫画」であった。端々にアホみたいなトンチキ要素は残っているものの、やはりアニメとして魅せるにはどうしたってアクション部分に注目せざるを得ない。そこを強めに押し出すことで作画の良さを活かすこともできるし製品としてはそれで問題ないのだが、当初の予定では設定のトンチキ要素をもうちょい強めに見たかったなぁ、というのはあるかもしれない。「婚活バトルアニメ」なんだけど「婚活」要素って結局バトるためのきっかけでしかないので、そこで他作品との差別化があんまり図られてないんだよな。 でもまぁ、それって勝手な期待というか単なる先入観ではあるか。結局、今作が我々が一番望む形に収束するには下呂×城崎でくっつくしかないのだから。性別なんて瑣末な問題だしな。この世界の無茶設定ならいざという時は性別くらいいじれるだろうしな! いや、冗談じゃ無くて割とマジでそう考えてるんだよ。今作最大の武器って城崎の存在なのは間違いないわけで、バトル展開になると彼女の特殊設定が宝の持ち腐れになってしまうのが惜しいのよ。もっと「詐欺師」部分を活用できるシチュエーションバトルみたいなのに傾倒していくといいのに。いや、その漫画が面白くなるかどうかは分からんが。 何はともあれ当然のように2期はある。今後の展開に期待しましょ。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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