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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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BanG Dream!(バンドリ)」 5→4

 変な時期に終わるアニメ。3月末あたりで全然終わる気配が無かったからすっかり2クールだと思い込んでいたのだが、そういや特番挟みまくってたからな。これでようやく冬クールが終わる……と思いきや、まだ「テイルズ」の最終話が残ってたり。もう覚えてねぇよ。

 さておきこちらの作品だが、正直、最後まであまりピンと来ない作品だった。元々バンドっていう形態にそこまで興味がないってのも1つの理由だろうが、色々と良し悪しを検討する部分の多い作品でもある。まず、「良し」の部分だが、個人的に興味が無いとはいったが、実は「バンドもの」っていうジャンルで本気のシナリオ作りが行われたアニメってのは数が少なく、その部分をしっかり掘り下げたというのは意味のあることだ。たまたま同じ時期に「風夏」が被ってたりはしたけども……まぁ、こちらは女の子だけのきゃっきゃうふふバンドなのでまたひと味違うだろう。バンドものとして、メンバーが集まるまでの過程にしっかり時間を割き、個々のパートの存在意義を確認し、「ライブハウスで歌う」という結果に至るまでのあれこれで話が進むというのは、他のアイドルアニメとは一線を画すものだし、しっかり現実世界での「ライブ活動」に結びつく地に足のついた方向性。そういう意味では、やはりエポックメイキングな部分はあったのだ。

 ただ、それはそうとしても「悪し」の方がやっぱり目立った気がするんだ。世間的に一番話題になったのは何と言っても地獄のキラキラ星だろうが、基本的に、演出面がちゃちいのである。あまりアニメとしての骨子が無いというか、見せ方が拙いというか。突然声が出なくなる香澄のくだりとか、ごく自然に訪れるライブハウスの閉鎖とか、「まぁ、そういうストーリーになるんやろな」というのは頭では理解出来ても、個々の要素がぶつ切りで、本当に「単発イベント」みたいに見えるし、そこにいたるまでの有機的な繋がりが乏しく、どうにも身が入らない。キラキラ星のような「ごめん、ちょっと分かんない」っていう展開が出てくると、どうしたってそこで一度物語は醒めてしまうだろう。せっかく「女の子が集まって」っていう分かりやすい売りがあるのに、そこに愛着が湧かないデザインだったのは勿体ない。

 あとはやっぱり、分かっていたことだが「バンドもの」って「アイドルもの」に比べると画で見せるのが難しいんだよね。だって、ライブシーンは基本的に楽器弾いてるだけだからね。「ハルヒ」のライブアライブみたいな超絶作画までいけば話は変わってくるが、本作はライブシーンで動くモデルのベースがCGで組まれており、あまり掘り下げた描写は出来ない。アイドルアニメのように大きなダンスモーションで魅せることも出来ない。結局、最大の目的である「ライブ」が、アニメの要素としてそこまで浮き立たないのである。これも演出方向でいくらか改善出来る部分ではあったかもしれないが、おそらく本質的に打開しにくい問題だったのではなかろうか。

 個別の要素を見ていくと決して悪くない部分も多いんだ。キャラとしては有咲の圧倒的「口が悪い」キャラとか、何故かミルキィホームズで結成されてるバンドとか、見てて楽しい部分が無いわけじゃないし。やっぱり主人公・香澄の求心力がもうちょっとあればなぁ、という部分が悔やまれる。まー、アニメはこれで一旦切れるが、中の人たちの活動は続いていくのだろうし、またどこかで接点が生まれるかもしれませんわね。とか言いながら、知り合いに勧められてゲームはダウンロードしてみた私。これからやるかどうかは知らんけど。

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「鬼平」 4→5

 先にアニメグランプリ記事を上げてしまったし、随分時間がかかったけど、ようやく冬クールの番組が一通り終了した。正確にはまだ「テイルズオブゼスティリア」が残ってるんだけど、もう仕方あるまい。間が空いちゃうと感想書けなくなるからシリーズ放送が終わった時点で一回まとめておくべきだったかなぁ。今回感想を書けた作品は35本。前クールが32本だったので、まぁ、冬クール締めはそれなりに多いということだな。秋と違って明らかに切った作品ってのがほとんど無かったけど、そこまでひどい作品も多くなくて満足度の高いシーズンでした。

 さておき鬼平である。放送開始時には「何でこんなアニメをわざわざ作ったんだろう……」って思ってたんだけど、毎週義務感から観ているうちに、だんだんこれはこれでいいんじゃないかって気がしてきた。考えてみれば、古くから日本人に愛されてきた古典である。そりゃまぁ、シナリオラインはしっかりまとまってるわけでね。しかも数あるエピソードの中から13本を選んでアニメにしているわけで、すげぇ退屈になるなんてことは無いんだ。いや、面白いかって言われたら別に興味も出てないはずなんだけど、30分の中での起承転結とか、シリーズ13話における変化の付け方とか、そういう部分はしっかり見せられるレベルになっているんだ。最初に見た時には「この絵じゃぁ人気も出ないだろうし……」と思っていたキャラクターデザインなんかも、冷静に考え直せば、じゃぁ鬼平を現代風のアニメ調でリビルドしたところで誰が喜ぶんだよ、って話でね。どうせ他のアニメと比べたり寄せたりする意味も無いのだから、それなら一番「時代劇らしい」着地点を見定めるのが正着。だったら、やっぱりこれでよかったのだ。

 しいて難点をあげるなら、元々時代劇なら1時間という枠が普通だろうから、その脚本を30分のアニメにするのはやっぱり無茶。どのお話もとにかく要素のみをピックアップしてのスピード事件、スピード解決である。なかなかその周りで「あそび」の情報を入れにくい。バタバタした雰囲気になってしまうと、本当に「なんとなく」観たいだけという暇つぶし用にはちょっと重たい。ただ、その分ギュッと要素が詰め込まれているとも言えるわけで、「5分で分かる」ではないが、「二十数分で分かる鬼平犯科帳」だ。コンテンツの消費スピードが速く、どんなドラマもインスタントに食べ尽くされてしまう昨今、視聴者サイドもそうした速度に慣れていることを考えれば、多少の情緒が無くなったとしても、これくらいのスピードなら充分通用するんじゃなかろうか。逆に1時間でやられたら絶対に間延びするしな。描きたい要素だけをピンポイントで描出出来るという、アニメならではの強みがこの時短につながったのだろう。

 まぁ、取り立ててお勧めしたいというようなものでもないのだが、観ているうちに「将来隠居したらダラダラ時代劇を観るのもいいかもしれない」という程度には受け入れられました。これ、ナンボでも続編作れるだろうから、反響次第では2期3期と続くかもしれんな。

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「小林さんちのメイドラゴン」 6→6

 やぁみんな! 毎度お馴染み、京アニ大好きおじさんだよ! やっぱり京アニはいいよね!(洗脳)

 当初思っていたよりも、京アニの恩恵の多いアニメになりましたな。ネタとして飛び抜けて面白いものがある作品って感じでもないのだけど、とにかく毎週カンナちゃんに会いたい一心だけで充分過ぎる位に視聴が続けられるという。どっかの感想でも触れたが、やっぱり京アニ作画は「むちむちした女の子の肉」を描かせると天下一品なんだ。女子高生のニーソとかも素晴らしいものに仕上がるのだけど、今回はそれが幼女のむちむちっぷりに活かされたわけだね。京アニ作品の幼女部門筆頭候補にカウントしておこうではないか(他に誰が対抗してくるかは知りません)。

 もちろんカンナちゃんだけではなく、作品全体としての映像面は完璧だったし、ちょっと弱そうなネタ回しでも余裕を持った尺と自信を持った演出で堂々と見せられると、それだけで何となく面白く思えてくるものだ。幕間にちょっと挟まるだけのエルマの使い方とか、あまり押しつけがましくないネタの挟み方がほどよい感じ。腹を抱えて笑うような作品にはならないのだが、ほどほどに笑えて、ほどほどにアットホームで、ほどほどにヒューマンドラマ(ドラゴンドラマ?)。ラストのドラマの締め方もばっちりだ。世間の厳しさに打ちのめされた社蓄の皆さんも、本作で少しでも心が浄化されればこれ以上のことはありませんよ。うちにも来ないかなぁ、メイドラゴン。いや、この際幼女だけでもいいんで……別におっぱいいらないんで。

 中の人はメインとなったちょろゴンずの面々はみんないいお仕事。カンナちゃんを別枠にすると、やっぱり代表するならトール役の桑原由気かな。はっきりしたメインヒロインはこれが初めてだと思うが、いい仕事を残せたのではなかろうか。あとはまぁ、座長(?)といえば田村睦心なんでしょうね。むっちゃん、多分周りの後輩からも愛されてると思うよ。いいお仕事でございました。

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「スクールガールストライカーズ Animation Channel」 5→5

 よかったよね、黒鳥の騎士オディール。ん? 他? 他は……あんま覚えてないなぁ……。

 お手本のようなソシャゲアニメ。世界観がぼんやりしていて、目的もぼんやりしていて、そのくせキャラクターだけはいっぱい出てくるという。個人的には「けものフレンズ」が完全にこれと同じ枠なんですけどね。なんでこっちは爆発的人気にならないんでしょうね。君は仮面を被らないとまともに会話出来ないフレンズなんだね。

 メインシナリオは可もなく不可もなく、ぼんやりしてるからやや「不可」寄りくらいのレベルで、アルタイルトルテの面々が可愛かったからまぁいいか、っていうほどに彼女達にも肉薄してる気はしない。そりゃま、こんだけキャストが充実してるとそれだけで満足してしまう難儀な性癖なので不満は無いのですが、そういう要因が無い状態でぼんやり見ていて面白いアニメだったかと言われるとちょっと疑問。学園青春ストーリーなのか、命懸けのバトルアニメなのか、命懸けのオディールアニメなのかもよく分からないしな。一応降神三姉妹を巡るラストのシリアス展開は筋立てとしては成立してたんだけど、この子らの「友情」って割と軽いし、そこまで切実なものって感じもしないので、シリアスとしての重みがあんまり無いんだよな。結局、普段の任務もどこまで命懸けで、どこまで部活感覚なのかも分からんかったし。

 まぁ、「何となくキャラ紹介」程度の内容だし、これを機に本家のゲームのプレイヤーが増えればOKっていうレベルのお話なのだろう。そう考えると、あんまり深刻になって核心に触れてしまう筋立てより、これくらいふわっとしてる方が導入としては丁度いいのかもしれない。いや、最後のモルガナのお話がどのくらい核心なのかは分からんけども。「ディバインゲート」とか「艦これ」とか、シリアスやろうとして完全にユーザー以外置いてけぼりだったしな。ソシャゲアニメって筋を作るのが本当に難しいので、まだしばらくは業界全体での試行錯誤が続きそうだ。いや、いつの時代までソシャゲが隆盛してるかも分からないけど。

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「幼女戦記」 6→6

 よかったですね。ただ、毎回感想を書いていた割には、終わってみると何が良かったのかを書き出すのはけっこう難しい作品な気がする。

 間違いなく言えるのはターニャ・デグレチャフというキャラクターの勝利ということだ。異世界転生華やかなりし現在、転生ものは掃いて捨てるほどあるし、「転生したら○○になっちゃった!」という筋立てもおそらく数限りなく存在しているだろう。スライムや、温泉なんて代物まであると聞いたことがある。そんな中で「幼女」というのは、まぁ、理解の範疇というか、萌え文化を考えればごく自然に出てくるベタな発想とすら言えるかもしれない。そうなると、後の勝負はこの「幼女」をどう料理するか。本作では「中身はリーマンのおっさんのまま」とは言うものの、この「リーマンのおっさん」がかなり曲者で、冴えない無職やオタクの転生ものとは訳が違った。カワイイ(?)幼女で中身がクソムカつく人格破綻者の策謀家。この組み合わせを考えついた時点でまず1勝。そして、このデザインを、アニメのキャラクターに起こした時に現れたあまりにも禍々しい表情。これでもう1勝。というか、多分今作に引き込まれる要素の半分以上は、彼女のとんでもない表情にあった気がする。とかく「ギャップ」というものは萌えや燃えを誘発するものだが、本来ならば可愛らしくあどけない幼女が、世界の酸いも甘いも知り尽くし、苦虫を噛みつぶした表情で世の無常と神の非情を嘆く。その光景を画として見せられたことが、本作の最大の勝因だったのではなかろうか。

 だって、冷静に考えてみればあとは単に「やたら強い兵士が戦場で俺ツエーする」っていうだけの話だからね。単なる俺ツエーだけでは他の作品に埋もれてしまうところだが、ターニャさんは厭世的な物言いと可愛らしい容姿のギャップで我々視聴者と賢明なる部下たちの心を掴み、有り余る才をもって戦場を支配した。そして、本作の戦場は本当にむさくるしい。ターニャの周りにいるのはほとんどがむくつけきおっさんどもで、唯一の花であるヴィーシェちゃんもなーんか変な顔。もう、今作で癒し成分を求めようと思ったら可愛らしいターニャに頼るしかないのだが、それを許してくれるわけもない。すがっては投げ捨てられ、求めては蹴飛ばされ。そんなことを繰り返して少しずつ練度が増していくのが、この作品で打ち立てた兵団なのである。こうしてみると、なかなか綱渡りのようなバランスで成立したオリジナリティ、ギリギリで打ち出せた魅力の作品だった気がするのである。

 こうして何とか作品独自の魅力が確立すれば、あとはターニャの周りを彩る血と硝煙の物語をアニメの道具立てで整えてやれば良い。慈悲無き戦場の冷酷さ、突き放したようなシニカルさ。それが統制の取れた薄暗い画面から漂ってくることで、たった1粒の異物であるターニャは更に輝くことになる。どこまでも泥臭く、どこまでも陰鬱に。その雰囲気作りの徹底が、アニメスタッフの最大の功績だろう。個人的にはオープニングエンディングがたまらなく好きなので、多分世に言うミリタリーものの映画なんかも試しに見てみたら普通に楽しめるとは思うんですけどね。どなたか、可憐な幼女が人を殺しまくるミリタリー映画の名作とかがあれば教えてください。まぁ、その場合でも出来ればCVは悠木碧でお願いしたいですけどね。

 本作の勝因がターニャさんであるというなら、それを生み出したのはおいちゃんである。何度でも何度でも繰り返すが、やはり悠木碧という声優は天性のものを持つ至高の存在だ。ターニャの場合、彼女の持つ厨二的なテイストがあまりに上手いことはまり過ぎてやり過ぎてるんじゃないかという気すらする。おいちゃんにひたすらビンタされ続けたい人生だった。

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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第2期)」 6→4

 終わってみると女性がしぶとく生きるお話になってましたね。だとしたら何でラフタ殺したって話なんだが……(アミダはまぁ、しょうがない)

 さて、世間では色々と話題になっているオルフェンズ。私個人としてはやっぱり相性の悪い日5枠なので中盤からだんだん視聴が適当になり、どうこう言えるほどの見方もしてないのだが、それでもやっぱり、ちょっと腑に落ちない展開になってしまったなぁ、というのが正直な感想だ。こういう話になるなら、やっぱり1期の時点からもう少し作り方があったと思うんだけどなぁ。

 多分批判的な意見はその辺探すといっぱい出てくるだろうから、個人的にどうしても釈然としない部分だけに絞っていくと、やはりオルガ・ミカという2人の主人公の扱いである。どうしたってガンダムという媒体なのだから主人公の動向に目がいくと思うのだが、今作におけるオルガとミカというのは、全く主人公らしい活躍を見せていない。これは2人に主人公を分業させてしまった故の弊害なのだろうか、とにかく2人が各々別な理由で魅力を削がれてしまっているのである。1期時点で、オルガの方はまだ良かった。ベースになってるのは任侠ものなのだが、義理人情でまかり通る田舎の組の若頭みたいな立ち位置で、名瀬さんとかテイワズとの繋がりなんかで、「親分だけど下っ端」っていう中間管理職みたいなスタンスの悩ましさはちゃんと見せてくれていた。ミカやその他の団員が「とにかくオルガのいう通りにすれば大丈夫だし、オルガのためなら命をはれる」と思える存在であったはずだ。しかし、2期に入ってからのオルガは「義理人情が云々」という若頭の気概みたいなものが薄れ、単に世間に振り回される中小企業の社長みたいになってしまっている。下に気を遣って走り回り、上の思惑に押し潰されて選択を誤る。「火星の王になる」と嘯いてみたものの、むしろ1期のころの方が現実味や意欲があったように見えて、2期に入ってからはなまじ可能性が見えるだけに、駄目な誘惑に負けた「笑うセールスマンの被害者」みたいになってしまっている。終盤では一切自分の判断でものごとを決められず、行き当たりばったりの末にあっけなく死亡。組織のトップとしての「アタマ」、主人公チームのブレインとしての「アタマ」のオルガは、こんなキャラではなかったはずなのだが。

 そしてミカだ。ミカについては1期の時点から不安視していた部分がそのまま残った形で、「アタマ」をオルガに預けているために一切自分で考えて動く部分がない。オルガを失ったラストで演説を始める時には「ついにミカが自分で考えて動くぞ」と期待していたのに、なんとまさかの「オルガの命令に従え」である。流石にここまで盲信的な信頼関係は、アツい友情物語とかではなく、単なる思考放棄だ。西住まほさんに「信仰と信頼は違う」とたしなめられるやつだ。結局、ミカはただ「バルバドスを操るエンジンの一部」でしかなく、口を開けば「オルガが望むなら」。そういう生き方もドブネズミにはあるのかもしれないが、主人公として魅力的かと問われれば、いくらなんでも共感も憧れも抱けないキャラになってしまっただろう。

 機能を失ったアタマと、それにすがるカラダ。この2人の物語には、どんな主義主張が差し挟まれようと魅力は無い。個人的には2期中盤のモビルアーマー戦あたりから割と退屈で、「結局この作品はどこにゴールを置きたいんだろう?」と首を傾げることが多かった。名瀬さんが謀殺されるあたりからの死亡ラッシュに入ると命のやりとりに何のけれん味も無くなり、問題のラフタ射殺(そしてオルガ射殺)など、あまりにも雑な退場シーンが多くなる。これ、モビルアーマー云々のくだりを半分にすれば、もっと情念の籠もった「死」のドラマが描けたと思うんだよね。どさくさで死んだアキヒロとかも可哀相だよなぁ。

 私は岡田麿里のファンなので、この作品だけで彼女の価値が貶められるとも思わないが、結局ガンダムという縛りが彼女の脚本に「合わなかった」ということなのだろう。これだけあっさりさっぱりと人の死に様を繋いでいく構成も、彼女の考える「戦争の死」が表れていると思うのだが、残念ながらそれはおそらく良い形でシナリオに関わっていない。もっと卑近で、薄皮一枚でやりとりする「キズナイーバー」みたいな「痛みの物語」の方が、彼女の芸風に合っているということなのだと思う。こればかりはどうしようもないので、次作は心機一転、ホームグラウンドでの健闘を期待したい。

 まぁ、最後の最後でアトラがすげぇことになったからさ……そこを見て明日への希望を残そうじゃないか。アトラとクーデリア。2人のママに育てられるアカツキ。なるほど、オルフェンズは「なのは」シリーズと同じだったんだね!

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「クラシカロイド」 6→6

 2017年、世間を賑わせた、ハシビロコウが大活躍するハートフルギャグアニメといえば? そう、皆さんお馴染みのクラシカロイドですよね!!

 個人的には今年度ギャグアニメ部門のトップ3に入るんじゃないかと思われるクラシカロイド。しかし何故だろう、一切話題になっていないのです。畜生、やっぱりNHK教育のアニメだから注目度が薄かったのか、「境界のRINNE」の間に挟まれる形で箸休めだと思われてしまったのか……。そりゃまぁ、パッと見の絵はなんか古くさいしさ、ネタだって割とベタベタだからどこに注目したらいいか分からないけども……。めっちゃキャスト豪華やん。監督「おそ松さん」の人やん。もっとみんな見て。4月からも再放送されるみたいだから観て。

 どこまでもマジにならないゆる〜い雰囲気のホームギャグ。考えてみれば「アルフ」とか「フルハウス」みたいなNHK教育のアメリカンコメディに通じるものがあるかもしれません(強引に同じ局繋がり)。たっぷり2クールというやりたい放題の尺の中で、一応は「クラシック音楽」というモチーフを守っているような、守っていないような適当なくくりでお送りする「音楽ギャグ」という新しい可能性。アホみたいな作品に見えて、毎回アレンジを施したクラシックの名曲が流れるのはマジだし、それとなく偉人の話にも詳しくなれる(かもしれない)し、大変にお子様の教育に向いた作品じゃないですか。まぁ、ネタ回しはやっぱりゲスだし、オタク向けのテイストも多いのでお子さんに見せるかどうかは自己責任で判断して欲しいですけども。毎回エンディング楽曲が書き下ろされるなど、非常に手の込んだギミックも盛り込まれており、大人が観るにも充分耐えうるクオリティだし、子供さんなら何となくアホなギャグでわちゃわちゃ観ることが出来る。実に理想的な教育アニメでしたよ。まぁ、これを見て大きくなった子供が将来音楽の授業で実際のモーツァルトについて学んだ時にどう感じるかは分かりませんけど。偉人のモーツァルトと本作のヴォルフは似てるけど別な人です。いや、似てもいないです。

 こういうお気楽ギャグって合う合わないが如実に出てしまう作品なので、見る人によっては「なにこのクソ寒いの……」って思うかもしれないけど、僕は大好きでした。是非とも続編を期待します。シナリオはいくらでも作れるだろうが、曲の方が追いつかないだろうな……。

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「クズの本懐」 6→7

 ありがとう、ちかぺを花火に選んでくれて。まず、そこをひとしきり拝み倒してから話を始めよう。とにかく、花火さんは最高の女子高生でした。

 中の人の話題から入ってしまうのは私の業のようなものなので諦めてもらうとして、もちろん本作はそれ以外の部分でも大いに盛り上がる事が出来た。始まった直後には「ドロドロした人間ドラマが期待できるかもね」なんて適当に書いてはみたが、まさかここまで凝縮して、ギリギリまで絞った人間関係をガッツリ描いてくれるとは思っていなかったので期待を超えた仕上がりだ。最近のアニメではこうして「恋愛もの」を何の衒いもなく描いてくれる作品ってのは案外少ない気がするので、こっちの方向性を突き詰めた作品を骨太に作ってくれたのは本当にありがたい。まぁ、少女漫画なら恋愛要素オンリーの作品も少なくはないけども……、でもやっぱりなんか違うよね(今作も作者は女性らしいけどね)。

 「互いに別な人が好きなんだけど、叶わぬ恋だと思ってるから付き合ってみる男女」っていうモチーフは、もちろん今作のオリジナルではなかろう。いかんせんその手の知識が乏しいのでパッと他の代表作の名前は出てこないが、まぁ、「どっかで見た」設定のはずだ(「ニセコイ」はちょっと違うかな)。そこから先の展開だって、こういう媒体に多く触れている人からしたら珍しい部類ではないだろう。どっかで「昼ドラやんけ」みたいな感想を見たことがあるが、まぁ、確かにドロドロっていう意味ではイメージの中にある昼ドラの典型だし、茜先生の見事なピッチっぷりとか、あけすけなエロ描写なんかはどこかVシネみたいな匂いもする。ともすると「アニメでやらなくてもいいじゃん」という意見も出てきそうだ。

 だがしかしだがしかし、この作品は立派にアニメ作品として機能している。そこは監督をはじめとする制作スタッフの腕の見せ所。単に誰と誰が付き合って、どこが別れて、どこが片思いで、なんてことをただ垂れ流すだけでは、アニメになった意味が無い。何故好きになるのか、好きになったら何を思うのか、心の問題と身体の問題は隔てて考えられるのか。青臭い少年少女の恋愛譚の中でのたっぷりの「情感」が、アニメーションならではのリソースを費やして掘り下げられている。各話でも何度か扱ったが、今作は意図的に「漫画の構図をそのまま」というカットが多い。コマ割りを意識した構図にモノローグを乗せる手法だ。単に心情の「語り」だけでは画面が保たないが、今作の場合にはそこで無駄にカメラを動かしたり、カットを割っても失われるものの方が多い。そこで、ほぼ止め絵と同じ状態を保ちながらも、自然に「アニメの画面」に落とし込むための方策として「漫画風」の画面が採用されているというわけだ。まぁ、言ってしまえば「場つなぎ」なのだが、今作は少女漫画的な要素も多分に含んでいたため、存外自然な流れとして受け入れられたのではなかろうか。現実のオブジェクトのみで構成される実写ドラマでは、こうした間の取り方はかなりの難業だろう。

 こうして「語り」を入れる時間と大義名分を手に入れ、あとはずぶずぶと花火ワールド、そして茜ワールド。可愛い女の子が可愛いことをしてるんだから、そりゃ素敵なお話だ。いや、茜先生の場合は「可愛い」ではないのだが……そうだね、エロだね。今作の場合、あけすけで執拗なエロ描写も視聴モチベーションを大きく支えたのは認めざるを得ないだろう。いや、モチベって言っても、せいぜい2割、いや、3かな、4割かな……。

 結論:ちかぺを全力で喘がせてくれて本当にありがとうございます。

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ALL OUT!!」 4→5

 迷い無くスポ根。前クールはやたらスポ根が多かったので埋もれていた印象だったのだが、冬クールは他に似たような作品も無くなったので、ゆっくり観られるようになった気がします。こうしてみると、大量に生産・消費されるアニメの「同時期に何が放送されてるか」ってのはやっぱり重要だよな(まぁ、大量消費しなきゃいいだけなんだが)。

 最初に印象が悪かった部分は、何となく画が受け付けなかったことと、あまりにもスポ根のテンプレに依存しすぎていて説明が不足していたこと。「何故ラグビーなの?」「彼らの普段の生活はどんなものなの?」といったバックグラウンドが見えてこなかったために、序盤はストーリーに入っていくのに随分時間がかかったように記憶している。しかしまぁ、画は慣れれば問題は無い。ヘンテコな形の顔とか、どう考えても高校生じゃない造形とか、やっぱり異彩を放つデザインではあるのだが、まぁ、異能力スポーツアニメだったらこのくらいは普通ですしね。いざ試合が始まると頭になんか被るヤツも出てくるし(あれ、なんていうんだ?)、同じユニフォームを着た状態でもはっきりキャラの区別がつくようなデザインってのは大事ね。ラグビーは特に参加選手が多いのでそういう部分が大事になってくるんだ。

 そう、この「人数の多さ」ってのはかなりのハードルなんだ。野球で9人、サッカーで11人。これだけでもキャラを描き分けたり、活躍させるのは相当大変なのだが、ラグビーはなんと15人。さらに野球と違って全員が同時に駆け回るグラウンドスポーツなので、油断したら一気に14人分の空気キャラが発生してしまう。かてて加えてルールまでよく分からないスポーツとくれば、こりゃもう、ハードルが多すぎて飛ぶ気にもならない。しかし、今作の場合はどうにかこうにか、そうしたハードルを片付ける努力を続けているのだ。キャラのかき分けはその一歩目だし、一応話が分かるように、1つ1つのポジションの意義を確認しながら満遍なく物語を作っていくことでルールを把握しながら見続けることが可能になる。まぁ、当たり前のデザインといえばそうかもしれないのだが、やっぱり丁寧な見せ方って大事よ。

 個人的にターニングポイントのなったのは監督のおっさんが登場したところ(随分早いな)。監督さん、くっそ格好良いのよね。典型的なツンデレジジイなんだけど、土師さんのハイパーダンディボイスの影響もあり、このツンデレ的格好良さが本当に素敵。途中からはどんどんデレて可愛くなっていくおっちゃんを見守るアニメになってた感すらある。やっぱり、こういうスポーツ漫画って「有能な監督が選手の及びもつかない発想で指導してくれて、気付かないうちに強くなっていく」過程が面白いと思うのだが、おっちゃんはそれをパーフェクトにこなしてくれていた。最初に大迫力だと思ってた赤山がどんどんカワイイ側のキャラになっちゃったから、チームの背骨が監督によって支えられてたのはでかいよね(赤山は赤山で悪くないんだけどさ)。あ、あと先生の翻心ストーリーも好き(結局おっさんしか見てない疑惑あり)。

 原作はまだまだ続いているようなのでアニメが終わったと言ってもあまり達成感は無いのだが、逆に言えば今後の展開も期待出来るかも、ってことで。しばらくかかるとは思うが、のんびり待ちましょね。

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