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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 去るものあらば、又来るものあり。年に1度のお楽しみ、新戦隊の時間だ!

 まぁ、ぶっちゃけ毎年新戦隊の幕開けは「わぁい! 新しい戦隊だ!」というだけで文字通りの爆上げになってしまうので悪い印象なんてあんまり出てこないのだが、今年も今年で楽しみは維持できて安心ですね。そして、この安心感は実は案外久しぶりな感覚かも。なにしろ、何度も触れている通りにここ数年の戦隊ったらキワモノどもが揃っていていちいち「どうなってしまうんだぁ〜〜〜〜?!」って反応しか出来なかったから……。SNSの感想なんかをさらってみても、どっちかというと「これぞ戦隊だろ」という安心感というか、レトロ感に満足している感想が多いように見受けられる。遡るとキングオージャー・ドンブラ・ゼンカイとイロモノが並んでいるわけで、直近なら(乗り物推しという部分も含めて)キラメイジャーまで戻った感。いや、キラメイだって充分刺激の多い作品だったのだけど。

 そうして「一度戦隊のよって立つところに戻ったなぁ」という安心感がありつつも、だからとてベタとマンネリでゴリゴリに固められては見る価値はなくなってしまう。ラインを維持しつつどこで攻めるかっていうのも今後の注目ポイントになるわけだ。1話の印象を見る限りでは、キングオージャーがかなりシリアス寄りの作品だったこともあり、ややコメディテイストに寄せる流れになるのかな。まぁ、キングオージャーのシリアス程度では一切埋め合わせられないレベルのコメディ……というかクレイジーが2年前に債権として積み上げられてはいるが。あんな薬物ではなく、それこそキラメイジャーくらいのバランスになってくれると1年間安心してみられるかしら。

 振り返ってみると、「自動車モチーフ」を押し出した作品は割とライトテイストのものが多い。初めて「若者」を主人公にしたターボレンジャーを皮切りに、ギャグ戦隊の代名詞であるカーレンジャー、変身名乗りも個性的なゴーオンジャーと、常に「アゲ」要素は維持されていたんじゃなかろうか。その血統を受け継ぐ戦隊になってくれるなら、今年1年はあまり気負わず素直に楽しむことができる戦隊になりそうだ。

 ちなみに「デザインがダサい」という部分に関しては、全くもってその通りだと思うので反論はない。仮面ライダーでよく言われる「1年みてたら格好良くなる」みたいな現象も、いくらなんでもこのデザインでは起こらないだろう。でも、ぶっちゃけダサさってあんまりスーパー戦隊では問題にならんのよ。「ダサさは強さ!」と某非公認戦隊も言ってるし(言ってないです)、愛着が湧けばそれだけに個性の際立つデザインは武器にもなる。こんだけ図々しいモチーフをそのまま使ってるデザインなのだから、今後思い切りいじってくれる期待もあるし。

 あと、個人的に嬉しいポイントとして敵勢力・ハシリヤンの設定がある。今回は無事に1話目からはっきりわかる「敵組織わちゃわちゃ作品」じゃないですか。いや、まだ2人だけだし単なるアホカップルで終わる可能性もあるんだけど……2人の時点でちょっと楽しいのはとても良い。そしてこれまた思い返せば、「車戦隊」の敵キャラって憎めなくていい奴が多いのよ。具体的にはボーゾックとヨゴシュタインさんの流れ。すでに1話目で「こいつら、言うほど悪い奴でもないのでは……」みたいな雰囲気が滲み出てるし、是非とも芋羊羹を差し入れしていただきたい。

 あとこれは完全に妄想なのだが、キングオージャーが10周年のキョウリュウとコラボしてたということは、こちらの「車」作品がコラボすべきは「烈車」作品なんですよね。メイン戦士にオレンジがいる時点でフリにしか見えないし……全裸待機だ。

 
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 はい完璧。はい最高。There is no 異論、いいね。

 というわけで、年に1度の悲しい別れの季節。今年も無事にスーパー戦隊が幕を閉じた。そして、この物語がわずか1年だったということが驚きなくらいに充実した年になった。最近の戦隊、ちょっとトバし過ぎじゃないですかね。ここ数年全くハズレ作品がなくて、失礼ながら「そろそろ休んでもいいから来年あたりに1回ちょっとハズレ作品はさんでもええんやで」とか思ってる自分がいる。すまんなブンブンジャー。ちなみに戦隊シリーズにははっきりした点数づけはしないことにしてるんですが、今作はざっくり評価で「A」は確定。「S」にしたくもあるしどうしようかな、と悩むくらいのレベル。まぁAかな。そういえば去年のどこぞの戦隊は「文句なしにS」と評したんですが、今になって考えるとアイツはもう「Z」とか「Ω」とか別次元にぶん投げた方が正しい気がしてきた。

 そんな1年前の先輩が全ての常識をぶっ壊してトンズラした大破壊作品だった揺り戻しだろうか、登場時には色々とキワモノ扱いされていた今作も、その名の通りに王道を爆進する真っ正直な作品となった。もちろんさまざまな部分に新規性に富む挑戦が盛り込まれていたことは前提として、それらを全て駆使して「戦隊ヒーローで描くべき英雄譚」が丁寧に積み重ねられていったのである。ラスト3話での綺麗な伏線回収、特に劇場版との絡みでざくざく過去キャラが出てくるカタルシスはおしっこちびっちゃう楽しい展開で、ほんとは先週時点で感想書いちゃおうかと思ったくらいである。デボニカの再登場はある程度予想されていた部分だが(劇場版感想でそう書いている)、その前にデズナラクが帰ってきたところで「その展開よゥ!」と盛り上がっちゃったし、イロキ様の堂々たる帰還とかもたまらんものがあった。この展開に持っていかれちゃぁ、もう何も言えませんよ。

 ざっくり今作の良かった点を見ていくと、まず戦隊シリーズの個人的な最重要評価点として「個々のメンバーのキャラがしっかり立っていること」が挙げられる。以前もどこかで書いたのだが、どうしたって5人以上の「主人公チーム」がひしめく以上、影の薄いキャラってのは出てくるもんで、乱暴にまとめるとグリーンとかイエローあたりの影が薄くなりがちな傾向にある。1話完結を前提とするためにゲストキャラなんかも右から左に流れて消耗品扱いされる場合もあり、「積み重ね」というよりも単に「連なったお話」になってしまうとどうしても刺激は落ちる。しかし、今作は47年の歴史の中で、最も極端な形で「全員主人公」を実現してしまった部分がエポックメイキング。何しろ「全員王様の戦隊」である。登場時には「そんなん成立するわけないやろ、どうせ途中から王様要素が薄くなってみんなでつるむだけになるで」とたかを括っていたのだが、なんとまぁ、見事に最後まで「みんな王様」だった。しかも作品の唱えたいメッセージとして「王も民もみんな主役」というスローガンがあり、王どころか従者チーム、モブに見えた民の1人1人にまでがっつりキャラが立っている始末。イロキやデズナラクの復活も嬉しかったが、多分ボシマール(本物)の復活が一番嬉しかった人も多いんじゃなかろうか(マジで泣くよあんなもん)。

 そうして「ばちばちの個性を遠慮なくぶつけ続ける」という無茶な構成が「6王国同盟」という形の上で成り立つ奇妙な戦隊を作り出し、1話1話全てに濃いお話が提供してもらえたというのが一番の評価点。加えて、同じようなポイントだが「敵組織のわちゃわちゃ」もちゃんと見られたのは嬉しかった。これまた毎度触れてるポイントだが、やっぱり敵さんサイドのキャラを立てるのにも「わちゃわちゃ」が手っ取り早いんですよ。本作は2部構成になっている関係上、真の敵キャラであるダグデド様と五道化の登場が中盤以降になってしまったが、それでも充分インパクトを残せるだけのキャラとシナリオになっていた。ダグデド様(石田彰)が身も蓋も無い強さとキャラで最大限に掻き回してくれたことが大きいが、文句なしで敵キャラMVPであるカメジムを筆頭に、やたら濃いキャラと被害のデカさで盛り上げてくれたグローディなど、ほんとにどのキャラも「与えられた時間内に全部の要素を出しきる」という生き様(死に様)(死ねない様)が見事。

 そうして「敵」「味方」全部が楽しかったということで、ワタシ的今作総合MVPは悲しき為政者、ラクレス様に差し上げたい。彼のせいでほんとの主人公であるギラが若干食われ気味だったのは残念と見る節もあろうが、私としては今作の重要なテーマである「指導者とはどうあるべきか」という問題をず〜〜〜〜〜っと抱え込み、明確な答えを与えてくれた歩くお手本がラクレス・ハスティー。序盤から「まぁ、何かあるやろこの人」と思わせておいてそれを回収するまでに二転三転。もう、見たい展開を全部見せてくれている。スズメとの純愛要素はそれだけでも1本のドラマが作れてしまいそうだ。そういう意味では最終的に一番好きになった王国はトウフかな。イロキ・カグラギ・スズメ。血族全員が恐ろしいまでにディボウスキの信条を貫き通しているアツすぎる一族である。

 ちなみにスズメさんも大好きですが、ベストヒロイン賞は個人的嗜好によりモルフォーニャさんのものです。これはまぁ、しょうがない。最初から最後まで1ミリもぶれずにずっと可愛いままだった。リタさん、あんたほんとに友人に恵まれてるよ。

 他にもヤンマの話とかジェラミーの話とか最終的にちゃっかりゴッカンの国民になってた稲田さんの話とか、語らなきゃいけない話はいっぱいあるはずなんだけどキリがないのでここで一旦切ります。まとめると、「ほんとに1年間最高の刺激をありがとう」です。毎年クソ高いハードルを更新し続けてるのに、あの手この手できっちりクリアしてくる戦隊シリーズ、ほんと恵まれてるな。

 

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 リタ様のご尊顔で笑ってた不敬な子供たちは死刑でいいと思うの、第33話。いや、それが望みだったとしてもね。うらやまけしからん。

 というわけで残念ながらキング登場ならずでしたが、その分はサービスに振り切って色々と楽しませてくれたコラボ回となりました。先週も書いたけどこういうレジェンドとのコラボって本来のお客さんであるはずのお子さんたちが楽しめるかどうかは分からんのだけど、我々みたいな大きなお友達からすると垂涎の大サービスになるので今後も1年に1作くらいは挟んでくれていいと思うの。まぁ、そういう大きなお友達は東映特撮ファンクラブとかに加入してそっちで配信されてるサプライを享受すればええやん、という話ではあるが……(加入してなくてすまん)。いいじゃない、「先輩戦隊」の存在を示すことで、子供たちだって「もっと前の戦隊がいるんだ! 調べてみよう!」ってなって、そこから沼にハマる可能性だってあるわけだし。あー、でも戦隊って人生で1回は卒業するもんだから、「幼少期からずっと観続ける」って流石にレアケなのかなぁ(立派な大人になってからハマったのでいまいちその辺の流れを理解してない)。

 というわけでチームキョウリュウはお疲れ様でした。前回披露したコラボに加え、今回はさらにパートナーを変えたり、深掘りしたりで美味しい画面がてんこ盛り。個人的に目を引いたのはイアン&ヒメノのmy ladyコンビだろうか。単純に「顔がいい」というなんか高貴そうな組み合わせなのだが、ヒメノさんのトンチキな反応に対しても、イアンくらいだとなんとか許せちゃうっていう懐の広さが魅力。

 もちろんそのほかのペアリングもゴリゴリのサービス。先週時点でスクショが公開され話題になっていたのはリタ×ラッキューロの「ジェネリックもっふん」組。こうしてみるとチキューのエンタメは地球に比べてやはり劣っていると言わざるを得ない……さまざまな娯楽にあふれた地球、いや、日本に生まれたことに本当に感謝である。まぁ、そんなエンタメ後進国(星)で生まれた割に、リタ様のオタ活能率が良すぎる気もするのだが。チキューのエンタメって、イシャバーナとかンコソパみたいな先進国に行けばもっと掘り出せるものなのだろうか。

 のっさんとカグラギの老け顔コラボもファンが観たかった部分をクローズアップしてくれている。チームおっさんといえば同様にコラボしてみせたゴーバスのリュウさんとのコンビも印象的だったよなぁ。ところで、カグラギが「老け顔」とは言われてたけど……キングオージャーって公式に年齢設定って出てるのかしら? 今ざっと調べたけど特に見つからなかった……メンバーの中でカグラギだけちょい上なイメージはあるのだが。

 そしてのっさんといえばやはりキャンデリラとの関係性。このたび正式に交際から結婚に至る旨が報告され、これには狭間の王様もにっこり。戦隊シリーズでは度々発生するイシュカンコミュニケーションだが、考えてみるとこのカップルが一番露骨というか、ダイレクトにハッピーエンドを迎えたところかもしれん。

 そしてハッピーエンドについて本人が分かってるのかどうかも定かじゃない、プリンスとアミィの微妙な関係性……ま、そこは明言しない方が綺麗ってもんかもしれませんね。それにしてもマジでアミィは10年経ったとは思えないくらい変わってなかったな……中の人はすでに引退して芸能界から身をひいてるらしいのだが……ちゃんと呼んでくれる東映さんありがとう。……今確認したらまだ26なのかよ!? てことは当時JK?! はぇー。

 ただ、そうしてアミィは駆けつけてくれたが、残念ながらキング出演ならず、そしてさらに残念ながらウッチーは影も形も見えぬ。流石にこの流れでウッチーの存在に誰も触れないのはちょっと寂しかったな……今後、どこかのトリビュートとかで捩じ込まれることに期待したい。なんだろ、「猪狩鎧主催の追加戦士特大コラボ番組」みたいなやつとかで。いや、単に私はジェラミーと高尾ノエルの絡みが見たいんですよ。これは単なる性癖なので気にしないでください。

 色々ありましたが、その中で地球とチキューの関係性が確定し、実は伏線(?)はってたとかいう訳わからん規模の世界設定が明かされたのは地味に重要なところ。次回、一同がチキューに帰還を果たすのはもちろんだろうが、なぜかキョウリュウジンが出張しているという……今後はゴーカイオーみたいにコーカサスカブトから歴代ロボを出したりできるようになるんだろうか……カオスもカオスだけど、ダグデド様がやりたい放題やってる反動だと思えばしょうがないよな。

 

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 挟撃の勇者 is 何、第32話。ごめんよ……新番チェックも溜まりに溜まっているというのに……流石にこれを観たら感想を書かざるを得ない……。

 お祭り騒ぎ、Vシネクストでやって追加で金を取る内容を通常放送でやってくれるというサービス。本当にあざといしありがてぇ。キョウリュウ10周年ということに加えて「キング繋がり」というよく分からん理由での夢のコラボが実現。なんならこの世界ってダグデド様のおかげでどんな次元と繋がっても不思議じゃないので、他の戦隊とのコラボだって夢じゃないはずなんだよな。でもまぁ、今回は「キョウリュウ次元とキングオージャー次元は実際は地続き」というトンデモ学説が提唱されてしまったので、一応この2作だけは特別に地続きということにしておこうか。いや、でもそしたらキョウリュウと共演してるゴーバスやトッキュウも繋がってることになり……(無限連鎖)。

 とりあえず、先週時点ですでに話題になってたのは「キング(の中の人)、なかなか出られない説」で、実際にキングだけは代役の「プリンス」をわざわざ作って出番を極力少なくしてるのは裏の事情があるからっぽい(一応、声だけはちょっと出演してるんだけどね)。これで来週も一切登場しなければ多分説立証だが、東映さんはそういうとこ隠して盛り上げるのも上手なので、もしかしたら来週はキングが満を持しての登場もあるんじゃないかという期待もちょっとある。だってさぁ、キングがハミィと別行動してるのってファン心理としてはやるせなくない? やっぱそこはセットで登場してイチャイチャしてほしいわけで……まぁ、大人の事情との戦いは「頑張れ」という他ないか。そういやキョウリュウゴールドのウッチーも未登場なのだが、彼も中の人の事情だったりするのかしら?

 などというメタ情報は置いといて、久しぶりのキョウリュウジャーの活躍はファンには垂涎もの。純粋なニチアサのお客さんであるお子さんたちはいきなり10年前の戦隊に出てこられてもポカンだとは思うのだが、マニアックな懐かしネタは楽しめずとも、なんとなく「普段の倍の戦隊がいるわ」ってんで賑やかさだけでも楽しんでいただけると助かる。まぁ、今回に限っては変身してるのレッドだけだから微妙かもしれないけどさ。次週は全色揃うっぽいので、それまで楽しみに待っていてもらおう。いや、全色つっても獣(十)電戦士全員が揃うわけじゃなかろうが。弥生ちゃんとか、どこで活動してるんでしょうね。

 懐かしの4戦士の活躍で個人的に爆裂嬉しかったのは、「ソウジがあまりにも格好よくなりすぎ!」という部分である。当時はまだ「青二才」ポジションで若さが先走っていたソウジだったが、この10年で正統派イケメン度が激増ししており、ポジションも「若手戦士の師匠」へとグレードアップ。立ち居振る舞いがいちいち格好よくて、マジで最高だった。あとアミィが想像以上に変わってないのも驚き。10年経っても余裕で生足が披露できるのは強い。のっさんは最近別特撮作品でも登場してたので(?)あんまり懐かしさはないけど、当時から年寄りポジション(??)だったので変わらずで一安心。外見で変わったという意味ではイアンもかなりイメチェンしてるんだけど、今回はサポートに回る立ち位置だったのであんまり目立つこともなく、昔ながらの雰囲気を漂わせている。おかげでジェラミーとの珍妙なタッグが実に良い味を出している。こういう「参謀役っぽい2人が揃った!!」みたいなシーンもワクワクするよね。まぁ、ジェラミーさんは参謀やるにはメンタル弱すぎるけど。

 あと、今回はギラ以外の面子が変身できないという制限があったおかげでみんなして元の姿での戦闘シーンになったわけだが、それぞれのバトル演出がいちいちイカすのが嬉しかった。特にヒメノ様の優雅なバトルスタイル、あれ良かったっすね。対局にあるようなリタのぶん回し戦闘も面白かったし。リタがラッキューロに可能反応してるのも笑っちまった。

 はー、いいサービス回だなぁ。来週も続くのありがてぇ。キング登場希望だが、ダメならアミィの活躍シーン多めでおなしゃす。好きに荒れてくれ。

 

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 はい、夏休みですね。というわけで劇場に足を運びました。戦隊映画はもうちょい子供さんで賑わってるかと思ったんですが、封切りからちょっと経ったせいもあり、なぜか劇場内は私と、その他女性のグループだけでした。どういう客層だよ(そういう客層だよ)。ぶっちゃけ、ギーツはあんまり真剣に見てない方のライダーなので(ここ最近あんまり真剣に見てるライダーないけど)、目当ては完全にキングオージャー。冒頭30分で割と満足できたのでそれでよしとします。これの前に見た戦隊映画が心を完全に破壊された「ゼンカイ×ドンブラ」Vシネだったからね……あぁ、普通に見られる(けどちょっと普通じゃない)戦隊は尊い……。

 

<以下、一応ネバタレ配慮だけど、ネタバレとかない気がする>

 


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 5月の劇場通いシリーズ第3弾は、世界一顔がいいおでん屋のマスターが鑑賞出来るこちらの作品です。こちらは絶対に観ると決めており、事前に予告していた作品となります。ほんとは連休中に観てもよかったんだけど、①上映してる劇場が仕事場の行き帰りに寄るのに都合がいい。。 ②休み明けに心の拠り所を残しておいた方が精神衛生上良くない? の2点から、月曜日に視聴するという強引なスケジュールとなった。ちなみに5月の劇場通いシリーズはラストもう1本を予定しているが、5月中に観に行けるかどうかは未定。

 さておき今作については……折り返し前に簡単に書いておくと、「史上最もわんぱくな戦隊だったゼンカイジャーと、史上最も無秩序な戦隊だったドンブラザーズ。いかに五色田介人がいたとて、この2つの世界をまとめ上げることなんて出来るのかァ〜〜!?!?」→→→→→「すみません、無理でした」という作品。……これを許しちゃいけない気がする。ほんと、劇場でわざわざ上映する作品としては絶対ダメな部類なのだが……それでも「まぁ、ドンブラだからしょうがないよね……」っていう感情と、瞬間最大風速で爆笑してしまうシーンの数の多さで……評価に困る作品になってしまった……ねぇ、まじで両作のファンの人はどう思ったか知りたいよ。

 

<てなわけで、ネタバレ……カオスバレ?注意>

 


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 さぁ、年に2回のお楽しみのうちの1つ、新戦隊がやってきたよ! 相変わらず日曜の朝からいろんなところがシェイクされて大変なことになるな! これだから戦隊ウォッチはやめられねぇぜ!

 いやー、思ったよりアクセル踏みまくってる作品だぁ……。まず、視聴者全員が思っただろうこととして、「え? 1年間この舞台設定で持続すんの? 大丈夫?」と不安になる。そりゃまぁ、CG全盛のこのご時世、異世界ファンタジー空間の構築なんてそこまで大変じゃないのかもしれないが、流石にここまで手が込んだCG含みの異世界デザインを全面に押し出すのは初の試み。過去の戦隊だって「異世界」は多数存在しており、近いところだとジューランドやらクリスタリアやらがあったわけだが、それだってあくまで「戦士たちがやってきた故郷の地」でしかなく、主な舞台はあくまでも地球。舞台が違うところに飛んでいた事例としてはキューレンジャーの様々な惑星があったが、宇宙を股にかけたキューレンジャーですら、大事なところでは地球へ帰還して「地球でのお話」もそこそこあったはず。

 今作は舞台の名前こそ「地球」ではあるものの、2000年前に謎の悪い奴らを封印した5つの王国があるという、全く別な地球。舞台背景も、文化設定も全くことなる世界となっており、今後この世界での物語を描き続けるということは、ロケ地として「普通の地球」は一切使うことができないってこと。どんな些細なシーンを描くにも、専用のセットを用意し、CGでの加工が義務化される。ただでさえ予算が減ってる気がするこのご時世、それを1年間やる覚悟があったということなのだろうか。もしくは、このデザインでも予算を抑えられるだけのノウハウをついにマスターしたということかもしれないが……「仮面ライダーセイバー」の時にヘナヘナのCGを揶揄されてネットでは割と馬鹿にされてた気がするのだが、今作はもう、そうした「世界構築」の義務から逃げられないだけの設定を1話目から盛り込みまくっている。こいつぁ作り手側の覚悟を見届ける必要がありそうだ。

 そうした覚悟の表れか、それとも単に1話目で気合いが入っているからか、お披露目となったこの世界の作り込みはかなりのハイクオリティ。ハリポタなんかの外画にも負けないくらいの「世界」が見える。まぁ、やっぱりCG演出がガチャついて目に痛いところは気になるが、とことんまでやってやろうという覚悟が見て取れる。デザインは「リュウソウ」とかぶるところもあるはずだが、ここまで完全ファンタジーな作り込みはあの時の騎士とは段違いの入れ込みになっており、新たな時代の戦隊への挑戦となりそうだ。「全員王様」というアクの強さも、「なるほどこの世界だったらそれくらいの設定にしないとドラマの方が薄まっちゃうな」という妙な納得もあった。今までにない、新たな戦隊ストーリーの幕開けとなりそうである。

 戦隊モノの歴史的な流れを見ていると、イロモノに挑戦して新しい世界を打ち立てることも重要だが、キワモノばかりを連発していても場当たり的になってしまう恐れがあり、やはりどこかで原点回帰をするタイミングが必要。Back to Basicの理念が無いと、雑多なコンセプトばかりで目的を見失う恐れがある。最近ではジュウオウジャーは本当に理想的な原点回帰作品だったと認識しており、「戦隊らしさ」を確認できるからこそ、攻めのデザインも実現できるのである。振り返ればキラメイジャーも実は案外スタンダードな骨子があり、そこからホップ・ステップ・ジャンプと跳び続けた先に今作がある。いや、多分「ホップ(キラメイ)」→「ステップ(ゼンカイ)」→「クラッシュ(ドンブラ)」っていうのが正確なところなのだろうが……。おかしい、普通に考えてゼンカイが「ジャンプ」の立ち位置であり、ドンブラは「無茶やった作品の後だから少し軌道修正しないとね」みたいな性格になるはずのタイミングだったのに……あんだけ特大のクラッシュをやられた後の作品、もうどんだけ無茶しても霞んでしまうのだからひとまず安全策をとっておけ、と思っていたのだが、なかなかどうして。東映さんも常に攻め続ける姿勢やお見事ですね。

 さぁ、ドラマの重厚さで見せる方向性は邪道か王道か、はたまた「王様道」か。何が出てくるかさっぱり予想できなくなりました。僕ァ、期待してるよ。

 

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 まずはどんなアニメの感想よりもこれの感想を書かねばなるまい。最終回を迎えたんだからね。……え? ほんと迎えた? ……多分、来週から2週目に入る視聴者も多いんじゃないでしょうかね?

 真っ先に評価というか、好み指数を書いておくと「S」です。アニメと違ってスーパー戦隊については評価するっていう姿勢じゃないので点数づけはしてないんですが、私の中では一応毎回大雑把なランクづけはしていて「S・ヤバい」「A・好き!」「B・普通」「C・イマイチ……」くらいにしています。スーパー戦隊って幼少期の見てたタイミングとかでも評価は変わってくるのでなかなか一意な評点が難しいし、良いの悪いので戦争になっちゃうかもしれないのでランクづけは公表しませんが、過去にS評価をつけた作品は4本(ご自由にご想像ください)。そして、めでたく今作は史上5本目のS級作品という位置付けとなった。おそらくこの評価に異論がある人はそんなにいないんじゃなかろうか。まぁ、異論がある人の異論は特大異論だろうけども。

 1つだけちょっとした後悔があるとしたら、「毎週真剣に見て考察や感想を落とし込んでいたらどうなっていただろう?」というのが気になるくらいでしょうか。序盤の1、2話を見た時点で「これはもう、真剣に受け止めたら脳溶けちゃうやつだ」と見切りをつけたため、それ以降はなるべく感覚のみで受容するように努めてたんですね。おかげで細かい設定部分とかよく分かんないで見てた部分もあったんですが、正直、集中100%で観たところでその「よく分かんない部分」が解決したとも思わないし、自分のメンタルキャパシティを考えるとこれでよかったのかな、とも思う。だって、何となくしか受容してない現時点においても感想追いつかないんだから。

 今作最大のセールスポイントは、まさにその「分かんない」ところである。スーパー戦隊って、毎年序盤くらいは「今年も変なの来たな!」ってなる違和感と高揚感があるじゃないですか。昨年のゼンカイジャーなんかもそうで、見た目の派手さ、無茶苦茶さで「訳わからんwww」ってなるんですよ。しかしまぁ、それも追加戦士加入くらいで落ち着いて、残りの30話は「朝のルーティーン」として見られるようになる。それはそれでいいことだと思うし、戦隊ヒーローの追求してきた究極のマンネリズムの正しい表出だと思うんですよ。

 しかし、残念ながらドンブラザーズにはそれが一切無かった。穏やかな日曜の朝にモーニングコーヒーを飲みながらお子さんと一緒に朗らかに観るなんてことは絶対出来ない作品だ。1話から50話まで、毎週毎週「は? 何が起こってるんだ?」「来週どうしたらいいんだ?」「どうやって終わるつもりだ?」という疑問だけが渦巻いていく。何なら最終話を見終わった現時点においても「何が起こってたんだ?」ということが理解できていない。1週たりとも油断出来ない不条理の大嵐。それがドンブラザーズ。

 既存の戦隊フォーマットのあらゆる部分をぶち抜いてまかり通り、「巨悪との対決」という戦隊フォーマットを大胆に解体。最後までラスボスが誰なのかもよく分からず、世界がどこへ行こうとしていたのかも分からない。放り投げられて謎のままな設定を細かく拾い上げていったら、1020ではきかないんじゃなかろうか。本当にただ、その日の物語を生き続けるライブオンステージ。こんな刹那的な連中が正義の味方を名乗ってよいものか。

 そのくせ1年を通してのメインストーリーの骨子に意味の分からない頑強さがあり、誰一人として捨てキャラがいない(脳人処刑人のことは置いとくとして)。私は常々「4人目、5人目のメンバーにまでドラマがしっかりある戦隊が好きだ」と言っているが、本作は9人目までがっつり物語がある(ムラサメだけちょい微妙だが)。どの絡みを見ても不条理が付きまといながら、ただ見守りたくなるだけの熱がある。たとえそれがヤンデレ闇落ち常連ヒーローだとしても、タイムパラドクス青春女子高生ヒーローだとしても、究極光落ち敵組織トンチキイケメンリーダーだとしても。そうして脇のストーリーの絡み合いが濃密になればなるほど、その理不尽を司る主人公は立ち位置を危うくするものだが、今作最大の理不尽である桃井タロウは、最後まで何一つブレることなく、ただ桃井タロウであり続けるだけで主人公の座を譲らなかった。戦隊史上最も死亡回数の多い主人公。彼は様々なお供の物語を見続けることでこの世界の伝説となり、今後、あらゆる戦隊次元に縁を結ぶ使者となる権利まで得た……のかもしれない。なぁ、この短い間に五色田介人と桃井タロウというイレギュラー過ぎる主人公を2人も作っちゃって、今後のスーパー戦隊ユニバースは大丈夫カイ?(個人的には雉野つよしVSドン・ドッコイヤーが見たいです!)

 個々の要素についてのいちいち感想を書いていくと卒論一本分くらいの分量は余裕で書けそうなのでなるべく叫びたい部分だけに絞っていくが……まずは女の子について。私の幸せ度数を上げてくれた最大要因として、「みほ(夏美)ちゃんのルックスが超好み」っていうのがあったんですよね。ほら、今作ってメインヒロイン(?)のはるかがさ、いうて美人じゃないでしょう(失礼とは思うがそう書かせてもらうよ?)。もちろんオニシスターをやるにあたって、ギャグもやれる愛嬌全振りのはるかっていうキャラが先にあったはずで、その周りを固める女性陣に、いわゆる正統派の美人を揃えてるんですよ。だから1話目でみほちゃんが登場して雉野とイチャイチャしてるのを見て、「もうこの子が毎週出てくれるだけでも癒しだわ〜」と思ってたら、想像の2、3倍出てくるわけじゃないですか。しかも今作のギミック的にも最重要ポジションで、メインヒロインって言葉は彼女のためにある訳ですよ(はるかにはちょうどいいのでヒーローガールっていう称号をあげよう)。もう、とりあえずそこが眼福でした。ちなみにもう1人、ソノニっていう美少女もいますよね。今作のエロ担当。やはり戦隊の悪(?)のヒロインは真っ当な少年たちの性癖を歪めるために頑張っていただきたい。ソノニさんは、他のヒロイン2人に出来なかった「真っ当な純愛」が出来るという美味しいポジションでもあったからなぁ。いや、みほちゃんが純愛じゃなかったかどうかはもう分からんのだが。

 雉野については、多分日本中の人間が触れてるだろうからもう触れなくてもいいんだろうか。「戦隊ヒーローが怪人に変身して退治される」というだけでも歴史を揺るがす大事件だったのに、最後には「天丼が許されるのは3回までだ」と怒られる始末。誰よりも今作に不穏な空気を与えてくれた正義の味方。間違いなく戦隊の歴史に名を刻むことになった史上初の男性ピンク。まさか「史上初の男性ピンク」っていう要素が一番どうでもいい要素だとはおもわねぇだろ。最後の最後にタロウから「名前の通りに強く生きてくれ」って言われたとこで何故だか泣いてしまったよ。

 同じく、最後までラスボス候補として名前が残り続けるというとんでもねぇ動きを見せた桃谷ジロウ。「こんなにも好感度のあがらねぇ追加戦士は初めてだ……」と遠巻きに見ていたのに、いつの間にやらそのありえん設定が少しずつ真っ当なヒーロー像の地固めをしていくという奇跡の展開。そして最終回では「桃」を継ぐ「次郎」としての存在感を発揮するという逆転劇。多分最後の最後まで一番分からんかったキャラはこいつなのだが、雉野と2人でカオス方向に引っ張り続けた功績は偉大。

 そして今作のもう1人のメインヒロイン、ソノイ。おそらく作中では一番のイケメン。顔が出てくるだけできゅんとしてしまう最高の鑑賞系フェイスに、マッハで崩れて爆裂していく最高のキャラクター性。全ての視聴者が「最悪、雉野やはるかが不幸になるのはやむなしだと思うが、ただソノイだけは幸せになってくれ」と思っちゃうハートフルヒロインである。ソノイVSタロウの天丼回のラスト演出、何度見ても泣いて笑ってしまう。今後の人生で、我々はおでんを食べるたびにソノイの顔を思い出して幸せな気持ちになれるのだろう。

 ここまで来たら触れないわけにはいかない、作中一番の努力家で、愛されキャラとなったソノザ。「ソノイには幸せになってほしい」と書いたわけだが、実は私が今作で一番好きだったキャラはソノザかもしれません。まぁ、ソノシもソノロクも好きだけど。ソノザがいなかったら鬼頭はるかはハッピーエンドを迎えられなかったわけで、「人間を学びたい」と願っていたあの不器用な笑顔が素敵なソノザが、今や誰よりも人間の感情を理解できる徳の人となっている。今作カップリングランキングを募集したら雉野&みほか翼&ソノニがトップになる気がするけど、実は裏チャンピオンはソノザ&はるかですよ。今後、ソノザ役の役者さんをどこか別な作品で見かけたら思わず追いかけちゃいそう。

 ほんと、どのキャラも役者とキャラがピンズドで刺さってたよなぁ。猿原だけうまいこと触れられなくてごめんやけど、彼の存在感も言わずもがなだから別にいいよね。こんだけメインキャラが濃いのに、おまけみたいな扱いになってたヒトツ鬼との戦闘要素も次第に肉付けされて盛り上がっていく作りもうまくてねぇ。やろうと思えば大野稔だけでスピンオフの1本も書けるでしょうし、その他にも雉野の会社の面々とか、おでん屋の親父だってドラマが書けそう。「巨悪」の存在が曖昧だった作品だけに、日常に息づくモブたちの生き様をイメージさせられる作品だったのよ。勝手な読み込みだけど、これってコロナ禍やウクライナ問題など、一昔前だったらありえないと思っていたような世界的な脅威について、「日常のすぐ隣にある危機」を描き続け、それを退治し、また日常へと戻っていきたい新たなヒーロー像を描いた結果なのかもしれませんね……。知らんけど。ん? まとまってない? しょうがねぇじゃん。

 来週からのドンブラロスが本当に怖いですが、そこはグッと堪えて新戦隊も楽しみですね。次の五色田介人はどんなキャラで出てくるんでしょうね(?)。

 

 

 

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 2日連続での劇場通い。行ける時にはまとめて行っておきましょうの精神です。ちなみになぜ1日に2本観ないのかというと、単に脳のキャパが限界に達して記憶が飛ぶからです。基本的に「映画観る→感想書く」までが1セットですので、その合間に何か別なシーケンスを混ぜ込むことが出来ません。冷静に考えると、割と面倒な制限ではある。まぁ、そういうわけで2日目。明日以降は行きません。

 

<一応劇場版だからネタバレ注意だけど、存在自体がネタみたいな部分あるし>

 


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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
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