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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 たたむたたむ風呂敷たたむ、最終話。まぁ、先週の時点で予想はついてたが、たたみ切れてない部分もそりゃたくさんありますがね。なんか、「色んなタイプのエピローグ大集合」みたいなエンディングだったな。

 個々の結末に全て触れていってもきりがないし、まだまだ続いていくだろう要素もあるとは思うので印象に残った部分だけ。まずはどういう決着がつくのか一番気になっていた臨也VS静雄。流石にどれだけ策を巡らしてもあれだけの満身創痍では太刀打ち出来なかった臨也。敗北を受け入れ、最後の望みは憎き静雄に「怪物」であることをたたき込むことだけ。自分を殺すことで、静雄は完全に人間の範疇から脱却するのだ。たとえ死んでも、それが意趣返しになるということだろう。しかし、そこで乱入したのはまさかのヴァローナ。彼女も、そんな静雄の「人間の脱却」について考え、拒否した結果、自分がその手を汚すことで肩代わりしようと思ったわけだ。そして、そんなヴァローナについても静雄や露西亜寿司の面々は「あちら側」に行って欲しくないと思っている。結局、折原臨也という害悪は静雄とまわりの人々の和によって「殺される」という結末を拒否された形。まぁ、臨也からしたら生きてるだけで丸儲けなので良しとすべきところなのだろうが……流石に今回の一件は敗北感を叩きつけられたのだろう。自分が道具として使っていた人間に助けられるという屈辱も味わい、臨也はしばらく池袋からは距離をおくことになるのかな。

 そんな露西亜寿司絡みのごたごたで訳が分からなくなっていた那須島先生。セルティが圧倒的パワーで群衆を鎮圧し、罪歌の有利を活かせなくなってしまった那須島はトチ狂って杏里を強襲。そのまま帝人に致命傷を与えるも、因果応報か2本の罪歌によって望みを絶たれ、燃える炎の渡草さんひき逃げアタックによりジエンド。ラストは贄川さんによる解体ショーエンド。いいね、贄川さんと末永くおしあわせに!

 全ての動乱を鎮圧して責任を果たし、こっそり姿を消そうとしていたセルティ。圧倒的なパワーで強引に数多の問題を秒殺してみせたが、最大の難関である新羅だけはどうにもならず。「セルティにとても酷い事」をやらかした新羅、やっぱりこうしてみると池袋最強はこの男かもしれない。これまでで最も現実離れした静雄の人間大砲によってセルティを急襲し、彼女が心乱した隙に切り札の罪歌でもって再び首とずんばらり。セルティは元の状態へと戻り、すったもんだはありながらも、二人の関係は続いていく。「ひどいこと」とは言ったものの、セルティだってどこかでそれを望んでいた節はあるのでね。結局、どこまでいってもこの作品は二人の壮大なノロケ話でしかないのよね。ちなみに首の方はネブラも関わってアメリカへ輸送されたそう。誠二は相変わらず追いかけ続けるんだなぁ。だとしたら波江さんも渡米しなきゃいけないよね。お騒がせ姉弟の珍道中は新たな局面へ。

 長いこと池袋を騒がせたカラーギャングのあれこれも、赤林さんがピンポイントで青葉に釘を刺したことで一段落かな。よく考えてみりゃ組長宅狙撃事件なんかはまだ解決してないんだから青崎さんはじっとしてない気もするのだが、前日にあれだけの大騒動があったことはヤクザの人たちも聞き及んでるわけで、「なんか危ないそっち系の事件が関わってた」と聞かされりゃ、魑魅魍魎の類を扱えない青崎さんは大人しくしてるしかないのかも。そういや泉井ってどこいったんだろうな。

 そして、それら全ての事件の中心にいたのが、帝人・杏里・正臣という3人の「友達」。赤林さんとお話をして多少なりとも前に進み始めたことが分かった杏里。今回の一件で全てが水に流せる状態になった正臣は、きっと沙樹ちゃんと一緒に池袋に戻ってくるんじゃないかな。そしてお騒がせ大将、竜ヶ峯帝人。彼は救われたのかどうか。そのあたりが一番もやっとしている部分ではあるのだが、少なくとも、目の前に正臣と杏里の笑顔がある限りは、これ以上の悪さも出来ないだろう。池袋の街は何も変わらずそこにあるのだから、帝人だってすぐにまったく違う人間に変わったりはしない。それでも、新しい景色が見えた街の中で、三人は新しい関係を築いていけるんだ。そんな前向きな最終回。

 締めはまさかの折原姉妹のチャットルームだったよ。まあお会いしましょう……かな? どうかな?

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 騒乱なお止まず、第35話。次回で終わり? とてもそうは思えない大混乱が続いているわけだが……。

 各所で繰り広げられる壮大な対決模様。Round1、六条VS青葉。青葉と帝人が六条対策として用意した手駒の1つが、ダラーズネットワークで繋がった暴走族だのチーマーだのといった物騒な連中。かつて、今回と同じように、メールの一斉送信でダラーズが無色から色を持ったことがあった。最初のクライマックス、波江さんを退治する時に使った帝人の切り札だ。今回もやっていることは同じはずなのだが、メールを受信した人間の性質が違いすぎる。帝人は自分の最大の武器である「情報」を手に、これまでならあまりお付き合いしたくなかった連中を呼び出している。すっかり変わってしまった帝人の惨状を表す端的なシチュエーションが、今回のパラリラなのである。しかし、残念ながら池袋の状況はそんな青葉たちの思惑をはるかに上回る混沌のさなか。冷静な六条さんが見守る中、ブルースクウェアもダラーズも、全てが結集して審判の時を待つ。

 Round2、臨也VS静雄。先週ボロボロだったからもうおしまいなのかと思われた臨也だったが、今回はなんだか回復したみたいで割としゃきしゃき動く。静雄と対決したビルから逃げに逃げて気付けば騒乱の渦中。人混みに躍り出た臨也は、回りに溢れる暴走族や罪歌の子を見て、自分の思惑が上手い具合に絡み合って混沌が極限に達していることを理解した様子。人混みに紛れたおかげで静雄は大爆発がやりにくくなった。地の利を味方につけ、臨也の最後の抵抗が始まるのか。

 Round3、那須島VS露西亜寿司の攻防戦。余裕綽々、状況を全て飲み込んだわけでもないのに罪歌のおかげで気が大きくなっていた那須島だったが、突如現れた静雄を見て一気にパニック。どんだけ静雄のこと苦手やねん。どうせ静ちゃんは目の前の臨也のことしか見えてないし、放っておいても大丈夫だと思うのだけど……このタイミングで露西亜寿司強襲は悪手なんじゃないですかね。

 Round4、新羅VS鯨木さん。ここだけやたらムーディーな対決ですが、罪歌を克服して飛び出してきた新羅を見て素直に感嘆と嫉妬を伝える鯨木さん。なんと彼女、大まじめに新羅にアタックを試みたようで、当然ながら新羅はそんなことで揺らぐはずもない。結局、どんなモノノケの力でも乗り越えてしまう新羅のセルティ愛が最強なのだ。鯨木さんの人となりを理解し、彼女に対して思いやりを見せながら自分を曲げない新羅。素直な鯨木さんはそんなラブの力を認め、改めて2人に祝福と嫉妬の気持ちを伝えるのである。最大戦力の1人である鯨木さんは現在の池袋騒乱に直接関わってはいないが、流石に新羅は現状をなんとかしようと考えている様子。彼の頼みから、鯨木さんの最後の出撃なるか。

 Round5、赤林さんVS青崎さん。子供たちの大暴れを見守っているような、抑えつけるような、微妙な立ち位置の「大人たち」の戦い。なんと、帝人は泉井から受け取った銃を使って警察やヤクザの門前を襲撃していた?! ってんで、大義名分を得た青崎はついに実力行使でダラーズを、そして帝人を押さえるために動き始める。泉井を通じてダラーズにチャカを流したのは青崎さんなのだからここまでは織り込み済み。そんなことをさせてはまずいと、赤林さんは多少強引ながらも牽制のために動く。しかし、そんな大人たちの思惑も、帝人は想定の範囲内。彼は泉井からながされたヤクザの銃ではなく、別ルートからの小銃を使って狙撃を行っていたという。これでヤクザとの関係を断ち切り、大人が介入して面倒になる最悪のシナリオを未然に阻止した。とはいえ、オトシマエをつけなければ青崎さんたちもおさまるわけにはいかないはず。この街をコントロールしているのは、大人か、子供か。

 Round6、泉井VSワゴン組。突如飛び出したハンマー泉井。どうやってワゴン組の居場所を突き止めたのか、何が目的なのかがよく分からないが、あの通りのテンションなので案外たまたまぶち当たっただけなのかも。門田の顔を見たからとりあえずブッ叩きたくなったのかな(まぁ、目立つワゴンだからな)。ワゴンの中には波江さんやら沙樹ちゃんやら、事情を知ってる泉井からするとまさにオールスター大集合。ここを潰せば面倒が全てかたづく、ってんで大暴れを狙う。まぁ、その割にはドタチンや狩沢さんと割と楽しそうに会話してたけどね(一応元チームメイトですし)。しかし、泉井といえばやっぱりその天敵は湯馬崎なわけで。相変わらず無茶苦茶な炎系魔法によって場をかき回し、メインヒロイン杏里と女性たち(と誠二)を離脱させることに成功。残ったブルースクウェアはワゴンの戦士たちがお相手いたす。なんだろ、ここに来て突然渡草が男前。彼の啖呵と同時にエンディングに突入する流れは、まるで彼がヒーローであるかのようだ。まぁ、ドタチンも病み上がりだし、渡草に頑張ってもらった方が良いのは事実。最後の最後に見せ場あるかな?

 そしてクライマックスとなるRound7、正臣VS帝人。正直、完全にイカレてしまった帝人のメンタリティを完全に追うことは出来ない。対話している正臣もそれは同じことで、対話しているようで、2人の思いは全く重なっていない。すれ違うことすらせず、なんだか明後日の方向に向かっているようだ。訳も分からないままに親友に銃を向ける帝人と、そんな帝人の性格を充分に把握して銃に対処する正臣。互いの理解の差がマウントポジションの上下を分ける。何とか正気に戻ってもらおうと必死な正臣だが、残念ながら生半可な力ではもう帝人は元に戻らない。過去の全ての罪を片付け、残る1ピース、竜ヶ峯帝人という人間そのものには、自らの手でピリオドを打つ狙い。あまりも刹那的で、あまりにも愚かなその決断に、正臣が必死に手を伸ばす。

 杏里は間に合うのか。そしてセルティの行く末は。次回、長かった物語の終焉。

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 風呂敷がたたまれまくっていく、第34話。いや、正確には全然片付いてないので、「片っ端から導火線に火をつけていく」みたいな表現の方が正しいのかもしれないが。終わるなー。

 ほぼ全ての局面で「正体の判明」が終わり、直接対峙する対象が誰なのかが明確になった(決着がついて顔に落書きされる奴もいた)。分かりやすすぎるところだと臨也VS静雄の最終戦。化け物を相手にした臨也は返り討ちにあって負傷。手の届く範囲にまでプレデター静ちゃんを招き入れてしまい絶対絶命。みっともなく身体を引きずりながら逃げる臨也にいつもの飄々とした様子もなく、流石にここから奥の手があるようには見えないのだが……しかし、足跡をごまかしたり、そういう姑息な手を使って静ちゃんをまこうとしていないあたり、確固たる目的があってどこかに逃げているようにも見えるが……この対決の決着はどこで訪れるものか。

 ついにカミングアウトを果たした杏里とワゴン組。ワゴン組のシーンだけやたらと作画がへちょいのはどうにかならんかとも思ったが、まー、湯馬崎の顔が適当になってもあんまり困らないから別にいいか。現在の池袋の状況を説明するために罪歌を紹介し、自分の正体を明かす杏里。トンデモな説明だったが既にセルティを知っているドタチンたちは割とあっさりその説明を受け入れ、化け物扱いされるのではないかと怯えていた杏里を安堵させる。このあたりが今回のサブタイトルにもなっている「以心伝心」の正の側面。湯馬崎のスイッチは相変わらず変な方向に入ったが、杏里に対しては沙樹ちゃんも含めてみんな好意的。まぁ、今更実害のなさそうな物の怪が1匹増えたくらい、どうってことないわな。もし、これまで杏里がどういう人生遍歴を歩んできたか、過去の事件で罪歌がどのような役割を果たしていたかを事細かに説明すれば反応もまた違ったのかもしれないが、今はそれどころじゃないし。とにかくシステムさえ分かれば混乱の沈静化、そして狩沢さんの救出の目処は立つのだ。

 そう、ここに来て狩沢さん。流石狩沢さんだぜ、まさかこんなクライマックスで物語のキーになるとはね! 鯨木さんの名刺を持っているおかげで一気に重要度が上がった悲劇のヒロイン(?)は、なんと手持ちのカラコンで罪歌の波をかわすというスペシャルなアイディアを思いついた。いや、それで行けるのかよ。罪歌も大したことないな。ついでにうっかり那須島たちの隣を通り過ぎたおかげで、彼らが話している内容が聞こえてきた上に、贄川さんの存在まで確認。うっかり目撃しちゃうポジションとしては最大限の働きだ。この事件が無事解決したなら、その3割くらいは狩沢さんの手柄と言っても過言ではないだろう。一方その那須島、ひょんなことから因縁の杏里との再会を果たす。贄川さんに電話をするだけでもちょっと勇気が必要だったと思われる杏里だが、電話に出たのは憎き那須島。罪歌を巡る戦いは、互いを認識したこの時点で一気に「杏里VS那須島」という男女の関係に収束した。那須島は本当に「ぽっと出のラスボス」感が凄いな。あんなどうでもいい男だったのに。

 那須島が狙っているのは帝人(ダラーズ)。しかし、その帝人は六条・正臣コンビの狙いをすでに読み切っており、六条の方はブルースクウェアの連中に任せ、ここで一気に正臣との直接対峙を図った。まぁ、帝人の方からすれば六条の動きさえ牽制できれば、正臣1人くらいならいくらでもコントロール出来る算段だろうからな。実際、久しぶりの親友の再会は、完全に帝人が主導権を握った状態で行われた。既にコワレモードが安定してしまった帝人は、正臣と対面した程度でその精神性はブレない。対して正臣の方は予想外の邂逅にパニクってしまい、うっかり懐かしくて良い雰囲気を出してしまっているが……帝人はそんなことは意にも介さない様子。この関係性もある意味「以心伝心」ではあるのだが、どうにもマイナスの印象の嫌な伝わり方。この最後の局面で、ダラーズという透明な組織がどんな徒花を咲かせることになるのか。

 かつてはカラーギャングたちがしのぎを削ったこの池袋の空は、現在は漆黒の闇に覆われている。そんな「黒」を最初から自分の色として守り続けてきたのが、首無しライダー・セルティである。そんな「黒」を求め、その対極にある「白」の新羅が歩き始める。彼の宣誓は、本人も言っている通りになかなかひどいものであり、「自分がセルティと一緒にいるためなら、セルティの幸せなど二の次だ」と言っている。それでも新羅は止まらず、この物語の主人公であるデュラハンのために動き続けるのである。新羅・静雄・臨也という「三人」の関係、新羅はそこに杏里・帝人・正臣の関係性を重ね合わせていた。かたや、秘密など一切持たずに直に触れ合い続けたせいでぶっ壊れたやんちゃ坊主たちの愛憎劇。かたや、互いに秘密を明かすことが出来なかったために、思い合いながらも引き裂かれた歪んだ優しさ。新羅は、かつての3人にセルティという4人目が加われば違った関係があったかもしれないという。杏里たちにとっての「4人目」になりうるものは、この池袋に存在しているのか。それとも、この池袋という街そのものが、彼らの関係性を取り持つキーとなるのか。

 終焉を待ちましょう。

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 へちょい絵の杏里ちゃんはおっぱいが何か変、第33話。うーむ、基本的に作画はあんまり気にしてないアニメなのだが、やっぱりシリーズの集大成、総決算が近いのだから、もう少しいい絵で見たいとは思うなぁ。1シーンに登場するキャラの数が無闇に多い作品だから、どうってことないシーンでも作画リソースが重いんだよなぁ。

 劇的な邂逅がたくさん詰め込まれていた前回に比べると、繋ぎの印象の1話。何故かナレーションは赤林さんが担当しているが、当のおいちゃんはバーでマスター相手に管巻いてただけだし、現在の池袋の状況に関しては「何も出来ないから見守るだけ」と明言してしまっている。まぁ、傍観者のポジションの人がナレを担当することも多いので今回は完全に客観視点ってことなんだろうけども。赤林さんはこの世界で数少ない「格好良い大人」なので、最後にもう一働きしてほしいなぁ。現状、積極的に動いてる最年長の人間ってひょっとしたら那須島じゃねぇかな。あいつは格好悪い上に何がしたいかよくわからんので……おいちゃん頑張れ。

 赤林さんがナレを担当していたもう1つの理由は、おそらく罪歌に精通した人間の1人だからだろう。初期シリーズなんかは「カラーギャング」「首無しライダー」「罪歌」といった要素が満遍なく混ざり合って混沌を生み出していたが、今回の事件は罪歌の超常的なパワーが影響を与えている部分がかなり大きい。ダラーズとブルースクウェアの話や、セルティを巡る因縁の中での新羅・静雄・臨也のもめ事なんかももちろん大事なのだが、現在の池袋の状況を考えると、まずとにかく罪歌をどうにかしないことにはパニックが大きくなるばかりだろう。この「パニックの上にさらにパニック」ってのがいかにもデュラらしい設定といえるが、今回は「罪歌の孫が溢れかえる池袋」というのがベースになって、その上に事情をよく理解していない他のキャラクターたちが駆け回っている状況だ。

 罪歌を巡る、ということは、そこに関わるのは「親」であるところの杏里、鯨木さんあたりが中心であるべきなのだが、もう1人の「親」だった贄川さんがどうやら那須島によって完全に上書きされてしまっているようで、女だらけの罪歌大会の中に突然おっさんが飛び込み、挙げ句中心に陣取ってしまっている状況。鯨木さんも研究熱心な人ではあるが、罪歌の負の側面、人道的なことを一切鑑みない使用法では那須島の執念が一歩上を行っているのだろうか。そもそも鯨木さんは暗躍するだけで直接街をぶっ壊す狙いは一切無い人だったからね。那須島みたいになりふり構わず自分の欲望を果たすために罪歌を振り回した人間は史上初だ。となると、とりあえず第一目標は那須島の討伐ということになるが……鯨木さんは相変わらず美影さんを相手取っているし、ここで仕事をしなければいけないのは杏里なのだね。これまで随分長いこと水面下で燻っていた杏里だったが、最後の最後でメインキャラらしい活躍が出来るかな? とりあえず、盟友である狩沢さんだけは何とか助けてほしいよ。

 そんな杏里の現状をもやもやしながら追いかけているのが正臣だが、彼はもう、すっかり六条に引きずり回されるのに慣れてしまったようだ。六条さんは色々と目が利くからこんだけのパニック状況下でも割と的確に動けているのがすごい。そりゃ正臣もついていくしかないんだが、あんまり主人公っぽい状況ではないよな。現時点では帝人もなかなか積極的には動けていないし……大丈夫か、主人公チーム3人組。

 そして、今回一番動きがあったシーンといえば因縁が煮詰まっている臨也VS静雄の化け物対決。静ちゃん……もう、人間辞めてるなぁ……そりゃ臨也だって嫌悪感をむき出しにするわな。殺しても死ななすぎる「旧友」を、臨也はどうしたらいいんだろうね。間に立つべき新羅が妙なところをフラフラしてるし、この3人の関係がどういう風に収束したらハッピーエンドになるのかが全く予想出来ない。街の治安を考えたら臨也駆逐エンドが一番良いに決まってるんだが、そんな決着で終わるとも思えないしなぁ。あとはセルティの意志がどこまで介入してくるか……。あくまで本作のタイトルは「デュラ」ですからね、デュラハンの彼女にビシッと締めてもらいたいところ。……荷が重いなぁ。

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 なんかもう、ハルマゲドンクラスのイベントがいたるところでガンガン起こってる、第32話。もう最終回も近いってことだよなぁ。

 あらゆる局面が一触即発、池袋全体がどこもかしこも爆心地。やばすぎる怒涛の展開ながらも、何故かみんなして案外淡々と物事を進めているようにも見えるのが不思議なところ。改めて見るとすごいことしか起こってないのに。まず、何と言ってもセルティ爆誕だろう。「デュラララ」の放送開始が2010年の頭なので、6年目にして初めて、セルティの身体が頭の支配権を得た(逆か?)。日本国内でセルティが声を発したのも初ということになるな。土壇場の局面、まさかの鯨木さんも静雄も首放置という状況から、最終的に首を手に入れて決断を下したのはまさかの森厳である。うーむ、まぁ、元々セルティの首をパクってきたのがこのおっさんなわけだから、6年かけて巡り巡って(作中時間だったらもっと長い時間を巡って)、ついに復活した伝説のデュラハン。はたして、そこにかつてのセルティ・ストゥルルソンの記憶は残っているのだろうか。池袋の町に突如生み出された彼女は、一体どこに向かい、何をするべきなのだろうか。

 そして、そんなセルティ復活祭を賑わすかのように、これまた池袋の伝説、折原臨也と平和島静雄が互いの命を賭けた最終決戦へと挑む。臨也は当然あれこれとこすっからい手で静雄を翻弄するが、静雄だって腐れ縁の臨也が何をするかなんて大体想像している。火の海を飛び越え、鉄骨をブッ叩き、一切小細工無しで一直線に臨也の下へ。因縁の対決は決着を迎えることになるのだろうか。そしてその場合、どちらかが命を落とすことになるのだろうか。また、そんな戦いの真下では、静雄を追うヴァローナが番兵役の美影との対戦を開始。ヴァローナは手負いの身なので流石に全力での対戦というわけにもいかないのだろうが、鯨木さんはあんまりモチベーションが高くないから基本的に傍観してるだけなのだろうか。セルティに対する罪歌の縛も解いてしまったし、いくらステゴロ最強とおぼしき美影さんでも本気の鯨木さんなら相手にならないと思うのだが。

 そして、そんな罪歌の力が影響を及ぼした中心地は、意外や意外な露西亜寿司。罪歌軍団を生み出して率いているのはこれまた意外な那須島隆志その人である。これまで、贄川春奈関係で少しずつ表に出てくるようになり、割とあくどいことも平気でやっていたように見えたが、さらに今回は町の趨勢を左右する罪歌について、その内容を随分熱心に研究していたことが明らかになった。以前も「上から斬りつければ他の罪歌を上書き出来る」など独自にルール開発を進めていたが、今回は春奈との協力体制をより密にし、かつてないほどの速度で「孫」を増やし続けている。彼の狙いは、池袋の未来を左右する可能性がある平和島静雄という化け物であり、彼を打倒するための下準備としてトムさんを狙ったらしい。つまり露西亜寿司の面々は凄まじいとばっちりなわけだが……それでもケロッと御禁制火力を用意出来ちゃうあたりが流石。相変わらずサイモンが楽しそうだが、やつが本気出すとやばいんだよな。那須島は喧嘩売っているところがそれなりにリスクを孕んでいることは理解してるのだろうか。まー、あれだけ賑やかな罪歌の力を手にしてしまえば、もう余計な心配などしないかなぁ。罪歌の影響は当然杏里にも及んでいるようだが、杏里と沙樹ちゃんはどこに向かっているのだろうか。ヤクザものも多数巻き込んでしまった今回の騒動は間違いなく罪歌のコントロールが解決の第一歩であるはずなので、杏里の立ち位置というのはかなり重要なはずなのだが……。

 そして、そんな杏里について、波江さんの暴走で虚実を織りまぜて情報が飛び込んできた正臣&六条コンビ。チャットルームを上手く使い、シレッとコネクションを繋いでくれる「大人な」六条さん。彼の余計な悩みを一切無視したスピーディ解決はみていてスカッとするわね。ただでさえ紀田・竜ヶ峯・園原のトライアングルはもやもやだらけだったし。これくらい単純に、直球のみで解決しようと動いてくれるのは助かる。六条さんの場合、単なる馬鹿でなくて案外したたかに策を練っているのも侮れない。あの波江さんが手玉に取られてふじこってたからなぁ。あの文字列はわざわざ読まんでもいいとは思うがな。そして、そんな六条たちと対峙する帝人・青葉コンビ。帝人はやっぱり泉井さんから拳銃を受け取っていたわけだが……もし今後そのアイテムを使うとして、相手は一体誰なんだい? まさか六条さんを撃つわけではなかろうし……。現時点でダラーズにとっての不穏分子ってひょっとして青崎さんじゃねぇだろうな。

 セルティ関係・臨也&静雄関係・ダラーズ関係と、各々が鉄火場を迎えようとしている中、地味な部分でも動きはありそう。久しぶりに登場のドタチンは、罪歌騒動の様子も確認し、全てはセルティレベル(つまりは化け物レベル)までフェイズが進んでしまったことを悟っている。湯馬崎は放っておいても大丈夫かもしれないが、一人で夜の街に出てしまった狩沢さんは危ないかも。この期に及んで狩沢さんのピンチとか、とんでもないアニメである。早くドタチンに会わせてあげてー。あれ? そういや新羅ってどこで何してんだ? まだ寝かされてるのかよ。お前も主人公の1人なんだから早く帰ってきてー。

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 DIOにロードローラー落とされたと思ったら今度は臨也にショベルを落とされる男小野大輔、第31話。まぁ、重機落とされても大丈夫なキャラばっかりってことなわけだが。強いな。

 なんか、微妙にいい話になっていた今回。こういう展開を見てると、実は池袋で一番ハートフルな人間って静ちゃんなんじゃないかって気がしてくるな。とりあえずそれ以外の一切ハートフルじゃない部分から先に処理しておくと、まずは何と言ってもブチギレ波江さん。ダラーズチャットに飛び込んで帝人を恫喝しているのは、過去の恨みも含めて今回の騒動が全部ダラーズのせい、それはつまり帝人のせいだと思い込んでいるから。まぁ、確かに責任の一端が帝人にあるというのは一応事実ではあるのだが、そんなことをいきなり言われても困ってしまう帝人。確かに情報収集能力には長けるし、汲々としながらも上手いことこの激動の時代を渡り歩いてきたのだが、波江さんが求めるような性急な解決策が用意出来るわけではない。チャットルームを荒らされるのは帝人にとっては「ダラーズを荒らされている」ようにも見えるので流石に気分の良いものではなく、田中太郎氏はなんだか慌てて必死にレスを返している。ただ、焦っていたのも最初だけみたいで、次第に波江さんの暴れっぷりから現状を類推、情報収集をこなし、最後に泣きながら逃げたように見えたあの一言も、なんだか仕込み臭いわざとらしさを残しての退場になっていた。今回の波江さんの暴走で、帝人は自分の周りに思った以上にキーパーソンとなりうる人間が潜んでいることを確認した。青葉に関しても改めてその立ち位置を確認しなければならないし、おそらく、その「意外な重要性」に杏里が含まれていることも察知しているのではなかろうか。同時にダラーズの顔役とも言えるドタチンが姿を消すなんて事件も発生している。捉えどころのないダラーズという存在は、誰の意志で、一体どこに着地すればいいのだろう。まともな人間に任せられれば光明も見えるかもしれない……なるほど、頑張れ渡草。

 親友が追い込まれていることをまだ知らない杏里はセルティのところへ向かう途中、そして、そんな杏里は「何も知らないから」と蚊帳の外に置こうとした正臣は、六条に「女の怖さ」を諭される。確かに、未だに「杏里は何も知らないから」とか言っちゃえるのって正臣ぐらいだな。帝人も杏里のことは薄々知っているみたいだし、彼女がどうしようもないくらいに物語の中心に食い込んでいることは、上位の人間からしたら周知の事実である。物語も核心に迫り、再び距離を詰め始めた友達3人組。帝人・正臣・杏里の関係性も、このままどこに転がっていくというのか。

 そして今回の主人公は文句無く平和島静雄その人である。愉快なダークチャリにまたがり町を疾走する静ちゃんのビジュアルは相変わらず愉快で、セルティの愛馬に連れられて事件の中心地となったセルティ捕獲現場へ。罪歌の防壁を余裕で突破し、ついに大ボスである鯨木さんと対面。理屈をこねずに「ダチだから」というその一点だけでセルティを救おうとする静雄を見て、鯨木さんはまたも「嫉妬を覚えます」という悲しい台詞。彼女は行動こそ大胆だが、その心中には色々と繊細なものを抱え込んでいるのである。おそらく彼女の罪歌ならば乗り込んできた静雄を返り討ちにするくらいは難しくないと思うのだが、彼の実直な行動を見て、セルティの取り扱いにも躊躇が生じたようである。元々「単なるビジネス」としての化け物処理を行っていた彼女。セルティを捕縛し、さらに首まで利用して全てを掌中に収めようとしていたモチベーションだって、回りの面々に比べたら大して重要なものではなかった。静雄の行動があまりに自分の持つ想定と異なっていたため、彼女も色々と思うところがあって矢霧のおっさんを切り捨てて静雄に託してみる気になったのかもしれない。

 静雄の迷いない行動原理を表すもう1人のキーパーソンとして、ヴァローナも到着。依頼主こそ鯨木さんであり、ちゃんと彼女の依頼通りに首も持参したものと思われるが、そこで自分の人生を揺るがせた静雄先輩と再会してしまい、再び揺れ惑うヴァローナ。静雄を目の前にしてアイデンティティが揺らいでる女性が2人もいる状態である。なかなか罪作りな男だよ。静雄も初対面の鯨木さんよりも知った仲であるヴァローナの方が話しやすいわけで、彼女に「ものの道理」を諭していたら、いつの間にか鯨木さんもなんだか落ち着いちゃったし、ヴァローナは元々静ちゃんの方に転げかけていた状態だったわけで、改めて説得を受けて割とあっさりほだされてしまったようだ。鯨木さんは仲間になったわけではないが、セルティを巡るこの騒動については、ひとまずここで手打ち……にはならないんだよなぁ。ここで登場、大ボスの裏ボス、折原臨也さん。手っ取り早く静ちゃんを殺そうとした重機アタックは、これまでのようなお遊び要素も排除され、確実に殺しに来ていたアタック。いかに化け物の静雄とて、重機アタックをダイレクトにくらっていたら流石に危なかっただろう。しかしそこはヴァローナの機転でギリギリセーフ。このヴァローナの反応こそが、臨也が独白していた「人間独自の面白い反応」の1つか。ついに直接対決となるか、「犬猿」の旧知。勝手知ったるお互いの電話で対話し、静雄がかける言葉はたった1つの「あばよ」。どちらかが消えてなくなるまで、この喧嘩は終わらない。

 さぁ、どうなる次回。それにしても何で予告がトムさん?

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 対話対話&対話、第30話。ここに来てこの同時進行多重対話形式、この作品の脚本監修の人間ってのは、一体どんな方法でこんだけ面倒なプロットを管理してるんだろう。

 これまでのように大がかりなアクションなどもなく、ひたすら1対1の対話ばかりが描かれた今回。それだけに、すっかり煮詰まってしまっている池袋の縮図がそこかしこに確認出来るわけで。特に臨也がはっきりとターゲットを明言した上で動き出すという状況はかなりきな臭いものがある。杏里はまぁは分かるとして、鯨木さんや静雄を退場させることっていくら臨也でもそんなに簡単に出来るものなのだろうか。あと、臨也ハウスで美影さんが言ってた「人数も随分減っちまった」ってのもなんだか不可思議な響きよね。確かに泉井はヤーさんチームに飲まれてしまったみたいな感じだが、元々どれくらい仲間意識があったものやら。

 第1の対話、園原杏里VS三ヶ島沙樹。沙樹ちゃんは「宣戦布告」も視野に入れた上で初対面の杏里のところに来ていたとのことで、思った以上に池袋の現状については「知らない」ようである。まぁ、立ち位置を考えれば当然のことなんだけど、どうにもこの世界には情報収集力が半端じゃないやつらばかりなので、沙樹ちゃんの「普通な認識」は逆に新鮮。しかし、対話する杏里の方だってそこまではっきりと現状を認識出来ている人間ではない。なんとか自分の目に見える範囲で、少なくとも帝人と正臣という2人の友人だけは救いだそうとしているだけだ。物が少なくてやたら殺風景な杏里の私室、かつてそこでは贄川春奈と対話したこともあったが、あの時の彼女は「額縁の外の世界」に全てを放り込んで逃げる術を心得ていた。しかし、今の彼女ははっきりと「逃げたくない」といい、目の前の沙樹との対話から出来る限り自分に有益な情報を得ようと努力している。彼女も随分成長しており、同じようなところを堂々巡りしている正臣、完全に明後日の方向に行ってしまった帝人と比べていると、まるで彼女が今作の主人公であるかのようだ。

 第2の対話、先週に引き続き、紀田正臣VS六条千景。六条さんはややこしい池袋のややこしい現状を可能な限りシンプルにまとめてくれるからホントに助かる。また、こうしてシンプルにしてくれることで、ガタガタ言っていた正臣のやるべきこともシンプルに提示してくれている。もちろん、ことの当事者である正臣は「そんなに単純じゃないんだ」と不平を言うが、「単純なんだよ」と(頭突き混じりで)説き伏せてしまう大人な六条さん。最終的にはなし崩し的に帝人に電話するところまでこぎ着けるも……残念、色々と遅かったかもしれない。

 第3の対話、そんな渦中の人物である竜ヶ峯帝人VS泉井・青葉兄弟。青葉との対話では、帝人が全てを飲み込んだ上でこのトチ狂ったブルースクウェアに加担していたことを明かし、青葉は今更ながら、とんでもないヤツを引っ張り出してきたことに冷や汗もの。そして、宿敵である泉井が登場。作中で最も喧嘩が出来ない帝人と、作中で最も危険度の高い泉井の直接対話という異様な光景だが、この「ブルースクウェア歴代トップ対談」は予想通り、壊れた帝人が終始優位に対話を展開する。一人でいる時にはどうしようもない焦燥を見せていた帝人だったが、相手が「そっちの人間」である場合、スイッチが入ったように迷いが無くなるのが怖い。結局泉井は帝人を完全に押さえることが出来ずに終わるが、なんとか青崎さんの狙いだけは遂行したようで、懐から取り出した「何か」を帝人に渡してその場を去る。まぁ、ヤーさん経由で抗争に持ち込まれるものって言ったら、大体想像は付きますけどね。

 こうして泉井のバックに粟楠会重役の1人である青崎の姿が確認出来たことで、面倒臭そうな赤林さんもなんとかそのフォローに回ろうと頑張っている。六条の言っていた「おっかない大人」も一枚岩ではないようで、ヤクザものの間でもそれぞれの思惑で子供たちをコントロールしているようだ。これで、暗躍する人物は帝人・臨也・青崎・それに鯨木さんくらいというラインナップになっただろうか。

 収束……するのか? これ。

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 真っ黒のチャリで激走する静ちゃんがベリークール、第29話。馬に乗ったことがなくても、自動操縦で激走するチャリと比べたら大してかわらんだろうにな。

 怪獣大決戦の様相を呈してまいりましたが、今回はあまり複雑な動きは多くない。描かれた局面は主に3つ。1つは、前回勃発した黄巾族を巡る抗争の一時決着。泉井さんはハンマーを持ってるバージョンだと特に武力は高いようで、六条との対決で疲弊していた正臣は防戦一方。さらに帝人の名前まで出されて一時的に冷静さを欠き、ついに泉井ハンマーの一撃を受けてしまう。黄巾族一同全員大ピンチの場面で、へろっと助けてくれるのはやっぱり六条さん。そのあたりは流石のイケメンっぷりで、状況はよく分からないんだけども、とりあえず見た感じで泉井があかんヤツなのは判断出来る。正臣も割と良い奴っぽいということで、ひとまず成りゆきで正臣のサポート。単に泉井をボコボコにするのではなく、警察の介入を交渉材料にしてことを荒立てることなく片付けてみせた。流石に一大グループのリーダーを長年やっているだけあって、こういう場の切り盛りのしかたは手慣れているようだ。まぁ、あのスペシャルなフィジカルがあってこその所業ではあるが。これを期に正臣との友情タッグ成立なるか。

 そして今回のナレーションはヴァローナさんだった。4期に入ってからはあまり注目されていなかった彼女だが、今回はやたらにスローンがいないことを寂しがりながらも、自己に内在する矛盾した感情についての思索を深めている。キリングマシーンな幼少期を経て、指命のためにやってきた池袋の街。そこで自分よりも強い連中にこてんぱんにのされ、平和島静雄という新たな拠り所を見つけた彼女。このまますんなり街の変人連中に溶け込むかと思われたのだが、残念ながら静雄は臨也の計略によって拘留。スローンも失っているヴァローナは、自分に指令を出すブレインがいなくなって途方に暮れる。そこに来たのが今回の鯨木さんの依頼だったようで、ちょっとタイミングが悪いせいでの悪行に到ったようである。しかし、そんな警察署前で静雄先輩に出会ってしまうのも何かの縁。仕事はこなしながらも、彼女は引き続き葛藤するのである。あの様子だと、もう昔の彼女には戻れないんだろうなぁ。

 そして、今回最大のイベントとなったのが、鯨木・セルティという池袋の化け物最強決定戦。前回鯨木さんが新羅宅を訪れたところで度肝を抜かれたが、まさかそっからダイレクトに新羅誘拐に打って出るとは思いもしなかった。罪歌による上書きからの新羅強奪を見たセルティは、罪歌の強さを知っているだけに、「大切なものを失ってしまう」という意識が強く働き、恋する乙女から一気に「本能だけの化け物」へと変貌した。出会って数秒でセルティをこの状態まで持ってこられるのだから、やはり鯨木さんは化け物である。さらに、自在に伸びる罪歌を駆使して化け物セルティとも互角に渡り合い、彼女の全力をも抑えつけるという暴れっぷり。彼女が何故突然こんな行動に出たのかはさっぱり分からないが、怪獣大決戦が見られたのでそれはそれで満足である。「憎しみよりも大切なものを持っているという事実に嫉妬する」と鯨木さんが漏らしていたが、それって既に所帯持ちのセルティの中の人に対して……いや、なんでもない。鯨木さんの中の人は永遠に孤高のカリスマであってほしい。

 そういえば、ここに来て沙樹ちゃんが杏里に接触を持つなんて展開も。てっきり正臣を信頼して待っているものだとばかり思っていたが、流石に彼女も動かざるを得ない局面になったか。何故数ある選択肢の中から杏里を選んだのかは謎だが、彼女も今作のご多分に漏れずに「強い女性」なので、またまたキーパーソンとして何かやってくれるかもしれない。

 しかし、前回めでたく復帰報告がなされたドタチンは今回一切出番がなかったな……。

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 鯨木さんと狩沢さんの夢のタッグをもう少し詳しく、第28話。贄川さんが直前に「取引き出来る要素が無い」って一蹴されてたのに、即座に連絡先貰っちゃう狩沢さんすげぇ。

 相変わらずの引っかき回しっぷりでございます。今回はキャストロールの最初に竜ヶ峰帝人の名前すら出てきてませんでしたね。こんだけキャラが山ほど出てきてるのに。別のとこにスポットが当たると(一応)主人公すら見えなくなる、鬼のような作品である。今回は大きく分けて3つのサイドでお話が展開しています。

 まずは1つ目、カラーギャングを巡るあれやこれや。もう、どの組織がどういう状態になっているのかもよく分からなくなってきたので、私も個人的には六条と同じように「訳が分からないからシンプルに」してしまいたい気持ちです。そもそも問題の渦中にあるダラーズという組織が成立経緯からしてふわっとしてる上に、内部には黄巾族、ブルースクウェアのどちらの要素も抱えていたんだよな。そこでブルースクウェアの血を引く一派が創始者である帝人を取り込んで「粛清」という名のリセットボタンを押そうとしているというのが現状。そして、それをやめさせようとしているのが元々敵対組織だった黄巾族のトップである正臣なんだが、そこに横から茶々を入れてきたのがダラーズに因縁があったようであんまりなくなったTo羅丸の六条である。元々To羅丸とダラーズの確執も仕組まれていたものだったから、六条のいう通りにダラーズには恩義こそあってもわだかまりは無いんだよね、少なくとも六条本人は。んで、ドタチンのために何が出来るかを考えたら、敵対組織としてパッと出てきたのが黄巾族なので、とりあえずそこをシメておこうと。どうやって正臣の居場所を突き止めたのかは謎だが、まー、泉井さんも同じ場所に来てたし、「馬鹿となんとかは高いところが」理論で合っているのかも。

 六条のアホっぽい提案を活用せんと、正臣は古式ゆかしいタイマンマッチを受諾。彼にしては珍しく、必死に身体を張っての戦い。流石に真面目に戦えばそれなりに頑張れるもんだな。ただ、相手が化け物なので分が悪すぎるのだが。そして、そこにさらに殴り込みをかけてきたのが元祖ブルースクウェアである泉井さん。こちらは臨也の息のかかったチームですわね。これで明確にダラーズにとっても黄巾族にとっても敵になりうる存在が出てきたわけで、六条も目的を同じにして共闘態勢に入れるかな? それにしても泉井さんのハンマーは元気だなー。

 武闘派の戦いばかりの中、沈黙を守っていたのは留置所にぶっ込まれて傍観者を決め込んでいた静雄。静雄は基本的にジョーカーみたいな存在なのでこのままじっとしててもらうのかと思っていたのだが、流石に主要キャラがここで出てこないはずがないのか。罪歌の導き、つまり鯨井さんの差し金? で首奪還作戦の話を聞いた静雄は親友であるセルティのことを考えて誘いに対しては思い切り脅しをかけて追い返すが、ここでさらに釈放の連絡。どうやら臨也サイドもあれこれ考えて動いている様子。手駒として現場に駆けつけたのはあのヴァローナ。彼女を仲介して静雄VS臨也の因縁の対決もいよいよヒートアップしてきそうだ。

 そして、今回の目玉である3つ目のステージは、前回に引き続き3人の曲者女性を集めた罪歌軍団による座談会。罪歌が複数ある謎については鯨木さんがタブレットを使って懇切丁寧に説明してくれた。さらに謎の美女だった鯨木さんは特に正体を隠す様子もなく、淡々と「どうも、悪人です」と自己紹介をし、己がアイデンティティに悩む杏里にアドバイスと商談を持ちかけ、さらに脇でピーピー騒いでいる贄川さんは適当にあしらった。流石に罪歌オーナー軍団の集いになると、単に子を克服しただけの贄川さんは立場が弱いな。鯨木さんという人生の大先輩から貴重なお話を聞くことで、園原さんもようやくちょっと吹っ切れるきっかけがつかめたようで、今回の一件を収めるまでは罪歌を手放さないという自らの意志を確認した。鯨木さんも別になんとしても杏里の罪歌が欲しいわけではないので、そこは若者の自立心に任せることに。蕩々と若者に語って聞かせる鯨木さんの勇姿が眩しいワンシーンでした。さらに、ドタチン復活の報せを持った狩沢さんが飛び込んでくれたおかげで、何かとヒートアップしていた贄川さんも沈静化。罪歌会談は無事に丸く収まったのであった。

 贄川さんの出番はこの辺で終わりかなー、と思っていたら、まさかの親父さん訪問から那須島への接続。ここに来て那須島がこんだけ絡んでくるのはやっぱり意外だ。贄川さんに対する態度が完全にエロ漫画のサオ役の親父やんけ。この世界はいい女が多いので、不審者連中もお仕事が捗りそう。あと、鎮静剤が超強いし。「誠二暴れる→森厳が黙らせる→波江暴れる→新羅黙らせる」の流れのスムーズなこと。仲良いよな、こいつら。そしてそんな「セルティと愉快な仲間達」のところに、ますますネットワークを広げる鯨木さんがまさかの直接お宅訪問。なんかもう、妖怪だらけの世界になってきましたよ。お話的にも、中の人的にも。桑島VS沢城っていう鉄の女対決はなかなか他の作品で実現しなかったので、ここでがっつり見たいんだけどなー。

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