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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 さぁ、事態がガンガン回り始めたわ、第9話。最初はちょっと追いかけるのが大変だった複数のドラマが少しずつ中央に向かって収束してくるこの感じ、実に良い。

 Everlasting Shiratama stage、白珠さんの物語は回想に幕をあける。浜木綿が看破した通り、彼女が登殿する前に抱えていた秘密は禁断の恋。幼少期から「入内こそ全て」と北家の姫として育てられた白珠は、その不自由な生活の中で思想を縛られながらも、一途に一巳との愛を育んでいた。馬鹿な子ではないのでそれがダメなことだと分かってもいるし、叶わぬ願いであるということも重々承知。必死に自分を騙して宮中へと赴き、なんとか一巳のことは忘れ去ろうとしていた。しかし一巳さんだって惚れた女をそう簡単に諦め切れるものではない。宗家への密偵として遣われながら密書を通してなんとか白珠に通じ、いよいよこの度、彼女を迎えに行くと無謀にも宮中へ乗り込んできたのだ(それにしても警備がザルだな)。

 想い人の英断に心揺れる白珠。しかし必死に自制を働かせ、たどり着いた結果が一巳の惨殺。しかも目の前で烏の姿のままで殺されてしまい、人としての尊厳まで奪われたかのような彼の死に様は到底受け入れらるものではない。これは勝手な想像だが、浜木綿が語った「断足の刑」の話(烏の姿のままであるのが何よりも重い刑罰であるという事実)と、一巳の死の実態(烏の姿で死んだので身元すらわからない)が同じ話数にまとめられたのは、彼の死がいかに悲惨なものだったかを伝える狙いもあったのだろう。

 結果白珠はまともではいられなくなってしまい、そんな彼女の異状をもって浜木綿は何かの終わりを悟ったのかもしれない。白珠に身をひくことを提案して動向を伺ったが、白珠は最後に残された彼女の信念、意地でも入内するというその1点だけでなんとか自我を維持し、再び浜木綿へと牙を剥く。しかし、そんな精いっぱいの彼女の抵抗すら、百戦錬磨ですれっからしの浜木綿からしたら想定の範囲内だったのかもしれない。あけっぴろげに語られた南家の真実は、これまで白珠が抱え込んできた情念を軽々と上回る想像を絶するものだった。

 南家による政権掌握計画。全く人の心が無い最低のプロジェクトだったが、「宮中ってのはそんなものだ」と浜木綿は訳知り顔。全部ぶちまけた挙句に「あー、しゃべっちゃったー」と白々しい様子でとっとと逃げる男前プリンセスの腹の底は未だ見えておらず、若宮と雪哉のいう「浜木綿はまだ何か隠している」は間違いなく事実だろう。あのタイミングで浜木綿が丸投げして逃げる意味もないし、ここまで見てきた彼女の人となりを考えるに、なんの益もない行動をするような人間とも思えない。もしかしたら白珠のぶっ壊れタイミングとこの宮中の動乱の様子を見て何かのきっかけを掴んだのかもしれない。普通に考えて彼女は南家に義理を果たす意味もなく、むしろ両親の仇である南家には敵対心を抱いていてもおかしくない。彼女がここで全てをぶちまけて逃げたことにより、確実に南家の立場は悪くなっている。浜木綿が単にそうした南家の没落だけを狙っているのか、それともその先があるのかは気になるところだ。

 もちろん南家もいいようにやられて黙っているわけもない。おそらくここから長束派が多少強引にでも今回の騒動をうやむやに収めようと動くはず。次回は「若宮暗殺」ってことで武闘派連中が大きく動く様子。策謀の果てに何がまっていることやら。

 

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