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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「デート・ア・ライブⅤ」 ―→6

 「死神坊ちゃん」が足掛け4年の完結だというなら、こちらはなんと11年。クソでか大団円が押し寄せるシーズンとなった。

 当然こちらも年季の長さを含む御祝儀評点ではあるのだが、こんだけの長きにわたる旅路、最終的にきちんと形を成したエンディングを迎えられたというのはそれだけでもありがたい話ではなかろうか。道中で制作スタジオを4つも渡り歩くなんて、そんな因果な作品は他になかなか例がない。そのくせ、道を見失うことなくきちんと通底したものが感じられ、話が大きくなりすぎたクライマックスに至っても、最後の最後まで「危険なデート、始めましょう」という初期の設定を活かしてくれているというだけでもなんだか嬉しくなってしまう。1つの作品内ですでに「郷愁」を感じさせるほどの時間が経っているというのもとんでもない話だが。

 ぶっちゃけ映像部分についてはそこまでびっくりするもんではない。CGモデルをうまく併用したGEEKTOYSの作劇は省エネを果たしながらうまいこと作品世界を成立させているので文句の出るもんでもないが、「なんかどっかで見た雰囲気だなー」と思って見てて「あっ、あれだ、『てさぐれ』……」って思った時点でなんか省エネ要素が割と露骨に見えてしまった。いや、別に悪いことしてるわけじゃないんだけどね。まぁ、落とし所はここか、くらいのもの。でも、そうしてダイナミックに省エネを果たしたことによって、10人ものゴタゴタヒロインズが画面内を所狭しと飛び回り、少ない機会でなんとか見せ場を作ろうと奮闘している様子は好感が持てる。まぁ、新番チェックの時に見た通りに十香の特権的な立場は完全に剥奪されて1/10になってしまったけどね……今作は多分それぞれのヒロインに個別にファンはついてそうだし、贔屓をなくしたのはむしろいい方向なのかも。いや、狂三さんだけは特別扱いでいいと思いますけどね。

 そして、ラストを迎えるにあたり編まれたストーリーラインも実は結構いい感じ。設定としては狂三さんのおかげで世界線の処理については「どんなことやっても合法」になっちゃったもんで割とありがちなセカイ系のグルグルだった気もするんだけど、それでも満を持して登場した令音さんの設定は胸踊るものがある。ほら、オタクくんってやっぱ「ナンバーズのゼロがこんなところに!」みたいな設定大好きじゃないですか(クソデカ主語)。改めて1期から振り返った時に彼女の言動に整合性がとれてるかどうかは知らんけど、このクライマックスだったからこそ、「11年も散逸的に垂れ流し続けた死に損ない作品」ではなく「11年目にしてたどり着くべきゴールにようやく辿り着いた大河ロマン」に見えるんですよ。多分10年前の俺に「そのアニメ、なんだかんだで最後はいいアニメだったよ」って言っても多分信じてもらえないだろうな。

 ひとまずここまで作品に携わった方々全てにお疲れ様。今後も折を見てどこかで狂三ちゃんの声が聴きたくなる時がありそうだなぁ。まじひくわー。

 
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