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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 よかった安定してる、第2話。いや、取り立てて何があるってわけでもないんだけど、悪くないアニメだからタイトルで敬遠してる人も観てみてね、という勧誘。

 これさ、気づいてなかったのは実に間抜けな話だとは思うんだけど、今作におけるセンセーが太宰治だってことは一言も書かれてないのね。原作読んでる時も、1話目をみてる時点でもそのことに全然気づいてなくて、なんなら先週は「アニメだと流石に太宰ってダイレクトに言えないから濁す必要があるのかもね」くらいに考えてたんだけど、原作からして別に太宰とは言ってなかった気がする。あくまで「すごく太宰に似た、死にたがりの文豪」でしかない。まぁ、そりゃそうかもしれん。実は「異世界スーサイドスクワッド」の新番チェックの時に「有名人転生」の流れに触れたのは今作への前振りのつもりだったのだが、先週は忘れててそのことに触れなかった。うっかり勘違いを暴露せずにすんでラッキーである(今ばらした)。

 というわけで「太宰に何となく似てる主人公」が活躍するお話だが、2話目はセンセーが異世界でどういうスタンスなのかを漠然とながらも示すお話。これまた先週も触れているのだが、「死にたがり」ってとことん主人公に向かない。「死んだらどうする!」なら主人公にもなれるだろうが、生きてようが死んでようがどっちでもいい奴は何をするにもモチベが上がらないし、共感も得られないので普通は画面映えしない。今作におけるセンセーがどうなっているかは原作序盤しか読んでない私はよく知らないのだが、少なくとも知っている範囲では綱渡りのようにギリギリの存在感で主人公として成立はしていた気がする。

 今回のお話もきちんと「死にたがり」が機能しており、ゲストヒロインの心の内を暴くために「一緒に心中してくれる人」というスタンスが効果を発揮した。これが嘘死にたがりでは結局他の婚約者候補2人と大差ないことになってしまうので意味がなく、マジで「死んでもいいよ」と思っているからこその展開になっている。ナツキスバルじゃあるまいし「死」そのものは武器にはならないが、「死を厭わぬこと」が武器になることはあるって話。

 ただ、繰り返すように「ただ死にたいだけ」ではお話が前に進まない。そこでセンセーは一応「生き別れた(死に別れた?)さっちゃんに再会する」という「生きる目標」も与えられており、表には出さないが生きる原動力も持ってはいる。この辺のバランス感覚が難しいところで、「さっちゃんに会いたいとは思っているが死んでもいいと思っている」だと単に薄情に見えたり、そこまで執着してないように見えてしまうのでモチベーションとして機能しなくなる。今回のお話は「機能してない」側なのだが、よその女性に対し「心中相手として失格」という烙印を押すことで暗にさっちゃんへの想いが垣間見えるのは意味がある描写と言えるか。まぁ、このまま進めて最終回はどうやって風呂敷を畳めばいいのかが想像できないのが恐ろしいが。

 そして、そんな危うい存在感のセンセーを中心におきながら今作が不可解なエネルギーに満ちているのは、やはり周りを囲むツッコミ女性陣の活躍のおかげ。いやー、やっぱりるみるみ・鈴代コンビでの掛け合いはいいわ。2人して圧倒的に生命のエネルギーに満ちている。どっちもボケられるし突っ込めるフットワークの軽さも良いね。まぁ、単なるるみるみファンの感想なんですけどね。

 
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