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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「異世界スーサイド・スクワッド」 6→6

 まさかの10話完結ってことでこんな予想外のタイミングでの最終話。かつての「角川枠」を思い出すが、同じ流れなのかどうかよく分からない。足並み揃えてないのはちょっと困るが、まぁ、最終回ラッシュの時期からタイムラグを作ってくれてるって考えるとむしろ親切なのかもしれん。

 ぶっちゃけそこまで驚くようなものが出てきたわけではないのだが、一長一短で基本的なクオリティはそこそこ高かったと思っているので評価は据え置きで。「異世界」もののテイストを取り込み、ベースとなるシナリオラインはいかにもな異世界ものではあるんだけど、それでも素材がちゃんと出来てればお話は成立するよなぁ、という(当たり前の)事実が確認できたのは収穫だった。やっぱり、なろうアニメがクソになるのはマンネリだからとか飽きたからとかじゃなく、「そもそもシナリオが下手」「アニメ作る側もなんか諦めてる」という2つの要素が大きいんじゃなかろうか。

 今作はまずシナリオラインは平坦だが、元にあるキャラがバックグラウンド豊富なおかげで、キャラの動かし方さえ間違わなければストーリーに充分な装飾が施される。一応は悪党ばかりが集まったピカレスクストーリーの側面もあるし、無法者たちがわがまま勝手に自分の利益(命だけど)のために戦う自由なイメージもシリアスとギャグの配分に良い方向に機能していた。試聴開始後は「そもそもキャラのこと知らないから楽しめないのでは?」といういつも通りの卑屈な心配はあったのだが、結局こういうアメコミキャラってそもそもが「アニメ的」なデザインなんだよね。それが日本ならアニメになるし、向こうなら実写になるというだけのお話。メディアを越境して日本のアニメに生まれ変わったら、そりゃ馴染むのは当然のことだろう。まー、もしかしたら原作ファンからしたら物足りないのかもしれないけど、何にも知らない身からしたらキャラの理解しやすさはありがたかったです。

 また、預かってきた素材がでかいのでアニメ作りだって責任重大。下手なものは作れないってんで10話までほぼ品質を維持して走り切ってくれたのは大きくプラス。最近はこの手の異世界作品で一番気になるのはモンスターなどのCG処理の部分で、そこは残念ながら今作もあんまりプラス要素ではないのだが、どーせ原作もCGバリバリの実写なのだろうから、「そういう風味付け」と解釈すればギリギリ納得できる範囲内。メインキャラたちの挙動さえバシッと決まっていればアニメ的な画面として映える要素は多かった。ま、結局は主人公のハーレイクインがちゃんと可愛かったってのが一番分かりやすいプラスだとは思うんだけどね。理想のエロ可愛さを持つアメリカン・ヒロイン。これが国際平和の礎か。

 かつて「タイバニ」が狙ったアメコミとジャパニメーションの融和をまた別方向から見せてくれた作品。「ニンジャ・バットマン」みたいな変化球も一見の価値はあるだろうが、よりアニメ寄りならこれも正解の形なんじゃなかろうか。2期も作らなきゃいかんだろうし、楽しみですな。

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