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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ラーメン赤猫」 5→5

 猫が見たければYouTubeでいい。ラーメンが食べたければ食べにいけばいい。それならこのアニメには何を求めるものか。多分、ラーメン赤猫なんでしょうね。

 アニメーションとしての映像部分については特に語るべきこともないため、本来だったら物語の中身について言及するべきなのだろうが……なんだろ、ふわっと逃げられた感がある。最初から「画が微妙だし、ネタ回しもそんなにハマらないだろうなぁ」と思いながら見ていた部分があり、実際に特にハマってないはずなんだけど、「まぁ、これはこれでいいか」くらいで落ち着いてしまった。設定に整合性なんてとれてない気がするんだけど、そこはケロッとした顔で流しちゃう、妙な余裕がある作品というか、「気にしちゃうこと自体をネタにされてる感」というか……。

 新番チェック時点で「この世界における猫ってどういう存在なんだよ。猫だけが経営しているラーメン屋がそれなりに珍しい存在として認知されてるのに成立してる世界、無理があるだろ」みたいなことを気にしていたし、実際そこには不条理が満ちているのだが、なんかいちいち気にしてた要素を拾われて、「まぁ、私はこういう設定で考えてるんですけど、これ以上は掘り下げないでください」みたいな流れでいちいち思考をシャットアウトされた。「言葉をしゃべる猫ってどういう存在?」についても「恵まれた環境だと猫はしゃべらないかもしれません」みたいなすげぇふわっとした説明だけされて、「じゃ、他の動物は……」みたいな部分は触れてないのに、「じゃ、納得してもらえたと思うんで」みたいな振り切れ方で次のエピソードにいく。余計なところで萎縮するより、もうこれくらい図々しい脚本の方が割り切れるんだろうな。

 個人的には「猫を単なる人気取りの道具にしか使ってない作品」ってあんまり好きじゃないんだけど、今作は話数を重ねるにつれて、「まぁ、せっかくだから猫である意義を考えてみるか」くらいのノリで話を膨らませてるもんだから、時々「おっ」ってなるタイミングもあるんだよな。どうにも捉えどころがないのだが、もしかしたら「おとぎ話」ってこれくらいでいいのかもしれませんね。そうだよな、「カラスのパン屋さん」の延長線上にあると考えたら何もおかしくないもんな。

 というわけで「別に好きだとは思わないけど、気づけば毎週それなりに楽しかった」でフィニッシュ。それだけに、もっと作画にパワーがあれば魅力アップできたのかなぁ、とも思わんでも無いが、そこもユルい道具立てで処理したからこその味わいなのかもね。こういうCGの使い方は、今後はどんどんアニメのスタンダードになっていくのかなぁ。

 
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