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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」 6→5

 なんとまぁ、2クールやって更に2期まで決定しているとは。……よっぽど気合の入ったプロジェクトなのかもしれないが……なんか、作品自体からそうした気合はあんまし感じられなかったのが残念。

 元の作品は好きだったし、総監督名義で高橋丈夫もクレジットされている。名義貸しみたいな状態だったらヤだな、とも不安になったが、割とコンテ作業にも参加してくれており、ちゃんと旧スタッフから関わりがある人間が出てることも分かった。そうしてみれば制作姿勢に文句はないはずなのだが……旧作の方が身が入ったのは単なる思い出補正なのかしら。正直、あんまりそうは思ってないのだけど……。

 こっちに責任がある部分を先に挙げておくと、さすがに「2回目」となると本筋を追う意欲は低下する。何しろ10年越しとはいえ筋立ては知ってるわけで、ドキドキしながら先を見守るなんてことにはならないだろう。前作アニメとは映像化された範囲が違ったり、一応今回だけの見どころもあるにはあるのだが、そこは今度はコミック版が押さえている。途中で放り投げてしまったとはいえ、漫画である程度知ってる状態なのでやっぱり新鮮味には欠ける。いや、そんなこと言ったらキン肉マンなんて細部まで全部知ってて楽しんでるやんけ、と言われるかもしれないが、そこはまぁ、原作への思い入れの差だよね……。「ページやコマ単位まで読み込んでる漫画」と、「数年前に読んだけどあんま覚えてない漫画」では、リメイクを追うにしてもモチベに差が出るのは申し訳なくもしょうがない。

 そうしてこちらの視聴体制に責任があることは認めつつも、やっぱりアニメ自体のクオリティにも難はあったと思う。旧作の映像部分がしっかりしていただけに、現代技術でふわっとリメイクされただけの画面だと、「作品作って魂入れず」みたいな手応えのなさを感じてしまう。実際問題、今作は作画に関しては相当外注でばら撒いてるっぽいし、どこか工業製品じみたそっけなさが出てしまっている。まぁ、単純にCG処理が増えたからそう見えるだけなのかもしれないが……でもキャラの表情のディティールとか、やっぱり力がなかったよね。そういう部分でじっとりと執拗に見せるのが高橋丈夫監督の真骨頂だと思っているので、上っ面だけを流れていくような作劇はご不満である。

 第2期は多分漫画でも読んでないようなところが映像化される可能性が高いためにちょっとは新しい楽しみが出てくることを願っているが……どうなるだろう。でもまだ前作のエーブ編とかもアニメになってないのか……さて、どういう切り口で出てくるものか。

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