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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「魔王2099」 6

 「Lv1魔王とワンルーム従者」っていうタイトルでも通用するね。なんかワシ、こんなことばっか書いてるな(似たようなアニメばっかり流れてくるんだからしょうがないやろがい)。

 などと愚痴ってはみたが、「魔王」「復活」「異世界?」といった食傷キーワードだらけのスタートの割にはちゃんと作れているアニメだと感じて第一印象は良い寄り。「なろうかと思ったらなろうじゃなかった」「お話が成立している」っていうレベルで評価を上げてしまうのは我ながら困りものだが、我々はちゃんとしたお話を欲しているのだからしょうがない。

 とはいえ、今作は別に最低ラインを超えてるとかじゃなくてふつーに続きが気になる展開でしたけどね。「魔王様が異世界から転移して現代日本に」というだけならどこぞのワックで働いてる人と同じになってしまうが、今作の場合は転移じゃなく「融合」。さらに500年のブランクがあるということで、ぶっちゃけ「世界がどうなっててもおかしくない」状態。こんな設定にされてしまったら重箱の隅をつついて「ここの設定がおかしいじゃん!」とかいう意味がほとんどなくなってしまい、「まぁ、融合してドタバタした結果そういうテクノロジーになったんやろなぁ」と思うしかないのでとても「諦めやすい」設定なのがうまい(?)。ネオン輝く摩天楼でトボトボ歩く魔王と、それを健気に支えるワンルーム従者。このギャップ満載の取り合わせだけでも出オチ感のあるインスタントな楽しみは得られただろう。それこそ本家(?)「ワンルーム勇者」の時と似たような刺激である。

 映像制作は今期やたらと数が多いJ.C.STAFF。確認したら今期は6本同時放送(!?)らしい。まぁ、J.C.の人員ならそこまで問題にならんのだろうし、発表時期がたまたま被っただけかもしれないのでそのこと自体は問題でもなかろう。実際今作は科学技術が発達した「近未来日本」の情景を「魔王様ファンタジー」に上手く取り合わせた映像が綺麗だし、過度に描き込みすぎて見づらくなるということもない良いバランス。このままのクオリティが維持できて、なおかつヒロインも可愛ければ万々歳である。あとはここからいかに陳腐にならずにシナリオで個性を出していくか、結局はそこが問題ですわ。

 唯一気になる要素があるとするなら、Wiki情報だと今作は割と新しい作品で、現在3巻まで発表されているとか。つまり、まだまだゴールが見えない途上作品ってことよね。それを現段階でアニメ化してどうまとめるのか、きちんと原作と折り合いをつけてやってほしいところ。

 追伸:「ワンルーム勇者」だと秘書が日笠だったけど、こっちの世界では御前がヘンテコ秘書役を務めてるのがとてもとてもしっくりくる。いわゆる2大巨乳声声優である。「巨乳声優」ではない(大事)。

 
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