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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 本日、530日は声優2人に登場願う日なのですが、その前座役を務めますのがこちらの石川由依。彼女については、下手したらブログ内での言及量が100人の中で最小かもしれません。おかげで彼女をなんと呼ぶかも全然定まっておらず、かといって「石川」って呼ぶのもなんか違和感がある(私の中で声優の石川といえば石川英郎が優先される)。しょうがないので今回ばかりは「石川由依」とフルネームで呼ぶことにしよう。大丈夫だ、多分企画中では最短で終わる記事になるだろうから。

 




 

・馴れ初め

 というのもですね、今回の記事は「褒めるよ!」というのが主目的ではなくてですね、「今までゴメンナサイ、これからもよろしくね」という謝罪記事みたいなもんなのであんまり言及する要素がないためですね。100も枠があったら1人くらいそういう人も出てきますよ。まぁ、すでに似たようなニュアンスの人がいた気がするので1人じゃ済まない気もしますが。

 石川由依とのファーストコンタクト、これまた多くの人が同様でしょう、「進撃の巨人」のミカサに決まっている。キャリアを確認すると彼女も実は劇団ひまわり出身の子役上がりらしく、Wikiによれば舞台やボイスドラマなどの履歴が確認できる。声優としても「進撃」が2013年からなのだが、その6年前から一応声優業は開始しているらしい(全然知らなかったが)。まぁ、知らない部分はどうしようもないので、とりあえずミカサスタートという認識でいいだろう。

 そしてそのミカサ役についても、「まぁ、こんなもんかぁ」というのが正直なところで、特段印象はプラスもマイナスもなし。多分「聞いたことない子が大事な役回されてんな」くらいのもんで、ミカサ自身が感情を押し殺してるタイプのキャラだったこともあり、いいも悪いも感じにくい状態。どっちかといえば若干のマイナスくらいで取っていた気がする。

 そして私のダメなところが出るのが明けて翌年、「声優アワード」の結果発表を受けてのことだった。この年は主演賞が梶裕貴、そして新人だった石川由依が助演賞に選ばれたのである。そう、どこからどう見ても「進撃」の作品受賞。そこで私はアワードへの不信感を明確にしたんですよね。「この子言うほどうまかったか? なんで大したことないのに選ばれてんの? 作品基準での選出やめろよ」と。

 そしてそこから坊主憎けりゃの例えの通り、アワード憎けりゃ受賞者も憎い。「なんか持ち上げられた子」というので私は石川由依に忌避感を示すようになった。京アニの代表作たる「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」にメインで起用された際にも、(記事にそこまではっきり出してはいないが)「なーんか忖度じゃないのぉ? そんなうまくもないよぉ?」ってんで冷ややかな目で見ており、その後も「特に取り上げない」という状態が続く。冷静に考えればこのぼんやりした忌避感は全く正当なものではない。だってほとんどの役者は「別に上手くはない期間」があるのは当然であり、それを起用するかどうかは本人ではなく周りの責任。そこで当人を毛嫌いするのはお門違いである。そんなバイアスがかかちゃった状態から、手のひらをゆっくりゆっくり返していくのに、なんだか他の役者さんたちよりもだいぶ時間がかかってしまったな、というので、この度記事を取り上げたのであった。身勝手でやってる企画なんだから、そういう使い方もありやろ。

 

 

・良きところ

 というわけでここまでが「ごめんなさい」の部分。ここからが「これからもよろしくね」のパートである。ブログ内をたどると、石川由依について明確にポジティブな評価が見えたのは出会いから8年後、2021年。奇しくもこの年、あの忌まわしき声優アワードで「主演賞」に選ばれてしまった石川由依に対し、私は「最近はまぁ、悪くないんじゃない?」とツンデレみたいなことを書いて肯定している。この辺りが転換点か。

 あとは彼女にしっくりくる役を探しにいくフェイズに入っており、評価している役柄は全般的に「固さと崩し」を扱ったキャラであるように見える。これももしかしたら第一印象のミカサの亡霊を引きずっているのかもしれないが、石川由依の声質については「やや硬」くらいの特徴と認識。決して低音というわけではないのだが、生真面目な役やクールな役が割とハマりやすい。ヴァイオレットエヴァーガーデンなんかはそれが分かりやすい配役だったので、もし私の一人相撲に多少なりとも理屈があるのだとすれば、ヴァイオレットのような難しい役で彼女の何かしらのスキルが磨かれたのかもしれない(と思いたい)。

 多分同年代の役者で言えば福原綾香あたりが一番近いイメージだろうか、ただ、単に「クール」ではなく、そこに何かしらの愛嬌を含む「気にさせる」バランス感が彼女の売りで、普段はしっかりしてるのにいざという時にちょっとへにゃっとするという、シンプルに男が一番弱い属性を振り翳せるのが石川流なのだと勝手に思い込んでいる。ただまぁ、これももしかしたら私が歩んできた紆余曲折の「石川由依との付き合い方」の成れの果てに、勝手に相手にツンデレみたいなギャップを押し付けているせいなのかもしれない。「石川由依、変わってくれたから!」と思いたいだけなのかもしれない。

 こういう歪んだ愛着があってもいいじゃないですか。今後とも、そのギャップでへにゃっと見せてくださいよ。

 

 

・お勧めキャラ3選(今回はマジで3つでいける)

 

・「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」より「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

 まぁ、今となっては結局ここからだったな、とは思う。繰り返しになるが、テレビシリーズの時はあんまり認めてなかったんですよ。これは彼女の役としての仕事もそうだけど、純粋に作品自体をそこまで評価してなかった。しかしそこから短編映画・長編映画と続けた結果、ちゃんとヴァイオレットという1人の少女の物語が完結し、石川由依が「けりをつけてくれた」感覚があった。作品構造そのものと切っても切れないので役者としてのお仕事ぶりだけで評価するのは難しいのだが、あの感動を与えてくれたことは評価して然るべき仕事ぶりだったと思う。

 

 

・「トロピカル〜ジュ!プリキュア」より「一之瀬みのり/キュアパパイア」

 結局、みのりん先輩が大好きになっちゃったことが私の中で決定的に「石川由依を評価しないといけない」方向に舵を切ったタイミングなんですよね。だって可愛いんだもん。あのキャラ、あの普段の様子で変身後に最強可愛いパパイアになるのずるくないですか? ネタバレになりますが、トロプリ勢はノータイムで全員が今回の企画にエントリーしてますので(敵側も含めて!)、次回はラメールでお会いしましょう。

 

・「デキる猫は今日も憂鬱」より「福澤幸来」

 みのりん先輩で「評価せねばなるまい」に転じた私の評価軸。これをちょっとずつすり替えて「はー、石川由依いいですよねー。知ってたわー」と抜け抜けと言い放つまでになっていたのがこちらの作品の時点ですね。トータルで良い作品だとは思うんですが、一番のセールスポイントがへにゃへにゃOLの幸来の可愛い日常を眺めることにありました。ここに一番の「へにゃっと石川」が出てるんですよ。まじで可愛いです。

 

・「オーイ!とんぼ」より「音羽ひのき」

 これも「固さとギャップ」がとてもよく出たいい配役でしたね。ひのきが作品終盤でずっと抱え続けた葛藤、そしてそれが一気に噴き出す彼女の告解シーンは涙無しには見られない最高のシーンになっていたと思います。「告解」っていう属性はミカサにも通じるものがあるな。「石川由依=色々抱え込んで壊れちゃうキャラ」が俺の中のジャスティスなのかもしれない。

 

・「完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる」より「フィリア・アデナウアー」

 せっかくなので現在進行形の作品からも出しておきますが、これは作品単体というより、「なろうワールド的聖女枠」に彼女がよく起用されるのでそのトータルでの評価。今作のフィリアの「また何かやっちゃいました?」感からの放っておけない感はへにゃっと感がプラスになるし、他にも「聖女の魔力は万能です」のセイ、「外科医エリーゼ」のエリーゼなど、石川ボイスは「異世界チート女子」にしっくりきやすいんですよ。声の固さが強さに直結してるけど、それが嫌味にならない程よいバランスなのでなろうヒロインに使いやすいんじゃないかと勝手に思ってる。

 

 

 1、2、3……まぁ、次の人のリストに比べれば誤差みたいなもんよ。

 

 

・関連リンク集

新番チェック・ヴァイオレット・エヴァーガーデン

番組感想・デキる猫は今日も憂鬱

番組感想・オーイ!とんぼ(第2期)

誰ソ彼ホテル 第四幕 「友情と責任」

 
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