忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[11675] [11674] [11673] [11672] [11671] [11670] [11669] [11668] [11667] [11666] [11665]

 気づいたらね、なんか映画で「できれば観ておきたいな」っていう作品がどんどん溜まってまして。普段から腰が重いもんでなかなか劇場に足を運べず、「人が多いとヤだなぁ」ってんで休日は家から出られず、あげくこないだ劇場から「すまん、割引サービスも値上げするわ」なんて通知が来たもんだからますます足は遠のくばかり。ちょっとまずいと思い立ってなんとか今回は目的を達成できました。ただ、これがまだ始まりでして、あと数本は気になるタイトルがなぁ。この調子だとあっという間に上映が終わりそうな「ガルクラ」の総集編はスルーすることになるかもしれん。

 こちらの作品に関しては、原作フォロワーじゃないもんだから接点は当然アニメだけなのだが、そのアニメもなんかわちゃわちゃと外野の騒ぎがあったもんでどうにも身を入れて視聴できた感じもしなかった上、3年も前のことじゃぁやっぱり中身は忘れちまってる。こないだ「総集編」をAT-Xで放送していたのでそれだけは録画しており、「せっかくだから総集編を視聴して内容を思い出してからの方がいいかなぁ……」とか渋ってたのだが、ご存知の通り、季節は最終回ラッシュを経て現在新番期真っ盛り。余剰のアニメを視聴してる余裕は1分たりともない。このままじゃこの作品も観られなくなっちゃう、ってんで一念発起で視聴したわけです。

 幸い、そんなに逐一思い出す必要がある内容はなくて助かりました。ほんでちゃんと面白かったです。ただ、当ブログを読んでる方は予想がつくと思いますが、感想の7割は「上田麗奈」です。視聴中に考えてたことはなんなら10割上田麗奈です。まぁ、だいたいの人類がそうでしょ?(しゃま原理主義者並の感想)

 

<以下、一応折り返しだけど今更ネタバレとかない>

 




 上田麗奈でした。いや、でもマジで今作は冗談抜きで誰が観ても上田麗奈だろ。そうだろ。我が心にミャクミャクミャクと連なる「うえしゃまヒストリー」の新たな1ページは、歴史に名を刻むとんでもないキャラクターになった。ま、ぶっちゃけ視聴に行った動機がそもそも「なんかうえしゃまがゲストヒロインやってるって聞いた。今後うえしゃまの発信する情報を受け取るに際し、ネタバレ喰らうと面倒なのでさっさと観たい」だったのだよ。

 うえしゃまヒストリーといえば数々のクソ女キャラが名を連ねる偉大な系譜なわけだが、レゼさんは文句なしでその上位に君臨するキャラである。「クソ女度」でもトップ5に入りそうなレベルだが、しゃまヒス(略すな)のクソ女密度もなかなかのものなので、これだけで五指に入るかは一応検討の余地がある。しかし、ここに「エロ度」を加えればトータルで打ち抜き、トップ候補にまで上り詰める(視聴中、私の脳内会議はVSアルテマティア様で大忙しだった)。いやぁ、ほんとすごい。登場からラストシーンまで、最初から最期までずっと美少女だったもん。この映画はタイトルから分かる通り、ただひたすらレゼというキャラを描くためだけに作られた作品である(極論)。最初の方はデンジとの青春模様を若干のメロウを含みながらしっとり描かれていたので「こういう雰囲気も悪くないけど、これで2時間近くやられたらなぁ」と思ってたらそんなフェイズはすぐ終わった(当たり前やろ)。運命のベロチュー以降の人間の尊厳も処理能力も情理も全て無視した荒くれの時間、「これぞ劇場アニメ!」ってな吹っ切れ具合が流石の仕事ぶり。クライマックス、特に台風の悪魔との直接対決あたりはもう「何やってるかよく分からない」レベルまでいってしまい、どこまで行っても野放図にやりたいことをやり続ける本作の核心を見事に表現しきっていたと思う。

 エログロバイオレンスでとてもじゃないがジャンプ漫画とは思えないが(PG12)、それでもなお少年漫画のツラしてるのはそのわんぱくさがひたすらに少年心に根ざしているから。昨今はジャンプ漫画と言いながらも種々の計算を織り込んだ小賢しい主人公が多い中、今作のデンジはほんとに何もかも知ったこっちゃない。物欲と性欲のみで動き続ける最大級の青春火の玉野郎であり、こんなに馬鹿な最終決戦はTRIGGER作品以外では久しぶりである。この「頭の悪い部分を熱量で加速させて爽快感に繋げる」という方策は、単純だからこそ実装が難しい。一昔前ならまだしも、現在のエンタメとしてこれが全てまかり通ってしまうのは、今作に与えられた特権と言ってしまってもいいのではなかろうか。単なるハニートラップを2時間近くの劇場アニメでやる意味、冷静になればなるほど分からなくなる。

 そう、ハニトラが一大エンタメになるにはやはり大きく2つの要素が必要だったのだ。1つはハニトラに引っかかっても後腐れなく乗り越えられる器の大きな馬鹿。「ハニトラに引っかかるに決まってるよな」という共通理解があるというのに、いつの間にか相手の思惑をへし折りつつ、女性側にも救済を与えて解決してみせる胆力、普通のキャラだったらあまりに嘘くさくなりすぎるだろうが、デンジはデンジだからしょうがない。

 そしてやはり、ハニトラは「ハニー」の説得力が全てということで、もう1回レゼの話に戻ってくるのである。いや、戻ってきたところで「ヤッター! 人間を殺すことをなんとも思ってないタイプの上田麗奈だー!」にしかならないわけだが、美少女であり、トラップであり、クソ女であり、メロ女でもあるパンドラボックスなこの女、もはや「実写化したらぜひ中の人をそのまま使ってください」規模の上田麗奈でしかない。プールのシーンはなんとか事務所に許可とってください。人類はうえしゃまに舌を食いちぎられて殺されたいと誰もが思っているし、うえしゃまと一緒に海の底に永遠に沈みたいとも切望している。うえしゃまに返り討ちにあって裸締めで絶命なんてさせられたら最高だ。そんな儚い願いがわずかでも叶えられるこの作品は、ある種の救世の体現である。神の降臨を描いた現代の曼荼羅である。「超クソカワイイ」は無限の未来へ。レゼのためなら死ねる。

 とまぁ、レゼさんが美少女だったことが最大の勝因であるが、その実、レゼさんは「バトルもののボスキャラ」としても最上級なのが素晴らしいところで。やっぱり吉良吉影の洗礼を受けた我々からすると「爆弾系能力者は最強」ってのは動かぬ命題として心に刻み込まれてるわけでして。いや、ゲンスルーや爆豪が最強かどうかは知らんけども。レゼさんの爆破能力の使い方、あまりにも圧倒的な戦巧者すぎて戦闘シーンが普通に楽しいんだよ。「こんな奴にどうやって勝ったらええねん」という絶望感を撒き散らす最恐存在でありながら、外見だけを見れば常にぱっつんぱっつんの太ももが気になり、胸の谷間のプルプル具合には目を向けずにはいられない。顔はミサイルになっちゃったけど、それでもなお、史上最も煽情的でエロすぎるラスボス。パンイチで戦ってここまで圧倒的な敵がかつて存在しただろうか。あれだけ女性的で、肉感的なプロポーションのくせに動きがシャキシャキしすぎてて圧倒的パワーで立ち振る舞うことに違和感がないんだよな。もはや動くルネサンス芸術である。ほんと、この映像は劇場作品で見られて良かったと思っています。

 

 ……どうだろ、やっぱ文章の7割は「上田麗奈」で埋まった感はありますが、私の感想は以上です。あ、そうそう途中に劇場音響で流れるうえしゃまのウィスパー気味の歌唱もたまりませんでした。あれは讃美歌……ではないか。まぁ、とにかく何かを「降臨」させる歌声だったのは間違いありません。「声の悪魔」は、間違いなく現世に存在しているよ(8割オーバー)。

 

Amazonアフィリンク

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
11 2025/12 01
S M T W T F S
4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[12/03 とみしの]
[11/30 NONAME]
[11/27 NONAME]
[11/26 NONAME]
[11/26 とみしの]
バーコード