最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「転生悪女の黒歴史」 6 冒頭、なんも知らずに「まーた悪女ものだよ。タイトルからして色々お察しじゃんねぇ」と思いながら視聴を開始、そのまま「前世」の設定をなんとなく見守りながらオープニングに突入する。たいてい、1話目のオープニングは全部のクレジットを見るわけにもいかないので「制作はどこかな」「監督は誰かな」くらいを気にしてチェックするのだが、最後に監督の名前がクレジットされる前に異変が起こる。曲サビに入り、突如後ろに現れるにょろにょろモブ。我々はこのモブを知っている! 監督は桜井弘明! まさかこんなところで遭遇するとはな! というわけでお久しぶりです。3年前の「まちカドまぞく」以来、久しぶりの桜井弘明作品だ。そうなってしまえば話は早い、実に馴染んだにょろにょろキャラ、臆面もなく繰り出すへちょ絵ギャグ、あらゆるオブジェクトにはやる気のないユルい顔がつき、力の抜けた映像世界が、シャキシャキしたテンポで展開されるいつも通りの桜井節である。今回はさすがに「みゅーくる」や「まちカドまぞく」のようなマシンガン展開は控えめではあったが、普通はあんまりなろう系には噛み合わなそうなほわほわした気の抜けた空気が染み渡るのである。 「なろう系」とは書いたが、Wikiによればこちらはなろうではなく漫画原作とのこと。しかも掲載誌が「Lala」なのでカテゴリとしては「少女漫画」になるのだろうか。よくよく考えてみると桜井弘明って少女漫画的作品での起用が多いんだよな。相性がいいのかしら。 「なろうじゃないよ」ということをことさらに強調する必要もないだろうが、そうしてみると色々となろうほど安っぽくないことも感じ取れて、いわゆる「はめふら」展開ではあるものの、細部には独自の設定も散見される。例えば転生先が「自作小説」というのは分かりやすい特徴で、既存のゲームや小説世界と違って全てが「自分の手によるもの」であるという認識なので、運命との対立構造が「過去の自分との対決」になっているのが新鮮。まぁ、だからとて何かが大きく変わるわけでもないのだが、主人公自身が1話目から内省しているように、一応は「全部自分が作った世界なのだし、この世界で悲劇に見舞われる人を救済しなければ」という謎のモチベーションにつながっているところはちゃんと活きた設定である(まぁ、その「悲劇的な人」に今回の叔父とかはカウントされないのかという気はするが)。 自作小説であればどんな設定であろうとまさに「自己責任」だし、ゲームシステムに縛られるというメタ度の高い思考は必要なくなり、純粋に「私、前に何書いたっけ」という記憶との勝負になる。この世界が自作のストーリーラインからどんどん外れていった際にバタフライ的なエフェクトで後々の設定が役に立たなくなる可能性もあるのだが、その辺りのセカイ設定は今考えてもしょうがないところだろう。いつも通りに都合よく都合の悪い設定が出てくる展開を見守ろう。 そうしていくらか特殊なところもある設定ではあるが、それをいかにコミカルに、押し付けがましくなく描いていくかがアニメとしての勝負のポイント。そこにユルさと軽妙さでは右に出るものがいない桜井弘明に白羽の矢が立ったというのなら実に良き配置であろう。まぁ、原作ファンからしたらかなり独自色の濃い演出に見える可能性もあるが……でも、少女漫画誌のギャグ漫画ってデフォルメ調をどれだけ上手く使いこなせるかにかかってるとこあるし、それならやっぱり最良の選択だとは思うんですけどね。 そしてもう1人の立役者はなんといっても飛ぶ鳥を落とす勢い、ヒロイン役の青山吉能である。無茶ぶりを全部けろりと飲み込める青山マジック。いい座組みになりそうだぜ。 PR ![]() ![]() |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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