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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
大人になんてなるもんじゃない、第10話。大人になったら苦しいことばっかりだってさ。まぁ、あながち嘘でもないが……楽しく生きてる大人もいっぱいいるから安心していいよ。 運命の「未成人式」が幕を開けたが、今回のお話でその案内役となったのはまさかの柳生田。彼が15歳だった時の苦い思い出からスタートして、この節目となるイベントの悲喜交々を伝えてくれる。基本的には「子供を甘やかそう」というイベントなのだから子供にとってはいいことづくめのはずなのだが、そう簡単には終わらないのがこの世界の難しさ。子供と大人の移り変わりを示す「薄明」の中、さまざまな局面が動いていく。そしてどんな結末でも選ぶのは子供の仕事。大人はただ、それを黙って見ているしかないのだ。 まず大きく動いたのは我らがニコちゃん。いつも通りのテンションだがお祭り仕様の浴衣姿とアップにまとめたツインテがなんとも可愛らしい。そして立ち居振る舞いもいちいち可愛らしい。この世界ではモブの子は男も女も同様に「モブ顔」で処理されるのでニコちゃんがそれらに比べて特別可愛いのかどうかはよく分からないが、この様子だときっとさぞかし可愛い子に違いない。 以前から三田に対しては積極的な姿勢を見せていたニコちゃん。未成人式での言い伝えを信じてかどうかは分からないが、この節目となるイベントで三田と何か記念になるようなものを残したかったらしく、以前から身構えていたであろう、ファーストキス計画を強引に実行。あまりにテンパった彼女の態度を見るに、相当な勇気をもって行った行動であることは明らか。女の子にこれだけの頑張りをさせたのだから、もちろん三田は男としてそれを返す必要があるのだが……残念ながら三田にとって「子供とのキス」はそれどころじゃない問題を孕んでいた。何しろ子供と恋愛関係になったら死ぬと宣言されていたのだ、ニコのキスはまさに「死の接吻」になりかねないものだった。 それでも、三田は生きていた。これが途中経過なのか、それともサンタの言い伝えが単なるでまかせだったのかは分からない。しかし、死ななかったからにはその行為の是非をもっと確かめねばなるまい。人生に初めて訪れたその感覚を、掘り下げなければなるまい。狂ったように「2度目」に至る三田。ニコちゃんもまんざらではなかったが流石に度がすぎた。なかなかうまくいかないこのチグハグっぷりも、実に子供らしいカップルではある。 しかし、微笑ましい姿も今はここまで、三田のために動いていた柳生田がフミちゃんに接触し、開始の合図は告げられた。銃声に駆けつけてみれば、フミちゃんは10組の生徒を引き連れて総力戦の構え。これまでのサンタだったら絶対絶命の状況だったが……理事長との特訓で手に入れた「黒サンタ」は、今までよりも汎用性が高く(大人も守れて)、子供相手の対応力も上がっていた。子供達にいい夢を届けるのもサンタの仕事。次々に10組を無力化していく黒サンタを前に、フミちゃんは捨て身のサウザンド・ウォーズの構えに入るのである。まぁ、それ自体はサンタにとっても分の悪い話ではないのだが……お祭りの最中で野次馬が増えるのは多分あんまり良くない。がっつり「三田!」って読んじゃった甘矢の発言は大丈夫だったんでしょうかね。サンタはフミちゃんを無力化させるという方策を選べなかったようだが、2人の中で何かしらの折り合いをつけることが可能なのだろうか。 そして最後の局面、冬村さんとの関係性に結論を出したい小野さんも、薄明の中で必死の訴えを行いたい……のだが、残念ながらすでに「大人」になってしまった小野さんにはそれも叶わない。今回、小野さんはいっぱい喋っているように見えて実はほとんど言葉を発していない。あくまで彼女のメッセージは全てモノローグの範疇。実際に口からは出ていないのだ。言いたいことを飲み込んで、相手の気持ちを優先して。これこそが大人の姿勢。今回のお話でモノローグを垂れ流していたのはもっぱら小野さんと柳生田だけであり、わがままを通さず飲み込んで耐える大人の辛さが嫌でも伝わってくる。その結果、奔放な子供である冬村は、また小野の下から去ってしまう。小野さんの立場はあまりに不憫であるが、それこそが大人の苦しみであると、学園長も訳知り顔で小野を諭すのである。 どうだろう、大人は辛い、大人は苦しい。大人になんてなるもんじゃない。そんな結論だけで、この世界は終わっていいんでしょうかね。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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