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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
とうとう出たね……第10話。まぁ、そこにおるわな。そうなるわな。 前回で鬼畜幼女みもりちゃんが退場してしまったせいでもしかしたら視聴モチベが下がるかと思われた今作だったが、全く問題なく、ストーリーは核心へと突き進む。まぁ、そりゃそうだよな、長い長い歴史の中で考えりゃみもりノッカーなんて末端も末端だしな。この世界に潜むノッカーの謎、その中心に鎮座していたのはミズハ、いや、ここはやはり「ハヤセ」というべきなのだろうか。今作最大のブラックホールにして壮大な愛のサーガの最終幕を繰り広げるのは、たどり着いた血の終端、ミズハさんをおいて他にない。 とはいえ、守護団ノッカーの復活劇の真相はなかなかに酷い。「いや、確かに殺されたんですけどね。なんか頑張って帰ってきちゃいました」って、あんだけ必死に根絶を目指したフシからすると間違いなく「どないやねん」案件ですよ。そりゃぁ血眼になってもっかい絶滅させようと奮闘するのもしょうがない。しかし、ノッカー側にも言い分はあるとのことで。「あの時はごめんなさい、僕らが間違ってました。フシの信念に背かないよう、ちゃんと共存共栄の道を目指しましょう」と彼らは歩み寄る。ただ、フシが普通の人間を完全に理解できないように、ノッカーはノッカーで多少の倫理観のズレは仕方ない。おかげで世を儚んだみもりちゃんや、「自殺願望があった」らしいフウナという同級生も犠牲になってもらうしかなかった。それこそが理想の世界だと、ノッカーは「フシたちから学んだ」と主張している。何が恐ろしいって、その発端となったのがマーチだと言っているところだ。フシに最初の「生き方」を教えた「ママ」。そのマーチの純粋な生き様が、今のノッカーの理念を育んだと言われたら、フシだってそれを無碍にすることが出来なくなってしまう。 「お互いうまくやっていきましょうや」というノッカー側の主張は、現時点で完全にはねつけることができないものである。もちろん感情面での反論はあるだろうし、フシは前提条件として「共存はあり得ない」からスタートしているのだから和平は期待できないだろうが、だからと言ってノッカー側が間違っているという論拠もまた見つからない。「人の身体を勝手に使うな」という主張に対しては、フシは「お前が言うな」と言われておしまいで、よりにもよってこないだのトナリとの悶着でフシは自分がそのあたりの観念を甘くみていたことを痛感させられている。今現在ノッカーがイズミやみもりの身体を使ってやっていたことが、果たしてフシの生き方とどう違うというのか。 それでもフシがノッカーを拒絶してしまうのは、もはや刷り込まれた絶対的拒否感からに他ならない。「ハヤセの血」はやはり恐ろしい。いつの時代も、最後の最後にフシを追い詰めるのはこれなのだ。さらに手練手管に長けた現代の守護団ノッカーは、ミズハという少女の想いをそのままの武器にしてフシに迫る。あの時のハヤセと同じように、そこにあるのはただ純然たる愛であり、フシはそれを切り捨てることができない。必死に自分の正しさを探すも、ボン以外には救いを求めることすら叶わない。ミズハの存在がすでに無視できない大きさにまで膨らんでしまっているため、せっかく歩み寄ってくれたトナリにすら、共有できるものがなくなってしまったのだ。全てを取り込み、合一化を果たしたはずのフシがどんどん孤独になり、ただ「1つ」の存在だったはずのノッカーはいつぞやのように版図を拡大している。此度の戦争、ついにフシは過去に類を見ない「包囲網」の中にいるのだ。 今回はとにかく作画が素晴らしく、1枚画で魅せるミズハの表情が最高に退廃的。あまりにも美少女な化け物にビシバシ追い詰められていくこのシチュエーション、ほんとにほんとに最高です。やっぱNHKアニメは素晴らしい(それでいいのか)。 PR
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Thraxi
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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