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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 共感は出来ずとも、理解は出来る、第4話。共感は自然発生、理解は意識を向けての活動。大変だからこそ、通じ合う意味がある。

 ちょっとずつ馴染んできた感がある朝と槙生。それでも互いにこれまで全く違う人生を歩んできたことに変わりはなく、少しずつすり合わせを続けなければいけない。旧友たちとの飲み会で現状を吐露する槙生は、自分の言葉でもまだ朝との関係性をまとめきれていない様子だった。あの理屈バカの槙生が飲み込めていないこの環境。そりゃまぁ、複雑なわけで。肩書きだけならいくらも名乗れるだろうが、まだ2人の関係に明確な名前は付いていない。

 醍醐に続き、槙生宅を訪れた次なる「大人」は笠町だった。朝ちゃんは大人にちょっと憧れる女の子センサーが働いたのか、ダイレクトに「付き合ってんの?」と聞いてみるが、笠町からしたらそれも色々と複雑なようで。「初対面」も焦がしちゃうくらいにテンパって、2人の距離は一気に縮まった。「今はもう付き合ってない。今日と明日ではまた違う」との返答に首を傾げる朝。大人どうしの関係性は謎だらけだ、とでも思っただろうか。多分、笠町目線でも、槙生から見ても、自分たちと朝で精神的な差などそんなになかろうに。笠町の方が、槙生という人間の人となりをちょっとだけ知ってるというだけのお話。

 晴れて入学式。無事にえみりちゃんとの関係を修復した朝からしたら改めてスタートを切る記念すべき日だが、そこに槙生を伴う理由はない。「親が死んじゃった」は今のところは「目立つ武器」くらいにしか考えてないし、槙生が保護者としてついてくる必要なんて全く無いと思っている。だって、2人の間の関係性はまだ名前のないものだから。えみりちゃんの親御さんはそこに異を唱えて「ちゃんとした環境にいるのか?」と心配するそぶりを見せたが、卒業式の日のようにそれで朝がスネて「違国」を発現させたりはしなかった。ここは多分、本当に「槙生ちゃんはしょせん他人なんだからわざわざ呼びつける意味なんてないじゃん」くらいにしか考えてなかったのだろう。

 しかし、2人の関係性を今一度問い直す必要が出てきた。きっかけは朝が新しいクラスメイトとの会話で「滑った」こと。自己紹介にちょうどよかろうと思って引っ張り出したエピソードトークだったのに、周りはちょい引いて失敗の気配。「この話は通じないか」が違国として現れてしまうのは、流石に朝の判断ミスだとは思うんですけどね。朝ちゃん、槙生のことを散々「変な人」扱いはしてるけど、自分もだいぶズレた人間だってことは気づいてるんでしょうかね。

 「失敗しちゃったなぁ」というトークを槙生に伝えた朝だったが、そこから返ってきたレスは想定よりもずっとそっけないもの。「何で想定とズレたんだ?」と悩んだ朝は、自分が未だに母親の面影に囚われていたことを気付かされる。目の前にいる槙生に、母と同じレスポンスを想起してしまったのだ。でもしょうがない、朝にとっての「大人」の代表は、亡き母だったのだから。その上で「姉妹」である槙生も似たリアクションを示すかと思ったら全くの肩透かし。そして槙生なりに展開される持論。また「別な人」だ。朝はこの「違い」の理由が知りたくて一歩踏み込むが、残念ながら槙生はこのラインだけははっきりと拒絶する。親戚だからとて、同居人だからとて踏み込むべきではないと、新たなコミュニケーションのあり方を諭す。槙生がここであまり強く出なかったのは、一応これでも「朝にとっては母なのだから」という自制はあったはずだ。しかしそれでもやはり、朝に与える影響は大きかったようだ。

 結局、槙生も大人としてまだまだ成熟していない部分はあるってことなのですよ。それが如実にわかるのが親友・えみりちゃんへの接し方で、ただでさえ「家に人がいる」という状況がキツかったという槙生からすれば、さらに友達まで呼ばれちゃ、だいぶメンタルをやられてしまう。当たり障りのない会話は難しい。朝への気遣い以上に、それより遠い人と接するのは難しい。コーヒーフィルタからポタポタと垂れた黒い染みは槙生の荒んだ心象風景。必死に布巾で拭って誤魔化そうとしたが、槙生自身が、抱えてしまった感情の不甲斐なさを一番痛感しているはずだ。

 夜も更けて、ひとりぼっちのリビングでは色々極まっちゃって泣く朝の声が漏れている。悲しくなってから悲しめばいいと言ってしまった手前、槙生もこれを放っておくわけにはいかない。朝に「不幸なく」生きてほしいというのは本心からの願いだ。たとえこれ以上面倒が増えようとも、出来るところまでは付き合わなければいけない。果たして、実の母の死を受け入れてもらうのが幸せなのか、「忘れさせてやる」ことが幸せなのか。槙生にだってそんなことは分からない。ただ、自分に出来ることは、「聞いてやる」ことくらいなのだ。あの人の娘との共感は難しい。そして、分からないからこそ聞くしかない。聞いて「理解」できれば、そこには通じる言葉があるかもしれないのだから。

 
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