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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 そうか、これ実写映画も同時展開するのか、第3話。最近は割と多いビジネスモデルで、「天久鷹央」なんかもアニメが終わったと思ったら実写ドラマが始まるみたいなんですが……同じ内容を別メディアでほぼ同じタイミングでやる意味ってなんなんでしょうね。まぁ、確かに俺はアニメしか観ないだろうし、同様にドラマしか観ない層もいるんだろうからリーチする範囲が違うのだろうが……コスパが割に合ってるのかどうかはよく分からない。

 そして、余計なお世話だろうが今作の場合はその良さを発揮するのに実写ドラマで大丈夫なのか、という心配はあったりする。何しろ主人公は「九龍」という土地そのものであるように見えるからだ。アニメはその辺の意識、「美意識」と言ってしまってもいいかもしれないが、とにかく狙ってる方向性が明確だし、描写も入念。特に作画がめっちゃ良い作品というわけではないはずなのだが、背景の置き方や細かいガジェットの配置などが本当に作中で言われる「懐かしさ」につながっているような感覚があり、熱に浮かされたみたいな不思議なお話がフラフラと当て所なく進んでいく雰囲気に実にマッチしている。これが実写になると、背景世界の作り込みのハードルがぐっと上がりそうな気がするのよね。九龍はすでに過去の遺物なわけでしょ? どこでロケするにしても胡散臭さが先に立ちそうだよなぁ。

 また、アニメは全てが「作り物」なので視聴者の焦点を絞りやすいという利点もある。今回のお話でいえば、最初に工藤の回想で蘇る鯨井Bがいた頃の部屋の記憶と、現在リアタイで鯨井が住んでいる部屋の対比。「ぬいぐるみがある」「冷蔵庫に水がない」「でも洗面所の歯磨きチューブに加えて他のインテリアは同じものが多い」など、置かれている1つ1つの物品がさまざまな物語を語っているのだが、それらを自然に配置しつつ、他の物品に混ざり込まないように自然に「主張させる」描写ができている。これ、実写映画だとかなり胡散臭い描写を挟む必要がありそうなのよね。まぁ、その辺は私なんぞが想像もできないようなクリエイターがうまいこと画面を作ってくれるのだろうけど。他にもアニメでは「ひまわり」「金魚」などのアイテムを印象付ける描写が多いが、アニメだと金魚のオレンジやひまわりの黄色をパッと画面で際立たせる描写がやりやすいんだよね。その辺りが「美意識」である。

 シナリオに関しては、思いの外早く鯨井を巡る謎の奥の方まで足を踏み入れている。「お前は2人目なんだ」っていう事実はもう少し世界全体で隠したり、理解が及ばないようにしているものだと思っていたが、割とあっさりとそれを肯定し、鯨井さんもそこまで動揺せずに受け入れてしまっている(まぁ、ここまで色々と準備段階があったからだろうが)。そして謎はさらなる拡大を続け、お得意先の御陽気中華娘のシャオヘイ、そして怪しげな雰囲気の院長に、バーの店員のような、院長の配下のような謎のお兄さんなどなど。この世界は「自分以外の自分」が多すぎる。「九龍」が「クローン」に通じてるんじゃないかなんて安易な邪推も出てきそうで怖いが……収束先が見えないなぁ。

 

 

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 エンディングを担当する「ハコニワリリィ」の「はにわり」の部分、第2話。……人間、語彙力がついてもろくなことないですね……。

 1話目の「なんやこれ」という不穏な印象をそのまま維持しているなんとも珍妙な2話目。今回のコンテは八瀬さんということで、前回よりも旧来のシャフト味がやや強く出ている印象がある。やっぱりクセの強い演出の方が脳が「シャフトっぽい」って思っちゃうよね。そういう意味で八瀬さんの演出はやっぱりシャフトに向いてる。背景の実写素材の置き方とかもそうだけど、わざわざ細かいところでシャフ度を演出してくれるのはもしかしたら単なるファンサなのかもしれない。

 さて、そんな画面で綴られるのは引き続き倫理観メタメタのアサシンコメディ。1話目はさ、「まぁ出だしで設定を説明しなきゃいけないし、ギャグとして無茶苦茶な設定をここで全部消化しちゃうつもりなんだろうな」くらいに思ってその不条理さを飲み込んだわけだが、なんと2話目でもまだこの世界における「殺人」というファクターに落ちた暗い影は残ったままである。いや、当たり前なんだけどね! 殺人は悪いことなんだけどね! ただ、そこはもう、まともな倫理観で視聴してても100%ギャグに落とし込めるわけもないんだし、なあなあで済ますと思うじゃん。もはや引き返せないところまで裏稼業に手を染めてしまったさとこは、これでいいって割り切ったと思うじゃん。

 でもそうじゃない。まずはリターンの大きさを「大金」という分かりやすいご褒美で示し、「何も考えずにこのまま殺し屋を続けてればニートくノ一も余裕やで」という事実をちらつかせる。そしてさとこが何の悩みもなく殺人サポートに回れるようにした上で、今度は逆ベクトルとして「ある程度まともな倫理観を持つ先輩」を引っ張り出してくる。まぁ、このリーダーも聖人君子のごとき清らかな精神を持っているわけではないのだが、何も考えずに「殺したら金がもらえたよ」と喜んでいるさとこを見たら、まー止めたくなるのも理解はできる。「それは汚い金なんだよ」と。「ずっとこんな生活してたらおかしなるやろ」と。

 そしてさらに、今度はさとこという便利アイテムを手放したくないこのはによって、「いやいや、稼いでなんぼでしょ。使えるスキルを最大限に使って生計を立てることの何が悪いんだよ」というアサシンマインドにコントロール。まぁ、どう考えてもこっちの主張が倫理的にアウトなのは論を俟たないところだが、リーダーだって元々そういう稼業の斡旋機関の忍びの里にいたわけで、一般人よりは「殺しという稼業」についての理解はある。おかげで最終的には「価値観の違い」という「んなわけないだろ」という結論に丸め込まれてしまうわけだ。

 まぁ、このはの理屈が通ってないことなんて別にどうでもいい。要はさとこがそれで納得するかどうかの問題なので、世間一般の尺度に照らし合わせる意味はないのだから。ただ、そうして改めて「再検討してみようか?」という流れを作り、「殺しの是非」を単なるギャグ漫画の一要素に落とし込まずに向き合ったのが意外だったのである。さらにさらにはCパートで殺されちゃった可哀想な追手さんたちについて「彼女らが存命だった頃のキラキラした思い出」なんてものを見せてきやがるので、視聴者目線では「これ、どっちに肩入れして観たらいいんだよ……」と情緒が不安定に。どこまで狙って描いてるんだこれ。

 まー、すぐにギャグに落とし込まれるよりもよっぽど不安だけど、その分気になる展開なのは間違いない事実なわけで……これ、放送が終わった時に幸せな気持ちになれるエンディングってあるんだろうか。

 
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 なんというオープニング! 第2話! ほんとに「素敵」という意外に言葉が見つからないわ。今週はいきなり泣かされた。イントロの音響からして何事かと思わされるし、aikoの歌唱の揺らぎもこの世界にベストマッチ。ヤチヨさんはアニメヒロインとしてのキュートさもありながら、ホテリエとしてのエレガントさも併せ持ったダンスになっている。いきなり今年度の筆頭候補アニソンが出てきてしまったよ。

 1話目の感想から間をおかずの記事ということでお気づきの方もいるかもしれませんが、1話目が良過ぎたもんで、流石に優先順位を変更する必要が生じ、我が家の録画スケジュールを調整しました。ぶっちゃけ、1話目を見終わった時点で「こんなすごいアニメ、どんだけ反響があるんだよ」と思って感想を漁りにいったらこのオープニングへの言及が大量に出てきちゃったもんで「これ、視聴遅らせてたらどんどんネタバレくらってしまう……」と大いに焦ったのである。みなさん、今作を心から楽しんでいるようで何よりである。

 さて、そんな問題作の2話目。ここで突然1話目のあの緊張感も寂寥感も多幸感も無くなっちゃったらどうしようと一抹の不安はあったのだが、もちろん心配は無用。世界観は余計なまでに強固であり、その中で紡がれるS(少し)F(不思議)ストーリーはなんとも言えない座りの悪さがたまらない。言語も文化も、生態すらも何もかも違う異星人とのコミュニケーションという、誰一人答えの分からないミッションに果敢に挑むヤチヨさん。結果はどうなるものかと固唾を飲んで見守るが、もちろん答えは「よく分からない」である。まぁ、ながの逗留期間を経ていくらかは確定的なコミュニケーションも取れるようになったみたいだが、それでもお客さんが何をしに地球を訪れ、そこかしこで何をしてたのかも1つもわかっていないのだから「いったいこの30分で何を見せられていたんだ」というのが素直な感想のはずなのだが、「レッツ異星間コミュニケーション!」と思えばこれくらいが当たり前の成果。

 何がすごいって、ヤチヨさんの目的はあくまでも「オーナーら人間との過去の契約の履行」であって、「顧客の満足」はその目的の達成の過程でしかない。全力でおもてなしはするが、その結果がどうなるかはぶっちゃけしったこっちゃないのである。そのため、他のロボたちは分からないが少なくともヤチヨさんは「オーナーたち人間なんてまず戻ってこねぇよ」と言われてしまった途端にモチベを失い、ランドリーサービスも忘れちゃうくらいに意気消沈して業務に支障をきたしたのだ。超性能の完璧ロボットに見えて、ヤチヨさんのメンタルは想像以上にモロいのである。

 それでも「何かしら果たした」という達成感が得られた100年ぶりのお客様。これにて銀河楼は100年の開業実績に意味を持たせた。ついでにやってきたミキシンボイスの環境調査ロボさんは「お前がもうちょい早くホテルに辿り着いていればヤチヨさんたちの行動原理もどこかで変わったかもしれないのに」という勿体無さこそあるが、このタイミングでアポカリプスな真実を「ロボット目線」でヤチヨさんへと叩きつけ、ようやくホテル従業員たちも現状を性格に把握するに至る。いや、多分優秀なヤチヨさんのこと、それくらいのことは内心では分かっていたと思うのだが……おそらく規律を変更するほどの実効性を伴っていなかったし、やはりどこかでヤチヨさんはその事実を拒否したがっていたんだろうね。まぁ、シャンプーハット1つで壊れちゃうホテルだからね。

 さぁ、ヤチヨさんの中でも「新たな時代のホテル運営」を求められることになったわけだが、次のお客がくるのもまた100年後になったりするんだろうか。オープンエンドで仲良くしているたぬきの家族、あのキャラたちは「ホテルの顧客」になるとは思えないが……(まぁ、貨幣経済は崩壊しているので葉っぱをお金に変えてくれても全く問題なさそうだが)。

 
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 「イギリス英語監修:駒田航」の存在感、第3話。そっか、そんなことできる人だったんやね。わざわざ「イギリス英語」って書くあたりになんらかのこだわりがありそう。

 順当に仲を深めるりりさと音羽。この辺のストーリーはまだ原作既読なので筋立てについてはあんまり書くことはないのだけど、3話目に至って未だみっちりとした演奏描写を展開し続けるあたりには確固たる信念を感じる。まぁ、ひたすらにそこがオリジナリティというか、そこを蔑ろにしたら単なるなんちゃってお嬢様ギャグにしかならないので注力するのは当たり前なのだけど。

 モーションキャプチャメインの演奏シーンではあるが、周りに付与していくエフェクト、そしてぐわんぐわんと世界揺るがすように大きく動かすカメラワークには一貫性があり、なんとか音以外の要素でも2人の本気度合いを伝えようとしている。ここに関根明良渾身のモノローグを乗せることによって今作が目指す演奏シーンが完成する。台詞も乗せることでかなり長尺のシーンになるわけだが、やはりツラのいいJKが魂の叫びを繰り広げながら演奏する楽器は良いものだ。人類は皆ツラのいいJKのバンド活動が好きですからね(大主語)。

 また、個人的な嗜好としてこいつらみたいな「ドラム:ギター間の関係性」というのも美味しくいただける。いや、パートは別にベースでもキーボードでもいいいんだけど、やっぱり選んだ楽器ってのはその人の性格が出るわけじゃないですか。あたしゃどうしてもドラムびいきになりがちなんですが、それってドラマーの「バンドを下から支えて全部を掌握してやるわ」みたいなリーダー気質に惹かれてる部分もあるんだと思う。まぁ、我が敬愛するバンドリ世界だと対決構図が一番明確なのってマスキングVSロックなので、むしろ暴れるドラムはリーダー気質じゃないことの方が多いけど。田井中律や安和すばるさんなど、一見するとはっちゃけキャラのくせしていざ演奏が始まると「しょうがないわねぇ」みたいにみんなを包み込んでくれる概念が好き。祐天寺については……あれは若葉睦が全部悪い。

 若葉睦繋がりで(?)もひとつ考えたのは、この世界線だけじゃなくて「お嬢様学校」っていう概念は不思議なもんだな、ということ。月ノ森女学園にしろ本作の舞台にしろ、いかにもフィクション然とした「お嬢様学校」ってあるじゃないですか。そんでそのイメージって大昔からあんまり更新されておらず、時代を超えた嘘くささはあると思うんですよ。もちろんフィクション度合いに大小はあるだろうが……マジでああいう世界ってこの日本に存在するんでしょうかね? お嬢様=親に才があるご家庭→娘さんだって相応の知性や才を持ってる可能性が高い→ってことは蝶よ花よと育てられたとしても、現代社会においてはいくらでも外界の情報に触れられるし、世界的な傾向からすれば自立的な女性に育ってもおかしくない……と思うのだが、やっぱり「箸より重いものを持ったことがない」みたいなキャラでしか描写されないんだよな。まぁ、そこはギャグとして受け入れる方がいいのだろうが……「リアルに先進的なお嬢様学校」がどんなものか、誰か教えてください。

 さて、本編では妹ちゃん登場で少しずつ世界が広がっていく。妹役のキャストは「アポカリプスホテル」でヤチヨさんにも抜擢された白砂沙帆。「サマータイムレンダ」で出てきてからしばらく目立った活躍はなかったが、ここいらで飛躍の年になるか?

 
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 僕はブリジットちゃん! 第2話! いやぁ、やっぱり長き時代を経てブリジットがしゃきしゃき動くアニメで見られるってのは感慨深いものがありますね。いや、正直いうと、別に当時からそこまで推しちゃいなかったんですけどね。可愛いのは間違い無いんだけど、キャラとしては使いづらい方だったもんであまり相性がよろしくなく……女性キャラだと多分一番使ってたのはイノで次がメイ。……このゲーム、使いやすいキャラっているんですかね?(ミリアとかじゃない?)

 うろ覚えの記憶がちょっとずつ刺激されていく感覚。ブリジットもそうだし、梅喧も当時からいたキャラなのでなんとなく覚えてはいたが、和室でもなんでもない場所で思いっきり畳返しを披露してくれたおかげで「あぁ、そんな技あったな!」って思い出したのが気持ちよかった。当時からこんなにおっぱいがデカかったかどうかは忘れてしまったが、格ゲー界隈はこういうキャラをガンガン追加して露骨なサービスをしてくれるところがいいところでもあり、悩ましいところでもあり。とりあえずアニメだと他にどんな懐かしいキャラが来てくれるかはちょっと楽しみ。そういやアクセルも出てきたけど、「あぁ、そんな設定あったような……」くらいでブリジットや梅喧と違って全然ピンときませんでした。野郎キャラなんてそんなもんやな!

 お話としては、1話目から引き続き派手にドンパチしてるだけなのであんまり中身が進展してないしそこまで引き込まれるようなストーリーになるような気配もないのだが、その分、ドンパチを構成するバトル作画で見せようという意識が際立っているのはよく分かる。つい最近までガールズバンドの魂の削りあいを必死に紡いできたサンジゲンが一転してゴリゴリマッチョ連中の暑苦しいドッカンバトルをこれでもかと描いてくれているのだから数奇なものである。ちゃんとアニメ調のデザインを混ぜ込めるあたりは、やはりブシロード作品で培ってきたグラフィック技術の賜物であろう。

 そして、本作の場合はエフェクトばりばりのバトル作画に関しても、なんか上手いことやってるというか、ちょっとズルしてるところが逆に面白みに繋がっているのが興味を惹く。最近の「超絶バトル作画」といえば「鬼滅」を筆頭としたufotable系、「呪術廻戦」を中心としたMAPPA系などがあるが、どちらも「なんかすごいことやろうとし過ぎてもう画面がよく分からん」という状態にもなりがち。今作もエフェクト量だけで言えば同じような症状に陥っている部分もあるのだが、そうした「エフェクトばりばり超機動」みたいなシーンはあまり長くは続かない。元が格ゲーということもあり、合間に止め絵の演出をガンガン挟み込むことで、緩急をつけて一呼吸置きつつ、多少の作画枚数削減も行なっているという。止め絵ばっかりだと手抜きに見えかねないのだが、いい具合のバランスを狙っているのがわかり、こういう個性の出し方もあるものかとちょっと感心してしまった。やたらと3回パンが多用されるのでそれだけでちょっと胃もたれしちゃいそうだけどね。

 流石にソル・シンのガチムチバトルばっかでは間が保たないだろうし、それこそブリジットみたいなトリッキースタイルのバトルも今後は挟んでいってほしいところ。ファウストとかテスタメントとかってまだ元気なのかしら。

 
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 このタイトル表記だと何話目か分からんやんけ、第3話。でも作品が217話目だっつってんだからしょうがねぇよな。

 さて、新番チェックも終わってぼちぼち個別感想を切り出していく時期に入っているのだが、今期はズバッと「これは毎週正座視聴やな」みたいな作品が定まらずちょっと困っている状況。これまで以上にフレキシブルに各話を見守っていく必要があるのかもしれないが……とりあえずのつなぎとして今作みたいな「毎回違うアニメ」を拾ってくるのはちょっと小狡いですが、まぁ、この3話目は色々と刺激が多かったのでいいんじゃないでしょうか。

 ぶっちゃけ2話目はパッとしなかったんですよ。映像部分についてもお話そのものについても。ベタなヒーロー譚だったしせいぜい「あ、ミルって毎回声が違うのね」っていうのが分かったことくらいが収穫だったか。おかげで「まー、30分単発勝負のシナリオラインなんて、そんなに刺激的なものは出てこないよなぁ。メカヒーローがヤンマーの技術を使って危機を打破する要素をマストで盛り込まないといけないしなぁ」とだいぶ諦め気味だったのだが、3話目にして早くも「まぁ、ヤンマーじゃなくてもいいんですけど」みたいな話が出てきよった。一応お為ごかし程度に材木を撤去してましたが。

 そんな状況で切り出された脚本が、なんと「AIの是非」という今のご時世には随分とホットな、ホットすぎるテーマ。単発アニメでその辺を攻めるのはなかなかの度胸である。まぁ、そもそもが開発側であるヤンマーがまとめたプロジェクトなわけで、「AIとか絶対ダメだろ」みたいな論調になるわけはないんだけどね。そういう意味では、今回の脚本だって「ヤンマーが作る意味」は厳然と存在していたわけだ。

 しかし、だからとて「AI最高! この技術があればみんなハッピー」みたいなアホなプロパガンダを作っているわけではない。よりにもよって「ピアノの演奏」という芸術を題材とし、「AIを介して作られたものが芸術と呼べるか否か」なんて、これまた色々と波紋を呼びそうなネタ回し。実際、視聴時にもデガソード様みたいな巨大右手さんが「これからの芸術は我々が作る!」と吠えた際には「そういう考え方だってあるよなぁ」と考えさせられてしまったし、先端技術の進歩を考え続けるなら、当然あらゆる人の営みにAIという技術が関わってくるわけで、「AIが人の芸術にとってかわる」可能性は大いにあるのだ。その辺を逃げずにきちんと描写したことは、単発アニメとしても充分なお仕事と言えるだろう。

 ただ、そのままだと色々面倒くさそうなので「謎のイマジナリー空間で悪のAI概念を討伐する」というふわっとした解決で幕引きとしたのは致し方ないところか。そもそも今作の場合は「心あるロボット・ミル」という存在が前提となっているわけで、その条件下で「ロボットの心」を議論するのはそもそもアンフェアなのよね。まぁ、そうでもしないと落とし所がないからしょうがないんだけど。少なくとも1本の短いおとぎ話としては無難な構成だったんじゃないでしょうか。映像部分に関してもツインエンジンの子会社みたいなCG制作スタジオが頑張ってくれて悪くないキャラ作劇を展開してくれたし。こうして色々と「未来の可能性」を考えさせてくれている時点で、本プロジェクトの狙いはある程度果たされていると言えるんじゃなかろうか。

 ちなみに、今回の工事現場、中の人の関係でどこぞのうんこメニューを提供する喫茶店みたいでしたね。

 
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○「アポカリプスホテル」 7

 遅ればせながら、今期も新番チェックがようやくゴールイン。今期執筆された新番チェックは52本。このうち2本がショート枠にちょっと触れただけなので実質50本くらいと、だいたい冬クールと同じ数値に落ち着いた。これは入れ替わりの多い春クールとしては抑えめの値であり、以前切ったおかげで2期が視聴候補に入らなかった作品などもあるため、着実に本数削減の効果は出てきている。頑張って健康で文化的な最低限の生活を目指そう。ちなみにこれらからショート枠を除き、前クールからの引き継ぎ作品や、改めて放送を再開した「君と僕の最後の戦場〜」なども加えた55本が今期の視聴本数ということになるが、すでにN話切りは始まっており、これを書いている時点ですでに−4で51本。今後1、2週間でこの数は増やすつもりなので、より快適なアニメ視聴ライフに近づくに違いない(えぇ、違いない)。

 というわけで、そんな幸せな僕の視聴生活の最後に訪れたのがこちらのアニメ。ほんとはもっと放送が早かったのだが、我が家で視聴できるAT-Xの初回放送時間が地獄の金曜夜に被ってしまったため、面倒なので再放送の時間にずらした結果一番遅いスタートとなった。そして、この作品を最後にしたことがなんかしらの運命だったんじゃないかと思えるくらい、よく分からん刺さり方をした。あかん、ワシこれ大好きかもしれん。

 前クールの「誰ソ彼ホテル」に続けてのホテルアニメというちょっと不思議な巡り合わせで、開始直後は「なんかSFちっくだし、イメージとしては『北極百貨店のコンシェルジュさん』みたいな作品かしら?」とか思っていたらあれよあれよと世界がアポカリプス。「どっちかってぇとラザロの世界線じゃねぇか!!」という怒涛のアバン。そのあまりに救いのない展開と容赦ない描写の繋ぎ方に一気に引き込まれる。「こないだまで死後の世界のホテルのアニメだったけど、今度は世界の死後のホテルだぁ」とよく分からない感動があった。

 その後も、人類がいなくなった地球で甲斐甲斐しく業務を続けるロボットたちの様子を、時におかしく、時に物悲しく描く筆致がなんとも叙情的で、私は意味もわからず泣いちゃったシーンがあるし、大笑いしたシーンもある。ホテルの十則の文言とかも不思議な味わいがあるし、とにかく1つ1つのシーケンスのつなぎが気持ちよくて、「次は何がくるんだ?」とワクワクしてたらあっという間に30分が終わってしまった。冒頭で「竹本泉のキャラデザでしょぉ、ちょっと今の時代だと古臭い感じがするよね〜」とか調子に乗っていたのに、放送後には主人公のロボちゃん(ヤチヨさんというらしい)が可愛くて可愛くてしょうがなくなっちゃった。あとハエ取りロボさんも可愛い。ぴょこんと受付カウンターにのって「RECEPTION」が表示された時の「お前も応対できるんかい!」が最高に愉快だった。

 もちろんドア開けロボさんとのトンチキなやりとりと、彼のどこまでもギャグで硬派な生き様は笑わせてもらったし、軽妙なツッコミのタイミングとロボのくせにコロコロ表情を変えるヤチヨさんには「お前、余計な機能積み過ぎやろ」という冷静なツッコミなどどうでもよくなっていく。彼女たちが過ごした100年もの重みを感じればグッとビターで悲しいお話のはずなのに、そこにギャグを混ぜた時の感情の揺れ動きがとても綺麗。これがCygamesPicturesの安定した作画で紡がれるってんだから、文句のいいようもない。

 なんで自分がここまで入り込んじゃったのかはまだよく分かってないし、2話目以降にどう転がるかもさっぱり分からないのでこっから一気にどうでもいいアニメになる可能性はあるのだけど、そうじゃない予感がある1話目。今作はオリジナルなんだよな。こういう作品が出てくるとオリジナル界隈もまだまだ捨てたもんじゃない。

 

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○「日々は過ぎれど飯うまし」 5

 ソースカツ丼ってスタンダードなカツ丼に勝ってる点がほとんど無いと思ってる過激派なんですが、みなさんどうお考えですか? ……カツのサクサク感は優先されるかもしれんけど、あたしゃ「あったかい白飯にキャベツの千切り」っていう組み合わせがアンシナジー過ぎて……。

 久しぶりのP.A.WORKS大好きおじさんだよ! ……でも、おじさんは白状すると、視聴中に全然P.A.とは思ってなかったんだ……いや、まじでびっくりした。最後のクレジットだけ見て「へぇ」ってなったんですよ。それくらいに映像に雰囲気は感じなかった。いや、後から観て「言われてみれば……か?」くらいにはなったけども……でも、冷静に思い出してみれば前作の「サクナヒメ」あたりからあんまり昔ながらのP.A.っぽさってのは感じなかったもんな。しかも今回の監督は川面さんで、スタッフとしては「のんのんびより」のメンバーらしいし、いや、そこにつながる雰囲気もあんまり感じなかったが……全体的に掴みどころが無い作品だった。

 ただ、だからとて何が悪いってこともないんだよな。文句があるとしたら「深夜アニメでこんなもん、飯テロすぎるやろ」っていうくらいなもんで、そう感じたということは食べ物の映像もきちんと美味しそうに描けている。ソースカツ丼、別に嫌いなわけじゃないからね! あれはあれで味があり、温卵トッピングとかなかなかの破壊力だ。今後は試聴する時間を考えた方が良さそうだって話。まぁ、それ以外の部分においては「フツーの女の子趣味アニメ」っていうラインは特にはみ出さない。なんかこう、主人公の「コミュ障具合」とかも、変に強調し過ぎずに「あぁ、こういう引っ込み思案な感覚って、あるよねー」くらいのレベルで抑えられていたり、出会いのエピソードで取り立てて劇的な展開を用意していなかったり、ほんとに「日常の一コマとしての食事シーン」をフィーチャーしようという狙いがあるんじゃないかという作劇。これはこれで誠実な姿勢だとは思うが……「ざつ旅」のところでも書いたが、旅やグルメはすでに地上波番組で飽和状態の「飽き飽きするエンタメ」の1つでもあるので……その辺のブレイクスルーが今後の展開で発生するかどうかが勝負の分かれ目。そして、なかなか発生させにくいような気はしている。

 
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○「戦隊大失格 2nd Season」 ―

 つい最近まであんだけ戦隊レッドが暴れ回ってたせいで、この作品が戻ってきてどういうテンションで観たらいいのかよく分からないの。いや、1期時点から正直よく分かってなかったけども。

 日曜夕方枠から深夜の「アガルアニメ」枠に移動。いいのか悪いのかはよく分からんが、個人的には夕方枠は相性が悪いイメージがあるので、深夜になったおかげでもうちょい素直に向き合えるようになるかもしれない。1期は「なんか思ってたんと違うなぁ」というのでうまい具合に刺さらなかった記憶があったが、2期目はそうした「予想と違った方向性」が前提で話が進むのでマッチングの齟齬はより影響が小さいはずだ。実際、今回はいきなりレッドキーパーの悪行三昧から話が始まったが、「そうそう、こんな感じだった」とすんなり飲み込むことが出来た。まぁ、相変わらずここから話がどう転がっていくのかは想像もできないが、ちゃんと戦隊愛があるかどうかだけでも見定めさせてもらおう。今のところ、要素として残ってるの各話サブタイトル(とピンクの中の人)くらいやぞ。「この星をこの街を」は名曲。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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