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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「この恋で鼻血を止めて」 6→5

 変なアニメで、面白いアニメではあった。funnyでもあり、interestingでもあり。ただ、これがauthenticかと言われると、うーん。

 シナリオラインのファニーさについてはもういいだろう。とっかかりの発想が面白くて「この方向でどう掘り下げていくんだろう」と思ったらとにかく思いついた方向にどんどんアクセルを踏み続けるような展開は、感心半分呆れ半分。どうしても色眼鏡で見ていた気がするのでなかなかフラットな評価は難しいのだが、やはり「日本人じゃなかなか振り切れない方向性だよなぁ」とは思った。小利口にまとめるよりも刹那的な享楽に任せているようなライブ感。これはこれで面白おかしく見られる部分はあるかもしれないが……終わって一歩冷静に引いてみると「結局何だったんだ?」という気持ちもある。ドタバタエイリアンサスペンスラブコメ。そこにサイコホラー風味(?)のネタも思いつく限り混ぜ合わせて……うん、やっぱりカオス。

 ぶっちゃけ、この要素だけだったらやっぱりファニーが勝っているので「なんだかんだで面白かった」で終わらせたかったところなのだが、どうしても俎上に上げなければいけないのは独特の作画方法だ。1話目時点で「作画はへたれてるのにAIやらなんやら(推測)で見られるにしている」と評したのだが、これが良くも悪くも12話の間ず〜〜〜っと維持されており、一時的な作画の保全手段ではなく、根本的に「これでアニメを作るんだ」という技術班が固定されている様子。AIっぽさ、と表現している部分は実際にどうやって作ってるのかよく分からないが、多分、そこに「動かそう」という意思はあっても「画面を作ろう」という意志は薄弱であるかのように感じる。これから先の時代のアニメーションはこうした作劇法が進化し、隆盛していく可能性は存分にあると思っているが、少なくとも現時点においては、私の求めている「アニメーション」という媒体の本質はそこにはないような気がしている。

 ただ、これはただ新技術にアレルギーを示しているというわけではなく、どっちかというと既存のツールでいえばフラッシュアニメに近い何かだ、と思っているだけである。評価軸を別に取り、「こういうアニメにはこういうアニメで表したい何かがあるのだろう」と、その事実は認めて然るべきだと思うし、今後の発展次第では充分に「見たいもの」に仕上がっていく可能性もあるだろう。この方向性にちゃっちゃと着手し、可能性を模索しているのが、たまたまよその国だったというだけの話である。

 引き続き、各人で動向を監視しておいてください。

 
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