忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[11510] [11509] [11508] [11507] [11506] [11505] [11504] [11503]

 「カコフォニィ/Cacophony」は「不快な音」の意だそうです、第5話。Wikiによれば「不協和音をイメージしがちだが、正確には不純な音ではなく不快な音を指す」とある。ちなみにMagicでの定訳は「騒音」である。果たして、アカペラ部の騒音は誰かな?

 Aパート、相変わらず話の転がし方がうますぎる展開。ついに部員6人が揃ってアカペラ部本格始動! というタイミングで真っ先に訪れたのは、部活ものの定番である「試験で赤点取ったら試合出さないぞ」展開。アカペラ部は「試合に出られない」じゃなくて「補習するから練習に参加できない」だけなので大したダメージはない気がするが、常に完璧を目指すムスブからしたら死活問題だ。そして普通だったらムスブみたいな意識高い系の部員が必死になってアホな主人公やおちゃらけキャラが試験を通れるように勉強をさせる展開になるはずなのだが……。

 お前なんかい。なんと、アカペラ部1年の成績は上からウタ→クマちゃん→ウルル→ムスブという序列。ウタは「極度のネガティブ」という性格が良い方に(?)働いており、どんだけ試験勉強しても安心できないためにひたすら石橋を叩いて渡り、なんと学年トップ10に入る秀才。机にかじりついているウタの様子は作中では一切描かれていないが、容易に想像はできるだろう。続くクマちゃんも30番台となかなかの位置をキープ。クマちゃんもネガティブ気質から丁寧な勉強を心がけていそうだが、結局この2人の場合は「友達がいなくて勉強くらいしかやることがなかった」というのがほんとのところかもしれない。ぼっちだとノート見せてもらうとかいうコミュニケーションも無くなるし、全て自力で処理せねばならんのである。

 そしてその下はだいぶ下がって平均点ギリギリレベルをうろつくウルルがいる。彼女はまぁ、見た目通りにそこまで勉強が好きなタイプでもなかろうが、ある程度見栄とか外聞とかも気になるところはあるだろうし、もしかしたら奔放な活動の裏には親との「ちゃんとやることやったら遊んでもええで」みたいな約束があるのかもしれない。決して最悪の状態にならないギリギリの勉強時間を確保し、そのほかの活動時間を作っているのだろう。

 そしてそんな算段をつける器用さを持たないのがムスブだったわけだ。「私は音楽に全てを捧げる」とどこぞの青薔薇バンドのボーカルさんみたいなことを言っており、これがまぁ、似たようなポンコツぶりを発揮する。ただ、ムスブの場合は周りに助けてくれる人もいなかった上に、他人に頭を下げて教えてもらうなんてこともしない。勉強できないことを恥ずかしいとも思わないため、これまでは全く顧みることをしなかったわけだが、ここにきて急転直下、ピンチに陥ってしまったわけだ。

 ムスブが最初に取った行動が「アカペラ部の中で自分と同じ境遇の人間を探す」だったあたりがなかなかに下衆な部分で、多分ウルルとのやり合い以降の動きも、「誰か助けてくれる人を探す」とかじゃなくて「きっと自分より下もいるはず」と思っての必死の調査だったはず。彼女が叫ぶ「ウタクマぁ!」という怒号の迫力に爆笑してしまった。もちろん、202/220より下にたまたま知り合いが入っている確率は低く、見事ムスブは「ワーストバカ」の称号を獲得。それでもなおスタンスを変えずに、みんなでバカ救出作戦を組むことになったのであった。…………2年生組ってどうったんでしょうね。まぁ、流石にアイリはあの立ち振る舞いでアホはないかぁ。大穴でレイレイ先輩がバカの可能性はゼロではなかったのだが、描写されなかったってことは見た目通りに無難な成績でクリアしたのだろう。

 数学Ⅰが32点というとてもじゃないが褒められない点数でギリギリ赤点を回避したムスブ。めでたく夏休みの発表会に向けて6人での練習が可能になったわけだが……素人3人を加えたバンドはそりゃもう問題山積み。まぁ、素人がちょっとずつ練習してるだけなので当たり前の状態だとは思うのだが、ムスブはやや焦りが見える。そしてもっと心配だったのは「地味で気の長い練習にウルルが飽きちゃう」という状態で、今回も多少その片鱗が見えていたようには思うのだが、新たに結成されたリズム隊コンビはバランスが案外よく、ウタよりかはまだ話が通じやすいクマちゃんがうまい具合にウルルをサポート。モチベを維持したままで夏休みの練習を迎えられた。

 しかし、だからとて問題がオールクリアかと言われたら当然そんなことはなく、ウルルはまだ仮留めくらいの状態、そして一番の爆心地はムスブ。部長先輩によって1人だけ不透明な課題を与えられたムスブ。どうやら彼女の最大の課題は他者との調和にあるようだが、謎の向上心と焦りを抱えたムスブは「自分は完璧にやっている」という認識をそうそう変えることもできず、何か大きな壁にぶち当たっている感がある。正確にいうと彼女の中にあるのは「自分は完璧にやらねばいけない」なのだろうが……その辺は、レイレイ先輩が何やら知ってるっぽい。そして、ムスブ側もレイレイ先輩の何かを知っている……。「実力があるのにそれに見合ったことをしない」という言葉、果たしてレイレイを牽制しているのか否か。その辺も気になりますね。

 そして意外や意外、部長からムスブに出された課題に先に気づいたのはウルルっぽくて……ここでウルルから指摘されたりしたら、負けん気の強いムスブが素直に受け入れられるとも思えないのだが……さて、人間関係はどうなってしまうのか。そして間に挟まれてオロオロしているだけの主人公の運命は? 吐いてる場合じゃないぞ!

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[08/06 NONAME]
[08/06 とみしの]
[07/27 デュッセル]
[07/27 デュッセル]
[07/27 な]
バーコード