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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「フェルマーの料理」 5→5

 料理漫画とかアニメばっかり見てると「料理人って頭のおかしな人間ばっかなんだな……」って思っちゃうよね。

 などという偏見を助長させるアニメ。ついでにいうと数学専門でやる人間も頭のおかしい人間しかいないため(超偏見)、その結果こうなるよ、と言われると説得力があるような、無いような。とにかく「料理漫画に何か新しい風を吹かせたい」という意気込みが感じられる作品であった。ただ、惜しむらくは「料理(味覚)」も「数学」も、どっちもアニメとして画に落とし込むのがこれ以上ないくらいに難しいジャンルではありまして……あんまりアニメにした旨味は感じられなかったなぁ、というのが素直な感想。

 まずもって「数学的に作られた料理」がピンとこない。いや、そりゃレシピの分量を計算して、とか「科学的に人間の味覚を分析して」みたいな話は頭では分かるよ。料理も立派な科学であり、そこに数学が過分に入ってくることもあり得るとは思うが、そんなもん、料理も数学も素人の人間が「実感しよう」と思っても無理なのである。最終回を例にとれば、ガクが作ったデザートのすごさを頑張って言葉で説明し、オーディエンスもそれに乗ってワーワー騒いでいるわけだが、視聴者の口の中でその味はさっぱりイメージができない。これが超高級食材とか、見たこともないような料理だったら「想像できなくて当然だし、しょうがないな」ってなるんだけど、今作における「料理の革命」はもっと別なレベルで起こっているため、「そんなこと言われても……」という結果になりがちなのである。これはもう、メディアの限界だ。

 もちろんアニメ化することに決めたのだから全力でもってその無茶振りに応えられるような演出を試みるべきであるが、おそらくまだ若いであろうドメリカというスタジオにはそこまでの手数はない。結果としては「無難なアニメ化」にとどまり、あまり大きなイメージアップには繋がらなかった。

 とまぁ、あんまり楽しみにしていた要素でプラスがなかったのは残念ではあるが、エキセントリックのキャラの描き方とか、その結果出てくる料理のデザインとの接続とか、料理漫画としてはふつーに面白そうな部分はあるとは思っている。とりあえず物語が完結したらまた呼んでください。

 
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