最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「光が死んだ夏」 6→6 個人的に一番嬉しかったのは、ホラーとは言うてたけどそこまで「怖い」に振り切れずに済んだところですね。どんなに傑作になったとしても、怖すぎると観られなくなっちゃうチキンハートなもので。 まぁ、ホラーといっても見せ方、広げ方には色々あるよね、ということが分かるお話。普段おっかなくてホラーに全く触れない私からすると、たまに触れるこういう作品でバリエーションが楽しめるのはありがたい話である。もちろん、「さっぱり怖くもない」というマイナス印象というわけではなくて、ホラーで描きたいものが即物的な怖さだけじゃなく、「そういう下地で描けるヒューマンドラマもたくさんある」ということ。いや、これってすんげぇ当たり前のことなんだけどね。元々「怪談話」って人を驚かせるためだけにあるわけじゃないしね。そんなことは以前熱心に落語を聞いていた俺は知ってたはずなんだけど……すっかり忘れてた感覚。恐怖をベースにしたストーリーラインの奥底に、どうしようもない人の情動が見える、そうして描きたいものがちゃんと出ている作品であれば、「怖さ」を怖がらずに観ることができるのです(よく分かんねぇな)。 「因習村」をベースに今作で描かれるメインテーマはとにかくヨシキとヒカルの間の、友情と言えるかどうかも分からないなんとも奇妙な繋がりである。人ならざるものとの交わりというのはある種の「異種間コミュニケーション」ではあるが、ヨシキの心中には「人であってほしい」という願いも間違いなく存在しているし、すでに亡き者となった本物のヒカルへの執着もある。そんな中で「自己とは何か」を問い続ける不安定な怪異存在との関係性がちょっとずつ積み重なり、新しい「友情」の正しさに思い悩むようになる。中心となる要素がとにかくガチガチに固められているため、これだけの尺でもじわじわと前に進んでいる要素を固唾を飲んで見守るしかない。そりゃ2期が決定してほっとしましたよ。ここで終わっていい作品じゃないからね。 ジャパニーズホラーというと、おどろおどろしさ、どこかはっきりしない茫とした雰囲気で怖さを出すことがも多いが、今作を制作するCygamesPicturesはバリバリに現代アニメ技術を使いこなしたシャープな映像を生み出してくる。線のはっきりした映像は一見すると「村」の景色とは食い合わせが悪いようにも見えるが、「意味の分からないもの」をしっかりと意味が分からないままに表現できるのはCG技術の先鋭化の成果。実写取り込みまで多用して作られる「リアルな」村の情景に、ゴリゴリのCGで展開される怪異のビジュアルは、次第に境界性を失って画面のこちらに侵食してくるかのような錯覚を覚える。それでいてどこまでも嘘くさいところもあって、その現実感と非現実感はやはりアニメの強みだと思える唯一無二の画面だ。こういう使い方もあるものなのかと感心させられましたわ。まだまだ世界は収束する気配がなく、2期以降ではこの情景がどんなふうに様変わりしていくのか、今から楽しみである。 PR ![]() ![]() |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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