最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「Let’s Play クエストだらけのマイライフ」 4 まだまだ出てくる困惑作品。ほんと、最近は作品の国境が曖昧になってきているな。 とかいいつつ、今作の国籍は明らかに日本である。制作はOLM、監督も日本人だしどこをどう切り取っても日本製品。ただ、Wikiによると「原作は北米の漫画作品」とのことで、原作者と掲載媒体がゴリゴリの海の外ということになる。今回はどうしても気になるので「ピッコマ」に原作1話目を覗きにいってみたが、おっさんが一番苦手ないわゆる「縦読み」漫画で、絵柄もアニメとはややニュアンスが異なったものになっている。翻訳の都合で多少改変は入っているだろうが、ベースにアメコミの文法を採用しつつ、おそらく日本的な漫画に韓国のマンファの流儀も加えた作品になっているんじゃなかろうか。 なるほどそういう出自なら何となく納得はできるのだが、今作視聴中にとにかく困惑したのは、どうにも「海外作品っぽさ」を感じてしまったから。アバンの時点で「どういう出自の作品だ?」と首を捻ったもんだからオープニングクレジットに気をつけて見ていたのだが、そこに流れてくる情報からはどう見ても純正国産作品であることしか伝わってこない。それなのに、そこかしこに「日本らしからぬ」要素が出てきて、頭がバグってしまったのである。これが、制作陣がしっかり狙って「海外っぽさ」を出したというならその狙いは寸分違わず成功しており、かなりの「らしさ」に仕上がっているといえる。 ただ、その上での疑問は「この『らしさ』、いるか?」という話で。結局私が感じる「海外作品っぽさ」って、「小さな違和感」なんですよね。台詞回しとか、モーションの取り方とか、そういう部分でなんか「ん?」って思うことが積み重なって全体の雰囲気になっている。今作はキャラデザでいえばギリで日本の作品に見えなくもないが、どこかカクついたくせのあるモーションがだいぶカートゥーンっぽさを醸し出す。その上で意図的に「英字+字幕」で構成するなど、「らしさ」と「見づらさ」をトレードしている部分があり、「多分海外発信を前提に作っている作品なのだろうな」ということが伺えるわけだ。そのために、若干ではあるが「向き」ではなくなってしまったので没入感が下がったということなのだろう。 あとはまぁ、原作者の感覚が多分に影響しているからだろう、シナリオラインがなんだかヘンテコである。主人公・サムの土台は把握したし、彼女をめぐってのラブロマンスが今後繰り広げられていくんだろうな、ということは充分理解できたが、よりによって相手役になるであろう配信者・マーシャルのやってることがいくらなんでも最低最悪すぎてちょっと理解が及ばない。マーシャルの配信1つであっという間にサムのゲームの評価がどん底になるのもやりすぎだし、そこでサムがプラットフォームにアクセスできなくなるのも謎だ。お話のためのお話がさすがに馬鹿馬鹿しすぎるため、どこかリアル路線のしっとりしたドラマを描きたいように見える方向性とギャップを感じるのである。「わざわざ作った違和感」がマイナスに働いてしまっている現状だと、このギャップは受け止めきれない。 とはいえ、これもやはり頭の硬い私みたいな人間が勝手に「こうあるべきだろ」と押し付けているだけの可能性もあり、今作に関しては何か1つきっかけがあれば(つまり私が認識を改めれば)そこから先はスルッとおいしくいただける可能性も感じている。世界に向けて発信される日本のアニメ、こういう実験的な制作姿勢についても、しっかりと観察を続けていく必要がありそうだ。 PR ![]() ![]() |
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