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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「しゃばけ」 5

 どっかでタイトルは聞いたことがある気がしたけど中身も意味もさっぱり分かってない、そんなアニメである。

 前知識ゼロでは始まらないのでさっそくWikiへ行って情報を集めてみると、まず原作者は過去に「つくもがみ貸します」がアニメになった人。どうやら妖怪変化の類を扱うのが本業らしい。そんな作者の小説が最初に出てきたのはすでに20年以上前とのことで、そこから漫画やら実写ドラマやら、さまざまな形でメディア展開されてきた代表作とのこと。私も過去に名前を聞いたのはその辺のメディア展開のどっか一部で触れたのだろう。そうして巡り巡って、この度最終的にアニメ化にたどり着いたというわけだ。

 正直、なんでそんなに使われまくった作品がここにきてアニメ化なのかはよく分かってないが、ノイタミナ枠ってのは最近でも「謎解きはディナーのあとで」のアニメ化など、小説媒体やドラマ化作品の再アニメ化は割とやっていること。何かの縁で今作も「じゃぁ改めてアニメで」って話になったのかもしれない。その辺の背景は全くわからないが、こちらとしては出されたアニメをただ食べていくだけである。

 「妖怪譚」は好みのジャンルなのでその部分でちょっとした楽しみはあるが、同時に「時代もの」はアニメとしては明確に鬼門なのでどの要素がどう働いて吉と出たり凶と出たりするかは気になるところ。直近でも「鬼人幻燈抄」はどうにも渋い印象だったし、何故かアニメで時代劇をやろうとすると大外れするかどうかは分からないがピンとこない場合が多い。今作も1話目時点では映像もシナリオもマイナス点は一切無いものの、スタートダッシュをしたとは言いがたく、どうにも地味な印象は否めない。ここから脚本の力で大きく加速できれば話は変わってくるのだが、おそらくメディア化の傾向から考えてもそこまで即物的な刺激に溢れた作品とも思えないため、今後も地味にコツコツとお話を重ねていく以外の道はなさそうだ。まぁ、あくまで適材適所、素材に合う演出方向がそれであるなら全く問題はないのだが。

 一応、評価のポイントになりそうな点を挙げておくと、妖怪の描写は非常に「現実的に」、普通にそこにあるものとして描かれており、ぱっと見で明らかに「異質」なのは家鳴りくらいだろうか。妖怪譚を取り立てて異質な物として扱わず、「この主人公は生まれながらに怪異と接し、怪異に愛された存在だからそこらじゅうで妖怪と仲良くできるし、何ならポケモンみたいに使役して活用もできるよ」という設定は嫌いじゃない。主人公以外の人にも妖怪の姿は見えているらしいし、「江戸時代、人と妖怪はもっと距離が近かったんです」という世界観は夢があるものだ。まぁ、1話目でいきなり人が死んでる時点であんまりハートフルとは言えないのかもしれないが……あんまり肩肘張らずに、「そこにある」ちょっと不思議な物語として楽しめれば助かります。

 
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