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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ワンダンス」 5

 「合同現代文!?」っていうのが一番驚いたポイントです。さすがにそんなクラスなくない? 先生の都合だったのかしら……。

 などとどうでもいい話題から入ってみたし、点数もさして付けてはいないのだが、いくつかのポイントで「気にさせてくれる」作品ではある。今後の展開次第ではグッと引き込まれて楽しくなる可能性も大いにありそうだ。

 先に「加点しなかった理由」から書いてしまうと、まずダンスシーンがゴリゴリのCGだったのはちょっと残念ポイント。まぁ、エンドロールで流れる大量のモーション担当を見るに、おそらく今作はあらゆるダンスに専用キャストをつけてモーションキャプチャーでリアルに描く部分を売りにしていこうということなのだろうが、やはりアニメファンとしては「ダンスシーンだけ別物のようにぬるぬる動く」はそこまで評価の対象にはなり得ない。その動きこそ、ぜひとも手製のアニメで再現して迫力を出して欲しかった部分だとは思うのだが……まぁ、そっちの方がよほど面倒だし、作品のコンセプトがブレるならしゃーなし。

 また、これはもはや作品の本質とはじぇんじぇん関係ない話だが、「ダンス」というテーマそのものがなかなか普段接することがないせいでそこまで興味を持てていないというのも若干のマイナス要因ではある。メジャースポーツなら観戦という形で触れることもあろうが、純粋な「ダンス(競技)」となってくると、やはりがっつり触れたことがある人間は少なくなるんじゃなかろうか。

 ただ、「オタクとダンス」ってのはなかなか微妙な関係性の事象でもある。まず、幸いおっちゃんが中高生だった頃にはまだ「ダンスの授業」なんてものは(少なくとも男子は)無かったので問題なかったが、おそらく今の時代は若者たちは今作の主人公のようにダンスを経験させられ、心折られた人も多いんじゃなかろうか。そのうちに「ダンスは陽キャの文化」ってんでどんどんリア充連中ばかりがダンス界隈に入り浸るようになり、陰キャはそれを「DQNの文化だろ」と冷笑しながら忌避するという流れが生まれてしまう。そのまま一切触れずにハイさよならだったら構わないのだが、悩ましいことにオタク文化はアイドル文化との距離がほぼゼロ。私だってアイドルアニメのライブシーンでダンスがどうこういうようになるし、「アイドル声優」たちがいれば生の現場でダンスに遭遇することもあるだろう。アニメキャラやアイドルのダンスは喜んで受け入れることになり、「この子のダンスは素晴らしい」などと訳知り顔で品評を始めたりするのだ。実際私も声優のダンス技術を偉そうに評価している(「声優名鑑」の奈央坊やへごの項参照)。

 そんなわけで、私個人としては「ダンスなんて自分では絶対やらないし陽キャの文化だと思って避けているが、目の前でそれを見せられて実際に感動してしまうことだってある」という面倒な拗らせ方。そんな文化がいよいよネイキッドな状態でアニメの題材として目の前に現れたのだ。このダンスをいったいどのように受け入れたものかと、まだそのスタンスが決められていないというのが正直なところである。

 などというクソみたいなメンタリティを一旦忘れると、「うまくしゃべれないという現状を身体表現で克服したい」という主人公の欲求はちょっと面白い視点の置き方だし、「吃音」という現象をアニメにここまで大々的に取り込んだ例というのもなかなか無く、別にダンスシーン以外のドラマパートでも色々とみたことないものが出てきてくれそうな期待もある。ベースとなるアニメーションはマッドハウスの担当なので大崩れすることはなさそうだし、ダンスパートを中心としたCGの部分は、なんと今作の監督が担当スタジオの代表者であり、クレジットはまさかの「監督・脚本・VFX」。何か責任ある作品作りをしてくれそうな気配があるのだ。

 あとはまぁ、羊宮ヒロインだな。「話さなくても通じる」とはいうが、お前はしゃべれよ。どこぞのポエティックボーカルもそうだが、なんで羊宮キャラはみんなして意思疎通が独特なんだよ。いいぞもっとやれよ。

 
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